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最新の社会情勢レポート!!

多剤耐性菌対策を強化 WHO、まずマラリアから

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は12日、マラリアの特効薬とされる「アルテミシニン」に耐性を持つマラリア菌封じ込め計画の開始を発表した。昨年、日本などで感染が拡大した多剤耐性菌に関する世界規模での対策強化の第1弾。5月のWHO総会に向け、結核などでも同様のキャンペーンを行っていく。

 多剤耐性菌の問題は衛生状態の悪い途上国だけでなく、先進国でも深刻化しており、加盟国間での情報共有や対策強化が急務となっている。

 「アルテミシニン」耐性のマラリア菌に関しては、WHOが2009年5月に以前から指摘されていたタイ・カンボジア国境地帯での発生を確認。マラリア撲滅運動に致命的な影響が出かねないため、感染拡大を防止すると同時に、他の薬剤との併用を徹底する。

 WHO幹部によると、多剤耐性菌対策はこれまで各部署ごとに行われていたが、新型インフルエンザ対策に奔走したフクダ事務局長補が責任者として各部署を束ねる。

 多剤耐性菌にはほとんどの抗生物質が効かず、昨年8月、医療費の安いインドやパキスタンで美容整形手術などを受けていた欧米人を中心に、NDM1という酵素をつくる遺伝子を持つ新種の腸内細菌に感染した患者の増加が報道された。日本でも昨秋、アシネトバクターの院内感染による死亡例が相次いで発覚した。

2011.01.13 記事提供:共同通信社

歯科情報のDB化目指す 
災害時の身元確認に備え
「一刻も早く遺族へ」「大震災16年」

 指紋やDNAと並んで身元の確認に有力な歯科情報をデータベース(DB)化し身元確認の新しい制度をつくろうと、歯を鑑定する警察歯科医らが取り組んでいる。1995年の阪神大震災でも多くの歯科医が身元確認に奔走したが、大半が手作業だった。今後の大規模災害などに備え、身元確認の迅速化を目指す。

 ▽金歯から特定

 95年1月25日、阪神大震災発生から約1週間後の王子剣道場=神戸市灘区。警察歯科医だった住谷道夫(すみたに・みちお)さん(69)は12人の遺体を調べていた。カルテやエックス線写真のない50代男性は1枚のスナップ写真が手掛かりに。遺体の前歯に金歯を発見、写真の中で笑う男性の金歯をルーペで見て同一と確認し同じ男性と断定した。

 阪神大震災では、兵庫県警察歯科医会の歯科医延べ159人が実質約10日間で68人の身元を明らかにした。住谷さんは「故人の尊厳を守るのが身元確認。一刻も早く遺族に返したかった」と振り返る。

 ▽PCで自動照合

 85年の日航ジャンボ機墜落事故で亡父が身元確認に尽力した群馬県高崎市の歯科医小菅栄子(こすげ・えいこ)さんは2007年、東北大の青木孝文(あおき・たかふみ)教授(情報工学)と協力し歯のエックス線写真を利用した身元確認システムを開発した。

 同事故で全員の身元判明に要した日数は約3カ月。大規模災害に備え手作業では膨大な時間がかかる危機感が開発の背景にある。

 生前に撮影した歯のエックス線写真と遺体の写真をパソコンで自動照合する仕組みで、現在、歯科情報をDB化する必要性を各地で訴えている。

 小菅さんは「昼間に大地震が起きデパートなどが倒壊すれば、身元確認は阪神大震災の時よりも困難。社会の財産として歯科情報の集約が必要だ」と強調した。

 ▽個人情報の壁

 生前の歯科情報のDB化へ向け、大きな課題は個人情報保護法の壁。日本歯科医師会の柳川忠広(やながわ・ただひろ)常務理事は「実現には法改正が必要」とした上で「死因究明制度も含め国民的理解が得られる形で議論したい」と話す。

 警察庁の死因究明制度の在り方を検討する研究会も10年7月の中間とりまとめで「身元確認迅速化のため、歯科所見のDB化の実現が望ましい」と記載、実現への機運が高まりつつある。

※警察歯科医

 警察と協力し遺体の身元確認に取り組む歯科医。歯の治療痕などを調べ、推定される人物の通う歯科医に照会、エックス線写真など歯科情報と照らし異同識別する。治療痕や歯型は万人不同で、歯は死後の変化が少ないため、焼死体でも身元が分かるケースが多い。520人が犠牲となった1985年の日航ジャンボ機墜落事故では、損傷した遺体の身元が歯の鑑定で特定されたケースも多く、歯科所見の重要性があらためて認識された。

2011.01.14 記事提供:共同通信社

耳かき220万個回収 小林製薬、事故相次ぎ

 小林製薬は11日、ブラシ型の耳かき「天使の耳かき」の自主回収を始めたと発表した。先端のブラシ部分が折れて耳の中に残る事故が相次いだためで、対象は販売開始の2008年4月以降に出荷した約220万個。

 同社によると、09年6月〜10年12月に顧客から「ブラシが折れた」との申し出が全国で75件あり、うち10人は出血などで病院の治療を受けた。

 原因を調べたところ、ブラシを耳に強く押しつけたり繰り返し曲げ伸ばすと、付け根のワイヤ部分が折れる場合があることが判明。商品のパッケージなどで注意を呼びかけたが、事故が続く恐れがあるため自主回収に踏み切った。出荷は10年9月に終えている。

 商品返却や会社側からの返金方法の問い合わせは、同社の「天使の耳かき」係、フリーダイヤル(0120)588405。

2011.01.12 記事提供:共同通信社

女性の涙に「逆フェロモン」
…男性の興奮鎮静化:かよわい女性にはかなわない

 【ワシントン=山田哲朗】女性の涙には男性の感情に影響する化学物質が含まれているとの実験結果をイスラエルにあるワイツマン科学研究所のチームがまとめ、米科学誌サイエンス電子版で6日、発表した。

 昆虫では、情報伝達の役割を担う微量の化学物質「フェロモン」が生殖行動に影響し、マウスでも雄の涙腺から分泌される物質が雌に交尾を促すことが報告されている。今回、動物の世界で知られる促進フェロモンとは異なる作用のフェロモンが人間に備わっている可能性が強まった。

 研究チームはまず、複数の女性ボランティアに悲しい映画を見せ、涙を採取。涙と、塩水がしみこんだシートを男性被験者24人の鼻の下に別々にはりつけると、涙のシートをつけた場合でのみ、女性の顔写真に性的魅力を感じる度合いが減った。

 唾液中の男性ホルモン「テストステロン」の濃度も低下したほか、脳の活動を調べる機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)でも、性的興奮にかかわる視床下部などで活動が低下していることを確認した。

2011.01.7 記事提供:読売新聞

喫煙者は、どれだけ危険を広めているのか、
ぽい捨てなどの野火、小火もたばこが一番多い。
喫煙の与える社会損失の大きさは、
税収を上回るし、命を奪う。

誤飲トップは「たばこ」 子どもの調査、31年連続

 子どもが誤飲したものの中で、2009年度に最も多かったのは「たばこ」の131件(31・2%)だったことが27日、厚生労働省の調査で分かった。

 調査は小児科がある全国7病院の協力で行い、09年度は420件の報告があった。たばこの誤飲は31年連続でトップ。一人で室内を動き回るようになる1歳前後の割合が高いという。「医薬品・医薬部外品」が72件(17・1%)で続いた。

 厚労省は「たばこや灰皿を子どもの手が届くテーブルの上などに放置しないでほしい。空き缶やペットボトルを灰皿代わりにするのも原因」と注意を呼び掛けている。

2010.12.28 記事提供:共同通信社

麻薬と同じ常習性を保つニコチン成分は
しっかり法律で規制すべき、
電子たばこからニコチン!!!

「電子たばこ」11銘柄で、蒸気にニコチン

 カートリッジに入った液体を電気で霧状の蒸気に変える仕組みで、たばこの代替品として禁煙中に吸う人が多い「電子たばこ」について、厚生労働省の研究機関が調べたところ、11銘柄の蒸気からニコチンが検出された。

  いずれもすでに販売されておらず、ニコチンの量も直ちに健康被害が出るほどではないが、妊婦などが以前購入したものを吸ってしまう可能性があるとして、消費者庁は27日、注意を呼びかけた。

  電子たばこを巡っては、国民生活センターが8月、今回と同じ銘柄で、カートリッジ内の液体から少量のニコチンが検出されたと発表。国立医薬品食品衛生研究所でさらに分析した結果、煙代わりに吸う蒸気にも、ニコチンが含まれていたという。

>まったく油断もスキもあったもんじゃない??禁煙するつもりが、電子たばこの虜になる?

2010.12.27 記事提供:読売新聞

日本の政府は、早くに先取りすべき、
公共エリアでの完全禁煙、まだ、意見が二分でなく、
ほとんど、完全禁煙の必要性が判っているはず。

「命が大切」「営業が...」 職場の禁煙、意見二分

 毎年6千人以上が肺がんなどで死亡する原因とされる受動喫煙。厚生労働省は職場の全面禁煙か分煙を義務付ける法改正案を早ければ来年の通常国会に提出する。受動喫煙で健康を害した人たちは対策の徹底を求めるが、顧客が喫煙する飲食店などは客離れやコスト増を懸念している。

 都内のビル管理業に勤める40代の女性は今年6月、「慢性受動喫煙症」と診断された。17年前に入社以来、鼻や目、のどの痛みに悩まされ、常時マスクが欠かせない。フロアにいる約20人のうち、半数以上が喫煙者。5年前に喫煙室が設置されたが、換気設備がなく、扉が開放状態で煙が漏れ、症状は治まるどころか悪化した。

 手足のしびれやストレス性の婦人科疾患なども加わり、「たばこの煙がつらい」と改善を訴え続けたが、上司は「がまんしろ」と取り合わず、「あなた以外にも働ける人はたくさんいる」などと暗に退職を迫られた。

 今年9月からは休職状態に。女性は「喫煙は仕事に必要なものではない。人の命とどちらが大切ですか」と話す。

 厚生労働省研究班は9月、受動喫煙が原因で肺がんや心臓病で死亡する成人は毎年約6800人に上り、うち約3600人は職場での受動喫煙が原因との推計値を発表している。

 東京都目黒区の商店街にある居酒屋。店の入り口には「喫煙できます」と記されたステッカー。全部で17席のこぢんまりした店内は21日夜も、常連たちのたばこの煙でもうもうとしていた。

 店長の男性(70)は国の全面禁煙に向けた動きに「店内が狭く、喫煙室設置のスペースがない。客の手前、マスクを着けるわけにもいかない」と渋い表情。受動喫煙対策として換気や浮遊粉じん濃度で基準達成を求められていることにも「国にやれと言われればやるしかないが、これ以上コストはかけられない」。

 客の男性(49)は「友人の中には居酒屋でも禁煙の店を探す人もいる。たばこを吸う者は肩身が狭い」と首をすくめた。

2010.12.24 記事提供:共同通信社

特急の喫煙ルーム全廃 JR四国、在来線で最後

 JR四国は17日、来年3月12日に実施するダイヤ改正に合わせ、特急の喫煙ルームを全廃すると発表した。

 JR各社はホームや車内での禁煙を進めており、新幹線と寝台列車を除くと、全国の在来線でたばこが吸えるのはJR四国の特急だけになっていた。同社の田中善一郎(たなか・ぜんいちろう)運輸部長は「社会の流れに合わせた」と説明、授乳スペースや座席などへの転用を検討するとしている。

 JR四国によると、現在は土讃線など3路線の特急のうち半数強の90本余りが喫煙ルームを設置。1〜5人がたばこを吸えるスペースで、空気清浄器が付いている。

 JR四国広報室は「『喫煙ルームでたばこを吸った人の服についたにおいが気になる』などのクレームがあった」と話している。

2010.12.20 記事提供:共同通信社

10代の大麻使用が拡大 喫煙上回る層も、米調査

 【ニューヨーク共同】米国の10代の若者の間で大麻の使用が広がり、年齢によっては20%を超え喫煙者の割合を上回ることが、14日発表された米国立衛生研究所の調査で分かった。担当者は、医師の処方による大麻使用が複数の州で解禁されたことが「大麻は安全で使ってもよいとの誤解」を生んでいると指摘した。

 発表によると、調査は公立、私立計396校の生徒約4万6千人を対象に実施。主に17、18歳の12年生(日本の高校生に相当)では「過去30日に大麻を使った」との回答が21・4%。同期間にたばこを吸ったとする割合は19・2%だった。

 毎日大麻を使うという生徒は12年生で6・1%、10年生で3・3%、8年生で1・2%おり、いずれも昨年の調査より増加した。

 合成麻薬MDMA(通称エクスタシー)の使用も拡大した。一方で大量飲酒をする生徒は減少傾向が続いていることも判明した。

2010.12.15 記事提供:共同通信社

オバマ氏、9カ月禁煙中 報道官、成功かは明言せず

 【ワシントン共同】ギブズ米大統領報道官は9日の定例記者会見で、オバマ大統領が喫煙する姿を「ここ9カ月ほど見ていない」と述べた。禁煙に成功したのか、との問いに対し報道官は「この9カ月間については、そうだ」と述べたが、完全禁煙宣言は避けた。

 オバマ氏は時折喫煙することを認めていたが、今年2月末の健康診断で医師に禁煙を勧告された後、努力を続けてきたようだ。

 ギブズ氏は、オバマ氏が喫煙癖について「子どもたちに知られたくないと思っている」と指摘。所得減税延長に関する野党共和党との交渉など、ストレスが募る状況でも「非常に頑張って」禁煙を続けていると述べた。

2010.12.10 記事提供:共同通信社

完全禁煙でないとダメなわけ、わずかな煙でも肺を損傷
米報告書、たばこの害訴え

 【ワシントン共同】米国の公衆衛生政策を指揮するベンジャミン医務総監は9日、直接喫煙か受動喫煙かにかかわらず、わずかでもたばこの煙を吸い込むだけで肺やDNAを即座に損傷し、がんの発症につながると警告する報告書を公表した。

 報告書はまた、習慣性を高めるため、たばこ会社がより素早くニコチンが脳に吸収されるよう製品にアンモニアを加えたり、煙をより深く吸い込みやすいようにフィルターを設計したりしているとも指摘。たばこを試した人々のうち約3分の1が常習的に喫煙するようになるとしている。

 公衆衛生局長官は「たばこの煙は人体のほぼすべての臓器を傷つける」とし、たった1本のたばこが心臓発作のきっかけになり得るとも訴えた。喫煙が原因で死亡するのは米国で毎年、44万3千人に上るという。

 オバマ政権はニコチン含有量を制限したり、「ライト」など健康被害が軽減できると思わせる広告を禁じる包括的なたばこ規制法を成立させたりするなどして、喫煙者の減少に取り組んでいる。

2010.12.10 記事提供:共同通信社

インフル報告、6週連続増 流行の兆し、注意呼び掛け

インフル患者に早期治療徹底を…感染症学会提言

 日本感染症学会(岩本愛吉理事長)は3日、インフルエンザにかかった患者に積極的に治療薬を投与することを推奨する提言を公表した。

 新型インフルエンザが流行した昨シーズンは、早期診断、早期治療が徹底されたため、海外に比べ国内の死亡者が少なかったと分析。今シーズンも同様の対策が望ましいと判断した。

 提言では、季節性インフルエンザによる死亡例は高齢者が大多数を占めるのに対し、新型では30-50歳代の死亡が世界的に多いと指摘。新型に感染した30-50歳代は4-5日目に急に重症化することが多く、とくに注意が必要だという。

 今シーズンは季節性のA香港型が多く、新型は現時点では2-3割。A香港型は小児や高齢者で重症化しやすく、「A香港型の流行が大きくなれば死亡者数は昨シーズンを大幅に上回る」と警戒を呼びかけている。

2010.12.4 記事提供:読売新聞

インフル報告、6週連続増 流行の兆し、注意呼び掛け

 国立感染症研究所は3日、全国約5千の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数(11月22〜28日)が、1機関当たり0・44人になったと発表した。10月後半から6週連続の増加。季節性のA香港型が中心とみられる。

 全国的な流行入りの指標である「1人」には達していないが、北海道(2・43人)では既に流行状態。関東、近畿の大都市圏でも複数の学級閉鎖が報告され、流行の兆しが表れ始めている。

 典型的なシーズンでは12月に流行入りし、翌年1月にピークを迎えるため、厚生労働省は感染拡大に注意を呼び掛けている。予防接種の効果が出るのは接種後2週間以降とされており、厚労省は「これから受けるなら月内に」と勧めている。

 1機関当たりの患者が多いのは北海道、大分(1・31人)、沖縄(0・88人)の順。

 最近5週間で検出されたウイルスはA香港型が新型を上回っている。A香港型は11月、秋田県の病院で高齢の患者8人が死亡した集団感染の原因になった。

2010.12.6 記事提供:共同通信社


新型インフル重症例、「季節性」の抗体原因
 昨年世界的に流行した新型インフルエンザでは免疫力の強い青壮年層にも重症例や死亡例が出たが、もともと体内に持っていた季節性インフルエンザの抗体による異常な免疫反応が原因であることが、米バンダービルト大学などの研究で明らかになった。

 新型ウイルスによる重症例の効果的治療法の開発につながると期待される。6日、科学誌ネイチャー・メディシン電子版で発表する。

 研究チームは、新型で入院した17-57歳の54人の血液や肺の組織などを詳しく調べた。その結果、過去に季節性に感染した際にできた抗体は、新型ウイルスとも反応することを確認。この抗体は新型ウイルスの感染を防ぐ力はないが、異常な免疫反応を起こし、肺や腎臓にウイルスたんぱく質などを蓄積する結果、重症化することを解明した。

 この現象は季節性ウイルスの感染では起きないが、1957年に発生した「アジアかぜ」で死亡した中年患者の肺で同じ症状が確認され、新型に特有の現象とみられるという。

2010.12.6 記事提供:共同通信社

75歳以上で"歯20本"26% 厚労省

75歳以上で"歯20本"26% 「運動の効果」と厚労省

 75〜84歳で自分の歯が20本以上ある人は、前回(2004年)より3・8ポイント増の26・8%で、4人に1人の割合を超えたことが7日、厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。過去1年間に歯石除去や歯科検診を受けた人の割合も増えた。

 厚労省は、80歳で自分の歯が20本以上あることを目指す「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進しており「運動の効果ではないか」としている。

 75歳以上で「何でもかんで食べることができる」割合は、歯が19本以下は46・6%だったのに対し、20本以上では83・8%と大きく差が出た。

 一方、虫歯予防のためにフッ化物(フッ素)入り歯磨きを使用している6〜14歳の子どもは前回に比べ29・8ポイント増の86・3%で、1〜5歳の幼児でフッ素を歯に塗ったことがある割合は14・7ポイント増の57・6%だった。

2010.12.8 記事提供:共同通信社

20年30年後の日本の医療費、老後の健康を考えれば、
分煙でなく完全禁煙が当然なのに、
なにに遠慮してる?

受動喫煙対策:飲食店にも「分煙」義務化
罰則導入は見送り--厚労省分科会

 職場の受動喫煙対策を議論している厚生労働相の諮問機関・労働政策審議会分科会は6日「全面禁煙」か一定要件を満たす喫煙室を設置する「空間分煙」を事業者の義務とする報告書の骨子をまとめた。飲食店なども対象とされたが「営業上の支障」を主張するのに配慮、当面は「可能な限り受動喫煙の機会を低減させることを事業者の義務」とし、換気設備を設置し有害物質濃度を低減することとした。罰則は導入を見送った。

 上部組織の審議会が年内にも報告書をまとめ、同省は11年の通常国会に労働安全衛生法改正案提出を目指す。

 骨子では、一般の事務所や工場だけでなく顧客が喫煙する飲食店やホテル、旅館などについても労働者の受動喫煙防止の観点から全面禁煙や空間分煙を事業者の義務とした。しかし営業への影響が大きいため、当面は換気設備の設置により▽浮遊粉じん濃度を基準以下(1立方メートル当たり0・15ミリグラム以下を想定)▽この濃度基準に見合った換気量の達成--のいずれかを満たせばよいとした。【佐々木洋】

2010.12.7 記事提供:毎日新聞社

参加してきました。【日産 リーフ 発表】
「もう少し安ければ」…試乗イベント参加者の反応

 日産自動車は12月4日と5日の2日間、電気自動車(EV)『リーフ』初の公道試乗イベントを開催した。リーフの走りを体験した一般参加者からは、EVならではの走りに好意的な感想が寄せられる一方で、実際に購入に至るまでには「条件」があると考えていることがわかった。

リーフ


 5日におこなわれたリーフ試乗イベント「the new action TOUR(ザ・ニュー・アクション・ツアー)」の参加者は85名。実際にリーフに試乗した参加者のうち約10名に試乗後の感想を聞いた。

 多くの参加者がまず口にしたのは「とにかく静か」というもの。モーターで走行するEVならではの静粛性に驚きを隠せないようだ。「低速時に発生する接近通報音も車内では聴こえないほど」とも。次いで多かったのが「加速がスムーズで乗り心地が良い」という回答。「スムーズに発進・停止できるので同乗者にもやさしい。運転が上手くなったような気になる」というコメントもあった。

 リーフの乗用車としての仕上がりについては、好意的な感想がほとんどだった。また、上記のようにコメントした人についてはほぼ全員が「リーフを購入したい」と回答した。

 いっぽうで、「購入したい」としながらも「価格がもっと安ければ」「200km以上走る事ができれば」「充電インフラがより整備されるまで待ちたい」「パソコンやカメラと同じでしばらく様子を見てから買いたい」といったように、多くが「条件付きで」購入したいと考えていることがわかった。

 埼玉県から参加した女性は、「リーフだとちょっとサイズが大きい。子どもの送り迎えなどに気軽に使えるようもっとコンパクトで、100万円くらいならすぐにでも購入したい。あとは現在マンション住まいなので自宅で充電できないのが課題」と話す。

 また、「ドイツ車が好き」だと語る40代男性は、「車両の出来自体は文句のつけようがない。だが、300万円という価格は不釣り合いなのでは。“エコ志向”の人はともかく、普通にクルマを買い替える感覚では高すぎる」と厳しい意見を寄せた。

 20代大学生の参加者は、同じように「価格」が課題としながらも興味深いコメントを残した。「学生仲間でクルマを自分から買おうとする人はほとんどいない。だが、リーフは普通のクルマとは違う全く新しいツールとして、iPhoneやiPadのように若者にも受け入れられるのでは。携帯電話の料金のように利用料金を月額で支払うとか、普通のレンタカー以上に安く、しかもいつでもどこでも借りることができるのなら、充電設備の不安もないし利用者は増えると思う」と語った。

 the new action TOURでは試乗だけでなくEV普及に関するワークショップも同時に実施し、参加者たちは思い思いのEVに対する意見をぶつけあう。ここで提示された意見やアイデアは日産や、同イベントを開催する自治体にフィードバックされEV普及に活かしていくという。リーフの今年度生産分は既に受注でいっぱいだが、生産能力が整う2012年以降の販売台数を伸ばすカギは、どれだけユーザーの声に耳を傾けることができるかにかかっているのかもしれない。

Dr.Tのコメント
自動車評論家たちの、一歩ひいた、EVの車の評価にはがっかりする。今の現実、C02温暖化の変化をストップ出来るかどうか?悠長なこと言っている場合ではなく、見識あるなら、スマートグリッドをネット社会の構築と同じに、消費者を取り込んで、社会的に深夜蓄電、太陽光発電システムとの連動で省資源国でのエネルギー問題を解決させ、地震や災害時のライフライン確保というスマートグリッドを構築させるそういう、ことをここ数年間でガイド役を担うべきで、2014年までにはEVの車普及を計り、単なる、移動手段のみとしての評価だけを言うべきではないと思う。

 

2010.12.6 記事提供:レスポンス

受動喫煙で600万人も死亡?

受動喫煙で60万人が死亡 うち16万人が5歳未満
WHOが初の推計

 他人のたばこの煙を周囲の人が吸い込む受動喫煙による死亡者数は、世界全体で毎年60万人に達するとの推計を、世界保健機関(WHO)の研究チームが27日までに、英医学誌ランセットに発表した。うち16万5千人を5歳未満の子どもが占めるとみている。

 受動喫煙による世界的な死亡者数の推計は初めて。チームはたばこ価格の引き上げや広告の禁止など、国連のたばこ規制枠組み条約に基づく法規制の強化を訴えている。

 チームは192カ国のデータを分析し、15歳未満の子どもの40%、非喫煙女性の35%、非喫煙男性の33%が受動喫煙にさらされていると想定。これが心臓病やぜんそく、呼吸器感染症、肺がんなどを引き起こし、全死亡の1%に当たる60万3千人が2004年に亡くなったと推計した。

 特にアフリカや南アジアなどの発展途上国で、子どもの健康に及ぼす影響が大きかった。WHOはこれまで、たばこが原因で死亡する喫煙者は年間510万人と推計しており、受動喫煙を加えると570万人の死亡原因になっているとチームは結論付けた。

2010.11.29 記事提供:共同通信社

アメリカ医療保険事情

 アメリカの医療保険というと、皆様はどのようなことをご存知でしょうか? 5000万人、つまりアメリカ国民の6人に1人が医療保険を持っていないということや[1]、仮に医療保険を持っていたとしても、高額な医療費のために家財を丸ごと売って自己破産せざるを得ないこともあるという不幸話を、耳にされた方も多いかと思います。なぜそのような状況が放置され続けてきたのでしょうか?

  私がアメリカに赴任して最初に驚いたのは、雇用契約を結ぶ際に、医療保険を複数のプランの中から選ばなければならないことでした。アメリカでは、医療保険を購入するかしないか、またどのような内容の保険を購入するか、自らの責任で判断しないといけません。つまり、私たち医療消費者(患者)自らが、必要な保険を選択する「自由」を得る一方で、自らの健康に「責任」を持つことにもなるのです。

  先のオバマ大統領の当選までの経緯を見ても分かるように、医療保険の問題は根深く、医療政策の中にとどまらず、国を二分する争点にまで発展します。医療保険市場においては、なんと営利団体(for profit)の医療保険会社が存在し、非営利団体(NPO)の医療保険会社と競合しています。そして雇用主(企業)は、従業員を魅き付けようと、福利厚生としてより良い条件の医療保険を従業員に提供します。これらアメリカの医療保険制度の根本には、「租税」の問題が関係しているのです。

  このような視点で見ると、アメリカの複雑な医療事情の一面をとらえることができるのではないでしょうか。今回からのシリーズでは、アメリカの医療保険について考えていきたいと思います。

医療保険を選べることはありがたい?
  ところで皆様、医療保険にどれだけの保険料を払っているか、ご存知ですか? また、その医療保険によって、どのような内容が給付されるか、ご存知ですか? 日本では、年齢、居住地、職業、所得などによって自動的に保険料と給付内容が決まるので、普段は考える必要はないかもしれません。

65歳以上が対象のメディケアMedicare、全国民の14.3%が加入)、低所得者が対象のメディケイドMedicaid、同14.1%)、退役軍人保険Veterans Coverage、同3.8%)。これら公的医療保険に加入しているのはアメリカ国民の約3割です。残りの約7割の国民は、自分で医療保険を選択しなければなりません。そして、その大多数(全国民の59.8%)は、雇用主が準備した医療保険を購入しています[2]。そして、企業の運営する医療保険に加入するために、単身加入では年間平均5049ドル(自己負担899ドル)、世帯加入では年間平均13770ドル(自己負担3997ドル)の保険料を払っているのです[3]。

  ミネソタ大学では、職員に対して4社5種類の医療保険が用意されています。そして、各社のプランごとに保険料(掛け金)や保障内容が異なるのです。例えば、ある保険のプランは、パンフレットで次のように紹介されています。これは、どういった意味なのでしょうか?

"Coverage:Generally, 80% of the Allowed Amount after you pay the deductible, up to the out-of-pocket maximum, 100% thereafter. Deductible: $400 per person per calendar year. Out-of-pocket maximum: $2000 per person per calendar year."

和訳「保障範囲:概して、deductible(一部定額負担金)を超えた分は、out of pocket maximum(自己支払い最大額)に達するまで、80%が保障される。out of pocket maximumを超えた分は、100%を保険会社が保障する。Deductible:年額400ドル。Out-of-pocket maximum:年額2000ドル(1人当たり)」(図1参照)

図1 アメリカの医療保険の保障範囲の例

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表1 医療保険の保障内容に関する用語

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 ここで「deductible」という言葉が出てきますが、これは自動車保険でいうところの免責に当たるものだと考えてください(表1)。例えば上記のプランでは、年間400ドルの医療サービスしか利用しなかったら、400ドルの全額を自己負担しないといけません。年間1000ドルの医療サービスを利用したら、400ドルを超えた分については保険会社がその80%を保証し、自己負担は400(deductible)+(1000−400)×(1−0.8)= 520ドル となります。

  そして、このプランでは20%であった自己負担率をcoinsuranceといいます。deductibleのような免責制度があると、これから自分の受ける医療サービスが低額だと予想する被保険者は受診を避けるかもしれませんので、不必要な受診の抑制につながるといわれています(モラルハザードの回避と呼ばれます)。

  「out-of-pocket maximum」とは、その名の通り自己負担分の最大額であり、日本の高額療養費制度に近いものがあります。仮に病気やけがが立て続いた場合でも、このプランにおける年間の最大支払額は2000ドルとなります。

  日本の高額療養費制度では、70歳未満の場合、月当たりの自己負担額は原則として一般所得者で約8万円、上位所得者で約15万円です(簡略化のために1%の応益負担の部分は省略)。これと比べると、out-of-pocket maximumの年間2000ドルという金額は、日本の水準と比べても極端にかけ離れてはいないことが分かっていただけると思います。

保険の保障額を使い切ってしまったら?
  もっとも、保険会社は被保険者に対して最大限支給する額 (lifetime maximum)を設定している場合があります。この額は、多くの場合で数百万ドル(数億円相当)に設定されており、多くの被保険者にとっては問題にはなりません。しかし、極めてまれに、集中治療室に長期間入院するなどして、数億円相当の医療費を消費してしまう場合があります。保険の契約上は、lifetime maximumで設定された医療費を消費した場合は、それを超える分は被保険者が全額負担しなければなりません。

  ただし実際は、保険会社、雇用主、医療機関が交渉した上で、雇用主が大切な従業員を守るために全額を肩代わりしたり、治験に参加することによって製薬会社・医療機器会社が全額を肩代わりしたりすることがあります。また、州が運営するstate risk poolsというハイリスクグループ集団を対象とした医療保険(制度)に加入する場合もあります。対応はケースバイケースです。

このstate risk poolsは、high-risk insurance poolsとも呼ばれます。実はアメリカでは、疾患の既往歴があると保険に加入できない、あるいは保険が有効になるまで数カ月間待機しなければならないという場合が多々あり、大きな問題となっています。

  こうした健康上の理由で保険に加入できないmedically uninsurableと呼ばれる人たちを守るために、現在オバマ大統領の元で進んでいるhealthcare reformでもstate risk poolsを拡大しようという議論がなされています。しかし、この制度は2009年現在35州でしか運用されておらず、基本的にはハイリスクグループを集めた赤字の制度ですので、新規加入者の受け入れを停止したり(カリフォルニア州)、制度自体を廃止してしまう州(フロリダ州)もあるのが現状です[4]。

あなたはどちらの医療保険を選びますか?
  さて、突然ですが問題です。アメリカの医療保険を非常に簡略化して、2つのプランを提示してみました(表2)。皆様は、どちらのプランに加入しますか? あるいは「加入しない」という選択をしますか? アメリカではこういった判断を、毎年あるいは転職するたびに考えなければなりません。

  プランBは、プランAと比べて保険料(premium)が高い代わりに、保障が手厚い様子が分かります。そして、外来受診時の自己負担金はcopaymentという定額負担に設定されています。アメリカでは、日本のように職場や学校でまとまって健康診断をすることはなく、患者が個々に医療機関で予防のための健診を受けます。こうした予防健診については、歯科を含めて全額保障する保険が多くみられます。

表2 アメリカの医療保険のプランの例 プランAとプランB、それとも無保険か? どれを選びますか。

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さて、健康に自信があって保険料をとにかく安く抑えたい人は、どちらのプランを選ぶでしょうか? 保険料の自己負担額(*注)がプランAでは500ドル、プランBでは1000ドルとなりますので、プランAの方が有利となります。また、保険に加入しないという選択も考えられます。

  逆に、大きなけがや慢性的な病気などで高額な医療サービスを利用する可能性が低くないと予見できる場合はどうでしょう? 医療費が高額になった場合の患者の支払額は、プランAでは500(premium)+2000(out-of-pocket maximum)=2500ドル、プランBでは1000(premium)+1000(out-of-pocket maximum)=2000ドルとなり、給付が手厚いプランBの方が有利となります。

  では、仮に皆様が風邪を引いて、診療所に行くか行かないか迷っているとします。直ちに診療所に行ってもよいし、市販薬を飲んでもう1日我慢できるかもしれません。プランAとプランBのいずれに加入しているかで、そうした判断に違いは出るでしょうか?

  アメリカの診療所で診察を受け、検査や投薬を受けた場合、数百ドルかかることはよくあります。プランAの場合、deductibleの400ドルに達するまでは全額自己負担しないといけません。一方、プランBの場合は25ドルの負担で済みます。よって、プランAとプランBを持っている場合で、診療所を受診するか否かの判断に差が出るかもしれません。

  このように、deductible(一部定額負担金)、coinsurance(一部負担割合)、copayment(一部定額負担金)などのパラメーター(数値や割合)が変化することによって、患者の受診動向に影響が出ることが想像できるかと思います。しかし、患者の受診動向は、本当に自己負担額によって左右されるのでしょうか?

*注 保険料の自己負担という表現に違和感を覚えた方もいるかもしれません。日本では政府管掌健康保険と多くの全国健康保険協会管掌健康保険では、原則として労使50対50の割合で保険料を折半し合いますが、例外もあります(健保組合は負担割合を変更することができます)。アメリカの雇用主も保険料負担割合を自由に設定することができるので、労働者の負担がほとんどない場合も、逆に大きい場合もあります。この件については、税のシステムとも絡んでくるので、別の機会に解説します。
驚くべきことに、1970年代のアメリカにおいて、医療費の自己負担率(coinsurance)を0%、25%、50%、95%の4群に無作為に割り付けることによって、実際の患者の受診動向が変わるかどうかを調べる研究が行われました。次回は、10年以上を費やして行われた、この全米最大規模の社会科学実験を紹介します。

【まとめ】
1) アメリカの医療保険は、保険会社によって多様なプランが設定され、どのプランに加入するかは個々で判断しなければならない。
2) 既往歴のために医療保険への加入を断られた人は、ハイリスクグループを対象とした公的な保険に入れる場合もある。


【References】
[1] Income, Poverty, and Health Insurance Coverage in the United States: 2009.
[2] DA Austin, TH Hungerford: The Market Structure of the Health Insurance Industry. Congressional Research Service 2009.
[3] Kaiser/HRET Employer Health Benefits Survey 2010.
[4] Health Insurance: Enrollment, Benefits, Funding, and Other Characteristics of State High-Risk Health Insurance Pools. U.S. Government Accountability Office. July 22, 2009.

【訂正】
2010.11.1に以下を訂正いたしました。
・一部定額負担金の「deductive」を「deductible」に改めました。

2010.11.22 記事提供:共同通信社

この際、禁煙するには

10月1日からタバコが値上げになりましたが、
それに伴って、

禁煙外来を受診する人が激増しているようです!
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受診者が2倍、3倍は当たり前、 普段の10倍以上の方が訪れている禁煙外来も 少なくないそうです。


タバコと言えばいわずと知れた 歯周病のリスクファクター。


歯科医としてはぜひ禁煙をお勧めしたいところですが、 簡単にやめられないのもタバコの特徴なんですよね〜
(僕は全く吸いませんけど)


でも、
タバコ値上げになった今が大チャンス!!
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というわけで今回は、禁煙特集メルマガを書きたいと思います。



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■なぜ、タバコはやめられないのか?
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タバコには"ニコチン"が含まれていますが、このニコチンが脳のアセチルコリン受容体に結合すると
"ドーパミン"が放出され、「満足感」や「幸福感」「安心感」などを感じます。


これだけならいいのですが、ドーパミンが減ってくると脳は再び
「満足感」や「幸福感」を感じるために、"ニコチン"を欲するようになります。

これが"ニコチン依存症"の原理です。

ちなみにこの原理は、コカインなどの覚せい剤と全く同じです。

つまり、"ニコチン依存症"と"麻薬依存症"は原理的にはほぼ同じ。
しかも、依存性だけで言うと覚せい剤よりもニコチンは強いとまで言われています。
だから、タバコは簡単にはやめられないんですね。

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■タバコをやめるコツは?
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禁煙にチャレンジする際には、タバコの本数を減らしたり、軽いタバコに変えたりすることが多いと思いますが、これではほぼ禁煙は不可能だと考えられています。


なぜなら、本数やニコチン濃度が減ると、少ない本数、低い濃度の中から、
いままで通りのニコチン量を摂取しようとしてしまうからです。
(節煙しても体内のニコチン摂取量はほとんど変わらないと言われています)


だから、禁煙をするのであれば、

タバコは一気に断たないといけないんです!
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しかし、そうすると問題になってくるのが"禁断症状"(正確には離脱症状)

タバコを吸わないとイライラしたり、吸いたくて吸いたくてどうしようもなくなってしまったりするわけです。

この離脱症状を抑えるために有効なのが禁煙補助薬です。

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■禁煙補助薬とは?
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禁煙補助薬には大きく分けて2つあります。


■ニコチン類似物質

ニコチンと似た物質で脳内のアセチルコリン受容体と結合し、ニコチンが結合するのを阻害します。

商品名ではチャンピックスが代表的なものです。

ニコチン類似物質がアセチルコリン受容体と結合すると、タバコを吸ってもニコチンが受容体と結合できないため、タバコがおいしくなくなります。

禁煙成功率は何も使わない時よりも約3倍以上高くなると言われていて、禁煙補助薬を使う場合の第一選択とされています。

ただ、先日のタバコ値上げで需要が急激に増加し、現在入手困難になっているようです。

[ファイザー:チャンピックス公式サイト]
http://www.sugu-kinen.jp/

また、ニコチン類似物質の注意事項として、まれにうつや自殺衝動を引き起こす可能性があると
言われていますので、精神的に不安定な人の場合は使用を控え、ニコチンパッチを選択するほうがいいようです。


■ニコチンパッチ

ニコチンを含むシールを体に貼ることで、皮膚から徐々にニコチンが吸収されるので、
ニコチンの離脱症状が抑えられるというわけです。

商品名ではニコチネルや二コレットが代表的なものです。

ただし、禁煙成功率はニコチン類似物質よりも劣ると言われています。
(何も使わない時の約1.6倍程度)

また、ニコチン類似物質の場合は、徐々にタバコの本数を減らしていくことも可能ですが、
ニコチンパッチを使用する場合は一気に完全に禁煙するのが原則です。
そうしないと、ニコチンの過剰摂取になってしまいますので。

副作用はほとんど無いと言われていますが、人によっては夜眠れなくなったり、
皮膚がかぶれてしまったりすることもありますので、その人その人にあった方法を選択することが大切です。

2010.11.24 記事提供:歯チャンネル

2倍超の流行、CHX液はノロウイールスに有効

ノロウイルス流行の兆し 昨年の2倍超、手洗い重要
 嘔吐(おうと)や下痢を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増していることが、国立感染症研究所の集計で20日、分かった。ほとんどはノロウイルスが原因とみられる。この時期としては過去10年で2番目に多く、昨年の2倍以上に上る。

 同研究所感染症情報センターの安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「予防には、せっけんを使って手洗いをしっかりすることが大事だ。子どもを中心に感染が広がるため、嘔吐や下痢の症状がある場合は保育園や幼稚園、学校に行くのを控えてほしい」と話している。

 全国約3千の小児科から報告された感染性胃腸炎の患者数は3週連続で増加。7歳以下が70%以上を占める。今月1〜7日の1週間は、1カ所当たり5・3人。過去10年で最多は2006年の7・1人で、昨年は2・4人だった。

 都道府県別では、山形が19・8人で最も多く、次いで大分19・1人、新潟11・5人、山口11・4人、長崎10・7人と続く。新潟、山口、福岡、長崎、大分の増加が目立っている。8日以降さらに増えている地域もあり、全国集計は今後も増加しそうだ。

 流行は12月にピークを迎えることが多い。

 ノロウイルスは、主に患者の嘔吐物や便を介して感染し、感染力は非常に強い。症状が続くのは数時間から数日と比較的短いが、特効薬はなく、水分補給が欠かせない。嘔吐物や便などを処理する際は周囲に広がらないように注意し、塩素系消毒剤による消毒が効果的だ。

2010.11.22 記事提供:共同通信社

販売不況の隠れた真実、
実は、工夫とアイデアでこれだけ違う

“CD不況”はウソ!
コンビニ、SA、生協…意外な場所でヒットが続出する理由


有名店の閉店など、CD販売は明るい話題がない。しかし、チャートに表れないヒット作がユーザーに近い売り場で次々と生まれている。
  有名店が閉店したり、生産枚数がピーク時に比べて半減するなど、CD販売は明るい話題がないようにみえる。しかし、チャートに表れないヒット作が、ユーザーにより近い売り場で生まれている。

【詳細画像または表】

  8月22日、大手CDチェーンHMVジャパンの旗艦店だった渋谷店(東京都渋谷区)が閉店した。同社は7月以降、店舗整理を加速させ、9月末までに全体の約3割に当たる17店を閉店させた。ネット販売ではアマゾンジャパンや楽天市場に次いでおり、今後はこちらに軸足を置くとみられる。

  CDの生産実績が、ここ10年間で半減しているというデータもある。大手チェーンの“音楽の聖地”からの撤退は、音楽流通がCD販売から配信へとシフトする象徴的な出来事として、大きく報道された。

  しかし、隠れたヒットCDが、CDショップ以外の場所で生まれていることはあまり知られていない。これらの大半は、ヒットチャートには反映されないが、数十万枚規模で売り上げている作品もあるのだ。


チャートに載らないヒット作

  08年にデビューした男性2組インストゥルメンタルユニットの「→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)」は、演奏にピアノとカホンという打楽器のみを用い、オリジナル曲のほかクラシックの名曲をカバーした作品なども発表している異色アーティストだ。オリコンの週間チャートでの最高位は60位だが、これまでのアルバム4枚の合計は35万枚を超える。そのほとんどは、個性的な品ぞろえで定評のある雑貨・書籍チェーンのヴィレッジヴァンガードで売り上げた。

  彼らが所属するピースプロダクションの加藤圭一社長は、「ヴィレッジヴァンガードは宝探しに行くところ。人に教えたくなるような彼らの音楽は、来店客との相性が良いと考えた」と話す。

  ヒットの原動力となったのは、店頭で目を引く映像や販促ツールの作製と、インストアイベントでの直接販売だ。

  特に後者は、「呼ばれたら必ず行く」という姿勢を徹底。同チェーンが出店している郊外のショッピングモールなどでの無料ミニライブは、年間200回を超える。あえてメディアや一般CD店には売り込まず、同チェーンでの販売をメインに据え、アルバムを発売するごとに各地を回る。併せて、店頭では旧作品を含んだ長期的なプロモーションを実施し、ロングヒットにつなげた。

  CDアルバムには7曲程度を収録し、1枚2000円という価格設定にもこだわりがある。「ターゲットは音楽マニアではない人。店舗や無料ライブで耳にして気軽に買える金額を重視した」(加藤氏)。

■雑貨店−新しもの好きの客が飛び付く

  全国約300店のヴィレッジヴァンガードでは、実際に曲やプロモーションビデオを流し、CDの脇に店員の推薦文が添えられる。インストアライブも積極的に開催し、売り場とライブの両面からCD購入を促す。



ファッションブランドとコラボした“雑誌サイズCD”がヒット

  音楽業界の価格設定の慣習にとらわれず、雑誌サイズのCDという形で参入したのが宝島社。4月15日発売の「MY LITTLE LOVER×kitson ハーモニー」は、新曲を収録したCDにブックレット、ブランドのストラップまでが付いて1200円。書店やコンビニで初版20万部を発売し、好調のため10万部を重版した。「想定されるユーザーの値ごろ感から価格を決めた」(宝島社編集3局の河上 晋氏)。

  雑誌の付録で実績のあるファッションブランドとのコラボレーションなど、音楽業界にはない発想で、パッケージ化を進めている。

■書店−雑誌付録の実績をCD販売に

  宝島社が書店でのCD販売に参入。全国5万8000店の出版流通を使ったオリジナルCDの発表は業界で初めて。付録同梱雑誌のノウハウを生かし、A4サイズで製作。雑誌に近いイメージで表紙を作製している。



コンビニ、サービスエリアも販路に

  一方、大手レコード会社も、CD店以外での販路を模索する。ユニバーサル ミュージックは6月、マイケル・ジャクソンなど海外有名アーティストの代表曲4曲を収録した「コンパクト・ベスト」シリーズを、1枚500円で発売。CDショップのほか、全国のローソン500店舗でも販売した。

  また、ソニー・アソシエイテッドは、J-POPの代表曲をリミックスしたCDの販促時、実際のDJが、東名高速の海老名サービスエリアで“実演販売”する施策を行った。ドライブに最適とアピールしたのが功を奏し、シリーズ4作の累計は25万枚を超える。

■コンビニ−500円で“ついで買い”を誘う

  ユニバーサルが6月、4曲入り500円の洋楽CDを全国500店舗のコンビニで販売。1万枚を超えるヒットとなった。ワンコインの手軽さを強調してライト層を狙う。

■サービスエリア−ドライブ向けが局地的に売れる

  特販ルートと呼ばれる高速道路のサービスエリアでは、中高年男性層には懐メロの歌謡曲やフォーク系のオムニバス、若年層にはノンストップCDが売れ筋。

■生協−割安価格で女性客が支持


  定価より5〜10%安く、食品と一緒に注文できる手軽さで、主婦層に人気。クラシックやオムニバスがよく売れる。


市場縮小のなか、店舗数伸ばすタワーレコード

  ユーザーにより近いチャネルでCDを売る動きは拡大傾向にある。ただ、そうしたルートで売れる作品は、ライトユーザーが購買層のメインになるため、すでに実績があるアーティストか、ヒット曲のオムニバス作品が多い。言い換えれば、新人アーティストを一から育てるには向いていない。

  音楽業界の活性化のためには、音楽の楽しさを伝え、アーティストのファンを増やす必要がある。その役割を担うのはやはりCD店だ。市場が縮小するなか、大手のタワーレコードは店舗数を増やすなど注目を集めている。

市場縮小下で拡大を続けるタワーレコード

大手らしからぬ手作り感

  タワーレコードの大きな特徴は、店員による売り場を埋め尽くすほどの自作のリコメンド文やオブジェだ。大手CDチェーンでは、本部が販促ツールを一括で作り、各店に配布する例が多い。しかしタワーレコードのポップには、レコード会社から配布される宣伝資料の複写ではなく、自分の耳で作品を聴いたうえでのお薦め情報がぎっしりと書き込まれている。

  「来店客にとって自分の意思とは関係なく、初めて聴くサウンドや新しい情報と出合えるのが、リアルショップの楽しいところ。その内容を信頼いただいているのでは」(タワーレコード)。

  レコード会社と協力して1枚500円の限定CDを販売するなど、新人アーティストの発掘にも力を入れる。「1枚から10枚に伸ばすほうが販売効率は良いが、最初の1枚を売ることにこそスタッフのモチベーションがある」(タワーレコード)。発見のある店舗づくりがタワーレコードの好調の秘密だ。

CD専門店は…

売り場づくりの工夫で本領発揮 店員独自の提案で、店舗ごとの独自陳列

  全国に83店舗を展開するタワーレコードは、他店に比べると旧譜の品ぞろえが圧倒的に豊富。各店独自の売り場づくりが店舗全体を活気づけている。コーナーごとに店員独自の視点で書かれたリコメンド文やオブジェのような販促ツールを置き、アーティストへの愛情があふれている。近年は、CD売上枚数の47%を占める洋楽だけではなくアニメ、韓国ポップス、落語などにも力を入れている。


音楽需要は衰えず、“ライト層”の開拓に期待

  09年の音楽ソフト生産額は、ピンクレディーが大ヒットし、YMOがデビューした78年の水準。その規模でも当時の音楽市場は十分活気にあふれていた。CDの登場で音楽を手軽に買えるようになり、“CDバブル”が生まれたが、現在はそれが崩壊しただけともいえる。街を歩く携帯音楽プレーヤーのユーザーの多さを見ても、音楽に対する需要は依然として多いはずだ。

  音楽流通が配信中心となる流れは止められないだろう。ただ、CD店以外の販売ルートには、配信と同様に、ライト層を開拓する役割が期待できる。音楽市場の拡大のためには、コアユーザーを満足させ、持続的な音楽ファンを育てなければならない。それには、アーティストや音楽自体の魅力が直接伝わるCD店の活用が不可欠だ。

(文/つのはず 誠・写真/加藤 康)

2010.11.2 記事提供:nikkei TRENDYnet