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スポーツガード
 


スポーツガード

スポーツ活動時の外傷予防を目的に使用する、軟性素材のマウスガードです。
.マウスガード



歯を失う前に 「マウスピース」の利用を!

スポーツのときに、歯が折れたり、歯を失ったりする事故は少なくありません。
歯とお口のけがを少しでも減らすために、マウスガードの利用がすすめられています。


歯とお口のけがを防ぎ、障害を軽くする

予防効果

(右図)マウスガードの所有者43名の装着時と未装着時での外傷経験
[複数回答]

 マウスガードは、マウスピースやマウスプロテクターともいい、スポーツ時に歯に装着して歯とお口のけがを予防したり、軽くするための安全具です。
マウスガードを装着することで接触時の衝撃が緩和され(グラフ参照)、歯が折れたり、抜けたりするような場合でもぐらつく程度に軽減できるといわれています。
また、脳への衝撃が軽減され、脳しんとうを防いだり、頚椎損傷を防ぐ効果もあるといわれています。選手同士がぶつかっても、マウスガードをしていれば、歯で相手を傷つけるのを防ぐことにもつながります。

 

衝撃を受けたときの頭蓋内圧の関係

マウスガードの由来は

 マウスガードは、19世紀初頭にイギリスでボクシング選手が初めて使用したといわれています。ボクシングでは、激しいパンチで歯をけがするだけでなく、あごの骨の骨折や脳しんとうをおこし、最悪の場合には命を落とすこともありました。
 そのため、ボクサーが歯科医師に依頼して、歯と歯の聞に挟んで衝撃を吸収するゴム製の小片を作製してもらったのです。これをマウスピースと呼んだため、いまでもボクシングの世界ではマウスピースと呼ばれています。そのほかのスポーツでは、お口を守るという意味合いから、マウスガードやマウスプロテクターと呼ばれているのです。

義務化されている競技スポーツも増えている

スポーツ 現在、マウスガードは、ボクシングなどの格闘技系のスポーツだけでなく、アメリカンフットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツ、野球やサッカ一、バスケットポールなど、突発的な事故がおこりやすいスポーツでも装着が望ましいといわれています。
 わが国では、マウスガードの装着がルールによって、あるいは各スポーツ協会などによって義務化される競技スポーツが少しずつ増えてきています。


マウスガード装着スポーツ


歯科医院でマウスガードを作ろう

 スポーツ時の事故の防止や軽減のためにも、利用したいマウスガード。どんなものがあるのか、どのように作るのかなどを紹介します。

マウスガードはお口に合ったものを

 マウスガードには、大きく分けて、スポーツ用品店などで市販されている既成品のほか、キットを使って自分で歯に合わせるタイプ、歯科医院で作ってもらうタイプのものがあります。
 マウスガードは自分のお口に合っていてこそ、有効性が発揮されます。お口にぴったり合ったものにするには、マウスガードを扱っている歯科医院で作ってもらうのか.近道。ただし、健康保険が使えないので、金額や作り方などきちんと歯科医師と相談することが大切です。また、「異物感がある」「しゃべれない」「呼吸が苦しい」などがあったら、必ず歯科医師に伝えて、調整してもらいましよう。実際に装着する前には、歯を磨いて清潔にしておくことも肝心です。

コラム

作成の流れ

マウスガードのメンテナンスのポイント

①便ったあとは、流水で洗って清潔に保管する
②温度の高いところに放置すると変形するので注意する
③内側に着色汚れがついてしまった場合は、入れ歯用の洗浄剤を使うとよい
③長期間使っていると劣化したり変形したりすることがあるので、ゆるみを感じたら歯科医師に相談する。新たに作ってもらう必 要がある場合もある


海外で人気!カラフルなマウスガード
いろいろなカラー


アンダーアーマー・パフォーマンス・マウスウェア

「アーマーバイト」は、集中力の持続・向上をサポートし
人間が本来持つ潜在能力を引きだす
全く新しいコンセプトのパフォーマンス・マウスウェアです


アンダーアーマー・マウスウェア

製品ホームページはこちら
http://www.underarmour.co.jp/innovation/armourbite.php

「アーマーバイト」とは?

「アーマーバイト」は全く新しいコンセプトのスポーツイクイップメント。
いわば「UA IS INNOVATION」を象徴するギアだ。 15年に亘る研究開発、米国特許を取得した数々のテクノロジーにより、アスリートが本来持つ筋力・瞬発力・持久力を十二分に発揮させるマウスウェアが誕生した。

既存のマウスウェアが衝撃保護のみを目的に作られているのに対し、「アーマーバイト」はパフォーマンスアップの観点から開発された、まさに「噛むアドバンテージ」。 この革新がすべてのマウスウェアを過去のものにする。

こんな方におすすめ

 健康なカラダを作りたい人、スポーツを楽しみたい人
 そしてアスリートまで
 すべての人々にパフォーマンス・ソリューションを


特許技術と検証結果が証明するマウスウェアのメリット

 「アーマーバイト」は、アスリートはもちろん、日常的にスポーツを楽しみたいと考えている人、 健康なカラダをつくりたい人など、すべての人々にパフォーマンス・ソリューションを提供します。

 そして、完全にフィットするように設計された「アーマーバイト」は、 本来のマウスピースの役割でもある保護機能をハイレベルでご提供します。

<対象アクティビティ>
勉強、創作活動、ビジネス、ゲーム、読書、楽器演奏、PC操作など

<対象スポーツ>
ゴルフ、野球、サッカー、ランニング、ウォーキング、サイクリング、水泳、ヨガ、 ピラティス、テニス、バスケットボール、体操、バレーボール、ソフトボール、 ウェイトリフティング、ハンドボール、スケートなど

アンダーアーマー・パフォーマンス・マウスウェア

「顎」があなたのパフォーマンス向上を助けてくれる

人類は、昔から「食べ物以外のものを噛む」ことを行ってきました。

古代ギリシャのスポーツ競技者、ローマ帝国の戦士、そして北欧のバイキング…。 彼らは、競技中、あるいは戦闘中に革の紐を噛み戦いに臨んでいました。

つまり、「革を噛む」という行為に、何らかの効果や効能があることをそれらの経験から知っていたのです。

しかし「噛む行為」と「身体的なパフォーマンスの向上」の因果関係が一つのコンセプトとして 追求されることはこれまではありませんでした。

アンダーアーマー・マウスウェア

アーマーバイト・マウスウェアがあなたの潜在的な力を解き放つ 人間の身体に備わっている本来の力は、「歯」を食いしばるという自然な生理反応により抑制されています。

しかし、歯にフィットする安全設計のアーマーバイトを装着すれば、 身体の中に潜んでいる本来の力が解き放たれ、 ゴルフ、野球、サッカー、アメリカン・フットボール、テニス、バレーボールなど、あらゆるスポーツでより強く、 より速く、そしてより良いパフォーマンスが発揮できるようになります。

アーマーバイト・マウスウェアのアーマーバイト・テクノロジーは、 身体の保護を必要とするコンタクトスポーツはもちろん、ノンコンタクトスポーツも含める すべてのアスリートのパフォーマンスを極限まで高めます。

どのように働くのか?

 クレンチング(歯をくいしばること)を抑え、
 自分自身をより優れたアスリートへと進化させよ


「クレンチング」があなたの真の力の発揮を妨げている

人がトレーニングやプレイの最中に歯をくいしばる行為。 それはストレスにさらされた時に起こる「攻撃・逃避反応」の一部であり、交感神経の働きによるものです。

しかし、歯のくいしばりによる顎関節の圧迫は、身体に過度の緊張や不安感を与え、 ストレスや疲労、注意力散漫、集中力の阻害などの原因となり、それがパフォーマンスの低下につながります。

どのように働くのか?

アーマーバイト・マウスウェアは、歯を食いしばることによって起こる顎関節への圧迫を防ぐことにより、 身体をリラックスした状態に保つことができ、人間が本来持っている真の力を発揮できるよう導いてくれるのです。
アーマーバイト・マウスウェア発祥地のアメリカにおいても、その点に着目した多くのアスリート達が このマウスウェアを装着しています。
また、マウスウェアには生体親和性と安全性に配慮した素材が使用されていますので、安心してお使いいただけます。

どんな効果があるのか?

「緊張」の緩和

身体をリラックスした状態に保つことで、人間が本来持っている筋力、 持久力、瞬発力、そして柔軟性を十二分に発揮させることができます。

「酸素の吸入量」の向上

顎顎関節への圧迫を防ぐことにより、口を閉じた場合に比べ通気量がアップし、酸素の摂取量も増加します。

マウスウェアの有無による気道の断面積の違い

コンタクトの度合いによるスポーツの分類

製品ラインナップ

■ アンダーアーマー・パフォーマンス・マウスピース
(下歯装着タイプ)

ハイパフォーマンス

ノンコンタクトスポーツ用マウスピース。
ハードなトレーニングや高いレベルでのプレーに挑戦するときにパフォーマンスの向上をもたらし、 健康的な身体をつくるために多くのメリットを提供します。 また、最適なフィット感と着け心地の良さで、違和感のない装着感を実現。装着時の会話も無理なく可能。

<適したスポーツ>
ゴルフ、野球、サッカーランニング、サイクリング、水泳、ヨガ、ピラティス、 テニス、バスケットボール、たいそう、バレーボールソフトボール、 ウェイトリフティング、ハンドボール、スケートサーフィンなど


■ アンダーアーマー・パフォーマンス・マウスピース
(上歯装着タイプ)

ハイパフォーマンス+プロテクション

コンタクトスポーツ用マウスガード。
であるUAPMGは、パフォーマンス・マウスピースにおけるメリットに加え、高い保護機能を提供します。

<適したスポーツ>
アメリカン・フットボール、アイスホッケー、ボクシング、空手、柔道、剣道、 レスリング、スキースノーボード、ラクロス、ラグビー、テコンドー、ムエタイなど


■ アンダーアーマー・マウスガード
(上歯装着タイプ)

プロテクション

コンタクトスポーツ用マウスガード。
シンプルな設計による高いコストパフォーマンスで、保護力と着け心地の良さを提供します。

<対象スポーツ>
アメリカン・フットボール、アイスホッケー、ボクシング、空手、柔道、剣道、 レスリング、スキースノーボード、ラクロス、ラグビー、テコンドー、ムエタイなど


ご希望のタイプが決まったら、次のステップでご購入いただけます

  1. ホワイトファミリー歯科で、印象(歯の型をとること)をとり、歯の模型を作ります。
  2. ホワイトファミリー歯科からADIテクノロジーセンターへ歯の模型を送り、お客様専用のアーマーバイトを作製します。
  3. できあがったアーマーバイトをホワイトファミリー歯科で装着し、仕上げの調整を行い、完成です。

よくある質問

Q. アーマーバイト・マウスウェアは他のマウスガードとどう違うのですか?

通常、マウスガードは口腔内の保護のために使われます。

アーマーバイト・テクノロジーによるマウスガードとマウスピースは、保護だけではなくアスリートの パフォーマンスを進化させる機能がプラスされているのです。

既に、アーマーバイト・マウスウェアは、その違いから、さまざまなスポーツ分野で活躍するプロのアスリートから支持されています。

Q. アーマーバイト・マウスウェアの使用に適した人とはどんな人ですか?

多くのプロフェッショナルアスリートがアーマーバイト・マウスウェアの卓越した機能と 優れた保護力に絶大な信頼を寄せています。

しかし、アーマーバイトは、プロフェッショナルアスリートのためだけのものではありません。 アーマーバイト・マウスウェアはあらゆるスポーツやトレーニングにおいてパフォーマンスを 向上させたいと願う全ての人のためのものです。

Q. 自分に最適なマウスウェアを選ぶにはどうしたらいいですか?

アーマーバイト・マウスウェアは、サッカー、ランニング、野球、ゴルフ、テニス、 トレーニングなどの非接触型(ノンコンタクト)スポーツに適しています。

このように、主にスポーツで着用をしたいときには、その競技の接触の 有無から選択されることをおすすめします。

アーマーバイト・マウスウェア・ガードは、パフォーマンス向上をもたらす多くのメリットに加えて優れた 保護機能をご提供しますので、アメリカン・フットボールやホッケー、ラクロスなどの接触型(コンタクト)スポーツに最適です。

Q. オーダーしてからどのくらいの期間で届きますか?

歯の印象(歯の型をとること)をとってから、約2週間で歯科医院に届きます。

注意事項

「アーマーバイト・マウスウェア・ガードの注意」をお読みください。

関連記事

スポーツデンティスト誕生

スポーツデンティスト誕生

 

スポーツ歯学フォーラム

2011.03.06


SHP Dent.かながわ(かながわスポーツ・健康づくり歯学協議会)

2002から設立

Dental Conference of Sport and Health Promotion Kanagawa

日本のスポーツ人口1000万くらい

JOC強化指定は1584名

JISSスポーツ医・科学サポート事業、もある。

アクティブスポーツ人口が過去最高になっている19910万人年18%増加
年間にスポーツしない人口は減ってきている。24%2010、26%2009
スポーツ外傷の安全対策論必要増加

マウスガード既成品では、機能が十分でない?

スポーツによるカラーの違い
アメフト白はダメ、
ボクシング、赤ダメ
テコンドー、キック、アイスホッケーでは透明肌色だめ
ラクロスは女子のみ
硬式は白か透明のみ

1892年イギリス、ボクシング用、リング前に、直前にガッターパーチャーで作った
歯科医が作った、パンチ力は、300キロ、ヘビーは645Kgフォースでる。
健全歯は140Kgフォースで割れる。

正しいTC
シリコーンTCかバイトを使うとはっきり抜ける。

咬合力高いと運動能力は高く、関連している。

奥歯の支持と背筋力が関連している。レジンスプリントで、8歯から2歯まで変化させて

高齢者と体力と咬合力の関係 握力、片足立ち、

運動習慣と歯周病の関連
運動週3から5日は0,56倍オッズ比、免疫力上がる。

東京オリンピック参加者123名
歯科的健康を診ると

DMF
MもF少ない、78%何でも噛める。
高齢になっても良い、
持ち越し効果?

欠損歯はやせる?65歳以上629名、普通はやせる
残存歯20以下は肥るリスクは3倍。

歯周病と認知機能の関わり、60歳2355名
第3回米国健康、栄養
国民健康調査委
軽傷1,43,
中2,03
重症4,の認知機能の低下がある、

前頭前野3分の1、脳の司令塔。の活性化 
人間らしさ

此の活性が落ちると認知症に、

色々な硬さのものを噛むと活性化される、脳のぼけ防止

身体の柔軟性、筋力、バランスの低下、
転倒へ
寝たきりの入り口、

運動する子としない子の2極化
便利な生活はこどもの敵?

・静的バランス
重心動揺、クレンチングは良い、

・動的バランス
足踏み、歩行、残存歯が多ければよくなる。

・反応バランス
外乱要素に対する姿勢安定性、
姿勢をくずした場合の修正力
かみしめていると、踏ん張りが効いて前後、、動揺がちいさくなる。
左右方向は影響はない。
収束は早くなる。

転倒事故経験と咬合支持域の関連
253名
60代でふえて、70代では検査に参加する動ける人がすくなくなるから?
80代でもっと増える。



朝日2010年8月21日ニュース、球児に人気、マウスピース。

マウスピース付けると、反応バランスが良くなる。

チームジャパンの歯科保健状況

虫歯できやすい傾向、ポケットは深め

一日2,3回のブラッシングのみ、寝る前に忘れる。
よく食べる、スポーツドリンク、
トレーニング中の脱水で唾液分泌がすくない。

運動負荷試験でドリンク飲む唾液の緩衝能
菌数の変化なし、
500から700cc飲む、運動中に分泌下がる、
後に30分くらい掛かって戻る、
運動中にスポーツドリンクで、量は改善するが、
緩衝能がわるくなる、PH低いので、
PH3から4、
ドリンク後にORCTが良い、

日常に飲む習慣が出来やすいので注意。

マラソンでは400から800mLを推薦

スポーツドリンク
アクエリアス、PH3,6糖度4.8
ポカリスエットPh3.7糖度7

角砂糖、炭水化物、g*飲料ML

唾液分泌は高齢者加齢で減る、
唾液分泌は噛むことでアップする。
噛めるようにすることが重要。

ドライマウスのナイトガードの効果
鶴見大
54~93最24名良くなった、
かみしめ効果?
口蓋カバーなので、滞留、口呼吸の抑制?


三層構造のマウスガード製作の方法


第19回茨城県医学会併催第32回茨城デンタルショーは2月6日、水戸プラザホテルで開かれた。
今回は日本補綴歯科学会東関東支部総会・学術大会も主なわれ、1000名余が参加した。

日本補綴歯科学会東関東支部総会・学術大 

ハード&スペースタイプマウスガードの製作方法

東京歯科大学スポーツ歯学研究室

黒田勝英さん

東京歯科大学スポーツ歯学研究室では、適合性に優れ、性格な咬合を有し、かつ安全性の高いマウスガード(GM)の開発・普及に努めている。

カスタムメイドタイプのマウスガードは市販のものに比べ、顎口腔系外傷予防・軽減のために必要は衝撃吸収に優れている。しかも違和感が少ないという利点を有している。
そこで除々にではあるが様々なスポーツにおいて、その使用率が高まっている。そして、これまで多くのスポーツ歯学に関する研修およびテーブルクリニックなどでは、最もスタンダードな一枚法バキュームタイプや二枚法ラミネートタイプのマウスガードの製作が中心に行われてきた。

しかし、競技種目や競技レベルによっては、通常のエチレン酢酸ブニル(EVA)などの軟質材で製作したマウスガードでは、防ぎきれない外傷も少なくない。また、一度保存・補綴治療などが施された歯は外力を受けるとマウスガードを装着していてもダメージを受ける傾向にある。

そのほかにも、マウスガードがより多くのスポーツで使用されるようになってきたため、より汎用性が高く、かつ外傷予防効果の優れたマウスガードの普及が望まれる

そこで、東京歯科大学スポーツ歯学研究室が開発した新しいデザインのマウスガードの製作方法を紹介する。

これはエチレン酢酸ブニル材(EVA)の間にアクリルなどの硬性材を挿入した。
かつ歯面とマウスガードの間のスペースを設けることにより、さらに外傷予防効果を高めた三層構造タイプのマウスガードの製作方法である。

(製作と製作の際の注意点をデモで示し、参加者の質問を受けた)

2011.02.07


スポーツ・マウスガード

<2008年9月にスウェーデン・ストックホルムで開催されたFDI総会で新しく採択された政策声明を紹介する>

◆背景
 レクレーションとして、また競技としてスポーツに参加する人は、あらゆる年齢、性およびいかなる技術レベルの人であろうと、口腔の障害を受けるリスクがある1~3)。また、非接触の運動時あるいは練習期間であれ、外傷性の口腔障害が生じる。1.3)継続的な研究により、唇側および咬合面に適切な厚みをもつカスタムメイドのマウスガードは、衝撃力を分散し、消失するような強く、保護的表面を持つことにより口腔内の損傷に対して有意に保護しうることが示されている。しかし、マウスガードが脳震盪による損傷を防ぎうるかについてのエビデンスは未だない。

 運動時のすべての損傷リスクは、マウスガードの非装着者が装着者に比較して1.6から1.9倍のリスクのあることがメタ分析2)で示されている。大学バスケットボールチームの研究で、カスタムメイドのマウスガード装着者は有意に非装着者より障害の少ないことが分かっている4)

 カスタムメイドのマウスガードは、装着者に最上の防護と満足感を与え、半既製の温湯成形型(「boil-and-bite」)の口腔内形成マウスガードは不適切であり、既製のストックマウスガードは防護や装着感の点で劣っているとのエビデンスが示唆されている1)


◆声明

  FDI世界歯科連盟は以下のことを推奨する。

各国の歯科医師会は、口腔顔面の外傷の予防を含むスポーツ・マウスガードの有用性を国民および口腔ヘルスケアの専門家に周知徹底すること。
患者が口腔を損傷するようなスポーツや活動に参加しているのかどうかを、口腔ヘルスケアの専門家は確認すること。
すべての年齢の人々はスポーツや活動に参加している間マウス・スポーツガードを使用すること。
マウスガードの種類、防護特製、費用およびメインテナンスの要件に関する適切な指導を含む口腔顔面の損傷を予防するマウスガードの有用性について、患者を教育すること。

引用文献
1)American Dental Association Council on Access,Prevention and Interprofessional Relations;Ameri-can Dental Association Council on Scientific Af-faire. Using mouthguards to reduce the incidence and severity of sports-related oral injuries.J Amer Dent Assoc 2006.137:1712-1720.
2)Knapik JJ,Marshall SW,Lee RB,Darakjy SS,Jones SB,Mitchener TA,de la Cruz GG,Jones BH.Mouthguards in sport activities:history,physical properties and injury prevention effectiveness.Sports Med 2007,37:117-144.
3)Kumamoto DP,Maeda Y.A literature review of sports-related orofacial trauma.Gen Dent 2004,52:270-280.
4)Labella CR,Smith BW,Sigurdsson A,Effect of mouthguards on dental injuries and concussions in college basketball.Med Sei Sports Exerc 2002,34:41-44.

2009-5 記事 日本歯科医師会雑誌 Vol.62


装置を応用した除菌ケアとナイトケア(3DSとは)

2013年11月14日

フッ素コーティングと除菌をWでおこなう

入れ歯やマウスピースのお手入れは、装置をキッチンハイターの希釈液につけるのと、良く洗浄して夜にははめて寝るのですが、装置の内面にジェルコートFを薄く塗り伸ばしてそのまま、はめます。鶴見歯科大学の提唱している3DS法を拝借してます。