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いびき・睡眠時無呼吸・眠る、睡眠とは
 

  1. 口の衰え、見逃すな!
  2. むせる・かむ力弱い… 口の衰え、死亡リスク高める恐れ
  3. 窒息対応の指針、書き換えるような研究目指す【時流◆食事による窒息死を減らす】
  4. 「のみ込む力」鍛えよう 注目集める「のどトレ」
  5. 呼吸障害は舌、口腔周囲の筋群の機能低下です。
  6. 老け見えの原因となるアゴ周りのお悩みはホワイトファミリーへ
  7. 現代の子供の口腔育成の必要性
  8. 少子化時代の小児歯科 その新たな取り組みを考える
  9. 喉の痛みや咳は風邪の引き始めのサイン!風邪のつらい「咳と喉の痛み」の予防に利く方法!口内炎、花粉症の予防にも!
  10. 原因と目標としての寝相
  11. 先進医療に導入されたチェアサイドで簡便に行える咀嚼機能検査
  12. かみごたえ早見表
  13. 歯を溶かす危険なドリンク
  14. 脳の酸欠は怖いです
  15. 頭痛めまい改善
  16. 不眠症の原因は基本的に脳脊髄液の循環障害です
  17. タダで出来る健康法
  18. 冷えと思ったら「動脈硬化」静かに進む「血管老化」
  19. 突然死のリスクを回避!カギは血管&血液SP
  20. 大丈夫?あなたの姿勢
  21. 肩こり予防のための生活チェック
  22. 元気になるストレッチ

 

 

1日で入るCAD/CAM冠はWF 顕微鏡による精密歯科治療
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1.口の衰え、見逃すな!

衰え、筋肉量(力)低下(サルコペニア)

参考:NHK総合 2018.3.30

【3月30日放送】ニュースシブ5時 口の衰え 見過ごさないで!

口の衰え 見過ごさないで!要介護&死亡リスク高まる

 去年11月に東京大学などの研究チームが発表した論文が注目を集めています。口の機能が衰えると死亡率が2倍、要介護リスクが2.3倍になるといいます。しかし簡単なトレーニングでリスクは大幅に減らせます。衰えは40代からと言われるが早期トレーニングで効果がアップします。

 歯科衛生士の小原さんが解説。口の衰えをチェックするポイントは歯が20本未満、噛む力が弱いなど6つあり、3つ以上あてはまると「オーラルフレイル」と呼ばれ、口の機能の些細な衰えが低栄養・筋力の低下などにつながり、最終的に要介護・死亡のリスクが増大することが研究で明らかになりました。

 神奈川県・川崎に住む内藤定雄さんは去年、かかりつけの歯科医院でオーラルフレイルと判定されました。定雄さんは自覚がありませんでしたが、妻の妙子さんは滑舌の悪さなど口に関する異変を感じていたといいます。歯科医院での検査結果では残っている歯は10本、噛む力や滑舌が基準を下回りました。歯科医師の平野さんは高齢患者を診ている内に回復具合と口の状態の関連に気がついたといいます。そこで平野さんは東京大学教授らとともに6年前、65歳以上約2,000人を対象に調査を実施し、歯の数や噛む力などのデータを継続的に集めました。すると口のトラブルが多い人はない人に比べ死亡率は209倍、要介護率は2.35倍となりました。この調査の過程でオーラルフレイルかを見極める6つの項目ができ、ほとんどはトレーニングによって改善できます。

簡単&楽しくトライ!口の衰え改善

 オーラルフレイルを改善するトレーニングとして決められたカタカナを発音することで頬や唇の筋肉を動かします。さらに顔面と舌のトレーニングを合わせ、飲み込む力をアップします。こうしたトレーニングを内藤さんは毎日欠かさず続けてきました。この日は歯科医院に出向き、半年間の成果を検査。唇や舌、それぞれの動きを確かめるため「パ」「タ」「カ」それぞれ5秒間で言える回数を数えます。ガムを使って噛む力の検査を行いました。それぞれ効果が出ていました。



歯だけじゃない!口の“筋トレ”で健康長寿

 オーラルフレイルはまだ始まったばかり。今後65歳以上の高齢者の方に対するお口の機能の検査は全国で受けられるように今度体制が整っていくものとみられます。きんさん・ぎんさんはほとんどご自身の歯はほとんどありませんでしたが、顎をしっかりと動かし食べていました。羽村章教授によると舌の運動能力が高く舌と上顎や歯茎で噛んでいたのではないかということです。食べる機能は歯だけではないため、しっかりと整っていくことが大事。おうちでカンタンにできる口のトレーニングを紹介。ベロ体操は舌を前に出す、出した舌を左右に動かす、舌で唇をゆっくりなめます。それぞれでやってみてきついなと感じるまでやるとよいです。早口言葉は滑舌もなくなるし、筋力アップにもつながります。

 

2020.1.31

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2.むせる・かむ力弱い… 口の衰え、死亡リスク高める恐れ

むせる、筋肉量(力)低下(サルコペニア)、衰え

参考:朝日新聞 川村剛志 2018.1.9

川村剛志さん

東大高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授



むせることが増える、かたいものが食べづらくなるなどの「口まわり」のトラブルが、将来の死亡リスクを高める可能性があります。そんな調査結果を東京大などの研究チームがまとめました。こうした口の働きの衰えは自覚しにくいですが、歯科医の定期的な受診などで対処していくことが大切といいます。

 千葉県柏市に2012年に住み、介護を必要としない状態にある65歳以上の約2千人を対象に調べました。

 本人への聞き取りや測定から@残っている歯が20本未満Aかむ力が弱いB口を巧みに動かせないC舌の力が弱いDかたい食品が食べづらいEむせやすい――の6項目を調査。該当するのが「3項目以上」「1〜2項目」「ゼロ」と三つのグループに分け、約4年後の健康状態を検証しました。

 その結果、年齢などの影響を取り除いても、3項目以上該当したグループは、ゼロのグループに比べて死亡率が2・09倍に。介護が必要になった割合は2・35倍でした。また、筋力が衰える「サルコペニア」と呼ばれる状態に2年以内になった割合は2・13倍、筋力に加えて意欲の低下など心身の活力が落ちた「フレイル」と呼ばれる状態になった割合は2・41倍でした。

 

2020.1.31

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3.窒息対応の指針、書き換えるような研究目指す【時流◆食事による窒息死を減らす】

衰え、咽頭、気道閉塞、窒息

参考:@m3.com 2020.1.9

日本医科大学付属病院・五十嵐豊氏に聞く- Vol. 3


日本医科大学付属病院高度救命救急センター助教の五十嵐豊氏へのインタビュー第3回(最終回)。2019年の多施設共同研究で得られた最新知見と、来年度(2020年度)の日本救急医学会学会主導研究として採択された多施設共同研究「MOCHI project」の展望などを聞きました。
五十嵐氏は、窒息事故の多い日本での実態を解明するだけでなく、窒息予防や気道異物解除の、よりエビデンスに基づいた手法を明らかにし「長らく新しい知見が追加されていない、世の中で最も知られているであろう米国心臓協会(AHA)のガイドラインを、日本発のエビデンスで書き換えるくらいの研究を進めたい」と話しました。
(聞き手・まとめ:m3.com編集部・坂口恵/2019年10月24日取材、全3回連載)


5分未満の気道閉塞解除で植物状態ゼロ

――先日の日本救急医学会学術集会における講演では、「窒息死を減らすための研究を進めたい」とした上で、「経口摂取に消極的になることによるQOLの低下や、高齢者施設側のリスク回避的な介護で、高齢者の残存能力の低下や自立が阻害される恐れがある」との提言が印象的でした。最新の多施設共同研究(MOCHI:Multi-center observational choking investigation)の結果も報告されていました。

8施設386例を登録し、バイスタンダーによる異物除去が行われた70例と救急隊による異物除去が行われた153例の転帰を比較しました(Am J Emerg Med. 2019. pii: S0735-6757(19)30164-0)。神経学的予後良好の割合はバイスタンダーで44例(63%)と、救急隊の26例(17%)に比べて有意に上昇していました。生存退院や院外心停止も同様にバイスタンダーによる介入があった群で有意に良好でした。

また、気道閉塞時間と神経学的予後の関係についても、気道閉塞が5分未満で解除された群ではいわゆる植物状態(グラスゴー・ピッツバーグ脳機能カテゴリー=CPC 4)がゼロでした(図)。
このカテゴリーでの死亡率は6%だったのですが、これは例えば窒息以外の、心筋梗塞などの致死的な病態が先行していて、気道閉塞は5分未満で解除されたけれども、残念ながら死亡したようなケースが含まれていると見ています。そして、気道閉塞から5分を過ぎると、たとえ6-10分の間に閉塞が解除された場合でも42%の人は死亡、または植物状態の転帰をたどっています。11分を超えると死亡率が50%以上になります。やはり、窒息事故の発生から5分以内の応急処置が事故による死亡を減らすための鍵と考えています。

 

2020.1.31

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4 .「のみ込む力」鍛えよう 注目集める「のどトレ」

参考:神戸新聞 2018.4.24

高齢化の進行に伴って誤嚥(ごえん)性肺炎の患者が増える中、物をのみ込む力をつける重要性に注目が集まっています。正しい喉の鍛え方を普及させようと「嚥下トレーニング協会」(事務局・東京都三鷹市)が設立され、各地で「のどトレーニング(のどトレ)教室」を始めました。同協会長の神鋼記念病院(神戸市中央区)耳鼻咽喉科の浦長瀬昌宏(うらながせあつひろ)科長(45)は「トレーニングを継続すれば確実に機能向上が見込めます。高齢になっても楽しく食事をするため、気軽に参加してほしい」と呼び掛けています。(片岡達美)

 同協会の理事にはボイストレーナーらも名を連ね、医学的な知識を基に独自のトレーニング方法を考案。同協会規定の講座や実習を受けた認定トレーナーが、トレーニングの講師を務めます。

 兵庫県内では4月、神戸新聞文化センター三宮教室(神戸市中央区雲井通7)の講座として「のどトレ教室」が開講。月2回、1回1時間で、柔軟体操や呼吸法、発声法などを通してのみ込む力を高めます。  女性(72)=同市西区=は、食事の際、喉が詰まることが増え、錠剤の薬が飲みにくくなった。耳鼻咽喉科を受診したところ、嚥下(えんげ)力が落ちていると診断されたが、「自分ではどのようにしてのみ込む力をつけるのか分からなかった」と受講しました。嚥下力を高めるには、喉仏周辺の喉頭をスムーズに上下できるかが鍵となり、「直接、指導してもらい、のみ込むことをはっきりイメージできるようになった」と手応えを感じています。

 浦長瀬さんは「喉の老化は自身の力でしか食い止めることができないので、自分に合う正しいトレーニングを続けてほしい」と話します。

 同文化センターの三宮教室は毎月第2、4金曜の午後1〜2時に開講中。同センターの加古川教室が5月7日から毎月第1、3月曜の午前11時〜正午に開講しました。いずれも1カ月3240円、3カ月8640円。三宮教室TEL078・265・1100、加古川教室TEL079・454・8110
 のみ込む仕組みやのどトレの方法などを解説する浦長瀬さんの著書「誤嚥性肺炎が怖かったら『のど上げ体操』をしなさい」(時事通信社刊、1188円)も販売しています。

2020.1.31

 

2020.1.31

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5.呼吸障害は舌、口腔周囲の筋群の機能低下です。

呼吸障害、口呼吸、舌、酸欠、筋肉量(力)低下(サルコペニア)、唇、頬、咽頭

呼吸障害は舌、口腔周囲の筋群の機能低下です。離乳食、毎日の食習慣で進行します。それにより、口呼吸と低位舌が常態化して食いしばり状態(歯牙接触状態TCH)が日常で起きてきます。鼻呼吸と比較すると、圧倒的に口呼吸は脳の冷却がなく、一回呼吸換気量が少ないことで血中酸素濃度の低下で、脳の酸欠と合わせて、オーバーヒート慢性脳炎で脳の機能障害へも進行し、発育障害や引きこもり状態、登校拒否、自己中心性、反抗性、などの脳機能のアンバランスが進行していきます。

幼児期から学童期の食習慣と慢性鼻炎、風邪、咽頭炎、喘息、アレルギーで口呼吸が習慣化して低位舌になります。舌が常に、平べったく延びた餅のように前後左右に広がり、下歯列の上に被さり、上下奥歯の間に入りこんで、奥歯歯列を下方に圧迫し、下顎奥歯が内傾し低位になり、狭くなった歯列内で舌先端は前歯を押しだし、上顎前歯と同じに出っ歯気味なり噛み合わせも深くなって、犬歯間の幅が狭くなることで、前歯の乱配列も進行します。後端側の舌根部は舌筋肉のエネルギー消費の低下で脂肪が蓄積して、肥満肥大で膨らみ、気道が閉塞気味になります。脳が常に酸欠状態で、脳機能の低下から慢性疲労症候群?毛細血管の消失、心拍数の上昇、動脈硬化の進行、若い時からのラグナ脳梗塞、全て脳の酸欠で起きてきます。脳の酸素不足は怖いのです。引きこもりや、多動性の人のオーラルフレイル口腔機能低下は幼児から始まって、進行していきます。今では発育障害と呼ばれます。10年以上経過すると可逆性が低下します。

社会からの孤立は、奥歯の歯周病、虫歯でのかみ合わせ崩壊が、孤食でのジャンクフードで加速します。発音障害も加速する、舌周囲菌群の筋膜が固着してくるので、会話が困難になってきます。バックネックの筋群の凝り、胸鎖乳突筋と翼突筋の凝りで、頸動脈も圧迫されてきます。嚥下障害も起きてくる。猫背で食事もするし、呼吸も猫背でないとできない。…

 

2020.1.31

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6.老け見えの原因となるアゴ周りのお悩みはホワイトファミリーへ

衰え、劣化、舌骨上筋群

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喉に痰が多くなり、咳払いをする。など、喉の不調が感じられる、
乾いた咳が続くことがある!
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2020.1.24

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7.現代の子供の口腔育成の必要性

口呼吸、筋肉量(力)低下(サルコペニア)、鼻呼吸、咽頭

参考:Vキッズ 2019.12.12


昔と今、子どもの口腔環境に変化が起きていることはご存知でしょうか? 交通機関の発達や、ゲームなどの便利な遊具の利用による生活習慣変化によって、今の子どもにはさまざまなトラブルが起こっています。 健康的な歯でより長く生きてもらうためにも、子どもにも母親にも負担をかけずに行う、口腔育成の方法を見てみましょう!

子ども時代の口腔環境を整えることが、 健康な体を作る

これらのレポートは舌ポジションの重大性に気づいていません。参考までに読んでください!
?生活習慣、食生活、遊び方…。現代の子どもを取り巻く環境は、昔と比べて大きく変化しています。子ども時代は、生涯にわたる体の基礎が作られる大切な時期。その子ども時代の口腔環境を整えることは、体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
小児口腔育成の必要性を提唱する、株式会社アイルデンタル代表の小尾淳子さんにお話を伺いました。

昔と今では子どもを取り巻く環境が激変

近年、子どもの身体活動量低下、体力の低下、小児肥満の増加などの問題が多数報告されているように、最近の子どもは、昔に比べて体を動かす機会が減っていると言われています。 原因として考えられるのは、交通手段の発達により一日の歩数が減ったこと、外遊びの減少、テレビやゲームなど非活動的余暇時間の増加など。実際、近隣の小学校でも運動会の組体操や騎馬戦がなくなったり、実施されたとしてもずいぶん簡略化されたりしています。なぜかというと、子どもの体が硬くなって柔軟性が低下したために、少し負荷がかかるだけで骨折してしまう子どもが増えたからだそう。中には、転倒しただけ、ドッヂボールをしただけで骨折してしまう子どももいるんです。

また、以前なら考えられなかったことですが、成人特有の疾病を発症する子どもも年々増えていて、その低年齢化も進んでいます。

そのほか、歯並びが良くない、姿勢が悪い、集中力にかける、覇気がない…。最近の子どもたちに見られる様々な問題の要因のひとつに、先ほど挙げたことのほか、口腔の狭さがあると言われています。

口腔が狭いということは、あごの骨=頭蓋骨の一部の成長が不足しているということですが、それはつまり体全体の成長が不足している可能性をも含んでいるということ。口腔の狭さは歯並びが悪くなるという問題だけではなく、全身、そして成人後の健康上の問題の引き金になる可能性もはらんでいるのです。

走る子ども

口腔の狭さが引き起こす、様々なトラブル

まず、口腔が狭いと呼吸が浅くなります。子どもが健やかに成長するには良質な睡眠が欠かせませんが、口腔が狭い子どもは呼吸が浅くなりがちなので熟睡することが難しく、結果、睡眠中の成長ホルモンの分泌や自律神経の発達にも影響を及ぼしかねません。

また、呼吸が浅いと口呼吸をしがちになります???。鼻呼吸と違い、口での呼吸は様々なアレルギー物質を直接体内に取り込みやすくなるため、病気になる確率が上がったり、アレルギーが発症しやすくなってしまったり…ということも考えられます。 こうした問題の起因となる口腔環境の低下は、食生活の変化などで咀嚼回数が減ったことも原因の一つ。ここ10〜20年ほどで子育て世代にう蝕予防の意識が高まり、う蝕に悩む子どもの数はずいぶん減少しましたが、残念ながら口腔環境に関しては意識されること自体が少ない、というのが現状です。

口周りの発達は、ただ単に歯並びや見た目の問題だけではなく、子どもがよりよく生き、成長していく力にも深く関係している重要な事項。 そこに着目して開発したのが、小児口腔機能育成装置DPです。

独自の研究から、“口腔育成”の必要性を提唱

DPは、独自に研究を進め、DPのベースとなる装置を開発。負荷をかけることで口腔の育成を促す「口腔育成」の考え方を確立しました。

睡眠時に歯に装着するだけの小児口腔機能育成装置。装置自体に高さがあるので、装着するだけで噛み合わせに高さが出て、口腔が広がります。それにより舌の置き場ができるため咽頭部の舌根部のふくらみが減り、鼻呼吸がしやすくなり、睡眠時の呼吸の改善で、良質な睡眠に繋がることが期待できるのです。また、使用は就寝時のみなので子どもにとって使用するストレスが少ないというメリットもあるほか、毎晩寝ている間にDPを噛みしめることであごの骨に継続的な負荷をかけられるので、頭頚部や体の基礎的な構造の成長をサポートすることにもつながります。


子どもにも母親にも負担をかけないことを重視

こうした装置は子どもが嫌がらず、痛みを感じることなく継続的に使えるものであることが大前提。子どもに負担をかけないものを、という信念のもと開発されたDPは、装着した瞬間から子ども自身が呼吸の楽さを実感できます。装置を使わず口腔体操やトレーニングで口腔を広げることも可能ですし、そのための様々な取り組みやアプローチもありますが、それを続けるには母親が意識を高く持つことと、子どもが日々努力し続けることが必要になります。働く母親が増えた現代において、そのための時間を確保するのは難しいこと。その点、DPは子どもが自分で装着も管理もできるので、母親の負担が最小限で済むというのも現代のニーズにマッチしています。
実際に使用した方からは「朝の寝起きが良くなった」「いびき・歯ぎしりがなくなった」「姿勢が変わった」「口もとが引き締まって横顔の印象が変わった」「子どもが進んで装着してくれるので、手間がかからず助かった」など、たくさんの声をいただいています。

口呼吸を改善し、舌の肥満状態を改善していく、プログラムはDPの使用だけでは、無理なんです。舌はがしを含める、舌の肥満状態を改善する運動を伴って初めて効果が倍増されます。


作業中の人


DP導入により、歯科医院にもメリットが

DPは完全オーダーメイド。始めるためには歯科医院で上下の歯の型を採り、およそ6か月〜2年の使用期間中も成長に合わせて調整するため、定期的な来院が必須です。乳歯が生えそろう3歳から始められるDPは、今までアプローチできなかった低年齢からの通院ができるというメリットもあります。

また、昨年の診療報酬改定により、小児口腔機能管理が加算対象となったため、今後、口腔育成の必要性はさらに取りざたされ、意識が高まっていくと思われます。
歯科医院は、健康な子どもが来院する医療機関の1つ。その歯科医院が子どもの成長や健康にアプローチすることで、人生において様々な身体に起きる健康上の問題を未然に防ぎ、改善します。 それこそが、歯科の領域を広げる可能性を持った「口腔育成」の概念

であり、それを実現するのがDPなのです。

建物

子どもの姿勢が咬合に及ぼす影響とは

子どもの口腔育成について触れましたが、今回は、子どもたちの姿勢から予防矯正を考える「姿勢咬合トレーニング」を推進する医院のお話です。
トレーニングの内容は、風船を膨らませたり、スーパーボールを足の指で運んだり、子どもたちが楽しみながら実践できるメニューばかり。
理想的な形状の筋肉・骨格によって子どもたちの姿勢がバランスよく保たれていれば、必然的に歯並びも美しくなるはず。という『医療法人I’sMEDICAL安部歯科医院』のアプローチとは…!?

舌の筋力を回復させることは、脂肪細胞化した舌の筋肉細胞を復活させて、頭蓋の前頭部の重さをしっかりサポートできるようになることで、咬合筋が緩み、下顎はリラックスできて、歯牙の接触癖も解消して、さらに、頚部舌骨上筋群の筋力の回復になり、誤嚥などを予防でき、鼻呼吸が回復してくることで、咽頭部の舌根部の肥満解消と共に、咽頭部が開いてくるので、呼吸が楽になり、顎を出して呼吸する必要性もなくなり自然と猫背もなくなります。 呼吸が深くできて、横隔膜の動きもよくなり、胸郭が広がることで、酸素供給が回復して、脳の酸素欠乏も、口呼吸でのオーバーヒートも無くなって、脳機能の回復が期待できます。


東大阪市にある法人I’sMEDICAL安部歯科医院は最先端技術による治療はもちろん、予防歯科にも注力する地域密着型の歯科医院。こちらの安部逸世院長に姿勢と咬合の関係性、そしてそのためのアプローチについておうかがいしました。

サーフィン

日焼けした肌が印象的な安部院長は、小学校から大学卒業まで野球部に所属していた、自他ともに認めるスポーツマン。休日には大阪・静岡間を日帰りで移動しウィンドサーフィンに没頭するのが定番だそう。
「ウィンドサーフィンはもう30年来の趣味。ロングボードでのサーフィンやSUP(スタンドアップパドル)をすることもあります。1年中海で休日を過ごしているので、日焼けが落ち着くヒマもないんですよ。平日は仕事に集中しているぶん、休日に海に入ることでちょうどいいリフレッシュができているんでしょうね。最近では若手プロサーファー育成のための出資や、大会のスポンサーをする機会も増えてきました。年齢とともに関わり方が少しずつ変化している部分はありますが、ウィンドサーフィンと出会えたからこそ今の自分がある。その恩返しの意味も込めて、何かしら自分にできることでサポートしていけたらと思っています」。そんな安部院長率いる安部歯科医院が長年取り組んでいるのが“姿勢咬合トレーニング”、つまり、姿勢からはじめる子どもたちの予防矯正。そもそも、姿勢と咬合にはどのような関係があるのでしょうか。

「姿勢と咬合、つまり歯並びは互いに影響しあっています。姿勢がバランスよく保たれて筋肉や骨格が理想的な形状であれば、必然的に歯並びはきれいになるはずです。しかし、乳幼児期に悪い姿勢やクセがつくと鼻呼吸から口呼吸になってしまい、姿勢も悪くなってしまいます。実は妊娠中の姿勢も関係しています。出産後の授乳姿勢や赤ちゃんの抱き方、寝かせ方なども歯並びに関係しているのではと最近では考えられています。

鼻呼吸ができないまま乳児期を過ぎ、もう少し大きくなると猫背やスマホ姿勢など、典型的な姿勢の悩みへと変化していきます。また、姿勢を正しく保つうえで一番大切なのは足指であるとも言われていますが、浮き指や外反母趾など足のトラブルで、足の指先をしっかり使って歩けてない子どもたちも今は多いですね。姿勢が正しくなければ当然頭の位置も変化して、筋肉に引っ張られて顎が下がる…というような関連性も生じてしまうのです」。



赤ちゃん

特にどういう姿勢が咬合に悪影響を及ぼすのでしょう。 「食事や運動をする時の姿勢や歩き方といった、日々の生活の中での姿勢が重要です。運動不足も良くないのですが、今の子どもは赤ちゃん時代に運動=ハイハイを十分にできる環境がありません。ハイハイの時期が短いということは、背筋の発達が未熟なまま歩くようになるということ。それでは正しい歩き方が出来ずに結果、姿勢が崩れてしまいます。崩れた姿勢のバランスを取るべく重い頭を支えようとして傾き、ストレートネックや猫背になったり、顎が下がって過蓋咬合になったり…という問題へもつながってしまいます」。

それを未然に防ぐためにはじまったのが“姿勢咬合トレーニング”。 「クリニカルコーディネーターによる問診と歯科医師による診断のうえでカウンセリングを行い、MFTなどのトレーニング内容を決定。さらに姿勢や日常生活に関する指導も歯並びコーディネーターと共に行っています。トレーニング内容は従来のシンプルで難しいものではなく、風船を膨らませたり、吹き戻しを使ってのトレーニングやガムトレーニングをしたり、スーパーボールを足の指で運ぶ競争したり…といった、子どもが楽しんで取り組めるものが中心。ドクターが介入し目に見えて歯列が整っていく矯正の治療とは違い、口腔機能を改善するためには地道なトレーニングが必要ですが、子ども自身でそこまで意識の高さを保てるかと言うとなかなか難しい。期待する結果を得るためにも、子ども自身が楽しみながら行うと同時に家族も意識を高く持ち、家族一丸となってトレーニングに取り組んでもらえればと思っています」。

安部歯科医院では口腔育成の一環としてVキッズも導入されています。導入に至った背景についてお聞かせください。 「以前から乳歯列は正常なのに、交換期を超えるとなぜいきなり歯列不正になる子どもがいるのか疑問に思っていたんです。もしかしたら、乳歯の生え変わりよりもっと早い段階から目をつけるべきポイントがあるんじゃないかと。そんなときにVキッズ開発者である目良誠先生と出会ったんです。そして目良先生から、乳歯列から発育不足があると永久歯列に成長するための空域が伴わないという口腔育成の概念についてお聞きし、そうした現象に有効な装置ということでVキッズを教えていただきました。

他社の筋機能装置は基本的に上下一体型のマウスピース形状なので、小さな子どもが最初に使う装置としては使いにくさがある場合も多いのですが、Vキッズは下顎に着けるだけなのではじめから苦痛なく装着できるケースがほとんど。就寝中、気付けば口から外れているということもほぼありません。実際に装着してみて熟睡できたり、呼吸が楽になるのを子どもなりに感じているからでしょうね。 当然、歯列不正がある子どもの場合Vキッズだけでは治療が完結しないので、それ以降の機能装置を使ってある程度歯列を治していく必要はあります。それでも改善しなければ本格的な矯正に移行しますが、まず初めにVキッズを使っておけば、後々のハードな治療を回避できる可能性が高くなります。以上のことから、基本的に3〜5歳からはじめ、1〜3年ぐらいを目安に卒業できるような形でVキッズを導入しています」。

安部院長が考えるVキッズの魅力とは。 「小さな子どもでも一瞬で使いこなせる簡単さと、口腔のボリュームを一気に広げ、呼吸の問題を改善できることですね。いろいろな症例をオールラウンドにカバーできますし、カスタムメイドなのでいろいろな調整が可能。咬合の状態によって形を変えられるのも特長です」。 3歳前後という早期からの取り組みを勧める理由は何でしょう?

「これまで、歯列不正に対しては12歳ごろから矯正治療を始めるというのが基本でしたが、今はできるだけ早い時期から介入することで発達不全、機能不全を防ぐことが重要、という考え方に移行しています。スキャモンの成長曲線によると、神経系は5歳で80%、12歳で100%成長します。成長段階での神経系への刺激が早ければ早いほど正しい発達につながるので、できるだけ早いうちに刺激を与えることが重要。具体的に介入することを考えると、歯型が取れて、装置を口腔内に装着できる目安の年齢が3歳。こうした理由から3歳ごろからの口腔育成を推奨しています。 また、子育て世代の歯列に対する意識が年々高まっているという一面もあります。以前に比べ、子どもの歯列不正を気にして来院するケースが増え、それも年々低年齢化しています。小さなころからのう蝕予防という意識が浸透したことで子どものう蝕自体は少なくなりましたが、残念ながら歯列不正の子どもは減っていないのです。
正しい歯列を手に入れるためには、正しい姿勢と十分な運動刺激が欠かせません。根本的な話をすると授乳の段階からはじまる問題なのですが、今はまだそこには注目されていません。ただ、そうした時点からの歯科的なアプローチというのは正しい方向なんじゃないかと個人的には思っているし、業界からも『0歳からの予防歯科』など、同様のことが発信されています。
ただ、0歳を過ぎたから、授乳期を過ぎたからといって手遅れと言うわけではもちろんなくて、その時期を過ぎた人こそ歯科医院を訪れ口腔姿勢と日頃の姿勢を正しく導いてもらうことが大切だと思うんです。 そもそも、子どもはもともと生きる力を持っていて、放っておいても勝手に大きくなっていく…と誰もが思いがちですが、実はそうじゃない。生きる力は、正しい姿勢で育んでいくべきもの。正しい姿勢が正しい歯列を育て、その結果、生きる力に満ちた子どもへと育つのです。

赤ちゃん

幸い、2018年から小児と高齢者を対象に、口腔機能の改善に対して保険点数が加算されるよう修正されました。嚥下力、咀嚼力などの口腔機能が劣ることで寝たきりにつながるという発想から改定されたもので、この分野は今後最も注目されることになるのではないかと感じています。 これからの歯科には、う蝕や口元の痛みなど悩みを治療するだけじゃなく、生きる力、食べる力、健康で長生きする力を身につけさせることが求められています。それはつまり、子どもたちがいかに正しい姿勢、正しい歯列を手に入れ、生涯にわたる健康な生活を送れるよう導けるかということ。それが叶えば老後の口腔機能低下も防げるし、口腔機能が整っていればフレイル予防となり健康寿命が延びる。こういうアプローチは歯科にしかできません。 歯列を整えたら生きる力も上がる。口腔育成とは生きる力そのものを養う考え方であり、今後スタンダードになっていく考え方でもあると思います」。

2020.1.24

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8.少子化時代の小児歯科 その新たな取り組みを考える

口呼吸、鼻呼吸、筋肉量(力)低下(サルコペニア

参考:歯科医療経済 2012

小児歯科のあり方が大きく様変わりしている。疾病傾向の変化への対応はもとより、小児患者だからこそ考慮しなければならない新たな課題が生まれている。成長にともなう 変化を考慮した予知性の高い治療、保護者への配慮、全身の健康を視野に入れたアプローチなどについて、病院、一般歯科診療所、企業等さまざまな視点から意見を聞いた。

大学病院学会の視点から
 小児歯科の現状と課題

一般社団法人日本小児歯科学会 副理事長

神奈川歯科大学 成長歯科学講座小児歯科学分野木本 茂成教授に聞く

小児歯科のあり方が大きく様変わりしている。疾病傾向の変化への対応はもとより、小児患者だからこそ考慮しなければならない新たな課題が生まれている。成長にともなう 変化を考慮した予知性の高い治療、保護者への配慮、全身の健康を視野に入れたアプローチなどについて、病院、一般歯科診療所、企業等さまざまな視点から意見を聞いた。

大学病院学会の視点から

全般的な受診傾向として長期管理に入る患者が現象していることが挙げられます。経済状態が良かった時代にはお子さんの予防歯科治療に理解を示す方が少なくありませんでしたが、最近は必要に迫られて受診する比率が上がっています。また、痛みや腫れなど小児患者一人あたりの鄙蝕歯数や嗣蝕有病者率は確実に減ってきています。ただし、少数ですが重症者がおり治療の中で家庭環境問題が明らかになるケースがあります。また、痛みや腫れなどの主訴で受診し、応急処置のみで治療に来なくなってしまうケース は過去に比べ増えていると思います。

永久歯の先天性欠如がマスコミで取りあげられ話題になっていま全国的な傾向は全国的な傾向は平成21年度に日本小児歯科学会が行った調査報告でほぼ10人に一人であること が明らかになりました。つまり小児の約1割は将来咬み合わせに 何らかの問題発生するということになります。永久歯先天性欠如は珍しいケースではないということを前提に今後の治療を考えることが必要です。

小児歯科と矯正歯科の境界

小児の咬合誘導治療をいつス タートするべきかという判断は意見が分かれますが、神奈川歯科大学では小児歯科でも積極的に歯並 の治療に関与しています。永久歯の咬み合いが出来上がる前に治療をスタートして12~13歳の段階で装置を付けなくて済むようにするのがわれわれの基本的な治療スタイルです。 7〜8歳になって上下の切歯が4歯ずつ生え揃った時期に、印象を採って模型を作り。模型分析セファロ分析を行うことで将来の噛み合わせを予測することができます。この時に歯列の拡大をスタートすると、犬歯や臼歯が生え揃う前に治療を終えることだでき、あとは保定を行いながらチェックします。

乳歯死期や咬み合い誘導治療を始めることによって永久歯が生えそろってかた矯正治療を行わずに済む場合は経済的な負担も小さいため、親御さんからも喜ばれご理解も得やすいです。 予測に基づいて永久歯のスペースを作るわけですからさらに治療が必要な場合ももちろんあります。大がかりな治療にはならず、大部分の毛^素手は永久歯を抜歯せずに済みます。
一方 、矯正歯科では成人から対象を広出、小児の矯正治療が増加しているのが近年の傾向です。大学によりますが、小児歯科では一切マルチブラケット装置を入れないところもあり、このあたりは考え方の違いでしょう。ただ、患者さんの立場からsyれば、小児歯科と矯正歯科の治療が一貫した流れの中で行われることが理想ではないかと思います。 日本人の顎が小さくなったとよく言われますが、実際には顎骨自体は小さくなっていません。明らかに顎骨の幅が平均値より狭い場合には上顎骨の継ぎ目(正中口蓋縫合)を聞く処置を行います。ただし、顎骨の幅が正常で歯が舌側に傾斜している場合には歯 槽部を外側に開くだけで済む場合も多く、症例に適した治療を選択します。

口呼吸の改善

アレルギー疾患を抱えていて口呼吸をしているお子さんが増えています。 口をあけていると上顎に舌圧が伝わらず、口唇圧のみのためV字型の狭窄歯列になり下顎が後退します。その結果、上顎前歯の唇側傾斜や口唇の閉鎖不全を生じてしまったようなときは、舌や唇の筋肉のトレーニング(MFT・口腔筋機能療法)を行います。
11〜12歳がリンパ系組織の発達のピークなので、口呼吸を続けていると、どうしても扁桃が腫れやすくなります。
口呼吸を続けていると根本的に改善されないので、セファロで気道の状態を確認し、必要に応じて耳鼻科への受診を院します。一方、上顎の急速拡大を行ったケースでは鼻腔が拡大し、鼻呼吸が容易になることもあります。

保護者に起因する異常嚥下

異常嚥下という問題もあります。乳児型の嚥下は、舌を前方に突き出し上下の歯槽堤の間に差し込む嚥下方式で、乳汁の摂取に適した飲み込む方です。これが舌を上にあげる成熟型の嚥下方式に代わるのは、終始の4前歯が生えそろった1歳をちょうど過ぎたころをいうことになりまうす。ちょうどその時期を挟んで離乳を進めて固形食に移行すると、自然に舌のトレーニングが行われることになりますが、離乳(卒乳)が遅れるといつまでも乳児型の嚥下をつつけて開咬を引き起こす原因となります。これは親が離乳に関する正しい知識をもっていない場合や、子離れできずにだらだらとミルクを与えたりすることが原因となります。

木本茂成 神奈川歯科大学教授

木本茂成 神奈川歯科大学教授

また、一種のネグレクトでいつまでもミス砕け与えて固形食を与えないケースもあります。最初の乳臼歯が咬み合いする1歳半ころには離乳が完了している状態が理想ですが、この自然のプログラムを親が妨げると、正しいそしゃっくを学習することはできません。核家族化や一人っ子の増加など社会的な背景も要因のひとつと言えるでしょう。

求められる専門性

日本小児歯科学会では、産科や小児科との連携がかかせないものと考えており、  予防も母親の妊娠中からの「超早期予防」というところまできています。子供の口腔内のミュータンス連鎖球菌の約7割は母親から伝わるものです。
約7割は母親カから伝わるものですから、出産前に歯科治療と口腔清掃指導を行い、母親の口腔環境を改善することにより菌を減らそうという考え方です。 小児の口腔筋機能の客観的な評価も現在模索されていますが、スタンダードなデータは確立されていません。正確で簡便に調べる機器が存在しなかったことも理由の一つで、成長期の歯科治療を考える上では大きな課題と言えるでしょう。このように小児の歯科治療でまだやらなければならないことは数多く残されています。

少子化と言われていますが、大学病院における小児患者の数は決して減っていません。歯科治療の難しいお子さんが増えているからです。理由は過去の治療に対する恐怖感などですが、われわれは注射器をお子さんの目に触れさせない、注射という言葉すら使わないというような細かい配慮をしています。 当教室で小児歯科の標 医と専門医の違いを調査したところ、8割以上の患者さんが「知らない」と回答しており、小児歯科においても専門性が求められることを広く周知する必要性を強く感じています。

増加を続ける標榜科医(5・12.小児歯科学会より)

増加を続ける標榜科医(5・12.小児歯科学会より)

現状では、地域によっても異なりますが、標榜医の中で小児歯科学会専門医の占める割合は数パーセント程度と非常に低いのが現実です。小児歯科を標榜している先生に専門的な研修の機会を提供することも小児歯科学会としての役割と考えられます。開業医の先生方には小児歯科治療の特殊性にご理解をいただき、小児歯科治療の特殊性を認識していただき、症例によっては専門医との役割分担を明確にすることも必要であると考えています。


今臨床の現場で起こっていること
 母親教育から始める小児歯科

いちかわ矯正歯科医院

歯科衛生士山口恵子さん・宇夫方雅代さん

東京都下・八王子市の「いちかわ小児歯科医院」(市川由美子院長)は、1976年に開業した周辺では数少ない小児専門歯科である。ここで数多くの治掠をサポートする歯科衛生士の山口恵子さんと字夫方雅代さんのお二人に、いま小児歯科の最前線で何が起こっているのかを聞いた。

近年の来院状況は?

1年間の忠者数は延べ8400名ほどになります。年齢は1〜13歳18%、4〜6歳29%、7〜9歳24%、10〜12歳12% その他は中学生以上です。

どのような治療が多いですか

虫歯の治療がもっとも多く40%、定期検診(ブラッシング指導、フッ素塗布など)33%、予防充填(シーラント)8%、最近の食べ物は軟化していることもあり、歯肉炎に関連する治療が13%、外科その他の処置が6%で、過去3年間ほぼこの割合です。昔に比べ歯肉炎が若干増えているように思いますが、虫歯が多かった時代 にはそこまで目が届かなかったのかもしれません。

疾患の内訳は?

治療風景

硬組織では虫歯、歯牙の形態異常、先天性欠如、癒合歯、過剰歯、矮小歯、外傷などです。 矯正歯科を併設しているため顎口唇裂の子供も多いです。 0歳児から矯正治療に通院していますので小児的科で予防を請け負っています。 軟組織については粘液嚢胞、萌出性嚢胞、上唇小帯付着異常、舌小帯付着異常、などです。

近年の特徴は?

歯数が少ないお子さんが多いですね。親知らずの未萌出だけでなく、2、4、5番の欠損、多数歯欠損も珍しくありません。周辺に小児専門の歯科がない地域なので、そうした患者さんが他院から紹介されてお見えになるという事情もあります。

矯正が必要と思われる割合は?

院内風景

最近、顔が小さいお子さんが多いとは感じています。矯正ドクターから見れば、程度の差こそあれ医学的にはすべての子供に矯正治療が必要なのかもしれません。保護者の方も、お子さんに悪いところがあれば最高の治療をしてあげたいと思っていらっしゃいます。ただし、近年は経済的な理由から治療を保留されるケースがとても多いですね。ですから、将来のために矯正治療の相談だけは必ず受けてくださいとお話ししています。

初診時に行っていること

問診票の記載内容の確認、TB出I、歯式の・記録、カリエスの有無川や岐合状態の確認、硬組織・軟組花織のチェックなどを行い、お子さんと保護者の方に対して、今後どのような治療をした方が良いかなどの説明をしますが、治療に入ったら特殊な理由がない限り母子分離で進めています。(診療室のチェアー周りがせまいこともあって)

治療において特に配慮しなければならないと思うこと

問診票の記載内容の確認、TB出I、歯式の・記録、カリエスの有無川や岐合状態の確認、硬組織・軟組花織のチェックなどを行い、お子さんと保護者の方に対して、今後どのような治療をした方が良いかなどの説明をしますが、治療に入ったら特殊な理由がない限り母子分離で進めています。(診療室のチェアー周りがせまいこともあって)

保護者の意識について

当院では定期検診の時に自費でフッ素を塗布するのですが、予防に対する意識がさほど高くなく、ムシ歯の治療のみの希望で来院されても、定期検診毎に予防の必要性、重要性を少しずつ話して、少しずつ関心を高めています。ですから当院では、歯の治療を通してお子さんだけでなくお母さん自身の予防の重要性、必要性を育てていくという感覚で進めています。

歯科に対する知識の有無は両極端ですね。一般に女性はカリエスが多いため、ほとんどの母親は治療の経験がありますから、子供に痛い経験をさせたくないと思って来院される方が多いです。加えて自治体が1歳半、3歳などの時期に口腔衛生指導行っているので歯科の知識は多少お持ちですが、正しい磨き方を家庭で行っているかと言えばほとんどができていません。中には非常に口の中の状態が悪いお子さんもいますがネグレクトというわけではなく、やる気はあってもお子さんが泣いたり暴れたりすると諦めてしまう方が結構います。治療をする事を思えば、少々泣きながら歯みがきをする事は大した事ではないと思うのですが・・・。

山口恵子さんと宇夫方雅代さん

山口恵子さん(左)と宇夫方雅代さん

家庭環境もさまざまですから、個々の家庭に適した指導を行いながら正しい情報を提供し、情報過多の時代、正しい情報の選び方を教えることも心がけています。まずはきちんと子供の歯を治療する。家庭でしっかり磨けなくても定期検診に通ってくれればなんとか維持することはできる。そのうち子供も成長するので必ずなんとかなります。


日本歯科大学附属病院の取り組み
 マイナス1歳のマタニティ歯科

日本歯科大学附属病院総合診療科

マタニティ歯科外来歯学博士児玉実穂先生に聞く

小児の口腔ケアはいつから始めるべきか

歯科大学病院の中で「マタニティ歯科外来」を掲げたのは日本歯科大学が囲内では初めてのこと。平成22年4月にオープンして今年3年目を迎え、初診来院患者数は年間100名ほどで推移している。患者さんは、妊娠したことが確認されてから産後1年間までの母親が対象で、生まれたお子さんの相談にも対応する。 「子供の口腔ケアはマイナス1歳から」とする児玉実穂先生に、マタニティ歯科外来発足の経緯から今後の展望までを聞いた。

患者さんの声から始まった

マタニティ歯科外来は、患者さんの要望から生まれました。
外来で、妊娠中に歯科治療を我慢したり体調不良で治療を受けられずにひどくなって、「歯科医院にいって怒られたらどうしよう」とご心配されたというお話は決して少ないことではありません。
治療を中断するかもしれない、女性特有の悩みを相談しづらいなど、さまざまな悩みや不安の声を聞き、それでは受診しやすい環境を作ったらどうかと。
担当スタッフは女性のみで構成し、全身の悩みもご相談しやすい体制にしました。 治療は個室で行いますから周りを気にせずにご相談できます。第2子であれば小さいお子さん連れということもありますので、簡易のベビーチェアを設置してあり治療中は寝かすこともできます。特に第1子の場合はお母さんがナーバスになりがちですから、個室でリラックスしていただくのも良いかと思います。

ふかふかシートの治療チェア

患者さんはふかふかシートで治療。小さいお子さん連れでも安心。

『安心』をどう伝えるか

マタニティ歯科外来では独自の問診票(健康調査票)の中で、かかりつけの産科医を確認するだけでなく、緊急時のために近隣の医科病院とも連携をとっています。
また、口腔内の検査後には以下の点について説明を行います。

@治療時期(治療は基本的に安定 期に行う)
Aエックス線撮影(放射線最など 安全性の説明等)
B麻酔の使用(安全性の説明等) C薬剤について(抗菌薬、鎮痛剤 などは基本的には内服しない。使 用する場合は必要最小限の処方に とどめることなど)
D歯科材料について(安全性の説 明等)

説明後に同意書をいただき、歯科治療を受けることは患者さんから産科医の先生に伝えていただく ようお願いします。また、観血処置や処方が必要な場合には、必ず病院側から情報提供させていただき、注意事項などをお受けするようにしています。エックス線にナーバスになられている方の場合は、根充時など必要最小限の撮影にとどめ、出産後にあらためて検査を受けていただくような配慮もしています。

児玉実穂先生(日本歯科大学付属病院総合診療科)

児玉実穂先生(日本歯科大学付属病院総合診療科)

治療上の留意点

マタニティ歯科外来として特殊な設備はありませんが、腰に負担のかからない「ふかふか」仕様のチェアを採用したり、体調に合わせた無理のない治療を行うなどの配慮を心がけています。 妊産婦固有の留意点として、まず妊娠性の歯肉炎はプラークの状態に関わらず腫れたり出血しやすくなります。また、つわりに伴う幅吐で口腔内が酸性になりやすいので、嘔吐反射を起こさないよう歯ブラシのヘッドの大きさを選ぶなど、その方に合ったブラッシング指導を行います。 つわりがひどく、歯ブラシを使えない場合は強いうがいを推奨する場合もあります。また、お腹が大きくなると一回の食事量が減り食事回数が増えますから、口内環境も悪くなるので口腔ケアの必要性をご説明します。

マタニテイ歯科のニーズ

安心して受けられそうだからと言う理由で受診される方が多いですね。
安定期であれば普通に治療できますから、本来であればかかりつけの先生のところで治療するほうが通院の負担もないので理想だと思います。ただ、妊娠中なので歯科治療を断られたとおっしゃるケースが今でもあります。レントゲンや薬剤の処方に対する懸念が、患者さんにも先生の側にもあるのでしょう。安定期であれば普通に治療できるということを、医療連携の中でもっと周知していきたいと思います。
一方、母親に対しては、妊娠中の母体のケアだけでなく、生まれてくる赤ちゃんのために注意しなければならないことも伝える必要があります。ミュータンス菌が赤ちゃんに移る最も多いケースが母子伝播です。本当は妊娠する前から母親のミュータンス菌を減らすのが理想ですが、妊娠してからでも口腔ケアと併用してキシリトールガムを使うことにより母親の口腔環境を整え、生まれた赤ちゃんにミュータンス菌が着床する時期を遅らせたり減らすことができるというデータがあります。これが「マイナス1歳からの口腔ケア」と言われる考え方のひとつです。

最近では重篤な歯周病と低体重児出産や早産の関連を示す調査もあり、健康な赤ちゃんを出産るためには口腔ケアが大切だということになります。母親の口腔内の環境を整えることが健康な赤ちゃんを産む大切な準備になることを知っていただくことが、私たちの大切な役割だと思っています。
今10月には市民フォーラムで、妊娠中でも安定期には歯科治療を安心して受けられること、口腔ケアの方法、赤ゃんの口腔管理、という3つの柱で「マイナス1歳からの口腔管理」をお話ししたいと思っています。赤ちゃんの歯が生える前にお母さんの口腔環境を整えておくだけで、予防効果は間違いなく高まります。
こうした活動に熱心に取り組んでいる開業医の先生方も増えていますので、広くマタニティ歯科の重要性が認知されればと思っています。

マタニティ歯科外来冊子表紙

健康への新たなアプローチ
口呼吸を改善する小児矯正治療の意義

保田矯正歯科(兵庫県西宮市)

歯学博士保田好秀氏に聞く

近年、少子高齢化の進展や国民の生活環境の変化、予防を目的とする健康意識のひろがりなどを背景に、いわゆる「削って詰めるだけの治療」だけではない新たな歯科医療のあり方が求められてきて いる。 歯科医師会や学会等による調査研究の結果、糖尿病と歯周病の関係や、周術期医療における口腔ケアの意義、口腔ケアがもたらす誤暁性肺炎予防の効果などが、次々に科学的恨拠のもとに明らかになってきたことは周知の通りである。一方、臨床の現場からも、全身の健康にアプローチする新たな試みが広がり始めている。7月22日、新潟市内で保田好秀氏(兵庫県開業)による、日呼吸の改善を目的とする矯正治療セミナーが開催された。 保田氏は1988年に開業後、数多くの不正佼合の患者を観察する中で、多くの患者の不正岐合の成り立ちが口呼吸に起因していることに気づく。

口呼吸がもたらす弊害

保田好秀(やすだよしひで)
1981年大阪大学歯学部卒業
1985年大阪大学歯学研究科大学院卒業歯学i専土
1988年兵庫県西宮市に「保田矯正歯科」開院
歯学1専土 日本矯正歯科学会認定医

「咬合異常をもたらす原因には、遺伝的な要因と環境要岡があります。遺伝的要因は、顎骨・菌数・歯の大きさ・歯の形状などですが、環境要因では、幼児期の指しゃぶりや頬杖、そして口呼吸による弊害が挙げられます。口呼吸者には、舌が挙上しない乳児型嚥下が認められ、そのため大臼歯には舌圧がかかりません。その結果、口蓋が側方に広がらず、狭いものとなり、その裏側にある鼻気道も狭窄し、鼻呼吸できずに口呼吸を続けるという悪循環が見られます。」(保田)

保田氏は子供の口呼吸の弊害について次のように説明する。
●舌位の異常により、発音が不明瞭で、咀嚼・嚥下が不十分
●歯列の狭窄や舌位の異常により色々な不正咬合が生じる
●口の中が乾燥し、唾液による殺菌作用が不十分で、カリエスや歯周病のリスクが高まる
●いびきをかいたり、時には子供の睡眠障害が認められることも
ある
●風邪を引きやすくなり、咽頭炎や肩桃炎にもかかりやすい

リンパ系組織の発達はロ歳前後がピークになるため、学童期は気道が閉塞し易いのも事実である。その時期を過ぎると鼻聞は改普するが、不正岐合という形は残る。舌位の悪さや口呼吸という悪習慣は身についたままであるので、これが不正咬合とともに、将来のリスクにつながっていく。
保田氏は口呼吸の患者を見るポイントとして、「口をポカンと開けている」、「姿勢が前屈みである」、「鼻の穴が正面を向いている」、「上顎歯列が狭窄している」、「…屑桃腺が腫れている」、などのほか、保護者に対し、「何かを飲み込むときに舌が前に出ていないか」、「就寝時にいびきをかいていないか」、「寝汗をかいていないか」などを聞くことも、気道の閉塞を知る上で有効であると指摘する。

口呼吸の弊害の図

「主訴が不正咬合であっても口呼吸が疑われる場合には、患者さんの健康を第一に考えて、まず口呼吸を改普することが先決です。検査の際に、低位舌は視診で、大きなアデノイドや狭い気道はセファロで確認することができます。中学生・高校生になってから不正咬合を治療するよりも、小児期に治療する方が早期に大きい効果が得られます。」(保田)。具体的な治療方法は、矯正装置(写真下)を用いて上顎を拡大することによって鼻腔の拡張を促し(写真上)、呼吸時の鼻腔の抵抗を減らし、口呼吸を・鼻呼吸に改善し、適正な舌位を獲得するという流れになる。 「口呼吸を改善せずに舌の機能訓練をするのは、子供たちにとって無意味で苦痛なだけ」と保田氏は言う。
「幼児期のうちに口呼吸を改善することは、睡眠時の呼吸障害等を予防することにもつながり、良質な睡眠を供できます。歯並びという観点だけでなく、口蓋の裏側にある鼻気道や気道を意識するだけで、歯科の役割は大きく広がります」と保田氏は話す。

初診時レントゲン

初診時

3ヶ月後レントゲン

3ヶ月後

新たな医療連携のきっかけに

口呼吸の弊害に気づいたのは歯科医師だけではない。福岡県福岡市で「みらいクリニック」を開業する内科医の今井一彰氏は、一般内科、リウマチ、アレルギー性疾患を中心に診療する中で、リウマチ患者特有の匂いが口腔内の炎症に起因することに気づく。炎症部位の上咽頭を洗浄するとともに・鼻呼吸を徹底させることによって、多くのリウマチ、アレルギー患者を改善させたことは、「薬を使わずにリウマチを治す5つのステップ」などの著書にも詳しい。その成果は昨年6月に開催された日本顎咬合学会の公開フォーラムで行った講演でも明らかにされたため、記憶する歯科医師の方も多いことと思う。 また、宮城県仙台市で「堀田修クリニック」を開業するIgA腎症専門医の堀田修氏(元仙台社会保険病院腎センター長)は、慢性上咽頭炎が発症に関わることに着目し、治療の一環として「鼻、うがい」を採用し20年になる。

保田氏が治療に使用するフォレスタデントスクリユー

保田氏が治療に使用するフォレスタデントスクリユー 医須後器魚認掻号221AKBZX00039000

その効果は、人工透析患者が年々地加する中で、全国で唯一仙台市だけが減少していることをみても明らかと言われている。 口呼吸の改善が、歯科医療から全身の健康に具体的にアプローチできる方法としてどのように進展するか、今後の動向が注目される。


0歳から始める早期予防歯科医療の実現
 博報堂グループが支援事業をスタート

博報堂DYグループ

株式会社キッズデンタルパーク神保剛康代表に聞く

博報堂DYグループが株式会社キッズデンタルパークを設立し、0歳児から始める予防歯科医療の導入を支援するサービスをスタートした。その代表者である神保剛康氏に事業の概要と将来展望について聞いた。

キッズデンタルパークとは

キッズデンタルパークの目的虫歯にならないために歯科医院に通う文化を創造する歯科医のお手伝いをすること。具体的には、主に成人を対象としている既存の歯科医院に、小児の予防歯科を導入するための支援業務である。
キッズデンタルパークが提唱する「教育型の早期予防歯科」を実現するための事業は、@空間施工、A経営&運営コンサルティング、Bプロモーション活動支援、Cスタッフ教育、D関連商品・ツール、 の5つの柱で構成される(図l)。 @ 空間施工/子供に楽しいオープン診療スペースや待合室の提案等A経営&運営コンサルティング/人材マネジメント、経営コンサルティング等Bプロモーション活動支援/広告・院内ツlル制作等Cスタッフ教育/予防歯科実現に向けたスタッフ教育、接客ノウハウの提供等

神保剛康代表(博報堂室DYホールディングス)

神保剛康代表(博報堂室DYホールディングス)

目標とするイメージは、健康な子供たちが自ら行きたくなるような歯科医院。0〜12歳児に対し、楽しい空間やコンテンツを利用して自然に予防歯科医療を学ばせる新しい小児歯科で、診療においては健康な永久歯列の完成を目標とする。 診療メニューに唾液検査などを取り入れて、子供たち一人一人の予防プランを立てることが特徴の一つ。さらに食生活のアドバイスなども盛り込み、家族ぐるみの予防の普及を目指す。「特に第1子を持つ若い母親は、子育ての情報が不足しがちで不安になりやすいので、そうした思いを汲み取りながら予防教育をすすめて効果を高めます。

教育型早期予防歯科実現のために必要な要素

教育型早期予防歯科実現のために必要な要素

母親の意識が変われれば当然ご家族にも波及します。それを私たちは「健康感の家族連鎖」と呼んでいます」と神保氏は話す。

痛みデビューをさせない

今でこそ診療報酬改定などでも予防医療が重要視されている。しかし、「大人が予防習慣を身に付けていないから子供にも定着しない」と神保氏は指摘する。「楽しそうだから、面白そうだからがきっかけでまず来院していただき、子供と母親を教育します。子供たちの『遊ぶ・学ぶ・自立する』という心を育む幼稚園とアミューズメントパークが一緒になったような場所」と位置づけている。「もともと歯科医院を知らない子供に、怖いところ、痛いところと思わせるのは、親に責任があります。健康を維持するために定期的に子供たちを見てくれるところが歯科医院の本来の姿です。子供たちに『痛みデビュー』をさせない、そういう教育を親にさせないこともキッズデンタルパークの大切な役割です。」

院内風景

 

予防普及のミッションパートナー

予防歯科を確立することは容易ではない。神保氏はその最も大きなハードルとして、第一に人材の 確保と養成を挙げる。 「予防は組織的に取り組まなければ定着しませんから、優先順位で言えば、事業の中心はまずスタッフ教育です。さらに、働きがいがあって継続してスタッフが集まるような環境をつくることが必要です。また、同じ基準で患者さんに指導できるための教育もしなければなりません。」 また、インテリア、ユニフォーム、ケアグツズなどで統一したキッズデンタルパークの世界観を表現し、特別な医療空間を提供することも親子双方の意識を高めるためには効果が高いとのこと。 「私たちの役割は、複数年の契約の中で予防の価値観を世の中に定着させるために歯科医院の運営を支援するミッションパートナーであると位置づけています。将来はパートナーによる総会なども視野に入れており、立ち上がりとその後の並走という2つのフォローが事業の両輪となっています。」

事業概要と将来目標

3年前、予防歯科を目指す歯科医院の支援を手がけたことがキッズデンタルパーク事業化のきっかけになったという。実践の中でノウハウが熟成され、本事業がスタートした。以下は神保氏への一問一答である。

契約事業という形態ですか?

神保 開業物件の紹介から内装、スタッフ教育までフルパッケージの契約が基本です。スタート時の研修はチーム単位で参加していただき11日間泊まり込みで行います。その後はI年ごとの更新で、最初の研修内容を継続して成長させるための運営と教育のサポートを行い、コンセプトに基づいた関連商品の提供をします。

業務の一部を依頼された場合は?

神保 たとえば内装だけをご希望されるならば、単なる集客装置であって本来の主旨である予防医療 を推進するという目的とは異なったものになってしまいます。集客モデルとして利用したり、契約による利回りを考えるようであればお断りします。

今後の予定は?

神保 お申込みの受付は開始しましたが立地の選定や研修もあり、オープンまでに3ヶ月から半年か かりますので、事業が本格化するの10月以降になるでしょう。事業目標は3年間で50件、全国都道府県に概ね1件ずつを目標にしています。従来の治療に限界を感じ、予防医療への転換をお考えの方であれば成功するでしょう。_

院内風景

社名 株式会社KIDSDENTAL PARK
所在地 東京都港区赤坂5-3-1 赤板Bizタワー
代表者 神保剛康(情報堂DYホールテーイングス)
TAKEYASU.JINBO@hakuhodody-holdings.co.jp
設立2012年4月11日/資本金3,600万円

2020.1.29

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9.喉の痛みや咳は風邪の引き始めのサイン!風邪のつらい「咳と喉の痛み」の予防に利く方法!口内炎、花粉症の予防にも!

衰え、筋肉量(力)低下(サルコペニア)

参考:みんなの健康手帳 2019.12.16


咳と喉のイメージ図

昔と今、子どもの口腔環境に変化が起きていることはご存知でしょうか? 交通機関の発達や、ゲームなどの便利な遊具の利用による生活習慣変化によって、今の子どもにはさまざまなトラブルが起こっています。 健康的な歯でより長く生きてもらうためにも、子どもにも母親にも負担をかけずに行う、口腔育成の方法を見てみましょう!

喉の痛みや咳は風邪の初期の段階を示すサイン

今月に入り風邪やインフルエンザの流行(毎年2月〜3月にかけて)がピークを迎えています。先週までインフルエンザに感染した患者の増加数は3週連続で過去最高を更新しています。
まだまだ寒い日が続きますので、当分の間油断は禁物です。また、花粉もすでに飛び始めているので、なおさらのこと免疫力が落ちやすい状況にあります。寒さが厳しい今の時期に風邪を引いてしまうと大変です。エアコンが風邪の症状を悪化させる可能性があります。
風邪やインフルエンザは、無理をすると長引く可能性が高いので、できるだけ引き始めの段階でしっかりケアしましょう。ちなみに朝起きて喉に痛みを感じたり、咳こんだりしていませんか?。喉がイガイガしたり腫れたりするのは風邪の前兆を示すサインです。。

『 安易に市販薬を飲むのは危険!』

この状態で安易に市販されている風邪薬を飲んでしまうのは逆効果です。一般的な風邪の市販薬にはカフェインが比較的多く含まれているので、咳がとまったり、喉の痛みがおさまっても、「夜一睡も出来なかった」なんてことになりかねません。
こうなると別の体調不良を引き起こしてしまう可能性が高いので、ここはやはり薬ではなく、昔からある咳や喉の痛みを抑える方法に従った方が得策です。人間には本来あらゆる病気を治療する自然治癒力が備わっているので、これを利用しない手はありません。

体内の図

『 風邪の初期の段階を示すサインを知る!』

ということで、今回は喉の痛みや咳を抑える方法を分かりやすく解説した記事と風邪による喉の痛みを解消するセルフケアの実演動画を合わせてご紹介させていただきます。
喉の痛みや咳は風邪の初期の段階を示すサインです。この段階であれば風邪をこじらせることなく、すぐに治りますので、「おかしいな」と思ったら是非試してみてくださいね。

んっ…風邪!? つら〜い「咳と喉の痛み」 を和らげる効果的な方法5つ

1:熱いシャワー

朝起きてすぐに咳が出たり、喉がイガイガしたりする場合、お風呂場に直行して熱いシャワーを浴びるといいそうです。湯気が喉を癒すのに効果的なんだとか! また、鼻づまりにも効果的だそうです。
「朝、シャワーの時間なんてない」という場合は、お湯でうがいするだけでも喉の痛みは和らぎそうですね!

2:とにかく水を飲む

咳は、鼻づまりや痰などから来ていることも多いもの。そんなときは、とにかく水分を多く摂ることで、口内や鼻に詰まった粘液が流されてイガイガが緩和されるそうです。
水だけでなく、緑茶や紅茶など“喉の痛みに効きそうなもの”を飲めば一石二鳥かもしれません!  

3:ショウガ

古来より、強力な健康効果を持つといわれるショウガは、東洋医学では古くから風邪に効果的な薬として使われてきたそうです。
筆者の母もよく作ってくれましたが、風邪を引いて喉が痛いときは、ショウガの切り身を水に入れて沸かし、はちみつとレモンを入れた“ジンジャーティー”を飲むと体がポカポカしてきて、喉も楽になるので効果的です。  

4:はちみつ

前述のジンジャーティーに入れることをお勧めした“はちみつ”ですが、はちみつ単品でも咳に大きな効果を持つそうです。
そのままスプーンにとって舐めてもOKですが、レモンジュースにはちみつを入れて飲めば、風邪に効くというビタミンCも補給できて、喉ももっとスッキリしそうですね!
なお、はちみつを乳幼児にあげるのはNGなので、ご注意ください。

5:ハーブティー

「喉がイガイガする……」というときは、喉も気分も落ち着くハーブティーをどうぞ。特に“タイム”はドイツでは喉の痛みや咳に効果的な治療法として使われているそうです。
ここに、前出の“はちみつ”や“レモン”を加えれば、さらに効果がアップしそうですね!  

■ 風邪とインフルエンザを予防する基本的な方法とは

以上、咳や喉の痛みを癒す効果的な方法をご紹介しました。「喉が痛い、イガイガする」という場合、本格的に風邪になってしまう前に試してみる価値は十分あります!     しかし、その前に、風邪やインフルエンザ自体を予防したいですよね。海外の医療情報サイト『WebMD』によると、風邪を防ぐためには、  
  • (1)手洗い・うがいを頻繁にする
  • (2)顔に触れない
  • (3)野菜を多く食べる
  • (4)有酸素運動をする
  • (5)タバコを吸わない
  • (6)ゆっくり休養してストレスを溜めない

『 外で触れた菌を家に持ち込まない! 』

などの方法があるそうです。“手洗い・うがい”は風邪予防の基本。外で触れた菌を家に持ち込まないのが健康を保つ鍵です。“顔に触れない”というのは、風邪やインフルエンザの菌が口や鼻、目などの粘膜を通して体内に侵入するのを防ぐためだとか。
また、有酸素運動をすることで心臓の動きが活発になると、病原菌を殺す細胞の働きが活発になるそうです。そして、一番大事なのは、適度に休養して疲れやストレスを溜めないように、生活習慣を整えることですよ!

■ 咳を止めて喉の痛みを軽減する!簡単ツボマッサージのやり方

『 STEP1 』
ひじの内側上にある外側のくぼみを押します。

STEP1

『 STEP2 』
小さな円を描くように外側に押しましょう。

STEP2

『 STEP3』
反対側も同様に行ないます。

STEP3

『 STEP4』
次に砕骨のくぼみを中指で押します。このつぼは咳を止める他、喉の痛みを和らげます。

STEP4


■ さいごに...

先に述べたとおり、今の時期は免疫力が落ちやすいうえに不安定な気候によって、風邪に感染してしまうと体調が悪くなるだけでなく、家庭や仕事にも支障が出る可能性が高いだけに、家族全員でしっかり予防をしましょう。
もしインフルエンザに感染してしまったら、無理をしないでゆっくり体を休めてあげてください。

2020.1.24

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10.原因と目標としての寝相(上)

口呼吸、筋肉量(力)低下(サルコペニア)、口輪筋、唇、頬筋

〜睡眠態癖と低位舌が不正咬合の主因、仰向け寝で健康に

参考:月間保団連 2019.12.4

●不正咬合はおおよそ寝相の問題である─ これが21 世紀初頭から T4K(The Pre-Orthodontic Trainer For Kids)等の口腔内筋機能装置(以下「装置」)を使った MFT(oral myofunctional therapy 口腔筋機能療法)で少なからぬ患者さんを拝察してきた筆者の結論である。換言すれば「歯 並び(以下「歯列咬合」)の良し悪しは寝相の良否で決まる」故に「不正咬合治療の第一歩は寝相改善から」ということである。

診療研究

1.はじめに〜成功者から学ぶ「仰向け寝でお口も健康」

図1、図2は処置歯数わずかで歯列咬合が美しく、虫歯(以下「齲蝕」)も喪失歯もなく歯周組織もほぼ健康である。その後楽々 8020(80 歳で20 本以上の歯を残す)になった。睡眠を問うと「上を向いてバタン・キュー」 とのこと。何事も上手くなりたければ、その道の成 功者を真似るのが近道且つ王道である。"An ounce of prevention is worth a pound of cure."や「予 防に勝る治療なし」等と言われるが、初めから悪くしないに越したことはない。つまり「日常の careに勝るcure なし」なのであり、これは時代変遷や歴史検証に耐える真実であろう。
図1-1図1-2図-1


図1-1 61 歳(1999 年1月)
図2-1 75 歳(2009 年2月)
図1-2 79 歳(2016 年8月)
図2-2 83 歳(2016 年9月)

図1-2
            図2-2図-1

診療研究

図3-1

2.寝相を仰向けにするだけで歯列咬合は改善する


症例1は「上が出っ歯で下がガタカガタ」というよくある症状を愁訴の一つとして来院し、横向き寝が疑われたので仰向け寝を指示した。図32、図3-4は寝相改善のみで約100日後である。

症例1

図3-1

図3-2

図3-4

この事実から「(患者言葉である)出っ歯は正しいが、(専門用語である)上顎前突は誤り」、「場所不足だから叢生になるのではないと言えよう。
図4-2

図4-4

3.何歳でも諦めることはない(と患者から教わる)


症例2は某健康雑誌を読んで装置での治療を希望して来院したが、片道2時間の遠路、70を超える高齢、 義歯装着の3点を理由に丁重にお断りした。しかし門 前払いではお気の毒なので、 「上を向いて寝ることだけに集中する」ことを指導して お帰り頂いた。3年半後突然来院した際の写真か図4- 2、図4-4である。時間はより長くかかるも のの高齢者でも成長期の子と同じことが起こりと同し゛ことか゛起り、この日か゛「子と゛もの咬合」 という年齢制限枠撤廃記念日となった。また、「二態咬合(下顎を前に出 しているだけてで本当は治っていないの)ではないか」という質問が出たことが 図3-3 あったかが、同じ日付の下顎歯列を見て「二態歯列ではないか」と言えるであろうか。

症例2

図4-1

図4-3
図4-1図1-3

4.装置や MFTよりも寝相改善 First,


症例3は装置だけの治療により当初の叢生がかなり改善したところで(図5-1)、転倒による顔面打撲で鼻骨骨折という不運に見舞われた(図5-2)。
某大学病院形成外科で整復固定手術を受けたが、この間完全鼻閉で口呼吸を余儀なくされ、装置使用は全く不可能になったのである。
一方、医師からは「仰向け寝厳守、横向き寝やうつ伏せ寝・頬杖等の顔面圧迫行為一切禁止」という「諸法度」が発令された。前者は不正咬合改善にとって不利であるが、後者は有利な条件である。どちらの条件がより重要であろうか、と興味深かった。1カ月後、強制的口呼吸下で装置使用不可能な環境でも、仰向け寝遵守で不正咬合は改善した(する)のである(図5-3)。
この間 に歯列弓幅径は第一小臼歯頬側咬頭頂間距離 で上下共1mm前後増加して犬歯は咬合線に接近し、その1年後に問題ない歯列咬合レべルに達した(図5-4)。

大学病院の強制力は歯 科矯正力より遥かに強大であった。この貴重 な経験から仰向け寝習得指導を装置や MFTに優先すべきと知ったのである。また、ここ までの事実は人類にとっての仰向け寝の必然性と優位性を示しているのである。
仰向け寝のみ指導したにもかかわらず、低位舌が改善していわゆる「二重顎」が治っている。これは口唇閉鎖による鼻呼吸習得と口腔内陰圧形成による舌の口蓋への吸着挙上を物語っているのである。これら一連によって(のみ)仰向け寝でも舌根沈下が起こらず、いびきやSAS(sleep apnea syndrome 睡眠時無呼吸症候群 )、とりわけOSAS(obstructive sleep apnea syndrome 閉塞性睡眠時無呼吸症候群)の予防になり、医科で横や下を向いて寝るよう指導されて生じた不都合の補填を歯科がする悲哀や手術・CPAP の必要性を減らすことかができよう。装置はそのため の副次的な方便に過ぎない。また、症例1、症例2の事実は歯を動かすのに矯正力 (orthodontic force)が必須ではないことを示しているのである。



症例3

図5-1 2014 年6月

図5-2 2014年8月
図5-3図5-4

図5-3 2014 年9月

図5-4 2015 年8月

5.寝相改善と装置使用での効果


不正咬合の主因たる睡眠態癖と低位舌を払拭できれば、装置は効果を遺憾なく発揮できる。人知れず早く安く綺麗になって喜はばない人はいない。以下に症例を例示する。寝相改善と装置使用のみの治療での効果で、左は術前、他は治 療開始後とその期間である。いわゆる「八重歯(high canine)」の正式 な術語は犬歯の低位唇側転位(infra- labioversion of canine)であるが、術前も術 後3年も左右上顎犬歯の尖頭間距離はほとんど変化していない。このことは犬歯の唇側転位では なくて元の唇舌的水平的位置が実は正しく、睡眠態癖圧由来狭窄歯列弓において 特に第一小臼歯によって正常萌出を妨害されて咬合線に達し得ないで低位(apparentlyhigh)となっていることを示唆しているのである。開咬と過蓋咬合、出っ歯と受け口はそれぞれ正反対の関係に見えるが、治療法において「筆を選ぶ」ことはまずないと言って良い。

症例4 叢生

図6-1 治療開始

症例 5

開咬と八重歯

図7-1 治療開始

図6-2 28 日後

症例3

図5-1 2014 年6月

図5-2 2014年8月


図6-1図7-1

症例6

出っ歯+過蓋咬合+ gummy(歯肉丸見え)

図7-2 約3年後


図8-1

図8-1 治療開始

図8-2 約1年後

図8-3 約2年後
図8-4 約3年後

実は、寝相で決まる歯並び」本論要旨はこの言葉に尽きる。仰向け寝だけが身体・骨格の捻れと歪(い びつ・ひずみ・ゆがみ)と睡眠態癖を生まない。不正行動か゛歪咬合としての不正咬合に至る。睡眠態癖は不正咬合や顎関節症だけてでなく、開口から来る低位舌・口呼吸・口腔乾燥を招き、ひいては口から全身の 健康悪化につなかがると筆者は考える。図らずも今回の診療報酬改定で口腔機能発達不全症とそれに対す る小児口腔機能管理加算が認められたが、寝相改善指導無しの管理では目標達成は覚束なであろう。

6.巨舌+低位舌=反対 咬合

いわゆる受け口の人は押 しなべて巨舌でこれに低位舌が修飾している場合が殆どである。従って低位舌を治せば症例1~3のように反対咬合は面白いように治るのである。

7.シャべル型切歯+睡眠 態癖=翼状捻転

症例4は睡眠態癖+口呼吸に加えて強度 shove(lシャべル)型切歯で、出っ歯+過蓋咬合に加 えて極度の翼状捻転が修飾している。

症例1 入園前3歳児乳歯列反対咬合

治療開始 28 日後
図9-1図9-2

症例2 入学前6歳児混合歯列反対咬合

治療開始 40 日後

図10-1図10-2

シャべル型切歯はモンゴロイド、従って日本人に多い とされる。叢生が発生するような状況でシャベルが強いほ ど、左右上顎中切歯が翼状捻転し易い。この方はご丁寧に 左右下顎側切歯までも捻転していた。しかしその本態 は睡眠態癖圧由来歯列弓狭窄なので、治療方針に何ら変わりはない。症状に惑わされないこと 、難易度により治癒までに要する時間の長短に差が出ることを弁えておく必要がある。 なお、この患者は東京から熱心に通院されている。

症例3 永久歯列交叉咬合

治療開始 約4カ月後

図11-1図11-2

8.高度な専門技術も睡眠態 癖見落しで無力に

症例5、症例6は技術・ 専門性の高い歯科医師によって長期間治療されたが、その効果が思わしくないと 転医してきた人々である。 拙院の治療は「効果のない 装置の使用中止、睡眠態癖と低位舌の払拭」である。

症例4
図12-1図12-2

症例7は小学生の時に歯 の並ぶ場所が足りないからと上下左右第一小臼歯4本 を抜歯したとのことである。今もなお場所が不足のようであるから、今度は第二小臼歯を 抜いて小臼歯のない歯列にせねばならないのか。そうではない。足らぬは場所にあらず、 診断力である。同一原因一貫存在下では治療終了後は開始前の状態に近づく。事の本質 は原因なりの結果に過ぎず、 症例6上顎歯列弓の過剰拡大による臼歯咬合喪失 厳密には後戻りではない。 抜歯は根本解決とは程遠く、咀嚼運動の要・鍵:第一小臼歯は極力残すべきである。

約 1 カ月後
46 月刊保団連 2018.5 No.1270

症例5 前歯開咬

図13-1図13-2
図14-1図14-2

9.歯科治療も全身治療

症例8は子供の治療経過の良さを目の当たりにし「 4 0 過ぎの私でも治療可能でしょうか」と装置での治療に入っ た。開始から2年少々経った時「何(治療・薬)をしても効 果がなかった鼻詰まりが出っ歯が治るにつれて改善し、鼻 通りが良くなりました。歯科で 治るとは驚きです」。その時は予約時間の都合でセファロレントゲン撮影ができなかった のて゛、次回来院時撮影許可を お願いして口腔内写真と共に術前と比較した。 この2年3カ月のうちに左右上顎第一小臼歯の頬側咬頭頂間距離は 41.3mm → 47.4mmと+ 6.1mm 増加、左右下顎第一小臼歯のそれは31.9mm → 37.2mm と+ 5.3mm 増加した。
上顎か゛側方拡大したことで出っ歯が治るとともに硬口蓋の高口蓋は是正され、口腔と口蓋 骨1枚隔てた鼻腔でも鼻腔底が側方並びに下方拡大し、鼻中隔弯曲症も軽減して鼻中隔が歯列同様 straighter になっている。これらによって下鼻甲介周囲の空隙が確保され「鼻閉 が治った」という予期せぬ良い結果に繋がっ たと思われる(心もち下顎隆起も小さくなっ た観・感があるが大した問題ではない)。 「鼻閉が治った」のはあくまでもこの患者 個人の意見・感想ではあるが、この患者は国 立大学医学部卒業の耳鼻咽喉科医師である。 歯科もまんざら捨てたものではないと思う と同時に、局所治療の影響は意識するしない に拘わらす゛全身に及ふ゛ことを忘れてはなるま い。「成人上顎前突症例→セファロ・顎態模型分析→ room(space)discrepancy → 第 一 小臼歯抜歯」と「通法」に従って歯を並べると、この患者の鼻閉はさらに悪化したであろ うと考えられる。健康な歯を減らし、歯周組 織にダメージを与え、ただでさえ狭い歯列弓 を一層狭めるような治療は避けるべきであろう。足らねば足す、学力と同じである。

症例8 2013 年3月初診時。 典型的な「上は出っ歯、下はガタガタ」

治療開始

約1カ月後。原因がなくなれば自ずと快方へ向かう

症例7
図15-1図15-2図15-3図15-4図15-5
図15-6

2015 年6月 「鼻の通りが改善した」

おわりに

本稿には書けなかったが、睡眠態癖(不適 切寝相)はほとんどの歯科疾患の発生に関与しており、低位舌・口呼吸(口呼吸は低位舌 に包含される)と密接なので医科の疾患とも無縁ではない。換言すれば「仰向け寝が基本 なら不正咬合になる理由がほとんとどなく、齲蝕や歯周病で歯を失う心配も少なく、顎関節症の リスクも減り、健康長寿の可能性が高いだろう」となる。局所と全身、個と社会、人間界と自 然界─ 常に一部と全体の連関の意識を以って狭く考え過ぎないことが大切と考える。 「息は口の上の鼻、舌は下ではなく上、寝 相も下や横ではなく上を向いて」─ 健康へ の答えは真理と同じで至って単純で身近なところにあると思っている。 人類にとって好ましい寝相については医療現場における患者教育よりも医学・保健教育 の場で、さらには公教育・義務教育の場で国民に知らしめることが肝要であろう。
図13-1図13-2

2013 年4月 Trainer 開始時 2015 年 10 月
参考文献 1)高橋新次郎『矯正齒科学 理論と實際』(第六版) 齒苑社 1947
2)高濱靖英『自律歯科矯正法』永末書店 1983
3)山口秀晴他監修『口腔筋機能療法(MFT)の臨床』 わかば出版1998
4)筒井照子他共著『態癖─力のコントロール』ク インテッセンス出版 2010 page4image53947072

2020.1.24





11.先進医療に導入されたチェアサイドで簡便に行える咀嚼機能検査

咬合筋

参考:東京都歯科医師会 2011.9


日本歯科大学生命歯学部 歯科補綴学第1講座 教授 志賀 博

日本歯科大学生命歯学部 歯科補綴学第1講座 主任教授 小林義典

東京都歯科医師会雑誌 第59巻 第9号 別刷(平成23年9月)

図13有床義歯補綴治療前後における咬筋筋活動の積分値とグルコースの溶出量

図1 パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図2 健常者とTMD患者の咀嚼運動経路と安定性の評価(右咀嚼,咀嚼開始後第8サイクルからの10サイクル)

図2 健常者とTMD患者の咀嚼運動経路と安定性の評価(右咀嚼,咀嚼開始後第8サイクルからの10サイクル)

図3 TMD患者の治療前後の咀嚼運動経路と安定性の評価(右咀嚼,咀嚼開始後第8サイクルからの10サイクル)

図3 TMD患者の治療前後の咀嚼運動経路と安定性の評価(右咀嚼,咀嚼開始後第8サイクルからの10サイクル)

先進医療に導入されたチェアサイドで簡便に行える咀嚼機能検査

咬合問題や歯の欠損に伴う咀嚼障害を有する患者に応用でき,治療前の障害程度,治療後の回復程度,定期検査時の維持状況を客観的に評価できる咀機能の検査法について解説する。

志賀 博 日本歯科大学生命歯学部 歯科補綴学第1講座 教授

小林義典 日本歯科大学生命歯学部 歯科補綴学第1講座 主任教授

しがひろし
1979年同志社大学工学部電子工学科卒業
19日6年日本歯科大学歯学部卒業
1990年日本歯科大学大学院歯学研究科修了
2004年日本歯科大学歯科補綴学第1講座教授

こばやし よしのり
1967年 日本歯科大学歯学部 卒業
1971年 日本歯科大学大学院歯学研究科 修了
1981年 日本歯科大学歯科補綴学第一講座 教授

はじめに

歯科臨床は,損なわれた咀嚼機能の回復とその維持を主な目的として標梼してきたが,肝心な岨鴫機能の 診断は,一般に主観的または経験的な評価に拠っているのが現状である。もちろん,食品摂取のアンケート調査,咀嚼能力,咬合力・咬合接触面積,咀嚼筋活動,咀嚼運動などの分析が試みられ,少なからぬ成果も報告されているが,操作や分析の煩雑性,装置の経済性,あるいは分析の妥当性や信頼性の面などでさらなる検討の余地が残されている。

これらをふまえ,筆者らは,臨床の現場で簡便に活用できる客観的な咀嚼機能検査法として,咀嚼運動の 分析による下顎運動検査法とグミゼリー咀嚼時のグルコースの溶出量の分析による咀嚼能力検査法を開発した。

これらは,装置が小型・軽量かつチェアサイドでの応用が容易であFり,短時間で咬合・咀嚼機能を客観 的に評価できる方法として,平成23年3月に有床義歯装着患者に対し先進医療(技術名:有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査)として採用された。 そこで,両検査法について、あらましを説明してみたい。

1.咀嚼運動の分析による下顎運動検査

咀嚼運動は,脳幹のパターンジェネレータによって基本的な咀嚼リズムが形成され,また上位中枢における運動制御系によって調節されるが,同時に歯根膜,岨噌筋,顎関節などの末梢の感覚受容器からのフィードパック信号によっても調節され, これらの構成単位のいずれかが障害されても他の構成単位の機能に悪影響が誘発され,咀嚼系全体の機能異常が発現する。したがって,咀嚼系の機能を評価するために咀嚼運動を分析することはきわめて重要で、あると考えられ,数多くの研究が行われている。すでに,咀嚼運動は,各人固有のパターンを呈するがいくつかのパターンに分類されること,また健常者では,個々のサイクルが規則的で安定しているが,不正咬合者や顎関節症(TMD)患者では,個々のサイクルが不規則で不安定で、あることなどが明らかにされている。一方,記録・分析時の咀嚼条件は,咀嚼運動に強い影響を及ぼすので留意すべきことが確認されている。

1)咀嚼条件(被験食品,咀嚼側,分析区間)

(1) 被験食品
被験食品は,パン,カマボコ,チューインガム,生ニンジン,ピーナッツ,ビーフジャーキー, 生煎餅などが用いられており,食品別にみた咀嚼運動を分析するためには,一般的な食品で,可及的に性状が異なることが望ましいが,被験食品数を多くすると,疲労が生じたり,記録時の随意的要素が加わるので注意しなければならない。

一方,運動機能,すなわち運動の安定性を分析するためには,硬さや量が変化しやすい食品では,咀嚼の進行に伴って運動が変化するため健常な被験者でも不安定になることがあるので,咀嚼の進行に伴う硬さや量の変化が少ない被験食品を選択しなければならない。咀嚼運動の安定性の分析では,軟化したチューインガムが最適であり,筆者らが開発した被験食品:グミゼリーがそれに準じることが明らかにされている。

口呼吸の弊害の図

図1 下顎運動記録装置(センサ一部の装着状態) MVTは発光ダイオード(LED), MKGは磁石を下顎切歯 点に付着させ,その動きをセンサーで検出する装置であり, 臨床の場で容易に下顎運動を記録できる。

また、被験食品の重量は, 2gにすると,安定した咀嚼を営むことが確認されている。

(2) 咀嚼側
咀嚼側は,主咀咀嚼(習慣性咀嚼側)のみ,自由咀嚼時における主咀咀嚼側のみのデ一タの抽出,あるいは自由咀嚼が選択されている。これらのうち, 自由咀嚼は,咀嚼の進行に伴う運動の変化の分析では,有用であるが,咀嚼中に右側から左側,左側から右側へと岨暢側が変化して咀嚼運動が大きく変わる(図1,2)ために,咀嚼運動が安定している健常者でも不安定と評価されてしまい,機能的評価が誤認されやすい。

口呼吸の弊害の図

図2 軟化したガムの自由咀嚼時と片側咀嚼時の運動経路

また,咀嚼時の運動経路,運動リズム,咀嚼筋筋活動は主咀嚼側咀嚼時と非主咀嚼側咀嚼時とを比較すると,いずれも主咀嚼側咀嚼時の方が非主咀嚼側咀嚼時よりも安定し,両咀嚼側聞に機能的差異のあることが明らかにされている。したがって,機能的な評価のための咀嚼運動の安定性の分析に際しては,咀嚼側は,主咀嚼側が望ましい。

(3)分析区間
咀嚼運動の分析区間は,咀嚼中の全サイクル,咀嚼開始後の第1サイクルからの一定区間,咀嚼が安定してからの一定区間,咀嚼開始直後の数サイクルを除いた一定区間など,咀嚼開始直後と後半を除いた区間などが報告されている。これらのうち,咀嚼中の全サイクルや岨鴫開始後の第1サイクルからの一定区間は,咀嚼の進行に伴う運動の変化や咀嚼能力の分析では有用といえるが,咀嚼開始直後では,意識的要素が加わり,また後半では,唾液の貯留による咀嚼の中断や嚥下の準備動作が加わり,咀嚼運動が不安定になるために安定性の評価が難しくなる。したがって咀嚼開始直後と後半を除いた区聞が咀嚼運動の安定性の分析に好ましいといえる。この区間を明確にするため,筆者ら12)は,軟化後のガム咀嚼時の分析区間を詳細に分析したところ,咀嚼開始後の第5サイクルからの10サイクルが運動経路,運動リズムともに最も安定し分析に最適であることが確認できた。

2) 咀嚼運動経路のパターンの分析

少数例の健常者とTMD患者における咀嚼運動経路のパターンを調べたFeineらは,健常者では,ランダムにgood, fair, poorの3種類に分類できたが,TMD患者では,多くがgoodに分類されたので,パターンの分析が診断の指標にならないのではないかと述べている。

パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図3 パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図4 咬合干渉付与前後の咀嚼運動経路のパターン

パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図5 各被験者のパターン別にみた佼筋筋活動の積分値,運動経路の安定性,運動リズムの安定性, グルコースの溶出量

パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図6 咀嚼開始後第5サイクルから第14サイクルまでの各サイクルと重ね合わせ表示,ならびに平均経路と標準偏差

しかしながら,多数例の健常者とTMD患者における咀嚼運動経路のパターンを詳細に分析した筆者らの研究では,健常者のパターンは,T〜Zの7種類に分類でき(図3),そのうち中心咬合位から非作業側へ向かつてスムーズに開口しその後中心咬合位へconvex(凸型)を呈して閉口するパターンTと中心咬合位から非作業側に向かつて開口後作業側へ向かい,その後中咬合位へconvex (凸型)を呈して閉口するパターンVの2種類を代表的なパターンとみなせるが,TMD患者のパターンは,健常者のそれとは明らかに異なり,代表的なパターンが存在せず,種々なパターンを呈し,健常者と明らかに異なる分布を示すことが確認されている。また,実験的咬合干渉付与前後におけるパターンは,付与前に70〜80%を占めたパターンTが,実験的咬合干渉付与後に減少するとともに,逆にパターンU,V, W, Zが増加することが観察されている。平衡側に咬合接触があると主にパターンVとパターンVI,あるいは閉口路がconcaveを呈するパターンが発現し平衡側の咬合接触を除去すると,パターンVIが消失する39)ことなども報告されている。さらに,片側性交叉咬合者の反対側では,正常咬合者と同様のパターンを呈するが,交叉岐合側では,正常岐合者とは異なるパターンを呈すること,また不正咬合を是正すると,正常岐合者のパターンIとVが増加することも報告されている。

パターンIとVは, ともに中心咬合位付近の閉口路がconvex(凸型)を呈するという共通の特徴があるが, 両パターンにそれぞれ概形が同じであるものの,中心咬合位付近の閉口路が異なり, concave (凹型) を呈するパターンUとYが観察されている。これらは,発現率が少ないことから, IとU,あるいはVとYとをそれぞれ区別しないで,同一パターンとする考え方もある13.20.21.43)。しかしながら,実験的咬合干渉付与前後の運動経路のパターン紛を観察すると,犬歯誘導咬合者のパターンは,干渉付与前では,パターンTが著明に多いが,干渉付与後では,パターンUが増加し、またグループファンクション咬合者のパターンは,干渉付与前では,パターンVが著明に多いが,渉付与後では,パターンYが増加(図4) する。運動経路の概形が咬合干渉の付与により変化せずに,閉口路のみがconvex(凸型)からconcave (凹型)へと変化することを示している。筆者ら44)は,閉口路の違いが咀嚼機能に及ぼす影響を明らかにするため、パターンTとパターンUの両方を有する被験者の咬合接触状態と咀嚼機能を比較したところ,パターンT群は,作業側では,犬歯部と小臼歯部での接触誘導があり,平衡側では,咬合接触がないのに対し,パターンU群は,作業側では,パターンT群と同様な接触誘導があるものの,平衡側では,咬合接触があること,また両パターン間には機能的差異が認められ,パターンT群のほうが有意に良好な咀嚼機能を有することが確認されている(図5)。これは,パターンTとUとを区別すべきであり,健常な咀嚼を営むためには.中心咬合位付近の閉口路がconvex(凸型)することを明示している。

これらのことから,咀嚼機能が健常で咬合に問題がない場合には,咀嚼運動経路は,パターンIとVに代 表される健常パターンを呈するが,不正咬合や咬合干渉が存在する場合には.パターンIとV以外の異常な パターンを発現するといえる。

3) 咀嚼運動の安定性の分析

咀嚼運動における運動経路の安定性について,下顎切歯点の平均経路とその各平均点の標準偏差を算出し て定量的な評価を試みたMonginiらは,健常者のほうがTMD患者よりも安定した運動経路を呈することを観察したが,両者間に統計的差異を見出すことができなかった。しかしながら,この研究では,被験食品として咀嚼中に大きさや硬さが変化してしまうcrispybread (硬パン)を自由咀嚼させ,全サイクルを分析区間に設定しており,前述の咀嚼条件を満たしていない。この問題に対応し筆者ら12)は,被験食品として咀嚼の進行に伴う大きさや硬さの変化の少ない軟化後のチューインガム,咀嚼側として主咀嚼側での片側 咀嚼,分析区間として最も安定する咀嚼開始後の第5サイクルからの10サイクルに規格化し運動経路と運動 リズムの安定性を表す定量的な指標を求め,健常者群とTMD患者群間で比較して分析した。

運動経路については,咀嚼開始後の第5サイクルから第14サイクルまでの10サイクルについて,各サイクルの中心咬合位を基準にして,前頭面に投影した開閉口路を上下的に10分割し,各分割点の座標値を求めた後,各分割点における10サイクルの平均と標準偏差を算出し.平均点を連ねる平均経路(図6) で表す。この平均経路上の各平均点における開口時と閉口時の水平方向,開閉口時の垂直方向の各標準偏差の平均を算出 しそれぞれ開口時側方成分,閉口時側方成分,垂直成分としこれらの各成分を開口量(平均経路の最下方点)で除算するSD/OD値(標準偏差/開口量)を求めることによって,安定性を表す客観的な指標とした。また,運動リズムについては,咀嚼開始後の第5サイクルから第14サイクルまでの10サイクルにおける開口相時間,咬合相時間,サイクルタイムの平均と標準偏差から算出した変動係数を求めることによって安定性を表す客観的な指標とした。

運動経路の安定性を表す3指標と運動リズムの安定性を表す4指標について,健常者群とTMD患者群の咀嚼運動の安定性を評価したところ,いずれの指標も両群聞に高度な有意差が認められ. TMD患者の咀嚼運動が極めて不安定であることが確認できた(図7,表1)。しかしながら,健常者群の平均値+2SD (標準偏差)以内を正常範囲とし敏感度と特異度を求めると,特異度は90% 以上であったが,敏感度は46%~70% となり,低い値を示す指標も認められた。そこで,主成分分析を応用し運動経路の3指標と運動リズムの4指標からそれぞれ統合指標45)を作成したところ,敏感度が86%以上となり,極めて高い値を示すことが確認できた(図8,表2)。つまり,この運動の安定性 の分析は,咀嚼機能の健常と異常との識別に十分な信頼性があるといえる(図9,10)。

パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図7 健常群とTMD患者群における運動リズムと運動経路の安 定性

パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図7 健常群とTMD患者群における運動リズムと運動経路の安 定性

パターン分類のための目録と咀嚼運動経路のパターン分類

図7 健常群とTMD患者群における運動リズムと運動経路の安 定性

2. グミゼリー咀嚼時のグルコースの溶出量の分析による咀嚼能力検査

咀嚼能力は,咀嚼機能を客観的に評価するための重要な指標の1つにあげられており,古くから一定量の被験食品を一定回数咀嚼させた後,粉砕された被験食品を口腔内から回収し粉砕度に応じて飾分けをする篩分法が用いられている。しかしながら,この方法は,操作が煩雑で,かつ分析に時間がかかることが難点となっている。近年では,より簡便な方法として. ATP頼粒剤 シリコ一ン印象材チューインガム,パラフィンワックス,グミゼリー52〜55)などが用いられている。

筆者らは,物性や形状を規格化でき,衛生管理が簡単で,かつ日常生活と同等の咀嚼の進行に伴う変化を表すことができる被験食品としてグミゼリーに着目し重量と硬さの異なる円柱状のグミゼリーを試作し,摂食状況,硬度性,付着性,弾力性,違和感,意識性,噛みやすきに加え,咀嚼運動の安定性を検討したところ,ゼラチン含有量8%.重量2gにすると,無意識的に最も安定した咀嚼をできることが確認できた。また,グミゼリー咀嚼時のグルコースの溶出量は,咀嚼時間,すなわち仕事量に比例して増加し 咀嚼能力を評価できることがわかった。さらに,このグルコースの溶出量の測定による咀嚼能力と篩分法による咀嚼能力との間に高度に有意な正の相関が認められ,篩分法と同等な評価をできることがわかった。ちなみに,この溶出量は,運動経路,運動リズム,運動速度,咀嚼筋筋活動との聞にも有意な相関が認められているので,粉砕度のみならず,運動機能と筋活動を含めた咀嚼機能の定量的な評価も可能である。

方法は,被験者にグミゼリーを主咀嚼側で20秒間咀嚼させた後,蒸留水10mlで洗口し, グミゼリーとともに濾過付きコップに吐き出させ,得られた濾液中のグルコース濃度をグルコースの溶出量として測定する(図11)。測定は,新たに開発された咀嚼能力測定用のグルコース測定機器(グルコセンサーGS1)を用いて1分以内で行える。

図11グルコースの溶出量の測定手順

図11グルコースの溶出量の測定手順

図12 有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼嚼機能検査

図12 有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼嚼機能検査

3. 先進医療に導入された有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査

本検査は,有床義歯装着患者を対象に行う下顎運動検査と咀嚼能力検査であり,装置は,小型・軽量かつチェアサイドでの応用が容易であり,短時間で咬合・咀嚼機能を定量的に評価できる(図12)。
咀嚼時の運動経路は,有床義歯補綴治療前では,パターンIとV以外が多いが,治療後では,パターンIかVに修正されることが確認されている。下顎運動の安定性は,運動経路の安定性を表す3指標と運動リズムの安定性を表す4指標を用い,指標値により評価する。有床義歯補級治療では,指標値は有意に小さくなることが確認されている。また,運動経路と運動リズムの安定性を表す指標から主成分分析により求めた統合指標から,より信頼性の高い評価が可能である。図12に示すように,有床義歯補綴治療により各指標値が小さくなり,下顎運動の安定性が確認できる。

咀嚼能力は,高くなるに従って測定されるグルコースの溶出量の値が大きくなる。有床義歯補綴治療で は,グルコースの溶出量が有意に大きくなることが確認されている(図13)。 本先進医療は,平成23年8月の時点では, 日本歯科大学附属病院のみで行われているが,すでにいくつか の病院で先進医療の届出の準備が進められており,い将来に保険収載される可能性が高いと考えられる。 なお,本技術は,先進医療として専門医や経験年数等の施設基準が求められているが,臨床の現場で容易に 咀嚼機能の客観的な評価が可能であることから,保険収載時には,専門医資格要件が除外され,一般開業医 の先生方に簡便に応用いただけることになろう。

図13有床義歯補綴治療前後における咬筋筋活動の積分値とグルコースの溶出量

図13 有床義歯補綴治療前後における咬筋筋活動の積分値とグルコースの溶出量

3. おわりに

咀嚼機能を客観的に評価できる検査法のあらましを述べた。
本検査法は,有床義歯装着者のみならず,咬合問題や歯の欠損に伴う咀嚼障害を有するすべての患者に応 用でき,治療前の障害程度,治療後の回復程度,定期検査時の維持状況を客観的に評価できる。 損なわれた咀嚼機能の回復とその維持を客観的に評価することにより,信頼性ある歯科臨床による健康増進を期待できよう。


モーションビジトレーナーV-1 咀嚼運動経路パターンの注意事項

モーションビジトレーナーV-1 咀嚼運動経路パターンの注意事項

  • TM(顎関節症)患者の咀嚼運動経路は,代表的なパタ一ン力が存在せず、種々なパターンを呈し、パターンの違いに関係なく不安定とされています。
  • 健常な咀嚼を営むためには中心咬合位付近の閉口路がconvex(凸型)を呈する必要があります。
  • 本装置は治療前の障害程度,治療後の回復程度,定期検査時の維持状況を客観的に評価することを目的としています。
  • パターンIの発現→咀嚼機能が健常で咬合に問題がないパターンです。犬歯誘導咬合者に多いとされています。
  • パターンVの発現→パターンIと同様に咬合に問題がない)パターンです。グループファンクション咬合者に多いとされています
  • パターンU,Wの発現→概形はパターンI,Vと同様ですが,中心咬合位付近の閉口路が異なります。 咬合干渉が存在する可能性があります。
  • パターンV,VIの発現→平衡側(非作業側)に咬合干渉が存在する可能性があります。
  • パターンZの発現→開閉口路が交叉するパターンです。咬合干渉が存在する可能性があります。
  • ※パターン1,V以外のパターンの発現は不正咬合もしくは咬合干渉が主な原因とされています。

    ※東京都歯科医師会雑誌第四巻第9号2011年9月より抜粋,改変 詳しくは上記の文献をご覧〈ださい。2016/8/31

モーションビジトレーナーV-1 咀嚼運動経路パターン早見表

モーションビジトレーナーV-1 咀嚼運動経路パターン早見表


有床義歯咀嚼機能検査を手軽に、スピーディーに

有床義歯咀嚼機能検査システムp1

有床義歯咀嚼機能検査が新設

有床義歯装着時の下顎運動および、阻鴎能力を阻輯能力検査装置と歯科用下顎運動測定器を用い測定することにより、有床義歯装着による哩闘機能の 回復の程度を客観的かつ総合的に評価し、有床義歯の調整、指導及び管理を効果的に行うことが歯科診療報酬に新設されました。有床義歯を新製す る場合において、新製有床義歯の装着前及び装着後のそれぞれについて実施することで保険算定が可能です。

有床義歯咀嚼機能検査が保険収載に

「有床義歯咀嚼機能検査」システム
有床義歯装着による咀嚼機能の回復の程度を客観的かつ総合的に評価し、有床義歯の調整、指導及び管理を効果的に行うことが出来ます。
咀嚼能力検査装置「グルコセンサーGS-U」の計測値をUSBで接続したPCに取り込み、歯科用下顎運動測定器「モーションビジトレーナーV-1 有床義歯咀嚼機能検査システム」の検査結果との一括表示・データ保存を可能にします。

咀嚼能力検査装置

GLUCOSENSOR GS-U
グルコセンサー GS-2

グルコース含有グミ「グルコラム」を20秒間咀嚼後、吐き出したろ液をセンサーチップに点着する ことにより、約6秒間で自動的にグルコース濃度が計測され表示、咀嚼能力を簡単に測定し数値 化します。患者さんがどれくらい物を噛めているかを、患者さん・歯科スタッフで共有し、診療に 役立てていただけます。

検査の手順

有床義歯咀嚼機能検査システムp2

■義歯患者の治療前後の咀嚼能力 1)

■検査結果のめやす 1)

■検査結果のめやす 1)

■検査結果のめやす 1)

有床義歯咀嚼機能検査システムp3

歯科用下顎運動測定器

Motion VISI TRAINER V-1
モーションビジトレーナーV-1 有床義歯咀嚼機能検査システム

シンプルでコンパク卜拡設計のため、煩雑な操作は不要。患者さんへの負担も少なく、チェアサイドでも簡便に咀嚼運動を測定することができます。下顎切歯点またはオトガイ部に付けたLED光を、2台のセンサーで3次元記録。専用ソフトウェアで、前頭面からみた咀嚼運動路を測定・表示します。

検査の手順

有床義歯咀嚼機能検査システムp2

■咀嚼運動路のパターン

観察画面を前頭面からの咀嚼運動路表示に特化することで.咀嚼運動路の観察をシンプル化しました。咀嚼パターンについては、咀側に応じた7つのパターン分類を挿入し,比較,観察することができます。

有床義歯咀嚼機能検査システムp2



先進医療:有床義歯咀嚼機能検査が保険導入されました

有床義歯の装着によって咀嚼機能がどの程度回復したのかを、下顎運動と咀嚼能力を測定することで客観的、総合的な評価が可能です。 有床義歯の調整・指導・管理をより効果的に行うことができます。

有床義歯咀嚼機能検査

※ 義管の困難な場合lこ準じる場合に限り算定

1.下顎運動測定と岨唱能力測定を併せて行う場合 480点...2つの検査を同日に行うこと
2.咀嚼能力測定のみを行う場合(1回につき) 100点

■要届出別添2+様式38の1の2
■施設基準
@歯科補綴治療専門知識を有する経験3年以上の歯科医師1名以上配置 A院内に歯科用下顎運動測定器、咀嚼能率測定用のグルコース分析装置を設備

届け出に関するQ&A

Q.届出書は何部提出しますか?
A.正副2部提出してください。「別添2」と「様式38の1の2」を1部として2部提出します。
Q.届出書の副本はコピーでもいいですか?
A.コピーでも大丈夫です。副本にも押印を忘れないようご注意ください。
Q.届出書の締め切り日はいつですか?
A.毎月1日(1目が閉庁自の場合は翌日)です。 (例:6月1日受付→6月1日から算定可能) Q.副本はいつ返却されますか? A.基本的には届出した翌月(1日に届出した場 合は当月)の下旬に受理通知書とともに返却さ れます。 Q.受理通知書が届いていないが算定してしまって もよいですか? A.届出の要件を満たしていれば算定は可能です。

有床義歯咀嚼機能検査システムp2

有床義歯咀嚼機能検査が保険導入p1


レセフィスでの入力とレセプト機能

有床義歯咀嚼機能検査が保険導入p2

 

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2020.1.31

12.かみごたえ早見表

咬合筋

かみごたえ早見表

かみごたえ早見表

2020.1.31

 

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13.歯を溶かす危険なドリンク

咬合筋

歯を溶かす危険なドリンク

 

2020.1.31

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14.脳の酸欠は怖いです

酸欠、血管

参考:宮城 正照 Fasebook 2020.1.8

つわりは、高山病と同じく、脳の酸欠!
血液そのものの酸欠ではありません。

ということで、
すぐに、
首わしづかみ
そして、
水素ガス吸入!
なんと、炭酸水も飲めないほど!とのことでしたので、
水素ガス吸入で、つわりはすぐに軽減しました!

つわりは、脳の酸欠、血液のモアアルカリ化!
できれば、炭酸水で血液のPHを戻して
水素ガス吸入!
病院なら、酸素吸入!
脳が酸欠を起こすと、さらに首こりがひどくなります。
実は、夜間のくいしばりがひどくなるからです。
首わしづかみは必要ですね(^。^)

つわりには、水素サプリ、水素水ではありません。
あくまでも、水素ガスが つわりにはいいのです。
脳への酸素供給がすぐに改善します。

復習です
つわりには、

・水素ガス吸入(酸素吸入)
・炭酸水
・首わしづかみ

つわりはこの世の中から無くすべきです。
辛い思いをする女性が本当にかわいそうですから!

 

2020.1.31

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15.頭痛めまい改善

酸欠、咬合筋

参考:テレビ朝日 2019.12.14



長引く頭痛はこんなに良くなる!?


長年、頭痛に悩まされている58歳の春日幸代さん、幸代さんは2男2女、4人の子供を育てあげたお母さんで、現在は夫の録昭さんと2匹の愛犬と暮らしています。
幸代さんの頭痛はほぼ毎日、左の肩から耳の奥にきて、左側のこめかみからてっぺんにかけて痛むといいます。
最初は高校生の時でした。病院にも行ったが改善せず今は市販の薬でなんとか対処しているといいます。
イライラして夫にまで迷惑をかけてしまっているという幸代さんの頭痛はどんなものか1日に密着しました。
午前7時、目が覚めるとすぐに頭痛が襲ってきました。この時の痛みは頭痛ダイアリーによると10段階中8でした。朝食の準備、夫が手伝おうとすると余計なことするなと怒られてしまいました。
幸代さんは痛みの具合で天候が予想出来るといいます。
朝食後、漢方や痛み止めを飲んでいまhした。幸代さんは自宅の1階を改装しカフェをオープンする予定です。
頭痛で作業が進まずオープンが遅延しています。作業開始数分で頭が痛くなり中断。午後7時、夕飯を作りました。頭痛ダイアリーを見ると起床してから常に痛みがある状態でした。
頭痛の改善法を教えてくれる名医は埼玉国際頭痛センターの坂井文彦医師です。

改善法は名付けて「コマ体操」。 コマ体操は長年に渡る頭痛研究の末に編み出した片頭痛改善法。病院でも指導を進めており7割の患者で効果が得られています。
足を肩幅に広げ両腕を胸の高さまで上げる。その状態から肩の力を抜き上半身を左右に90度、繰り返し回転させるだけです。首から脳へ別の刺激を送ると痛みの神経回路が遮断、片頭痛が起こりにくくなります。
ポイントは下半身と目線を固定し、上半身だけを一定のリズムで回転させることです。笑顔で行うとリラックス効果も加わり効果がアップします。頭痛のない時に1日2回2分ずつ行います。

幸代さんには1週間、毎日朝晩2回コマ体操を実践してもらいました
検証1日目、頭痛メーターが2に下がったところでコマ体操をスタート。
コマ体操を終えカフェの改装作業を始めた幸代さん、以前は作業中に痛みが悪化したが、この日は痛みを感じませんでした。
痛みレベルは1でした。午後7時、2回目のコマ体操を始めました。この日の頭痛ダイアリーを見てみると朝は高いものの、体操以降は低くなっていました。
検証4日目、朝から雨でした。幸代さんは「雨なのに痛くない、不思議」などと話しました。改装作業もどんどんはかどり、ごきげんだった。1週間後、幸代さんを訪ねると笑顔で出迎えてくれ「毎朝起きるのが怖いくらいだったがもうバッチリ」などと話しました。
幸代さんは5日目以降、飲み薬も塗り薬も不要になったといいます。

長引くめまいがこんなに良くなる!?


八代亜紀さんなどを襲ったメニエール病や、澤穂希さんなどが悩まされた良性発作性頭位めまい症など、約271万人もの人がめまいに苦しめられています。
 今回、ひどいめまいに悩まされている48歳の倉田美智さん(仮名)に密着しました。
美智さんを支えるのは夫の誠さんとお姑さんたち。
夫の実家で4世代7人家族。今年の5月めまいが発症、始まりは耳鳴でした。美智さんは移動の時、何かに捕まりながらゆっくり慎重に行います。
家事中の様子を見ると、シンクにもたれながら洗い物をしていました。
しかし次の瞬間、ふらつき座り込んでしまいました。
お姑さんは「迷惑かけているなっていうのを気にしているけど家族だし、気にしなくていいよって言っているけど気持ちの中でそれも負担になっている」などと話しました。
改善方法を教えてくれる名医は奈良県立医科大学めまいセンターの北原糺医師。美智さんは夫に付き添われ、検査をするために奈良県立医科大学めまいセンターを訪れました。検査の結果、

めまいの原因はリンパ液の異常だと判明しました。
改善方法は水分を1日1.5L摂り
一回に500CC1日に5回は飲むことです。)、おしっこや汗を良く流すことでした。
80%がこの方法で改善する可能性が高いといいます。
より水分の代謝を良くするために汗ばむくらい身体を動かした方がいいと指導された。
体重1kgあたり35mlの水分が目安だといいます。



※水分であればお茶やコーヒーでも可能→これは嘘!!!

 改善初日、コーヒーや炭酸水などで水分を摂取し、トイレにも通いしっかり水分代謝を行いました。
午後3時45分、美智さんは夫と一緒にウォーキング、しかし数分後、めまいで止まってしまいました。
初日は合計1,850mlの水分を摂取、トイレは15回。
2日目は1,900mlの水分を摂取。3日目、1,600mlの水分を摂取。その後も日々しっかり水分を摂り続け、出来る範囲で運動をしました。
6日目、美智さんはシンクにもたれずに台所仕事をしていました。さらにウォーキングではなく走れるようになっていました。
1ヵ月後、病院で検査をすると以前は歩行検査で1mしか歩けなかったが、今回は介助なしで歩ききることが出来ました。
再び美智さんの元を訪ねて話を聞くと「だいぶ、めまいは気にならないくらいにはなった」などと話しました。お姑さんは「笑顔も増えたし、今まで出来なかったことが出来るようになってきた」などと話しました。

頭痛の原因の多くは脳内の血圧の偏りや、酸素欠乏で起きる。
コマ体操もいわゆる有酸素運動で、深呼吸や逆立ちも効果あります。
大抵、朝に起きているのは、睡眠時無呼吸の結果での脳の酸欠です。

また低位舌での噛み締め、食いしばりも顎関節周囲の炎症で体液の循環不全を起こすのです。
体液の入れ替えをよく行い、炎症の滞留を流す。
毎日3リットルを目標で続けると、体調が安定します。

 

2020.1.27

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16.不眠症の原因は基本的に脳脊髄液の循環障害です

酸欠、冷え、衰え、循環障害

参考:宮城 正照 Fasebook 2019.12.15



不眠症について(^^)
年齢を重ねると、睡眠がきちんと取れない話をよく伺います。
不眠症の原因は、
基本的に、脳脊髄液の循環障害です。
脳の酸欠による不眠もありますが。。。

脊椎?脳を脊髄液が1日3?6回循環していると されております。
昼間は、問題なく循環してくれるケースが多いのですが、
就寝中、頭の反り返り、脊椎(背骨)の歪み、足、お腹の冷え(腹水の冷え)により脳脊髄の循環障害が起こります。
その際、睡眠中、脳細胞から排出される老廃物に満たされてしまうと
脳脊髄液は酸性化に向かい、
オレキシンという覚醒物質(興奮物質)が出ます(^^)
そのため、就寝中に目が覚めやすくなります。
輪をかけて、脳脊髄の酸性化、脳脊髄の内圧上昇に伴い、
脳の中央に位置する脳下垂体と松果体の機能低下を引き起こします。

これは、ニュースキャン、メタトロン でも確認できます。
脳下垂体の後葉から、夜間、トイレに行かさない抗利尿ホルモンであるバゾプレッシンがの分泌低下、
そして、

松果体からは、深い睡眠を促すメラトニンの分泌低下を招いてしまうのです。
このダブルパンチ??で、夜中トイレに行きます\(//∇//)\

つまり、就寝中、脳の中で、脳脊髄液の水害が起こることで、
完璧に睡眠の質を落とし、不眠症を引き起こします。
頭の反り返りだけではなく、腰痛、冷えも脊髄液の循環を悪化させてしまいます。

ちなみに、就寝中、覚醒物質であるオレキシンが大量に分泌すると、本来 日中 出るべきオレキシンが不足します。
つまり、日中の眠気を誘います。

昼間、眠くなる方は、夜間の睡眠が浅い、夜間よく起きる方です。 
夜間、覚醒物質オレキシンが分泌されてしまうからです。

特に無呼吸症候群の方が、睡眠不良で、よく昼間眠くなります。
昼間眠くなる酷いケースが、、ナルコレプシーと言われます。

睡眠は、、脳細胞のトイレタイム??なのです。
質の良い睡眠を心がけたいものです。

首わしづかみ、マーテルマウスピース療法、、
寝方を変える、など。

正しい寝方は、上体を少し上げて、ややアゴを引いて寝るべきです。

枕は高めで固め、寝具は高反発で沈み込みが少ない方がいいのです。だから低反発や、テンピュールなんて論外なんですね。

この寝方が脳脊髄液の循環にいいからです(^^)
このことは、医療関係者は、習っていないはずです。
横寝は、、、
背骨、頸椎の歪みがある方が、、
横寝する事で、脊髄液が循環しやすくなり、入眠しやすくなるのです。


基本的には、首、寝方、脊髄液の循環を考慮しなくてはいけないですね。

ちなみに、睡眠の導入で、よく睡眠薬、安定剤が処方されますが、睡眠効果の一つの理由として 脳脊髄液の循環が良くなるから寝やすくなるのです。

睡眠薬、安定剤を服用されている方の血液分析すると、すぐにわかります(^^)

よく、水素風呂に入ると熟睡できる話を伺いますが、温熱効果と水素、マイナスイオン効果で背骨の脊髄液、そして脳脊髄液の循環が当然ですが、改善します。
ですから、水素風呂で睡眠の質が改善されやすくなります。

ちなみに、
以上のような指導が保健指導であり、
歯科医師、医師ともに法律上、このような保健指導をやるべきことが定められております(^^)

 

2020.1.27

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17.タダで出来る健康法

酸欠、血流障害、乳酸、呼吸障害

参考:田中 友子 Fasebook 2020.1.8

今日はタダで出来る健康法やってみましょう。
『酸素』って体に良いんですよね?。
ストレスがあると病気になると言われていますが、なぜ病気になるのかというと、それは身体に酸素が足りていないからなんです。
ストレスを受けている状態では呼吸が浅くなってどうしても酸素が足りなくなります。考え込んだりしている時も呼吸は浅くなっています。

ストレス呼吸浅い、酸素足りない。
→代謝の時に乳酸が溜まる。
→乳酸は血液を酸化させるため循環が滞る。
→それによりストレスがまたたまる。
→繰り返し・・・
→からの病気・・・

こんな感じで悪循環に陥ってしまうわけです。
でも、今日からそれ断ち切りましょう??
大丈夫、簡単です。

それは、 『ザ・意識的な深呼吸』です
ふと気付いたら、深呼吸??
子どものこぼしたお茶拭きながら、深呼吸??
振り向きざまに、深呼吸??
エレベーターから降りる時、深呼吸??
玄関開けたら、サト〇のご飯じゃなくて、深呼吸??
いつでもどこでも出来ます
今すぐやっちゃいましょう

私は常日頃思うのですが、健康であるために必要な事って、日々の積み重ねなんだと思うのですよ。
自分をどれだけ大切に扱ってきたかの積み重ね?。
深呼吸なんて些細な事ですが、身体は喜びますからね。
そうやってちょっとずつのご自愛を大切にして日々の習慣をつけてゆきたいものですね?
今日もいい日でしたね
明日もあなたにとっていい日になりますように。

 

2020.1.31

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18.冷えと思ったら「動脈硬化」静かに進む「血管老化」

動脈硬化、血管、血流障害、血液酸素濃度

参考:TBS 2019.12.8

呼吸不全が始まり

◆血管の老化は始まっている!?

主な死因の割合で一番多いのは「がん」。心疾患と脳血管疾患を合わせると、がんにほぼ匹敵する。その背景には、ひと知れず体内の老化が進み、動脈硬化が影響している。医師によれば、動脈硬化は「30代でも起こる人がいる」という。

◆動脈硬化とは一体!?

動脈硬化経験者の男性は「最初は脚のだるさや痛みに始まるのだが、数分で治っていた。しかし、だんだん酷くなり、100m歩いただけでも痛むようになった」と話した。整形外科で診察した結果「閉塞性動脈硬化症」と診断された。「脚の動脈硬化によって、脚を切るところだった」と振り返った。診察した医師は「動脈硬化は血管が、水を流すホースのように硬くなったり詰まったりするもの」と話す。また、男性は「LDL(悪玉)コレステロール」が高かったことが原因であり「肉類をバカ食いしていた」と話した。それが「LDLコレステロール」の高まった理由だった。  コレステロールを全身に運ぶのがLDLコレステロールで、余分なコレステロールを取り除くのがHDL(善玉)コレステロールの役目だが、LDLコレステロールが増えると、取り除けなかったものが血管に溜まってしまい「プラーク」を形成、これが動脈硬化となる。血管が狭くなり、それが男性のような痛みに繋がったということになる。脚の動脈硬化は全身の動脈硬化も疑うことになり、「脳梗塞」や「心筋梗塞」の恐れもあるということだった。ただ、動脈硬化の原因は、LDLコレステロールだけではない。

◆動脈硬化のサイン オススメ! 動脈硬化の検査

動脈硬化を発症した別の男性。その症状は「脚の冷え」から始まった。靴下を履くなど対処をしていたが、次第に足の裏の感覚が鈍くなってきたという。医師の診断は「糖尿病」だった。血糖値は「意識がなくなることがある」程の危険な数値で、男性は大好きなケーキをご飯のおかずに食べる食生活をしていた。食生活を見直し、投薬治療により、現在は血糖値が下がっているという。医師は「血糖値が上がっていくと活性酸素が血管の内部に傷をつけてしまい、コレステロールが溜まりやすくなってしまう」と話した。男性の足先の冷えや感覚の鈍化は「膝下の動脈硬化」が原因だった。冷え性という言葉もあるように、足先の冷えが動脈硬化だと気付けないケースは多く、無症状で発症する恐れもある。場合によっては足の壊死にも繋がっていく。そこで医師がすすめるのが動脈の詰まり具合を調べる「ABI検査」と、血管の硬さを調べる「PWV検査」。動脈硬化の原因となる理由は他にも、高血圧、タバコなどがあるが、医師は「発症する人は複数の因子を持っている人が多い」と話している。

◆動脈硬化の予防法

動脈硬化の原因で重要な4つとして「LDLコレステロール」「糖尿病」「高血圧」「タバコ」を上げた。だが医師は「一番大きい因子は加齢」と話す。また、注意したい現象には「左右の足の温度が違うこと」「片方の足指の毛が抜ける」というものがある。  動脈硬化の予防で大事なのは「食生活」。LDLコレステロールを低下させるには、青魚や大豆などの不飽和脂肪酸の摂取が良い。糖尿病については、野菜から食べることで糖の吸収を抑えるという効果がある。そして大切なのは適度な運動。LDLコレステロール・血糖値・高血圧の改善に繋がる。

◆動脈硬化が進行したら… 驚きの治療方法に密着!

閉塞性動脈硬化症を患い、手術を予定している男性。治療法には内服薬などの「保存的治療」や、手術を要する「血行再建治療」があるが、男性は手術を行うことになった。カテーテルを左腕の動脈から入れ、詰まっている左脚の動脈まで挿入していく。局部麻酔で行うため、患者の意識はある。バルーンという器具を使い、カテーテル内から血管を押し広げてから、ステントという金属製の筒を装着し、血管を広げたままにする。30分で詰まっていた血管が開通した。すると手術を終えた医師は患者に「今から歩ける?」と問いかけた。患者は足を動かすと「痺れがなくなってきた」と話した。その後、男性は翌日には退院することができた。男性は生活習慣の改善により、血管の若返りを目指すと決めた。

2020.1.24

 

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19.突然死のリスクを回避!カギは血管&血液SP

血管、動脈硬化、血流障害

参考:LIVE on TV  2018.4.27

【4月26放送】主治医が見つかる診療所 突然死のリスクを回避!カギは血管&血液SP

心筋梗塞 脳卒中を防ぐ 最新の予防法&食べもの

 最近大きな話題となっているのが「突然死」。その原因の多くは脳や心臓の問題だと言われています。一般的に突然死とは発症から24時間以内に死亡することです。昨年12月には野村沙知代さんが虚血性心不全で亡くなり、今年2月には大杉漣さんが急性心不全のため66歳の若さで亡くなりました。突然死はいくら元気だと思っていてもいつ起こるか分りません。。

 しかし様々な予防法も明らかになっています。最新の研究結果から分かった3つの質問で生活チェック。自転車に乗るか、ペットを飼っているか、ヨーグルトを食べるか。質問は全て突然死のリスクと関係があります。渡辺正行さんの朝の習慣、毎朝サウナに入っている。これは突然死のリスクがあるのでしょうか。突然死のリスクは体の中の血液が原因です。突然死のリスクを調べるため60項目以上の血液検査を3人が挑戦しました。

 ドン小西さんは当番組で心臓ドックを受けた際、心臓の血液が逆流していることが発覚しました。その後すぐに心臓の弁を取り替える手術を受け、健康を取り戻していました。くわばたりえさんは「生まれてからあまり大きな病気をしたことがない」とコメント。秋津壽男医師は「突然死はほとんどの場合は血管と血液のトラブルがあって起きる。」と話しました。

血液検査で突然死のリスクを知る

3人に突然死のリスクがあるかどうか調べるため、最新の血液検査60項目以上実施。突然死をしてしまうリスクがある人数は3名中2名。

深刻度が低いのは渡辺さん。健康法として自宅のサウナに毎朝1時間半入っている。ある日の夕食、奥様の手料理でメインも肉より魚料理。さらにある日の夕食、家族でイタリアン。1杯目のビールを一気に半分以上飲んでいました。すぐさま2杯目を注文。外食のときでも 必ずサラダを食べているそうです。ここで赤ワインが登場。赤ワインと一緒に3杯目のビールを飲んでいました。すると30分後には大変なことになっていました。なんと泥酔状態。帰宅後にハイボールをさらに飲み、インスタント焼きそばまで食べていました。

週に3日は暴飲暴食。問題になった項目はγ-GTPと尿酸。どちらもお酒と関係があります。突然死のリスクをあげてしまう。γ-GTPはアルコールなどで肝臓がどのくらいダメージを受けているか分かる項目です。渡辺さんの場合、50以下に対し、130と大きくオーバー。尿酸は激痛に襲われる痛風に関する項目です。7.0以下だが、8.2とオーバー。このままだと動脈硬化が起こり突然死してしまう可能性もあります。一般に尿酸値が7を超えると痛風の発作の危険があります。7.5以上になると心臓の血管の病気リスクが高まります。脳内出血のリスクが約1.6倍、くも膜下出血のリスクは約1.8倍との研究結果もあります。

朝サウナは突然死の関係はあるのか。南雲吉則医師は「お酒をたくさん飲んだときはサウナを辞めておいたほうがいい」とコメント。サウナは夕方がオススメ。ちなみに自転車に乗っている人は心臓病のリスクが約4割低かったといいます。

ドン小西さんとくわばたさん、突然死のリスクが最も高かったのはどちらなのでしょうか。2人の食生活をチェックしました。

まずはくわばたさんの食生活からチェック。朝は食欲がなく、普段から朝食はコーヒーだけだといいます。ある日の夕食は高たんぱく低カロリーの鶏肉に、野菜が多めという体に良さそうなメニュー。週末はママ友の家のパーティーに参加し、うどん入りのホルモン鍋やちらし寿司などを食べていた。楽しくなるとつい食べ過ぎてしまうといいます。さらに缶ビール3本、芋焼酎のお湯割り6杯を飲み干しました。

ドン小西の食生活をチェック。ある日の夕食は、行きつけの和食屋で軽めの和食を食べた。前日に暴飲暴食をした次の日は、量を少なめにして帳尻を合わせるといいます。この日も軽めの食事をするはずだったが、次々と料理を追加注文していました。別の日はレストランバーで夕食。生ハムやパテが乗った高カロリーサラダを食べ、レモンサワー2杯と白ワイン1杯を飲み、2軒目では巨大ジョッキでお酒を飲み、丼2つを完食しました。

将来突然死するリスクが最も高いのは、ドン小西さん。血液検査の結果、14項目で問題が見つかったといいます。中でも突然死のリスクと最も関係が深いとされるのが、血糖値、ヘモグロビンA1c、超悪玉レムナントコレステロール。血糖値は基準値109以下に対し227と大きくオーバーし、ヘモグロビンA1cは基準値6.2以下に対し7.2とオーバーしていました。この結果から、ドン小西さんには糖尿病の疑いがあるといいます。さらに超悪玉レムナントコレステロールは、基準値7.5以下に対し12.2と大きくオーバー。基準値をオーバーしている場合、心筋梗塞のリスクが3倍以上になります。

犬を飼っている人は循環器疾患による死亡リスクが23%低下

犬を飼うと、突然死のリスクが下がるという。スウェーデンのウプサラ大学で、40〜80歳の男女・300万人以上を対象に行われた研究によると、犬を飼っている人は循環器疾患による死亡リスクが23%低かったといいます。
さらに犬といるだけでセロトニンという精神安定物質が出る他、触れることでオキシトシンという快楽物質が出ます。また姫野医師によると、ヨーグルトを食べることで心筋梗塞のリスクを下げることができます。ヨーグルトに含まれているカルシウムには血管拡張作用があり、ヨーグルトを食べて腸内細菌が増えることで抗炎症作用のあるポリアミンが作られるといいます。

マグネシウムを多く含む食事をしていた人は心筋梗塞等を発症するリスクが3〜4割低い

突然死のリスクを下げる緑の食べ物を求め、やって来たのは三重県志摩市の物産館。突然死のリスクを下げるという食材はアオサで、アオサは三重県が生産量日本一。アオサに含まれるマグネシウムが、血管を拡張するといいます。マグネシウムを多く含む食事をしていた人は、心筋梗塞などを発症するリスクが3割〜4割低いという研究結果があります。
地元の人はどうやってアオサを食べているのか、鵜方漁港でアオサを養殖している田畑圭一さんに話を聞きました。アオサは穏やかな内海で養殖されています。収穫は1月〜5月で、今が旬です。陸揚げされてから海水でキレイに洗い、半日ほど乾燥させて完成します。アオサ料理は味噌汁が定番です。また地元では、アオサをパン粉の代わりにしてカキフライを作って食べています。
篠山紀信さんらがアオサ料理名人の西典子さんのお宅を訪問。西さんは「磯香るアオサご飯」「アオサがんもどき」を調理、篠山さんは実食して「おいしい」とコメントしました。秋津先生は「アオサなど繊維質が多いので炭水化物の糖質の吸収が遅くなるとし、痩せはしないがダイエット効果はある。アオサにもにがりにもマグネシウムが豊富で素晴らしい」と話しました。

 

2020.1.31

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20.大丈夫?あなたの姿勢

チョイス@ ストレートネックによる痛み

ストレートネックの方が今非常に多いと言われています。ストレートネックになる原因は、頭(耳)が肩より前に出た状態を続けることです。2?3ヶ月で首の骨がストレートになったまま戻りづらくなっていきます。ストレートネックになると、肩こり、頭痛に悩まされます。
あごが引きづらかったり、うなずく時に首全体の動きになっている場合、無理なくまっすぐに立った状態を横から見た時に肩より耳が前に出ているなどの場合にはその可能性があるので要注意。
チョイスは「理学療法士の診察」。理学療法士とは、国家資格を持った、日常の動作の専門家。医療の知識に基づいた治療を行います。
日常生活の改善(首肩への負担を減らす姿勢をとること)、自分でできる体操(肩甲骨を大きく動かす体操、タオルを使った体操)でストレートネックの解消を目指します。


ストレートネックのための体操

■ 肩甲骨を動かす運動

@ 左右の肩甲骨を離すために5秒ほどかけて腕を前に突き出します。
A 次に肘の高さをキープしたまま、ゆっくりと後ろに引いていきます。
B そして、引いた腕を上に起こします。
動作はゆっくりと。肩甲骨の動きを意識して、1日の中で気がついた時に何度も行ってみましょう。

■ タオルを使った運動

@ タオルを首の後ろの真ん中に当ててください。
A 次に両手を前に軽く引っ張ってください。
これで首に正しいカーブを作り出しています。
この状態で、あごを軽く引く動作を10回で1セット、1日3セットほど行いましょう。


チョイスA 悪い姿勢をなおす

姿勢を悪くしているのは、「普段の生活の積み重ね」と「過去の怪我や手術」。
「過去の怪我や手術」が原因で「筋膜」がゆがんだことで姿勢が悪くなり、五十肩や首の骨のつぶれからくる手のしびれを起こすことも。
筋膜は、全身を覆う薄い膜。筋肉をささえ、動きをサポートしています。筋膜は全身をつないでいるので、一部がゆがむと、一見関係ない場所でも影響を与え合います。筋膜のゆがみをなおすために、まずは医師・理学療法士にきちんとどこが悪いのかを診てもらい、治療や体操でゆがみをなおし、体の不調を解消しましょう。 腰痛の原因とは?
最近明らかになった長引く腰痛の原因、そのキーワードは「恐怖」と「借金」。

■ 恐怖とは?「恐怖回避思考」

「また痛みが出るんじゃないか」という不安が、腰痛を長期化・悪化させることがわかってきました。「痛みに対する不安」から、腰をかばって「コルセットの常用」など「過度の安静」状態が続くと、しだいに腰周辺の血流が悪くなり、さらには脳が痛みを抑える機能が低下します。
その結果、「痛みが激化」し「さらなる不安を感じる」という悪循環を招いていたのです。

■ 借金とは?「随核[ずいかく]のズレ」

背骨と背骨の間には「椎間板[ついかんばん]」というクッションがありますが、その椎間板の中心部には「随核」という組織があります。この随核は、椎間板の中で前後左右に動き、前かがみの動作によって腰に負担がかかると、背中側へズレていきます。この「随核のズレ」が借金です。
ズレが大きくなり椎間板の外側が傷つくと「ぎっくり腰」、随核が飛び出てしまうと「椎間板ヘルニア」になってしまいます。



腰痛対策のチョイス@ これだけ体操

■ これだけ体操

前かがみの動作で後ろにズレた随核を元の位置にもどす体操です。
@ 足を肩幅に開いて立つ    A 手をおしりにしっかり当てる
A 骨盤を手で押し込む     C 息をはきながら3秒そらして、ゆっくりもどす
体をそらすときは、あごを引いて、ひざを曲げないようにするのがポイントです。
腰に負担がかかる前、かかった後など、気になったときにやるだけでOKです。

■ これだけ体操 左右チェック編

随核の左右のズレに効果のある体操です。
@ 肩の高さで壁に腕をつけて安定させる  A 壁から足までの距離を、壁から肩までの2倍程度とる
A 手を腰に当てて、「く」の字になるように押しこむ  C 左右やりづらい方をチェックする
D やりづらかった方で5秒×5回      E 仕上げに「これだけ体操」を1回
猫背にならないようにするのがポイントです。2〜3日に1回でOKです。

・ 注意点 「これだけ体操」をして、お尻から太ももにかけて痛みやしびれを感じる場合、体操後も10秒以上痛みが続く方場合は、別の病気が潜んでいる可能性がありますので、体操を中止して医療機関を受診してください。


腰痛対策のチョイスA 「負担軽減ワザ」

日常生活の動作のほとんどが腰に負担がかかる「前かがみ動作」です。でも、ちょっとした工夫で負担を軽減させる方法があったんです。 くしゃみをするとき→「机に手をつく」 周囲に机がない場合も、壁や、自分のひざに手をつくことで、負担を減らすことができます。 重い荷物を持つとき→「まず物に近づいて、背筋を伸ばしながら持ち上げる」 長時間の立ち仕事→「片足を台にのせる」 台の高さは低い物を使う、左右はときどき入れ替えることがポイントです。 靴下をはくとき→「壁におしりをつけてはく」


腰痛対策のチョイスB 「ハリ胸&プリけつ」

前かがみ動作全般の負担を減らすポイントは、「骨盤を前傾させること」。正しい骨盤の感覚を意識づけする方法が「ハリ胸&プリけつ」です。

■ 「ハリ胸&プリけつ」

@ 足を肩幅に開いて立つ           A 小さく「前へならえ」のポーズ
B 手のひらを上に向けて胸をしっかり開く   C おしりをつきだして、前へかがむ
D 手をおろす

最近注目されている腰痛の原因「上殿皮神経障害(おしり神経腰痛)」
人間の体には、左右の腰の内部からお尻の表面にかけて、「上殿皮[じょうでんひ]神経(おしり神経)」という細い神経が通っています。
加齢などが原因で腰の筋肉が緊張すると、このおしり神経が引っ張られます。このとき、「腸骨稜[ちょうこつりょう]」と呼ばれる骨盤の最も出た部分で神経が圧迫されることで、痛みやしびれを引き起こすと考えられています。
ところが、このおしり神経は直径2mmとごくごく細いため、CTやMRIなど画像検査ではうつりません。そのため、これまでは原因不明の腰痛だと考えられてきました。「上殿皮神経障害」は近年、認知が広がりつつある病気なので、診断、治療を行える医療機関はまだ少ないのが現状です。
治療のチョイスは「上殿皮神経ブロック」の注射です。
「上殿皮神経ブロック」とは、この上殿皮神経が引っ張られた部分に麻酔を注射する治療法。過敏になっていた神経がおさまり、症状が緩和します。

2020.1.31

 

2020.1.31

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18.肩こり予防のための生活チェック・肩こり体操

肩こり予防のための生活チェック

肩こり体操

2020.1.31

 

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21.元気になるストレッチ

参考:express 10月号

健康な方はもちろん、体に不調を抱えている方にもおすすめ。脊椎を3大関節に着目したストレッチをご紹介します。

正しい呼吸が出来ていますか?姿勢や健康に影響力大。呼吸を見直しましょう

横隔膜は呼吸のための筋肉

深い呼吸で横隔膜を柔軟に

脊椎と3大関節のストレッチをご紹介する前に、まず覚えていただきたいのが正しい呼吸法です。正しい呼吸法をは、横隔膜の柔軟性と深い関係があります。

横隔膜は、胸腔(胸の心臓や肺などがある空間)を分ける薄いドーム状の筋肉。息を吸うと横隔膜は下がって、胸郭(胸部の骨格)が広がり、酸素を肺に取り込みます。息を吐くと横隔膜が上がり胸郭が縮みます。これが呼吸のしくみですが、悪い姿勢が習慣になっていると横隔膜が硬くなり、肺に酸素を十分取り込めなくなります。これが”呼吸が浅い状態”で、酸素が体の隅々に行き渡らず、心身の不調の原因になります。

さらに、横隔膜には、お腹の深部を横に走る腹横筋や、骨盤底筋群とともに体幹を支えて姿勢を安定させる役割もあります。腹横筋や骨盤底筋群も呼吸と連動しているので、呼吸が浅いと動きが悪くなって、姿勢のくずれを招きます。ですからまず行いたいのは正しい呼吸、つまり横隔膜のストレッチです。正しい呼吸は正しい姿勢を作る基本であり、あらゆるストレッチをするうえで大切です。

方法は、寝た状態で呼吸するだけ。横隔膜が柔軟になれば普段の呼吸も深くなり、睡眠の質も上がって、健康につながります。

横隔膜のストレッチ

胸郭の前後左右すべてに空気を入れるイメージで呼吸

仰向けに寝て、全身の力を抜き、片手を胸に、もう一方の手をお腹の上にのせます。軽く目を閉じ、胸郭の前後左右すべてに空気を入れるイメージで鼻からゆっくり息を吸います。次に口からゆっくり息を吐きます。胸とお腹がふくらんで両手の距離が遠くなり、吐いた時は胸とおなかがへこんで両手が近づきます。これを1〜3分繰り返しましょう。

横隔膜のストレッチ

息を吸ったをき、腰を反らないように

胸やお腹だけでなく背中側からも膨らんで、腰の後ろのスペースが小さくなるように意識しましょう。

横隔膜のストレッチNG例

 

 

2020.2.3

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