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5.アンチエイジング(抗加齢)歯科
 

A アンチエイジング歯科総論
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アンチエイジング
 


オーラルトリートメントで 笑顔と自分に自信を!


A アンチエイジング歯科総論


 

アンチエイジングとは、『老いを遅らせ健康でいつまでも美しく若々しくありたい』と、いう願いで、歯科でも、8020運動という、歯科医師会が推進してきた今までの目標がありますが、それよりさらに、現代の世の中のニーズに合わせて、歯科でも更に、各部門で行う処置に体系つけられてきました。
また、古い修復や、治療方式、入れ歯などの作成で、アンチエイジングを考慮して再治療を行うことで顔のシワを消したり、口周りの筋肉群の変化、頚椎の変化で体つきや、姿勢、肩こりや腕の痺れの消失など、顔つきまで若返ることは可能なのです。 その多くはcare & cure、そしてprofessionalによる メインテナンス(QOLの向上)という事でしょうが、アンチエイジングの目標は

  0、若返りと若さ維持になり。
  1.容姿管理
  2.体調管理
  3.寿命管理      と、いったもので

その為には

*生活習慣 予防*      虫歯、ぺリオの治療、管理
*修復再治療審美*      ホワイトニング、オールセラミック、審美歯科
*顔貌 矯正*      歯列矯正、顎偏位
*咬合歯科*    噛み合せ、顎関節症
*リハビリ歯科   総入れ歯、部分入れ歯
*メインテナンス  PMTC、フッ素塗布、
*その他、サプリメント、生活管理、アロマ、ニュートリション、
*再生治療 インプラント、骨移植、自家移植、粘膜移植、骨切り法

          等が行われます。

歯科アンチエイジングで患者様にお聞きする事や、診査としては、生活習慣のアンケートや唾液、咬合力、歯周組織検査、歯並び、噛み合せと治療プラン、ドライマウス、あと、訓練としては顎や口元の筋肉群トレーニング、表情筋の活性化を図るというものがあります。この表情筋の訓練ではお顔のスキンケアーも含めます。噛む事からの食生活の指導管理もあり、体の内面からの若返りや、気持ち、ストレス管理と云う面での指導もあります。ここまでくるとなあ〜んだ、今までやってきたことばかりじゃないか。。何もとりたててと、思うかもしれませんが、アンチエイジングと称して中高年の患者様にアピールして、いつまでも、若く、少しでも老いを遅らせ、美しく生きるという事に歯科部門として、新たに関心を抱いて、来院していただき、歯科に興味を持っていただくよい、チャンス、導入部分になる事が期待されるのだと思います。

さらに、今までに無い、高齢化社会に突入し、咬合と、ぺリオの問題、安易に医科で投薬される、高齢者の睡眠導入剤や、血圧をコントロールする薬の副作用や、口腔乾燥症の問題もあります。充分にカウンセリングさせていただきます。

アメリカでも問題になっている、今だかってない高齢者達の楔上欠損や、セメント質露出等、若年者以上に年、2、3回はオーラルケア、PMTCやフッ素塗布による歯質の強化、生活習慣の問診等も必要になります。

高齢の方は、定期的にリコールで検診していく必要があります。免疫力が落ちて、治りが悪かったり、新しい環境や考え方を受け入れるのが難しかったり、自己流になってしまうことが多々あります。治療やメンテナンスは、患者様と担当スタッフの両者の努力で解決しましょう。

若い人方は、アンチエイジングの歯科知識を広め、脳の老化、体の重心をを安定させることにより、 かみ合わせの重要性、歯列の重要性を再確認していただきたいです。

左右のバランス、とともに、臼歯のかみ合わせ高さの維持は、頭蓋骨をしっかり、頚椎でサポートさせるために重要な要素で、これを損なって、頚椎での神経損傷が大小に起こり、ヘルニア傾向になりそれ以下の脊椎神経の内臓神経や、手足躯体の筋肉の体液の流れが阻害されて、各所の病気の原因になったりしています。体の重心、頭蓋軸がしっかり出ないと、重心補正のため、背骨は曲がり、呼吸も小さくなり、酸素や糖代謝が堕ちて脳の活性も悪くなる。

よく噛めること噛み合わせのバランスは、内臓、胃腸器官の安定、腎臓機能の安定、重心の筋肉の柔らかさ、体内液の流れを保ち、呼吸が深くなるので、代謝機能や精神神経機能の安定を促します。

千葉れいこ


 


特集 高齢化と歯の健康シンポジウム 歯の健康は体の健康


2009年11月21日   提供:毎日新聞社

高齢化と歯の健康シンポジウム 歯の健康は体の健康

 「高齢化と歯の健康シンポジウム」(毎日新聞社主催)が1日、大阪市北区梅田の毎日インテシオ4階会議室で開かれ、約200人が参加した。タレントの森脇健児氏、大阪歯科大学の岡崎定司教授、歯科医師で大阪インプラント再生医療センター長の河村達也氏が登壇。健康な歯の大切さや最新の歯科治療などについて話し合った。

◆インプラント
◇定期的なメンテナンスを−−河村達也氏

 老化を遅らせ、老化による体の変化を補おうというのが、抗加齢(アンチエイジング)の概念だ。大切な歯を失ってしまえば、咀嚼(そしゃく)、審美、発音障害が起こり、生活の質の低下を招くことは明らかだ。そこで、入れ歯やブリッジに代わる最新の補綴(ほてつ)治療法であるインプラント治療についてお話ししたい。

 最新のインプラント治療は、純チタン製の人工歯根をあごの骨に埋め込む。そのインプラントの上に「アバットメント」と呼ばれる歯茎を貫通する連結部を接続し、さらにその上に人工歯をかぶせる。本来の歯に近い形で歯を再生する治療法である。
インプラントは直接、あごの骨と接合するため、入れ歯にみられる痛みや違和感がなく、自分の歯と同じような感覚で使え、周りの歯を削る必要もない。失われた部分だけを再生させるという点において、まさしくアンチエイジング治療といえる。
 しかし便利な面ばかりでもない。インプラント治療は体の中に金属製のネジを埋め込むという「人工臓器移植」の分野に含まれる高度な医療技術だ。最終的に人工歯が最も理想的となるように十分な術前診査を行い、また慎重な外科手術を要する。安全な施術のためには、経験豊富な専門医による治療、専門設備の整った施設での受診、信頼できるインプラントメーカーの材料・器具の使用が欠かせない。
 インプラント治療の第1ステップは術前診査。従来の石こう模型やレントゲン診査に加えて、今ではCT(コンピューター断層撮影)による診査が重要。さらにCTのデータを利用し三次元的な術前シミュレーションも可能となっている。インプラント治療の成否はこの術前診査に基づく治療設計にかかっている。また見逃されがちだが、糖尿病、高血圧、肝機能障害など全身疾患の有無も重要なチェックポイントである。
次のステップはインプラントをあごの骨に埋め込む外科処置。インプラントと骨がしっかり結合するのに、下あごで3カ月、上あごで半年を要する。これまで骨の量が足りなくてインプラントをあきらめる人も少なくなかったが、現在では特殊な方法で骨を再生させることも可能となった。
 最後は人工歯の製作。人工歯の取り付け方法にはネジ固定方式とセメント固定方式があるが、メンテナンス性や長期にわたる骨の安定を考えると、ネジ固定方式の方が有利だ。
 インプラント治療で取り戻した歯をずっと長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせない。自分の歯が歯周病になるように、インプラントもインプラント周囲炎という病気になるからだ。また、歯ぎしりのひどい人はマウスピースの着用や定期的なかみ合わせの調整が必要になる。

◆入れ歯を使う
◇難点は「き・む・ず・か・し・い」−−岡崎定司氏

 現代人は物をかまなくなった。弥生人は1回の食事に53分間かけ、平均3990回かんでいた。しかし現代人の食事時間は11分で、620回しかかまない。
 かむことの効用は、食べ物を咀嚼し、唾液(だえき)分泌を促し、大脳に刺激を与え、血液循環を良くすること。思考意欲と集中力が高まり、意識レベルが安定化する。3分間ガムをかみ続けることで、脳の血流量が10〜20%アップしたという実験結果もある。
 人間の歯の数は、50歳代から目立って減り始め、75歳以上では10本弱しか残らない。なんと20本近くが抜けてしまったことになる。その欠損した歯を補うことを「補綴治療」と言う。治療方法は(1)クラウン・ブリッジ(2)義歯(入れ歯)(3)人工歯根を埋め込むインプラントに大別できるが、このうち私の専門である入れ歯の話をしたい。
 日本の入れ歯人口は3000万人。そもそも入れ歯は1500年ごろ、日本で最初に作られた。当時は木彫りで、歯は大理石や貝殻、動物の歯、時には人間の歯を使った。

 入れ歯の難点は「きむずかしい」と例えられるだろうか。
▽気(き)持ち悪い
▽虫(むし)歯になる
▽ずれる
▽欠(か)ける
▽しっかり手入れが必要
▽痛(いた)い--である。
 1本だけ歯が抜けた時に隣の歯が10年後まで“生存”している確率を調べたところ、ブリッジにした場合は92%、無処置でも81%残っていたが、入れ歯は56%と生存率が低かった。入れ歯を支える隣の歯はどうしても弱くなりやすい。また、歯が抜けると、歯の周囲の歯槽骨が吸収されてしまうため、入れ歯が徐々に合わなくなり、定期的な調整が必要になる。
 入れ歯の不具合を放っておくと、咀嚼力が低下し、偏食を招き、肩凝りや腰痛の原因にもなる。毎日使用する道具の一つと考え、歯ブラシや義歯洗浄剤などを使い、入れ歯を清潔に保つことも大切だ。
 入れ歯が合わなくなったら放っておかず、調整や新調をすることによって常に気持ちよく使える状態を維持すべきだ。

◆スポーツと歯
◇かかりつけ医を見つけて--森脇健児氏

 全国47都道府県を走るバラエティー番組「走る男2」に出演している。収録のあるなしにかかわらず、毎日15-20キロ走っている。今朝も京都・嵐山を走ってきた。走ると食事がおいしく感じられ、健康になる。
食事を取ったり、スポーツで歯を食いしばったり。歯の健康は体の健康にもつながる。健康はお金で買えない、かけがえのないものだと痛感する毎日だ。
 走るきっかけとなったのは、TBS系で春秋に放映される「オールスター感謝祭」への出演。「赤坂5丁目ミニマラソン」という名物コーナーがあり、03年秋に初めて参加した。TBS本社のある東京・赤坂を約4キロ走り、心臓破りの坂も駆け上がらなくてはいけない。初挑戦でいきなり優勝。思わぬ賞金も得て、走る喜びを知った。
 いつも沿道には、男性アイドルを応援する女性の黄色い声が響くが、僕にはない(笑い)。しかし、ある年、「森脇さん、いったれや」と、どすの利いた声援を受けた。見ると、丸刈りのごついおっちゃん軍団(笑い)。昔、慰問に訪れた刑務所から出所してきた人かな、と思い、うれしくなった。
 僕は昔から歯が悪かった。疲れると歯痛になり、片頭痛を伴うこともあった。「歯ぎしりが原因では?」と歯科医に指摘され、マウスピースを着けて寝るようになってから調子がよく、今は片時も離すことができない。歯の健康は体全体の健康。歯の健康を保つためには何でも相談でき、的確な治療、アドバイスを受けられる、かかりつけの歯科医を持つことをお勧めしたい。
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◆パネルディスカッションから
◇納得のできる治療受けて

 講演に続き、パネルディスカッションが開かれた。(司会は中西満・毎日新聞社編集委員、敬称略)

--失った歯の数に適した治療法はあるか?
河村 ブリッジを入れる場合、前後に歯が残っていないと不可能。入れ歯も、総入れ歯でない限り、バネをかける歯が残っていないと装着できない。これに対し、インプラント治療は失った歯の本数を選ばない。

--どのくらいのペースで定期健診を行えばよいか?
岡崎 歯石の除去なら半年から1年に1回程度でいい。入れ歯でも同様に歯茎との適合やかみ合わせのチェックを定期的に受けるべきだ。

--睡眠中は入れ歯を外した方がいい?
岡崎 その人の環境にもよるが、きちんと洗浄することの方が大切。

--インプラント治療の注意点は?
河村 治療の「安全性」と長期間の使用に耐える「安定性」が最も大事。適切に行われたインプラント手術では96%程度の成功率が報告されており、また、10年以上の使用も可能。私が治療を始めた20年前に比べてインプラント治療は著しく進歩したが、その半面、治療内容も高度化しており、トラブルも目立ってきている。特に骨が少ないケースでは専門医に相談することが大切だ。

--近くに専門医がいない時は?
河村 インプラントを専門的に取り扱っていない診療所でも、専門医へCT撮影やインプラントの埋め込み手術、骨造成などを依頼し、人工歯の作製を近隣の歯科医院で行う「診診連携」も増えてきている。まずはかかりつけ歯科医に相談を。

--入れ歯に向いている人、インプラントに向いている人はどんな人か? また、インプラントは自費診療だが、保険診療が適用される見込みは?
河村 優劣ではなく、患者が何を望んでいるかの違い。もしゴールを入れ歯に置いているなら、自分の歯を最後まで大事に使うべきだ。逆に、ゴールをインプラント治療に置くなら、骨がやせ過ぎてしまうまでに実施した方がいい。健康保険に関しては、残念ながら当面、適用される状況にない。
森脇 どちらにしても、納得いく治療を受けることが必要ですね。
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「アンチエイジングとインプラント治療」 大阪インプラント再生医療センター長・河村達也氏
「入れ歯の話」 大阪歯科大学教授・岡崎定司氏
「走る男は歯知る男」 タレント・森脇健児氏
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■人物略歴
◇かわむら・たつや
1984年、岐阜歯科大学(現朝日大学歯学部)卒、89年大阪歯科大学大学院修了。93年に大阪市中央区高麗橋に河村歯科医院を開院、99年には同院内に「大阪インプラント再生医療センター」を設立した。
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◇おかざき・じょうじ
1979年、大阪歯科大学卒、84年同大学院修了。同助手、助教授、英ウェールズ大学歯学部客員上級研究員などを経て、08年から大阪歯科大学欠損歯列補綴咬合学講座教授。
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◇もりわき・けんじ
1967年生まれ。高校3年の時にタレントデビュー。「笑っていいとも」「夢がMORIMORI」など多数のテレビ番組に出演。現在、独立UHF局で「走る男2」が好調。