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子供の歯について考える

 

お口のケアは生まれてくる赤ちゃんのため



1.赤ちゃんができたら
:歯のケアについて正しい知識をもって下さい

お母さんと子供の歯のケアについて

 

ムシ歯にならないためには、虫歯がなくてもクリーニングを3ヵ月毎に受けること。

毎日のハミガキなどのケアと、定期的な検診が不可欠です。大切なお子さんの歯をまもるためにも、まず、お母さん、お父さんに歯のケアについて正しい知識を持っていただきたいと思います。
お子さんの歯は、お母さん、お父さんがまもってあげてください。幼児期に正しい習慣をつけてあげることが一生その子の歯をまもることにつながるのです。正しい食生活、正しいケアをきちんと教えてあげてください。子供のムシ歯の進み方は大変早く、しかも痛みが少ないので、気づくのが遅くなります。食事の後、仕上げみがきをしてあげてチェックしてください。特に5歳半前後でムシ歯は急激に増えます。奥歯は必ずフロスをお母さんが通してください。行った事のけじめをつける、人に見えない所もきちっと行うというしつけは、表うらのない、正直な子供を育てる1つのポイントです。いいかげんにしないこと。

赤ちゃんがお腹の中に!

●お母さんのおなかの中●
妊娠二カ月ごろには歯の芽(歯胚)ができ、四〜六ヵ月頃には石灰化が始まってエナメル質を作り始めます。栄養のバランスを注意することはもちろん、乳酸カルシウム(乳製品、豆類)、リン酸カルシウム(魚・骨)など脂肪分と合わせて自然な形で取ると良いでしょう。特にカルシウムの吸収には豆、こんぶ類や牛乳が良く、また太陽に軽くあたったり、適当な運動は栄養の吸収を助け促進します。

●妊娠中●
つわりで口の手入が不足し、エナメル質が酸脱灰してムシ歯になったり、妊娠性歯肉炎(妊娠中は反応しやすく、歯肉炎を起こす。)や歯肉工プーリス(炎症が変じて増殖してしまう。)にかかりやすく、一層ていねいに、一日三回と言わずにこまめに手入れをして良好に保っておくことが大切です。最近では歯肉炎の歯による毒素が流産の原因になっていることがわかってきています。口の中はいつもきれいにしてください。

●もちろんタバコも×です●
身体の中のCaやビタミンCを大量に消耗しますし、ニコチンの薬理作用や、4000種にも及ぶ毒性物質は、健康には最悪です。自分で吸わなくても、となりに吸っている人がいれば、副流煙で影響はもっと悪く、ガンの発生率は数40倍にもなりますし、歯周病はなおらなくなります。
97年のレポートでダイオキシンも発生しているとありましたし、タバコの値段の半分は税金なのですよ!これ以上税金を払って病気毒を買うのですか?バカバカしい。自分の子供に同じタバコを吸わせないためには家庭の親の態度が大切です。(※参考の本:「タバコ・ウォーズ」早川書房)

なぜ母子手帳は1歳半で母乳・ミルクを奪うのか?その理由は子供の健康のためではありません。

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歯で美人力を上げる

子どもの虫歯予防、キシリトールよりも効果的なものは?

いま臨床の現場で起こっていること
母親教育から始める小児歯科
2012.9.10

年齢は1〜3歳18%、4歳〜6歳29%、7〜9歳24%、10〜12歳12%、その他は中学生以上です。

どのような治療が多いですか

虫歯の治療がもっとも多く40%、定期検診(ブラッシング指導、フッ素塗布など)33%、予防充填(シーラント)8%、最近の食べ物は軟化していることもあり、歯肉炎に関連する治療が13%、外科その他の処置が6%で、過去3年間ほぼこの割合です。昔に比べ歯肉炎が若干増えています。

軟組織については粘液嚢胞、萌出性嚢胞、上唇小帯付着異常、舌小帯付着異常、などです。

近年の特徴は?

歯数が少ないお子さんが多いですね。親知らずの未萌出だけでなく、2、4、5番の欠損、多数歯欠損も珍しくありません。

矯正が必要と思われる割合は?

最近、顔が小さいお子さんが多いとは感じています。矯正ドクターから見れば、程度の差こそあれ医学的にはすべての子供に矯正治療が必要なのかもしれません。保護者の方も、お子さんに悪いところがあれば最高の治療をしてあげたいと思っていらっしゃいます。ただし、近年は経済的な理由から治療を保留されるケースがとても多いですね。ですから、将来のために矯正治療の相談だけは必ず受けてくださいとお話ししています。

初診時に行っていること

問診票の記載内容の確認、TBI、歯式の記録、カリエスの有無や咬合状態の確認、硬組織・軟組織のチェックなどを行い、お子さんと保護者の方に対して、今後どのような治療をした方が良いかなどの説明をします。

一方、矯正歯科では成人から対象を広げ、小児の矯正治療が増加しているのが近年の傾向です。大学によりますが、小児歯科では一切マルチブラケット装置を入れないところもあり、このあたりは考え方の違いでしょう。ただ、患者さんの立場からすれば、小児歯科と矯正歯科の治療が一貫した流れの中で行われることが理想ではないかと思います。

日本人の顎が小さくなったとよく言われますが、実際には顎骨自体は小さくなっていません。

明らかに顎骨の幅が平均値より狭い場合には上顎骨の継ぎ目(正中口蓋縫合)を開く処置を行います。ただし、顎骨の幅が正常で歯が舌側に傾斜している場合には歯槽部を外側に開くだけで済む場合も多く、症例に適した治療を選択します。

口呼吸の改善

アレルギー疾患を抱えていて口呼吸をしているお子さんが増えています。

口をあけていると上顎に舌圧が伝わらず、口唇圧のみのためV字型の狭窄歯列にな
り下顎が後退します。その結果、上顎前歯の唇側傾斜や口唇の閉鎖不全を生じてしまったようなときは、舌や唇の筋肉のトレーニング(MFT・口腔筋機能療法)を行います。

11〜12歳がリンパ系組織の発達のピークなので、口呼吸を続けていると、どうしても扁桃が腫れやすくなります。

口呼吸を続けていると根本的に改善されないので、セファロで気道の状態を確認し、必要に応じて耳鼻科への受診を促します。一方、上顎の急速拡大を行ったケースでは鼻腔が拡大し、鼻呼吸が容易になることもあります。

保護者に起因する異常嚥下

異常嚥下という問題もあります。乳児型の嚥下は、舌を前方に突出し上下の歯槽堤の間に差し込む嚥下方式で、乳汁の摂取に適した飲み込み方です。これが舌を上にあげる成熟型の嚥下方式に変わるのは、乳歯の4前歯が生え揃った1歳を過ぎた頃ということになります。ちょうどその時期を挟んで離乳を進めて固形食に移行すると、自然に舌のトレーニングが行われることになりますが、離乳(卒乳)が遅れるといつまでも乳児型の嚥下を続けて開咬を引き起こす原因となります。これは親が離乳に関する正しい知識をもっていない場合や、子離れできずにダラダラとミルクを与えたりすることが原因となります。また、一種のネグレクトでいつまでもミルクだけ与えて固形食を与えないケースもあります。

最初の乳臼歯が咬合する1歳半頃には離乳が完了している状態が理想ですが、この自然のプログラムを親が妨げると、正しい咀嚼を学習することができません。核家族化や一人っ子の増加など社会的な背景も要因のひとつと言えるでしょう。

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2.治療の受け方

お母さんと子供の歯のケアについて

お子さんの治療は、午前中に受けるようにしてください。

午後になると、眠くなったり疲れたりして、治療にあきてしまいます。治療の回数は、大人の場合より長引きます。口が小さいため完全な処置をするには、熟練した技術を要し、しかも一回の治療にそう長い時間をかけられません。一回で二十分が限度で、あまり長いとあきてしまったり、次回からいやがったりします。


治療の前には、お子さんについて、歯のことだけでなく、アレルギーや特異体質、小児科で注意を受けた事などを詳しく話してください。そして、待合室でよく励ましてください。初めての経験に不安を感じるのは当然です。二、三回は泣いて治療ができないものですが、お話をしてクスリを塗るだけでも効果があります。四回目には、きっと恐怖心を克服して治療を受けるようになり、関心を持つようになります。おさえつけたり、無理やりの治療はしないでください。しつけや習慣が、診療室でははっきりと現れます。お母さん、お父さんと、お子さんの良い関係が、先生と通いあった時、さわやかな治療ができます。いやがるお子さんを通院させるのは大変です。ムシ歯になる前に定期的に歯医者に行くようにして、先生と信頼関係を築いておいてください。
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3.フッ素とシーラント
:子供のムシ歯予防

お母さんと子供の歯のケアについて:

 

1才半過ぎたら3ヵ月毎に小学2年生まで!

ムシ歯になりやすい子どもの歯。ムシ歯になるまえに予防してください。1歳半ぐらいになったら、3ヵ月ごとに歯科検診を受け、フッ素をぬってもらってください。ムシ歯になりやすいお子さんには、シーラントも有効です。


●フッ素について〜虫歯になりやすい歯の間と根元、噛み合わせの溝の3つのポイントを強化!●
食後は必ず口内常在菌の作用でPHが酸性になります。唾液はそれを弱アルカリにもどす作用があるのですが、歯間や根元の歯肉縁には効果が弱く、そのままでは唾液中のCaイオンによる再石灰化が起こりにくいのです。そこで再石灰の時に重要な要素として働くフッ素イオンを用います。Caイオンのかわりにフッ素イオンを取り込んだ歯質は脱灰作用に対して強い抵抗力を示すのでムシ歯になりにくいのです。ただし、フッ素は医師の指示のもとで行うようにしましょう。乳歯が生え始めたらいつでもOKです。3ヵ月ごとに、8歳ぐらいまでは続けてください。

●シーラントについて〜噛み合わせの溝をまえもってうめてしまう●
奥歯には溝があり、バイキンがたまりやすいのです。生えたばかりの歯は、溝が深く、そこからムシ歯になりやすいので、その溝のなかをそうじしてバイキンがはいらないようにうめます。乳歯から行うといいのですが、6歳前後に生えてくる6才臼歯(第1大臼歯)は特に、生えてくるのに時間がかかり、歯肉に隠れている所がムシ歯になりやすいのでこの時期の間食後の手入れは大切ですし、3ヵ月毎にフッ素コート、完全にはえてきたら、予防のためにシーラントしましょう。シーラントの前消毒にレザーを当てる事もとても良く、シーラントは長持ちします。まだまだ親のチェックも必要です。必ずフロスは毎日、親がやってあげることです。3ヵ月毎のクリニックケアもかかせません。
当院のシーラントでは歯面を酸エッチングするプラスチックタイプのシーラントは使いません。グラスアイオノマーセメントを直接つめます。メリットは●フッ素効果がある●脱離しにくい●歯面への影響がない●毒性がない。デメリットはすこしづつへるので1〜2年でまたつめます。

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4.歯の発育

お母さんと子供の歯のケアについて:

 

一才から三才までに乳歯は上下二十本生えそろいます。

ムシ歯になると上手に噛むことが出来ず偏食になり、アゴの発育が悪くなったり、咬み合わせがずれて顔が変形し、永久歯のエナメル質の形成障害を起こしたりで、お子さんは一生、歯の事で悩む事になります。アゴの発育不全は身体の姿勢を悪くして、頭蓋の発育や内臓の働きにも影響をあたえ、噛みしめる事の出来ないお子さんは集中力や忍耐力、運動能力が不足することもあるようです。ムシ歯になる前に予防してください。ケアが習慣になれば大人になっても病歯周になりませんよ!正しい咬み方のできる赤ちゃん、子供は正しい脳の発達があり、バランスのとれた性格や判断力を獲得していきます。正直な表うらのない子供にしたければムシ歯は大敵です。

奥歯が生える1歳6ヵ月頃からの「かむチカラ」を育てる repo-to1459


母乳とアゴの発達

吸う力によって、赤ちゃんはのどの筋肉や、アゴ、舌骨の筋肉が発達してきます。この筋によって舌筋や口輪筋が形成され、やがてはえてくる歯の位置を決定する上で筋肉の圧力がとても重要になります。離乳を早く行ないすぎると愛情欠乏からか、指しゃぶりのくせを行いやすく、咬み合わせが魚の口のように開口となり、矯正治療が必要となるので、注意してください。

乳児期のあごの発育

 

「手づかみ食べ」でかむ意欲 詰まらせないよう見守って

小児歯科医や小児科医、助産師らが乳児と向き合い、口やあごの発育の研究を重ねています。親たちの相談にのると同時に、かむ力やあごを鍛えることの大切さを伝えています。(佐々波幸子)


「歯のかみ合わせが気になるんです」。1歳の娘を抱いた母親がこう話すと、ライオン歯科衛生研究所付属診療所元院長の桑原未代子さん(78)は「奥の歯が生えたらまた変わってきますよ。あごは使って育つんです。水で食べ物を流し込むくせはつけないようにね」と答えた。

茨城県つくば市で6月18日に開かれた「赤ちゃんから学ぶ会」。歯科医や小児科医、助産師ら全国に約50人の会員がおり、この日は山形や大阪、沖縄からの参加者も。「あごがかくかくする」「いびきをかく」「あごが小さいといわれ、歯が生えてくるときのことが心配」などと、母親たちからの相談を受けた。

会の発足は昨年2月。つくば市で小児歯科医院を開く石田房枝さん(68)が、子どもの虫歯は以前より減ったものの、歯並びの悪い子や鼻呼吸ができない子が増えていると感じたのがきっかけだ。相談会のほか、講演会や研究発表もしている。

「歯並びなどの問題は、実はあごの問題」と石田さん。あごの発育が悪いと歯が収まりきらず、歯並びが悪くなるという。

「あごの前方・側方部は1歳までに著しく成長しますが、歯科医が子どもに初めて接するのは1歳半検診のころが多い。歯が生え始める前から育ちをみることが大切なんです」

ハイハイはあごの発育を促すので、急いで歩かせようとしなくていい▽何でも口に入れようとする8ヵ月から1歳2.3ヵ月のころは、好き嫌いのない子に育てるチャンス▽だらだら食べは虫歯のもと−。この日、参加した12人の母親たちは、こうしたアドバイスを受けていた。

生後10ヵ月の夏芽ちゃんを抱いて訪れた濱本ゆみさん(31)は「体つきがしっかりしてきたわね」と桑原さんに声をかけられた。

以前は、食が細く、口に運んでもらうのを待っていた。会で「手づかみ食べ」を勧められ、ゆでたニンジンや大根を持ちやすい大きさに切って与えてみた。自分も同じものを手で食べて見せたところ、積極的に何でも口にするようになったという。
親がスプーンで口まで運んであげるのと違い、食べ物を床に落としてしまうこも多いが、「ひどく汚すのは一時期だけ」と石田さん。自分で食べる楽しみを味わうことが、かむ意欲につながるという。「歯が生えそろっていなくても、舌や唇、ほっぺたを総動員しながら歯茎で食べる練習が大切。一緒に食べながら、詰まらせないよう見てあげることも忘れずに」と話している。

「ごっくん」の練習 じゅけむにあわせ

小児科医の石田房枝さんは「口を結ぶ」「つばをごっくんとのみ込む」といった練習に、わらべうたや詩の音読を採り入れている。口をしっかり閉じることができない子が少なくないといい、「楽しみながら意識づけるのに役立ちます」と話す。
たとえば、ま行やぱ行が多い落語の「寿限無(じゅげむ)」の一節=下=をひらがなにして印刷。ゆっくり、はっきりと読んで、区切りの☆マークのところで、口を結んでつばをのみ込んでもらう。

じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ☆
かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ☆
うんらいまつ ふうらいまつ☆
やぶらこうじの ぶらこうじ☆
ぱいぽぱいぽ ぱいぽのしゅーりんがん☆
しゅーりんがんのぐーりんだい☆
ぐーりんだいのぽんぽこぴーの☆
ぽんぽこなーの☆
ちょうきゅうめいのちょうすけ☆

2009.7.6朝日新聞社
 

動く乳歯と6歳臼歯
 

お母さん!入学前に再点検を

就学時健診も終わり、この4月に小学生になる子どもを持つ親にとって、何かと気ぜわしい毎日でしょうが、指摘された病気の治療はすみましたか。今回は新入学を前に、乳歯と永久歯の交換期にまつわる歯並びと、乳歯列の後にこっそりと生えてくる、生涯の歯の健康のキーポイントとなる歯の王様、6歳臼歯を考えてみました。

 

 
歯科医師  高橋 韶光  
 
1 動いても抜けない乳歯 2 八重歯は“悪魔”の歯
ぐらぐらしてとれかかっていた前歯部の乳歯はとれましたか。
新しい永久歯が乳歯の裏側に生えてきているのに、気がつかない親が意外と多いのには驚かされます。

最近は軟らかい食べ物が好まれるようになっているせいか、取れそうでとれない歯がとても多くみられます。 いつまでも乳歯が残っていると歯並びが乱れる原因となりますので、早く抜歯するようにお勧めします。
アメリカではきれいな歯をステータスシンボルのようにとらえ、みんなきちんとケアーをするといわれています。
人と会ってまず目につくのは歯。第一印象を決定づけるものとして重視されています。
日本では愛くるしいなどといわれた八重歯は悪魔の歯として敬遠されているそうです。
平成17年の厚労省の調査では上下の前歯部12本だけみても、12歳から20歳の2人に1人が歯列の乱れを報告されています。
テレビをみても、かなり有名なタレントでさえ歯並びの悪い人が多くみられます。
この歯並びの悪い原因のひとつは乳歯から永久歯へと生え換わる交換期の管理のまずさに起因するといってよいでしょう。
永久歯への交換は早い場合は5歳くらいから始まります。

ぜひ、お母さんが定期的に子どもの口の中を点検してほしいものです。

 
3 奥に生える
6歳臼歯
4 歯並びやかみ合わせの基点 5 “歯の健康”の
キーポイント
6歳臼歯は小学校に入るころになると上下20本の乳歯列の後ろに生えかわらずに生えてきます。生えかわらないで生えてくるので指摘されるまで永久歯とは思っていない親がとても多くみられます。
奥の方にこっそりと生えてきますので、清掃も十分でなく気付いたときには、すでにむし歯になっていたということもあるだけに注意が必要です。
歯はどの歯もそうですが、石灰化が不十分な状態、つまり未完成の状態で口の中に出てきます。この歯がだ液と接触するようになると石灰化が完了して硬い丈夫な歯になりますが、2〜3年はかかります。

生えてくる時に歯肉が赤くはれ、痛みや違和感を訴えることがあります。この6歳臼歯は完全に生えるまでに時間がかかるので、その間、歯の上にかぶさり、歯ブラシがとどきにくいために清掃が不十分になりやすいといわれています。歯のかむ面の溝が深く複雑なうえに、歯が完全に生えるまでかむ役割をしないので食べかすがたまったままになりがちです。 この6歳臼歯は永久歯全体の歯並びやかみ合わせを決める基点となる歯です。かむ力も最高で大きさも最大、歯の王様と呼ばれています。
6歳臼歯が生えてきたら早めにフッ化物を塗ってもらい歯の質を丈夫にすること、かむ面が完全にでてきたならば、予防のためのつめもので埋めてしまい、形態的にもむし歯にならないようにすることもできます。

この6歳臼歯の平均寿命は55歳くらいですが、65kgのかむ力を持ち、歯の健康のカギとなる重要な歯なので小さい時から万全の管理が望まれます。

 



野菜たっぷりの和食が基本。

しっかり噛める給食で元気な歯!

給食昨年、創立10周年を迎えた高陽なかよし保育園。
噛みごたえのある野菜を多く含んだ給食で、
元気な歯の子どもたちが育っています。

広島県広島市 社会福祉法人愛児福祉会 高陽なかよし保育園

今回伺ったのは、歯磨き指導に応募いただいた高陽なかよし保育園。和食の給食や噛むおやつなどが特徴的で、教育界でも注目を集めている園です。

「旬を大事にした魚や野菜中心のメニューで、おやつに昆布を取り入れるなど、噛める工夫もしています。歯にとても良い給食ですね、と園医さんに褒められるんですよ」と園長の石川幸枝先生。

しかし創立当初は、このような食事に慣れていないため食べられない子どもが多く、むし歯も多かったとか。

「それですぐにクッキングの時間を設け、子どもたちが食に興味をもつようにしました。保護者向けには試食会を開催し、給食の素材や味付け、噛みごたえなどを体験していただいた後、栄養士から食の大切さについて話をしていただきました」。

親子に対し食育活動を地道に続けていくうちに、給食の食べ残しは減少。子どものお弁当にも野菜や煮物が増え、家庭での食生活が変わってきたと実感するとともに、驚いたことに、歯にも変化が現れてきたそうです。

「今では園医さんも驚かれるほど、子どもの歯がきれいになったんです。親が子どもにきちんとご飯を食べてもらいたいという気持ちになって初めて、歯のことが気になってきたのでしょうね」。

当園に二人のお子さんを通わせる歯科医師の山村健さん、史恵さんご夫妻も「給食に出たメニューを、家でも子どもがよくリクエストするんですよ。しっかり噛める食事は、歯のためにもとても重要ですからうれしく思っています」とにっこり。

史恵さんは一昨年より、子ども向けに歯磨き指導をしています。石川先生曰く「今後も毎年行っていただきたい」。特に学習能力が高まる年長の頃に行うことは、子どもたちの記憶に残り、歯を守ろうとする意識も高めると考えています。

保護者と一緒になって食育・歯育に懸命に取り組む様子が印象的な園でした。

2013年5月27日 提供:デンタルマガジン朝昼晩

歯の妖精




小児の口腔ケアはいつから始めるべきか

2012.9.10

歯科大学病院の中で「マタニティ歯科外来」を掲げたのは日本歯科大学が国内では初めてのこと。平成22年4月にオープンして今年3年目を迎え、初診来院患者数は年間100名ほどで推移している。患者さんは、妊娠したことが確認されてから産後1年間までの母親が対象で、生まれたお子さんの相談にも対応する。

「子供の口腔ケアはマイナス1歳から」とする児玉実穂先生に、マタニティ歯科外来発足の経緯から今後の展望までを聞いた。

小児歯科 2012

患者さんの声から始まった

マタニティ歯科外来は、患者さんの要望から生まれました。
外来で、妊娠中に歯科治療を我慢したり体調不良で治療を受けられずにひどくなって、「歯科医院にいって怒られたらどうしよう」とご心配されたというお話は決して少ないことではありません。

治療を中断するかもしれない、女性特有の悩みを相談しづらいなど、さまざまな悩みや不安の声を聞き、それでは受診しやすい環境を作ったらどうかと。

担当スタッフは女性のみで構成し、全身の悩みもご相談しやすい体制にしました。

治療は個室で行いますから周りを気にせずにご相談できます。第2子であれば小さいお子さん連れということもありますので、簡易のベビーチェアを設置してあり治療中は寝かすこともできます。

マタニティ歯科外来は小児歯科と矯正歯科のフロアにありますので、お子様連れでも気兼ねせずにお見えいただけます。今年から授乳室も設けましたから、さらに安心して治療に来ていただけるのではないでしょうか。特に第1子の場合はお母さんがナーバスになりがちですから、個室でリラックスしていただくのも良いかと思います。

「安心」をどう伝えるか

マタニティ歯科外来では独自の問診票(健康調査票)の中で、かかりつけの産科医を確認するだけでなく、緊急時のために近隣の医科病院とも連携をとっています。

また、口腔内の検査後には以下の点について説明を行います。

@治療時期(治療は基本的に安定期に行う)

Aエックス線撮影(放射線量など安全性の説明等)

B麻酔の使用(安全性の説明等)

C薬剤について(抗菌薬、鎮痛剤などは基本的には内服しない。使用する場合は必要最小限の処方にとどめることなど)

D歯科材料について(安全性の説明等)

説明後に同意書をいただき、歯科治療を受けることは患者さんから産科医の先生に伝えていただくようお願いします。また、観血処置や処方が必要な場合には、必ず病院側から情報提供させていただき、注意事項などをお受けするようにしています。エックス線にナーバスになられている方の場合は、根充時など必要最小限の撮影にとどめ、出産後にあらためて検査を受けていただくような配慮もしています。


治療上の留意点

マタニティ歯科外来として特殊な設備はありませんが、腰に負担のかからない「ふかふか」仕様のチェアを採用したり、体調に合わせた無理のない治療を行うなどの配慮を心がけています。

妊産婦固有の留意点として、まず妊娠性の歯肉炎はプラークの状態に関わらず腫れたり出血しやすくなります。また、つわりに伴う嘔吐で口腔内が酸性になりやすいので、嘔吐反射を起こさないよう歯ブラシのヘッドの大きさを選ぶなど、その方に合ったブラッシング指導を行います。

つわりがひどく、歯ブラシを使えない場合は強いうがいを推奨する場合もあります。また、お腹が大きくなると1回の食事量が減り食事回数が増えますから、口内環境も悪くなるので口腔ケアの必要性をご説明します。

マタニティ歯科のニーズ

安心して受けられそうだからと言う理由で受診される方が多いですね。

安定期であれば普通に治療できますから、本来であればかかりつけの先生のところで治療するほうが通院の負担もないので理想だと思います。ただ、妊娠中なので歯科治療を断られたとおっしゃるケースが今でもあります。レントゲンや薬剤の処方に対する懸念が、患者さんにも先生の側にもあるのでしょう。安定期であれば普通に治療できるということを、医療連携の中でもっと周知していきたいと思います。

一方、母親に対しては、妊娠中の母体のケアだけでなく、生まれてくる赤ちゃんのために注意しなければならないことも伝える必要があります。ミュータンス菌が赤ちゃんに移る最も多いケースが母子伝播です。本当は妊娠する前から母親のミュータンス菌を減らすのが理想ですが、妊娠してからでも口腔ケアと併用してキシリールガムを使うことにより母親の口腔環境を整え、生まれた赤ちゃんにミュータンス菌が着床する時期を遅らせたり減らすことができるというデータがあります。これが「マイナス1歳からの口腔ケア」と言われる考え方のひとつです。最近では重篤な歯周病と低体重児出産や早産の関連を示す調査もあり、健康な赤ちゃんを出産するためには口腔ケアが大切だということになります。母親の口腔内の環境を整えることが健康な赤ちゃんを産む大切な準備になることを知っていただくことが、私たちの大切な役割だと思っています。



小児歯科 2012

2012.9.10
少子化時代の小児歯科その新たな取り組みを考える

大学病院・学会の視点から小児歯科の現状と課題

一般社団法人日本小児歯科学会 副理事長
神奈川歯科大学 成長歯科学講座小児歯科学分野 木本茂成教授に聞く

先天性永久歯欠如が1割

全般的な受診傾向として、長期管理に入る患者が減少していることが挙げられます。経済状態が良かった時代にはお子さんの予防歯科治療に理解を示す方が少なくあ
りませんでしたが、最近は必要に迫られて受診する比率が上がっています。

小児患者1人あたりの齲蝕歯数や齲蝕有病者率は確実に減ってきています。ただし、少数ですが重症者がおり、治療の中で家庭環境等の問題が明らかになるケースがあります。また、痛みや腫れなどの主訴で受診し、応急処置のみで治療に来なくなってしまうケースは過去に比べ増えていると思います。

永久歯の先天性欠如がマスコミで取りあげられ話題になっていますが、全国的な傾向は平成21年度に日本小児歯科学会が行った調査報告でほぼ10人に1人であることが明らかになりました。つまり、小児の約1割は将来咬み合わせに何らかの問題が発生するということになります。永久歯先天性欠如は珍しいケースではないということを前提に今後の治療を考えることが必要です。

小児歯科と矯正歯科の境界

小児の咬合誘導治療をいつスタートするべきかという判断は意見が分かれますが、神奈川歯科大学では小児歯科でも積極的に歯並びの治療に関与しています。永久歯の咬合が出来上がる前に治療をスタートして12〜13歳の段階で装置を付けなくて済むようにするのがわれわれの基本的な治療のスタイルです。

7〜8歳になって上下の切歯が4歯ずつ生え揃った時期に、印象を採って模型を作り、模型分析とセファロ分析を行うことで将来の噛み合わせを予測することができます。この時に歯列の拡大をスタートすると、犬歯や臼歯が生え揃う前に治療を終えることができ、あとは保定を行いながら定期的にチェックします。

乳歯列期や混合歯列期の前期から咬合誘導治療を始めることにより、永久歯が生え揃ってから矯正治療を行わずに済む場合は経済的な負担も小さいため、親御さんから喜ばれご理解も得やすいです。予測に基づいて永久歯のスぺースを作るわけですからさらに治療が必要な場合ももちろんありますが、大がかりな治療にはならず、大部分のケースでは永久歯を抜歯せずに済みます。

健康への新たなアプローチ
口呼吸を改善する小児矯正治療の意義

2012.9.10

保田矯正歯科(兵庫県西宮市)歯学博士
保田好秀氏に聞く

近年、少子高齢化の進展や国民の生活環境の変化、予防を目的とする健康意識のひろがりなどを背景に、いわゆる「削って詰めるだけの治療」だけではない新たな歯科医療のあり方が求められてきている。

歯科医師会や学会等による調査研究の結果、糖尿病と歯周病の関係や、周術期医療における口腔ケアの意義、口腔ケアがもたらす誤嚥性肺炎予防の効果などが、次々に科学的根拠のもとに明らかになってきたことは周知の通りである。一方、臨床の現場からも、全身の健康にアプローチする新たな試みが広がり始めている。

口呼吸がもたらす弊害

7月22日、新潟市内で保田好秀氏(兵庫県開業)による、口呼吸の改善を目的とする矯正治療セミナーが開催された。

保田氏は1988年に開業後、数多くの不正咬合の患者を観察する中で、多くの患者の不正咬合の成り立ちが口呼吸に起因していることに気づく。

「咬合異常をもたらす原因には、遺伝的な要因と環境要因があります。遺伝的要因は、顎骨・歯数・歯の大きさ・歯の形状などですが、環境要因では、幼児期の指しゃぶりや頬杖、そして口呼吸による弊害が挙げられます。口呼吸者には、舌が挙上しない乳児型嚥下が認められ、そのため大臼歯には適正な咬合圧が、口蓋には舌圧がかかりません。その結果、口蓋が側方に広がらず、狭いものとなり、その裏側にある鼻気道も狭窄し、鼻呼吸できずに口呼吸を続けるという悪循環が見られます。」(保田)

小児歯科 2012



保田氏は子供の口呼吸の弊害について次のように説明する。

▼舌位の異常により、発音が不明瞭で、咀嚼・嚥下が不十分

▼歯列の狭窄や舌位の異常により色々な不正咬合が生じる

▼口の中が乾燥し、唾液による殺菌作用が不十分で、カリエスや歯周病のリスクが高まる

▼いびきをかいたり、時には子供の睡眠障害が認められることもある

▼風邪を引きやすくなり、咽頭炎や扇桃炎にもかかりやすい

リンパ系組織の発達は12歳前後がピークになるため、学童期は気道が閉塞し易いのも事実である。その時期を過ぎると鼻閉は改善するが、不正咬合という形は残る。舌位の悪さや口呼吸という悪習慣は身についたままであるので、これが不正咬合とともに、将来のリスクにつながっていく。

保田氏は口呼吸の患者を見るポイントとして、「口をポカンと開けている」、「姿勢が前屈みである」、「鼻の穴が正面を向いている」、「上顎歯列が狭窄している」、「扇桃腺が腫れている」、などのほか、保護者に対し、「何かを飲み込むときに舌が前に出ていないか」、「就寝時にいびきをかいていないか」、「寝汗をかいていないか」などを聞くことも、気道の閉塞を知る上で有効であると指摘する。

小児歯科 2012


「主訴が不正咬合であっても口呼吸が疑われる場合には、患者さんの健康を第一に考えて、まず口呼吸を改善することが先決です。検査の際に、低位舌は視診で、大きなアデノイドや狭い気道はセファロで確認することができます。中学生・高校生になってから不正咬合を治療するよりも、小児期に治療する方が早期に大きい効果が得られます。」(保田)。

具体的な治療方法は、矯正装置(写真下)を用いて上顎を拡大することによって鼻腔の拡張を促し(写真上)、呼吸時の鼻腔の抵抗を減らし、口呼吸を鼻呼吸に改善し、適正な舌位を獲得するという流れになる。

「口呼吸を改善せずに舌の機能訓練をするのは、子供たちにとって無意味で苦痛なだけ」と保田氏は言う。

「幼児期のうちに口呼吸を改善することは、睡眠時の呼吸障害等を予防することにもつながり、良質な睡眠を提供できます。歯並びという観点だけでなく、口蓋の裏側にある鼻気道や気道を意識するだけで、歯科の役割は大きく広がります」と保田氏は話す。

新たな医療連携のきっかけに

口呼吸の弊害に気づいたのは歯科医師だけではない。

福岡県福岡市で「みらいクリニック」を開業する内科医の今井一彰氏は、一般内科、リウマチ、アレルギー性疾患を中心に診療する中で、リウマチ患者特有の匂いが口腔内の炎症に起因することに気づく。炎症部位の上咽頭を洗浄するとともに鼻呼吸を徹底させることによって、多くのリウマチ、アレルギー患者を改善させたことは、「薬を使わずにリウマチを治す5つのステップ」などの著書にも詳しい。その成果は昨年6月に開催された日本顎咬合学会の公開フォーラムで行った講演でも明らかにされたため、記憶する歯科医師の方も多いことと思う。

小児歯科 2012



また、宮城県仙台市で「堀田修クリニック」を開業するIgA腎症専門医の堀田修氏(元仙台社会保険病院腎センター長)は、慢性上咽頭炎が発症に関わることに着目し、治療の一環として「鼻うがい」を採用し20年になる。

その効果は、人工透析患者が年々増加する中で、全国で唯一仙台市だけが減少していることをみても明らかと言われている。

口呼吸の改善が、歯科医療から全身の健康に具体的にアプローチできる方法としてどのように進展するか、今後の動向が注目される。

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5.年齢別あなたの虫歯予防ポイント

2012年10月23日

胎児期

歯の形成期

歯のもととなる歯の芽(歯胚)は乳歯の場合胎生7週目頃より、永久歯の場合は胎生14週目頃からつくられます。そして乳歯の場合はお母さんのお腹の中で完成します。
つわりや妊娠中毒症が著しい場合や流産しかけたりすると歯の形成がうまく行かず、歯質の弱い歯になることがあります。

つよい歯をつくるのはお母さんの役目

母体の健康を保ち胎児への栄養補給として、バランスのとれた食生活をすることが大切です。強くきれいな歯をつくるのはお母さんの役目です。特にカルシウム、リンは十分に。
しっかりブラッシング

8020運動のスタート

80歳lこなっても何んでも食べられ、豊かで快適な生活を送るには歯が最低20本必要です。乳歯はもちろん永久歯もお母さんのお腹の中にいるうちから作られています。
快適な生活を送るための8020運動のスター卜です。

乳幼児期

乳歯のむし歯の発病・多発期

乳歯は生後6ヵ月頃から生えはじめ2歳半頃に生えそろいます。歯が生えてから、2-3
年までが最もむし歯lこなりやすい時期です。4-5歳になりますと70-80%以上の子どもにむし歯がみられます。

歯が生えはじめたら

むし歯がなくても、歯医者さんでお口のお手入れ状態を見せたり、お母さんの歯科知識を向上させていくため

年間に二回、半年ごとに最低でも通院しましょう。そして予防処置や、フッ素の知識を身につけ、

お子さんも歯医者さんはきれいな歯を守る処置をうけるところ、歯を削る治療でなく、歯の環境を守ってくれるところというイメージを作りましょう。


むし歯にならないうちに予防処置として、フッ化物の歯面塗布や予防填塞をしてもらいましょう。

ジュースやおやつのとり方でむし歯発病が左右されます。おやつは時間と量を決め、食ぺ物を選んで与えましょう。毎食後にはお母さんと一緒に、歯磨きをして、特に歯みがきが上手になるまでは、お母さんの仕上げ磨きや、定期的な歯科検診で、予防処置をしていき、
甘いお菓子などを制限し、むし歯予防に心がけましよう。

歯みがきの習慣づけ

歯が生えたらむし歯予防のはじまりです。歯ブラシに慣れ、歯みがきをいやがらない子どもにするためにも、歯ブラシを使って歯みがきの習慣をつけましよう。
子供ときからのフロスも大切です。特に乳臼歯の間には、食片の圧入が起こりやすいので、歯肉炎を起こして、歯周病予備軍をつくり、6歳臼歯の歯の隣接面むし歯につながります。

「衝撃!子供の歯磨きにこんな便利な動画があるなんて…」

"子どもの歯みがき"をスマート化するグッズ「シャカシャカぶらし」登場

お母さんの仕上げみがきが肝心

子供は上手に歯みがきができません。お母さんの仕上げみがきがむし歯予防を行う上で大切です。子供が自分一人で上手に歯みがきできるのは8-9歳頃になってからで
す。それまでは歯みがきチェックを忘れずにしてあげましょう。次に仕上げみがきの方法をご紹介します。

歯ブラシはできるだけやさしく、毛先のやわらかいもので、ゴシゴシ擦るのは、ダメです。
毎食後、フロスケアも奥歯中心に行いましょう。

しっかりブラッシング

学童期

歯の交換期

2歳半頃生えそろった乳歯は、6歳頃から永久歯に生えかわりはじめます。この時期は、乳歯から永久歯へバトンタッチされる大切な時期でいつもどこかの歯が、抜けたり生えたりするため口の中は凸凹になっています。12歳頃永久歯が生えそろい(智歯を除いた28歯)ます。

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予防小児歯科、いつから子供を歯科に連れて行けばいいの?


先日、小学3年生の息子がいる友人の家に遊びに行きました。大きくなったS
君が元気いっぱい遊ぶ様子を、ほほえましく感じていたのですが……。
「実はこの子、むし歯が増えたんだよね」という友人からの一言。そこで、さっ
そく話を聞いてみることにしました。

【子どもの成長に合わせて、予防の準備を】

「最近私たちのマネをして、全部ひとりでやりたいからって仕上げみがきを嫌がるの。それに友達の家で遊ぶたびにおやつが出るから、いつの間にかコーラや甘いお菓子が大好きになって」

 小学生になるのを境に、子どもの行動範囲はグンと広がります。親としては喜ばしいことなので、温かく見守ってあげたいもの。ただS君のように仕上げみがきを卒業したり、いろいろな所で甘いものを食べたりなど、むし歯のリスクも高まってくるのです。

 まだ弱い子どもの歯を強くし、むし歯の原因となるプラークをつきにくくしてくれます。
これからS君はコンビニで
お菓子を買い、友達とサッカーしながらジュースを飲むのも当たり前になるでしょう。でも、事前に予防しておけばむし歯は怖くありません!

「これで安心して“いってらっしゃい”が言えるわ」わが子を見つめる友人の顔にも、笑顔が浮かびました。

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★実践に役立つ! 今日のワンヒント★
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 子どもの成長は早く、行動範囲もどんどん広がります。お母さんが目の届かないところでも安心していられるよう、事前に予防することの大切さを伝えましょう。

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5歳ごろから乳臼歯の奥に6歳臼歯がゆっくり顔をだします。このころまでに、食後のフロスケアや歯磨き、寝る前のフッ素ケア、半年ごとの歯科検診が出来ていれば、虫歯予防と、歯周病予防はかなりいい線で、できています。

永久歯のむし歯の多発期

永久歯も生え始めが最もむし歯になりやすい時期です。歯が未熟で抵抗力が弱く、完全に生えるまでに時間がかかり、その間に歯垢がたまりやすいうえ、歯垢の除去が上手にできないためです。
この時期に気をつけるかどうかが、この後の歯の運命を決めるといっても過言ではありません。


しっかりブラッシング

2013最新の海外むし歯の進行分類とは?

よく噛んでいれば、前歯も奥歯もきれいに生え変わっていきますが、遺伝的に歯が大きい場合などは、歯列が不整になってきます。

小学2年生くらいから、学校に馴れてきたら、歯並びのために、予防矯正や、歯列誘導を行いましょう。

歯列に合わせた歯みがき

歯の交換のため生える途中の永久歯や、歯並びが悪い場所は普通の歯みがきでは歯ブラシが当たらず歯垢が除去できません。歯列に合わせて工夫してみがいてみてください。

治療歯にむし歯の再発

むし歯で一度治療した歯の充填物の周りから再びむし歯になることがあります。

多くの歯科治療では、修理と同じ程度ですから、数年もすると、修理箇所ははがれや、脱離状態や、歯垢の隠れ場所になります。神様がくれた、天然の未処置歯が一番丈夫なんです。
残念で、むし歯治療したら、定期健診で歯肉炎予防を心がけ、食後フロスケアで
毎年、二次むし歯検査をしてもらいましょう。特に、保険治療の場合は要注意です。
耐久性は数年と思ってください。10年以上守ってラッキーなんです。


油断せずにむし歯予防を継続することが必要です。
特に、治療後も6ヵ月毎の歯の定期健康診査が必要です。

しっかりブラッシング

思春期

歯肉炎の発症期

歯肉炎になっている人が急にふえてきます。しかし歯肉炎の初期は痛みもなく症状も小さな変化で、なかなか気が付かない場合が多いです。歯みがきをする前に歯肉のチェックをし、健康な歯肉と異なる「歯肉のSOSサイン」を見つけてください。ブラッシングを上手にして、もとの健康な歯肉にもどすことも可能です。

しっかりブラッシング

デンタルフロス併用によるブラッシング

歯と歯の間の歯垢除去は歯ブラシだけではなかなか上手にできません。デンタルフロスや糸つきようじを使って、ブラッシングしましょう。
歯と歯が重なっているところは歯ブラシが当たりません。この部分の清掃はむずかしいので、保健所や歯科医院等で保健指導を受けたりするときに習ってください。

糸だけのフロスでなく、Y字ホルダーについた、奥歯のお手入れがしやすいフロスを選んでください。
そして必ず。抗菌液を漬けて使いましょう。タイミングが大事です、食後早めと寝る前は必ず使いましょう。


しっかりブラッシング成人期

歯周炎の発症期

歯肉炎は急激に多くなります。歯肉炎を処置せずに放っておくと、炎症は歯槽骨や歯根膜など歯の周りの組織まで進行し、「歯周炎」になります。歯周疾患は、成人期以降、歯を失う主因となる疾病とされており、痛みもなく進行し、あまり病気の自覚を持つことなくやがて歯が抜けてしまう病気です。発病後はできるだけ早く見つけて治療することが大切です。

歯と歯肉の境目の
重点ブラッシング


むし歯と違って歯肉炎の初期は、歯ブラシを上手にすることで健康な歯肉にすることができます。歯と歯肉の境目の歯垢の除去が大切です。歯ブラシの毛先が歯の根や歯肉に当たり、傷つけないように丁寧にみがいてください。

歯ぎしり癖や、奥歯の噛みこみ癖ができた場合などは歯には目に見えない日々がいっぱい入ってきて、食後のゴシゴシ磨きで、界面活性剤(ラウリル酸)の入った、研磨成分(炭酸カルシウム、無水ケイ酸、シリカ、ビーズ)も含まれる歯磨きクリームで、すり減り、根面露出や、歯の山がすり減って、象牙質が露出していると、どんどん、歯が溶けていきます。これを酸蝕といいます。これを予防するために、はナイトガードやプロテクトスプリントとという、
歯のカバーを作り、睡眠時や食事以外にはめて、中にフッ素ゼリーを入れたりして歯を保護しましょう。


しっかりブラッシング


妊娠中の歯と歯肉の健康

妊娠するとホルモンの変調、唾液の酸性化などで、むし歯や歯周疾患が多発しやすくなります。食後の歯みがきを怠らずに、根気よく予防しましよう。

●つわりなどで、歯ブラシを口に入れると吐き気をもよおす時は食後に限らず一日のうちで気分の良い時を選び、丁寧に歯みがきをしましよう。

●歯の治療が必要な場合は妊娠安定期(4ヵ月-6ヵ月)に受けるようにしましょう。

壮年期

歯の喪失開始期

40歳以後は加齢とともに急激に喪失歯が多くなります。働き盛りで、時間的に通院が困難な場合が多く、手遅れになってしまうので、年2回は時期を定め定期健康診査を受け、早期発見、早期治療を心がけることが大切です。

特に食後のお手入れでの隣接面ケアが重要になります。これが10代からできていると40代の現状の状態はありません。

しっかりブラッシング

歯間ブラシ併用による歯と歯の間のブラッシング
しっかりブラッシング
10代20代にはこの爪楊枝タイプのデンタルピックや歯間ブラシは絶対に使わないでください。歯肉を傷つけ、歯の接触面はケアできないので
接触点虫歯や、外傷性歯肉炎でアタッチメントロスが進行して、歯周病はかえって進行します。
この道具を使うのは、重症の歯周病の方のみにしてください。それも、あくまで補助です。

年齢が高くなると、歯肉が下がったり、歯周疾患により、歯と歯の間に隙間ができてきます。この隙間は歯間ブラシを使い効果的にブラッシングしましょう。
隙間の広さに合わせて、歯間ブラシの太さを選んでください。

歯の根にむし歯発病

しっかりブラッシング10代から食後のフロスケアによる隣接面のプラークコントロールができていないと、40代から歯肉がだんだん下がり、歯の根がでてきます。この表面はエナメル質と比べ、セメント質という柔らかい組織なので、大変むし歯にかかりやすくなります。

歯周炎の急増期

加齢と共に歯肉の抵抗力が落ち、症状の治りが遅く、歯周炎が急増します。80歳で20本の歯を保つ最後のトリデです。

しっかりブラッシング義歯(入れ歯)の装着


歯を抜いたところへは、すぐに義歯を入れてもらいましょう。抜けたままにしておくと、左右・上下の歯がその隙間へ寄ってくるため、噛み合わせを狂わせ、肩凝り、頭痛、消化不良などの原因になります。健全歯の保護のためにも義歯が必要です。
義歯の種類はたくさんあります。歯科医師に相談し自分に合ったものを早めに入れてもらい使用してください。

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6.食事の管理とアレルギー発症
:子供の歯のケアの仕方

お母さんと子供の歯のケアについて:

 

毎日のハミガキが大切だ

ということはわかっていても、赤ちゃんの口に無理やりハブラシを入れて歯を磨こうとしてもなかなかうまくいくものではありません。ステップをふんで、あせらず、楽しくハミガキをしてください。お母さんのひざの上に赤ちゃんの頭をあおむけにのせて、やさしく話しかけながら磨いてあげましょう。はじめは、きれいに磨くことよりハミガキになれることが大切です。まず親自身を楽しくケアをしてください。また子供用のハブラシは特に毛のやわらかいものを探してください。硬いものになれないように!


日本人に適した食育って? topic_544

卵アレルギー、早くから食べると発症率低下

離乳食 遅らせるとアレルギーにならない?

乳児の食物アレルギー、診断・指導に秘策あり


年齢別ケアと食管理のポイント

●6ヵ月前後●

歯は、個人差もありますが、生後6ヵ月前後に下アゴの前歯2本からはえてきます。ちょうど離乳の初期にあたりますが、このころは、歯がむずがゆくよだれも多い時期です。おしゃぶりがわりにスティック状の野菜などを持たせると、自然の味を覚えさせる意味でもよいでしょう。歯が出始めたら食後には、ガーゼや綿棒などで軽くふきとるか、小さく柔らかいハブラシでよごれをとってあげてください。また、この時期から、親がハブラシに似た物(赤ちゃんのトレーニング用のゴムの物も市販されていますが、スプーンにガーゼをまいたようなものでも大丈夫です。)を赤ちゃんの口のなかにいれ、ハブラシに慣れる練習を始めます。

●1歳半前後●〜3ヶ月毎のフッ素を!!

1歳半前後の歯の本数は、4〜16本と個人差があります。奥歯がはえてくると歯を使っていろいろな物が食べられるようになります。豊富な種類の食品で献立し、家族が偏食しないように心掛けてください。食事、おやつの時間はきめ、だらだらお菓子を与えないようにします。ハミガキは、自分では完全に磨けないので必ず自分でやらせ、その後親が仕上げ磨きをしてあげます。ハミガキは楽しいと思わせてあげましょう。この時期に歯科検診を受けてください。その後、3ヵ月ごとに検診を受け、歯科にならしておきます。口を開けて少しの間じっとしていられるようになったら(2歳前後)、フッ素をぬってもらいましょう。

●3歳前後●〜仕上げ磨きとフロスを!そろそろ虫歯注意!!

乳歯は、ほぼはえそろいます。自我が芽生え、何でも自分でやりたがりますが、必ず親が仕上げ磨きをしましょう。歯間部は、フロスを使ってください。よく咬むお菓子をたべさせてアゴと歯牙をきたえましょう。市販のお菓子類、乳酸飲料や甘味飲料の与えすぎはよくありません。シュガーレスのものを選んだり、手作りして砂糖は使わないようにしましょう。

●6歳前後●〜フロスを使い、6才臼歯に気をつけて!噛み合わせなど1番大切な時期です。

六才臼歯がはえてきます。磨きにくいところにはえてきますので、注意してよく磨きましょう。手先がまだ不器用なので、子供自身できちんと磨けるよう教えますが、まだまだ親のチェックも必要です。必ずフロスは毎日、親がやってあげることです。3ヵ月毎のクリニックケアもかかせません。また六才臼歯の咬合面をグラスアイオノマーセメントで予防充填しておくことも初期ムシ歯を防ぐのに役立ちます。

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7.お役立ちグッズ
2冊で1セットの本です!(ケアーノート付)
お子さんの歯、元気ですか?私たちと同じ事をくりかえさないために、大切なお子さんの歯を、お母さん、お父さんが守ってあげてください。お子さんが歯医者さんを嫌がらないために、WF絵本「ラッタッタッターのサッサカサッサッサー」を、お母さん、お父さんに当院独自の歯の知識、大切なケアの方法、検診の受け方を知っていただくためにケアーノート「すくすく育て、元気な歯!」を、製作いたしました。2冊で1セットです。合わせてお役立ていただけたら幸いです。
 

WF絵本: 「ラッタッタッターのサッサカサッサッサー」

あらすじ:主人公タロくんは歯がいたい。森のおくの歯医者さんにでかけていくと、そこにはビーバーせんせいとピエロたちがまっていて…。

歯医者はいたいところで、ムシ歯はこわい!といった従来の歯医者絵本ではなく、歯医者さんは楽しいところで、遊びにいきましょう。という内容です。

 

 

装  丁:4c16p(182mm×182mm)
作 ・ 絵:アトリエ・オクダ

著者紹介/アトリエ・オクダ/出版物のためのイラスト、ファンシーグッズ、カレンダー、広告などのイラストを主に手掛ける。1年前にMACを導入してからは、デジタル画像の仕事、ホームページの作成なども始める。主宰者の奥田みえこは、パステル画と絵本作りの指導をしている。アトリエ・オクダのスタッフは全員その教室の出身。

 


WF絵本: 「たすけて!ハミガキランドがアブナイゾ」

あらすじ:ハミガキランドは平和でゆたかな国。そこに怪獣プラクノドンがひきいるバイキン軍団が攻めてきた!さあハミガキランドの運命は?王子カズキがビーバー先生よりさずかる知の力とは…。

歯を磨かなければいけません!ではなくて、冒険の中にケアすることの大切さを暗示しています。

 

 

装  丁:4c16p(182mm×182mm)
作 ・ 絵:相田紀美子

著者紹介/著者紹介/相田紀美子/(医)ホワイトファミリー会、歯科助手。20代前半よりアニメーション制作会社に5年ほど勤務、ドラゴンボール、3年奇面組など動画製作に取り組む。その後、医療関係の事務を経て、現在に至る。

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ケアーノート: 「すくすく育て元気な歯!」

毎日のハミガキなどのケアと、定期的な検診が大切です。日頃のハミガキを見直し、ムシ歯にならない方法、日本ではまだまだ普及しきれていないフロスの使い方や、ハブラシの選び方、使い方など、を紹介しています。

 

 

 

装  丁:2c20p(182mm×182mm)
編  著:(医)ホワイトファミリー会
監  修:堤 一樹(Dr.Tクレセント)  
イラスト:相田紀美子

監修紹介/堤 一樹/(医)ホワイトファミリー会、歯科医師。ジャズドラムをたたき、サーフィン歴25年。歯ブラシ、歯磨粉など1万種以上のコレクションがある。またなにごとにも工夫好きで、20代にはカスタムカーを作ったり、エンジン付スケートボードを販売し、チーム活動も行っていました。特許の申請も多数。海外留学が長く、健康や環境に関する地域活動も長年行っている。最近、風力、太陽光発電の自宅兼オフィス(SOHO)のエコハウスをたてたので皆さん遊びにきてください。

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8. 0歳からはじめる
早期予防歯科治療
博報堂グループが支援事業をスタート
2012.9.10

0歳からはじめる早期予防歯科医療の実現
博報堂グループが支援事業をスタート

博報堂DYグループ
株式会社キッズデンタルパーク 神保剛康代表に聞く

博報堂DYグループが株式会社キッズデンタルパークを設立し、0歳児から始める予防歯科医療の導入を支援するサービスをスタートした。その代表者である神保剛康氏に事業の概要と将来展望について聞いた。

キッズデンタルパークとは

キッズデンタルパークの目的は虫歯にならないために歯科医院に通う文化を創造する歯科医のお手伝いをすること。具体的には、主に成人を対象としている既存の歯科医院に、小児の予防歯科を導入するための支援業務である。

キッズデンタルパークが提唱する「教育型の早期予防歯科」を実現するための事業は、@空間施工、A経営&運営コンサルティング、Bプロモーション活動支援、Cスタッフ教育、D関連商品・ツール、の5つの柱で構成される(図1)。@空間施工/子供に楽しいオープン診療スペースや待合室の提案等A経営&運営コンサルティング/人材マネジメント、経営コンサルティング等Bプロモーション活動支援/広告・院内ツール制作等Cスタッフ教育/予防歯科実現に向けたスタッフ教育、接客ノウハウの提供等

目標とするイメージは、健康な子供たちが自ら行きたくなるような歯科医院。0〜12歳児に対し、楽しい空間やコンテンツを利用して自然に予防歯科医療を学ばせる新しい小児歯科で、診療においては健康な永久歯列の完成を目標とする。

小児歯科 2012


診療メニューに唾液検査などを取り入れて、子供たち1人1人の予防プランを立てることが特徴の1つ。さらに食生活のアドバイスなども盛り込み、家族ぐるみの予防の普及を目指す。

「特に第1子を持つ若い母親は、子育ての情報が不足しがちで不安になりやすいので、そうした思いを汲み取りながら予防教育をすすめて効果を高めます。母親の意識
が変われれば当然ご家族にも波及します。それを私たちは「健康感の家族連鎖』と呼んでいます」と神保氏は話す。

小児歯科 2012

痛みデビューをさせない

今でこそ診療報酬改定などでも予防医療が重要視されている。

しかし、「大人が予防習慣を身に付けていないから子供にも定着しない」と神保氏は指摘する。「楽しそうだから、面白そうだからがきっかけでまず来院していただき、子供と母親を教育します。子供たちの「遊ぶ・学ぶ・自立する」という心を育む幼稚園とアミューズメントパークが一緒になったような場所」と位置づけている。

「もともと歯科医院を知らない子供に、怖いところ、痛いところと思わせるのは、親に責任があります。健康を維持するために定期的に子供たちを見てくれるところが歯科医院の本来の姿です。子供たちに『痛みデビュー』をさせない、そういう教育を親にさせないこともキッズデンタルパークの大切な役割です。」

予防普及のミッションパートナー

予防歯科を確立することは容易ではない。神保氏はその最も大きなハードルとして、第一に人材の確保と養成を挙げる。

「予防は組織的に取り組まなければ定着しませんから、優先順位で言えば、事業の中心はまずスタッフ教育です。さらに、働きがいがあって継続してスタッフが集まるような環境をつくることが必要です。また、同じ基準で患者さんに指導できるための教育もしなければなりません。」

また、インテリア、ユニフォーム、ケアグッズなどで統一したキッズデンタルパークの世界観を表現し、特別な医療空間を提供することも親子双方の意識を高めるためには効果が高いとのこと。

「私たちの役割は、複数年の契約の中で予防の価値観を世の中に定着させるために歯科医院の運営を支援するミッションパートナーであると位置づけています。将来はパートナーによる総会なども視野に入れており、立ち上がりとその後の並走という2つのフォローが事業の両輪となっています。」

事業概要と将来目標

3年前、予防歯科を目指す歯科医院の支援を手がけたことがキッズデンタルパーク事業化のきっかけになったという。実践の中でノウハウが熟成され、本事業がスタートした。以下は神保氏への一問一答である。

契約事業という形態ですか?

神保 開業物件の紹介から内装、スタッフ教育までフルパッケージの契約が基本です。

スタート時の研修はチーム単位で参加していただき、11日間泊まり込みで行います。その後は1年ごとの更新で、最初の研修内容を継続して成長させるための運営と教育のサポートを行い、コンセプトに基づいた関連商品の提供をします。

業務の一部を依頼された場合は?

神保 たとえば内装だけをご希望されるならば、単なる集客装置であって本来の主旨である予防医療を推進するという目的とは異なったものになってしまいます。集客
モデルとして利用したり、契約による利回りを考えるようであればお断りします。

小児歯科 2012

今後の予定は?

神保 お申込みの受付は開始しましたが立地の選定や研修もあり、オープンまでに3ケ月から半年かかりますので、事業が本格化するのは10月以降になるでしょう。

事業目標は3年間で50件、全国都道府県に概ね1件ずつを目標にしています。従来の治療に限界を感じ、予防医療への転換をお考えの方であれば成功するでしょう。

 

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出産多い女性、残る歯減る傾向
「妊娠中も十分ケアを」

出産回数の多い女性は将来、残る歯が少なくなりやすいことが、東京医科歯科大の植野正之准教授(健康推進歯学)と国立がん研究センターなどの共同研究でわかった。妊娠中はホルモンバランスが変化して虫歯などになりやすい上、治療を避ける傾向があるためらしい。

1990年に秋田県の40〜59歳の男女に健康状態や生活習慣を尋ね、15年後の2005年に歯科検診を受けてもらった。1211人(男性562人、女性649人)について、親知らずを除く永久歯28本のうち何本残っているかを、年齢や喫煙経験、甘い物好きかといった食習慣の影響を取り除いて調べた。

その結果、出産回数0回の女性は18・6本の歯が残っていた。しかし、出産回数2回で18・3本に減り、3回では16・4本だった。4回以上だと15・6本となり、0回の人に比べて約3本少なかった。上下でかみ合っている奥歯の数も出産回数が増えると減った。男性について子どもの数で同様に分析したが、歯の数との関連はなかった。

植野さんによると、妊娠中の女性はホルモンや口の中の細菌のバランスが変化して免疫力が落ち、虫歯や歯周病になりやすい。つわりの影響などで歯磨きがおろそかになり、治療も避ける傾向があるという。

植野さんは「きちんとケアをすれば、歯を失うリスクを減らせる。妊娠中でも、一般的な歯科治療は問題もない。積極的に歯の病気の予防に取り組んでほしい」と話している。(伊藤綾)

朝日新聞  2014年5月1日(木) 配信 より

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