お口の中には、常在菌として虫歯や歯周病をひきおこす細菌が住んでいて、食事をとると、菌が糖を分解して酸にして出し、歯の表面のCaやエナメル質構造が溶け出してしまいます。
また、菌が菌を増やしてデキストランというネバネバも混ざり、やがてバイオ膜状のプラークになり、時間がたてばたつほど、とりにくくなってしまいます。(菌が死ぬまで72時間かかります。死ぬと、石灰化して、歯石になって行きます。)
それらを放っておいたり、時間がたってから、お手入れしても取りきれず、いつも残っているので歯の間とか、根面は、虫歯や歯周病になってしまいます。
たとえば、お皿についたバターやマヨネーズのようになってるプラークは、同じところを何度も歯ブラシで擦っても取れないのです。食べた後、直後ならば、食べることが歯の掃除にもなっていて、食べ物が歯の表面をこすり、かみ合わせ面や凸面のプラークはきれいに落ちているので、歯の間と根元だけで、プラークも少なくなっているのです。
つまり、食べた直後は、力を入れず時間をかけなくても落とせます。
そのまま夜まで放置しておくと、その頃にはデキストランいっぱいのプラーク膜になっていて、何回もこすっても、なかなかとれないのです。
しかし、歯の表面は力を入れてガシガシ擦ると傷をつけてしまいますし、歯肉も下がってきます。
(一ヶ月くらいで、歯ブラシの今先が開くのは、擦りすぎです。歯ブラシは新品にできますが、
自分の歯や歯肉は減ってしまったら新品交換はできません。1年で12本分、歯のエナメル質が減ってるのです。)
食べた後、いつでも良いのではなく、早いタイミングが大切です。バイキンが増えて、落としにくくなる前(3分以内)に
フロッシングをしましょう。
ブラッシング後、必ずフロッシングも行ってください。なぜなら、歯というのは、平面ではなく、立体的になっているので、ハブラシだけでは届かない部分、歯間をおそうじする道具「フロス」を使用するのです。
ハブラシは食べて擦れて、きれいになる所しか、磨けず、また、良く噛んで食べても、歯の間と根元はきれいにはなりません。自分できれいにしないとならないのは歯の間と根元です。

フロスは多数糸を束ねてあり、糸のたわみがみゆるく、おしつけるとテープ状に広がるもの。またY字型の歯奥の歯間部も使いやすいものを選びましょう。(ライオンのウルトラフロスなど)
糸のこぎりや糸の細いものはダメです。
フロスを使う際、ただ通すのではなく、最初の数ヶ月は抗菌性のラカルトなどをつけて使用しましょう。(ラカルトは抗菌性が高く、市販の他のものより持続性が良いです)たとえば、ブラッシング後、フロスを使わないのは、お風呂に入って、指の間や背中の垢をこすってきれいにしないのと同じです。
寝ている間は、唾液の量が少なくなるため、バイ菌が増えやすいため、理想は、寝る前に確実にきれいにすることです。毎食直後にやっておくことが、寝る前の清掃を簡単に確実にして、磨き残しの無いきれいな睡眠口内を約束してくれます。
寝る前がとても大切で、そのために食べた後に一度は必ず手入れをしておくことです。特に歯の間にフロスを使いましょう。