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歯科恐怖症の患者さんを診る
 
1.歯科診療時の不安・恐怖と
歯科心身医学

 

歯科診療時の不安・恐怖と歯科心身医学

だれでも少なからず歯科治療に対して不安・恐怖を感じ、中には恐怖のあまり、手で払いの
けたり、口を開けないような行動などで、十分な歯科治療が受けられないでいる歯科治療恐
症の人もいる。

歯科恐怖症や治療に対し、強度の不安・恐怖を抱いている、これらの症状について知識を有して
いることは必要不可欠である。

対処法としては、

歯科心身医学と歯科心理学の要素が必要とされる

心身医学・・・ 身体面だけでなく、心理面、社会面、実在面をも含めて総合的、統合的にみていこうとする医学である。

治療を受ける患者は生身の人間であり、生物医学モデル(薬物、放射能、外科手術などを用いて治療)に定めず全人的モデル(身体・心理・社会的立場などから判断)としてみていく。
心理学・・・・ 生物体の心の動きや行動を研究する学問である。

歯科治療の際にとても痛い思いをしたり、気分が悪くなったりと危機的なものに感じると、ま
た次になるのではないかと、予期や不安を抱くようになる。次回の治療の間に、食欲がなく
なったり、不眠や注射器を見ただけで恐怖感を示すこともある。
一般医科医療での不快な体験が関与することもある。
家族や周囲の歯科治療への拒否的な態度を見聞きした事で、不安を抱くこともある。

患者が経験した不快体験一つ一つの不快度は、それほど強くなくても頻回に味わったり、1回
の体験で不快感体験が強烈なものであったりと、誰でもが歯科恐怖症を発症する可能性は
ある。

他、強度の不安感を抱きやすい者:
*日常生活で歯科治療以外にもかなり不安(浸透性不安)がみとめられる者
*神経症傾向の強い者
*神経症や心身症の既往のある者や現在罹患中の者
*外向的性格者に対して内向的性格者
*生とか死、怪我、健康、手術など医学や医療面に関して極度の注意を抱きやすい者や心気的傾向の強い者


歯科治療時の不安・恐怖の軽減消去法

不安や恐怖は慢性的に長期化してしまうと消去は困難になる。
異常行動は素質ではなく後天的に学習されたものと考えられる。したがって、学習の原理に
よって、適切に学習し直すのが治療となる。
意識や無意識に働きかけるのでなく、学習によって態度の変容や治療の効力や効果を上げようとする方法である。(行動療法)

行動療法の手順

1導入面接・・・ 現在の症状がどのように学習され、持続してきたかの分析を行う。
問題行動(症状)を消去するために解決する目標を設定する。
目標に対して治療計画をたて、計画に基づいて治療手段を考え、実行に移す。
2不安階層表の作成・・・ 不安を引き起こす刺激場面を強いものから弱いものへと配列した表を作成する。
3リラックス状況を得る手段の指導・・・ 不安反応の表現として筋緊張が身体表現として現れる。
自己暗示からリラックスの状態を会得していく自律訓練法より、身体の弛緩と緊張の違いを体得しながら学んでいくリラックス法。
筋弛緩法の方が効果的であろうといわれている。

筋弛緩法
自律訓練法
4脱感作の手続き・・・ @患者にリラックスしたら合図(挙手)させる。
A不安生起の最も低い刺激場面を想像させる。
Bその場面により、不安や緊張を感じた場合は合図させ、SUDを尋ねる。
C再度リラクセーションを指示し、該当場面により挙手されなくなったら、緊張感が消失したことになり、次の項目に移る。
D誰でもが治療の際不安を感じているが、SUDが20点以下の不安は誰でもが抱いている正常域のものである。
SUDが20点位に下がったら、イメージでの脱感作ではなく、実際の処置を行っていくという現物脱感作に移していく。
E自宅でも弛緩訓練の練習とともに脱感作を行わせる。
F主張訓練の併用もあり。歯科診療は、拷問と等しいと思え、自分の感情を表現しにくい者がいる。
治療に疑問があれば質問し、了解できない場合は断ってもよいということを教える。

SUD・・・自覚的障害単位
SUDの値は患者自身の申告値であり、100%が最も高い不安を引き起こす刺激場面ということである。

このようにして、怖がっていた治療を受けられるようにしていく。
嘔吐反応など、不安のなかで過剰に反応してしまったり、麻酔液で不快感を感じアレルギー反応だと思ったりと、いろいろな場面はよく見ます。患者の性格や観察はたいせつであるなと改めておもった。


一見明るく、良く話す患者さんでも、内層心理は同じです。自己抑制によって、表面に現れない、コントロールされて見えないだけですから、いつも、どんな患者さんでも、わけ隔てのない、やさしさと癒しの対応で、患者さんのココロに届く、ケアをしてください。患者さんのもっているペースを読むのです。

2011年11月28日 【衛生士歴21年 竹中】

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誰でも少なからず歯科治療に対し不安・恐怖を感じている。
中にはその程度があまりにも強度なため、手で治療器具を払いのけたり、
口を開けないというような逃避行動を試みたり、果てには歯科治療を絶対に受けないという回避行動を呈したりと、十分な歯科治療を受けられないでいる歯科恐怖症という、不適応行動を示している患者群が認められる。
歯科恐怖症に対する対処の仕方を抜粋しました。

1・動機づけ  
2・導入面接 現在の歯科恐怖症の症状がいかなる状況下で学習され、持続されたの
か学習理論の立場から分析をする。場合によっては他科へ依頼する
3・治療目標の決定 問題行動(症状)を消去するために解決すべき目標を設定する。
4・治療計画 治療目標に基づいて具体的な治療手段を考える
5・治療の実行  

WFでは初診時にCCがあるので、いきなり治療ではなく、その時に話を聞けるので安心される方も多いと思います。
緊張して、治療中はっきりと、痛いと言うことが言えなかったり、治療法を変えてほしいことを言えない人もいるようなので、なんでも言えるようなリラックスした空間を作ったり、言えるように練習していくのもいいようです。

2011年11月28日 【衛生士歴15年 迫田】

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2.無痛治療・麻酔法

WF独自の無痛麻酔法について

麻酔図

当院使用の麻酔器へ

当院の方法
●麻酔液を体温程度にあたためています。
●粘膜表面を消毒と表面麻酔をかねて、米国歯科学会お薦めの薬液塗布します。
●刺入方法、部位、注入圧について、Dr自身で3ヵ月毎に刺入トレーニングを行っています。
●時間をかけて注入、点滴血流のリズムにあわせて行っています。呼吸法を取り入れています。
●針マスイカートリッジは必ず個人毎に使い捨て、残っても使い回しはしません。

メリット
●組織の破壊はほとんど起こらない。
●無痛に近い刺入方法と注入圧。
●術後の痛みが少なく、感染を起こしにくい。


さににもっと秘密の無痛効果に
優れた方法も加えて、痛くない!!!

痛くない針を探してテストしました

無痛の針には33Gサイズのショート
痛くない器具というのも大事です。しかし、結局は使い方でその性能が発揮されないことが多くあります。

麻酔針の刺入試験を実施、 その結果 デントロの33Gショートをセレクト。

針の33Gを使いこなすために、WFのドクターは各自で呼吸法に合わせた、注入コントロールを毎月トレーニングしています。
09-7

デントロ
デントロ33
デントロニクス 33G
名称
デントロニクス
サイズ
33G*12mm
針部素材
ステンレス
滅菌方法
EOG(エチレンオキサイドガス)滅菌
特長
極細33Gも極細31Gも、デントロニクスが業界に先駆けて発売しました。画期的に細い外径により、患者さんの痛みを大幅に軽減します。どちらも30Gにほぼ匹敵する内径を確保し、注射スピードも快適です。剛性十分な12mmエクストラショートタイプで、的確に刺入ポイントを狙えます。電動注射器カートリーエースにも最適です。いずれも刃先カット面の反対側に見やすいマーク付きです。
メーカー
ミサワ医科工業
発売
デントロニクス

その他の麻酔針リグマジェクト
リグマジェクト
リグマジェクト 30G
名称
リグマジェクト
サイズ
30G*12mm
針部素材
ステンレス
滅菌方法
EOG(エチレンオキサイドガス)滅菌
特長
針両端は3面カットで痛みを抑える加工。刺す側はシリコンコーティングされている。元側は基部に接着剤を使用し針折れの防止効果を高めている。
メーカー
ニプロ
発売
東京歯科産業

カルプーレ30G
カルプーレ 30
カルプーレ 30G
名称
カルプーレ
サイズ
30*25mm
針部素材
最高級ステンレス
滅菌方法
ガンマー線滅菌
特長
最高級のステンレスを原料に、伝統の冶金学と最新の精密加工技術を駆使して伸管・研磨されたカヌーラ(針管)は最も信頼性が要求される麻酔術式において、その真価を発揮します
メーカー
栃木精工
発売
ヘレウスクルツァー ジャパン

カルプーレ33G
カルプーレ 33
カルプーレ 33G
名称
カルプーレ
サイズ
33G*14mm
針部素材
最高級ステンレス
滅菌方法
ガンマー線滅菌
特長
最高級のステンレスを原料に、伝統の冶金学と最新の精密加工技術を駆使して伸管・研磨されたカヌーラ(針管)は最も信頼性が要求される麻酔術式において、その真価を発揮します
メーカー
栃木精工
発売
ヘレウスクルツァー ジャパン


デントロの針を選んだ理由
結果:
デントロの針先のカットが良く、比較するとスムースに刺入します。
ミサワ医科工業の加工技術がよいのですね。
リグマジェクトもニプロのカットは良かったです。
WFでは、デントロニクスとリグマジェクトを採用しました。
栃木精工わずかにカットにスムース感が悪いのです


その他の無痛麻酔の方法
(当院では行っていません)
●冷たい麻酔を使い冷たい器具で行う。
●口腔内粘膜にすぐに注射針をさす。
●時間をかけず、強圧で麻酔液を注入する。

デメリット
●刺入点より感染をおこすことがある。
●液の注入された組織の破壊。
●刺入時及び刺入中の痛み。
●術後の痛み、感染。

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3.セルシン・笑気ガス・CC

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