ご自身でしっかり歯みがきをしているという方でも、健康的な歯を保つにはどうしても限界があります。
毎日使っていらっしゃる歯みがきクリームには『歯を白くする』といった謳い文句が書かれていますが、これは成分に含まれる研磨作用によるもの。こういったクリームを使い続けることで歯のエナメル質は薄くなり、根面露出と歯肉退縮を招き、時々凍みるといった症状を招きます。
歯ブラシケアだけでは隠れ歯周病菌の増殖が、特に奥歯の歯と歯の間の隣接面根元で進行し、歯が溶けていきます。10年で2mm、20年で4mm…と症状は進みます。歯周ポケットは3mm以内なのに、です…。
大切なのは『毎日のフロスケア』です。隣接面を綺麗に保ち、20~30代は6カ月ごとの歯科チェックアップで歯周病予防をマスターするのがベストです。※40歳を超えたら毎月、歯を綺麗にしてもらいたいです。
因みに、米国では、50歳以上の方の80%は、毎月歯科衛生士によるお手入れを受けています。これは健康のためにストレッチやヨガ、マッサージなどに通うのと同じ頻度と考えるとわかりやすいと思います。
■20~30代は半年、40歳を超えたら月1回、虫歯でなくとも歯科でのお手入れが白く健康な歯を永く保つ秘訣です!
虫歯や歯周病になる前の段階のケアやアドバイスを行う、私たちのような歯科医院が『予防歯科』です。将来の治療を防ぐことを患者さんと一緒に考え、(治療と並行した)磨き方指導などにより、お口の環境をメンテナンスだけで守ろうとする歯医者さんのことです。
最近よく「食後すぐの口の中は酸性、30分後から中性に戻るから歯ブラシはそれから…」と言われていますが、実はそれは30分の間に歯のカルシウムが溶け出すことで中性に戻っていくという状態なんです。ちなみに日本人はカルシューム不足で、虫歯等を防ぐ唾液の再石灰化能力や緩衝力も弱いと言われています。ですから私たち日本人は、時間が経てばどんどん酸蝕が進行してしまうのです。※トイレの便器は使った後すぐに洗い流しますが、食後もそれと同じで、すぐに洗浄しないと汚れはこびりつき、後からこすっても…ということと同じです。
ホワイトファミリーでは酸でカルシュームが溶け出す前、食後3分以内のケアが大事だとお伝えしています。それも歯ブラシでは届かない接触点を含めた隣接面歯間のケアです。歯と歯の隣接面は、虫歯を防いでくれる唾液が触れることも無く、食べかすとばい菌が残るので、虫歯とその隣接面で発生する歯周病を防いでいくことが大事なのです(特に奥歯)。
私たちは予防歯科の立場から、毎食後に歯の接触点を含める隣接面を優しくYホルダフロスでケアすることを勧めています(歯ブラシはメインではないのです!)。菌群は秒単位で分裂増殖して食べかすを腐敗発酵させ、酸とネバネバを出します。「3分以内に素早く」がベスト、寝る前では手遅れです。フロスは毎日、3回以上は使ってほしいと思っています。
人間の舌の位置は、常に舌が口蓋にくっついているのが正常なのです。そうでない人は、健康や美容で大損しているらしいと、最近の研究で徐々に分かってきています。
自分が気づかない時に、口呼吸をしていたり、舌の位置が低位のままだと奥歯で食いしばりを気付かず行っており、奥歯の歯周病もその力で進行します。
書籍『よく噛んで食べる忘れられた究極の健康法』(生活人新書)によると、戦前の暮らしでは、1回の食事で1千~4千回は噛んでいたのですが、現代では600回くらいに減っているそうです。
発育期の0歳から18歳までの生活での、舌位置の異常と噛むことの減少が、歯並びの不整の増加や歯周病と虫歯を頻発させ、さらに全体で観たら、大脳前頭葉の発育機能不全(うつ、多動性など…)、頭蓋骨と顎の変形、咽頭部の気道への影響で喘息やアトピー、アデノイド、アレルギー、自己免疫疾患、発育不全、睡眠時無呼吸へと拡散していきます。
舌の位置って、実は身体への影響が大きく、とても重要なんですね。
ゼツ・ダイエットってみなさん知ってますか?これがゼツ大な??効果があるんです!
多くの方が、ゼツの筋肉の虚弱で、低位ゼツという状態です。唾を飲み込むときや発音時、咀嚼時にも、ゼツがしっかり機能しておらず、安静空隙という状態も乱れていて、ゼツがたるんだ状態で前歯を押し、開口歯列や、唇の分厚い、アデノイド顔貌(不満顔?)で、顎周りの皮下脂肪、頬の粘膜か脂肪も増えている状態です。
ゼツの肥大、たるみは、歯列の変形や顎の変形だけでなく、呼吸障害も起こします。食いしばりや噛み締めも、奥歯の隠れ歯周病状態で、無意識に重症化しています。その結果、一回呼吸量の低下で、血中酸素濃度が低くなることによる口呼吸や、猫背姿勢と頭蓋の重さによる頚椎ヘルニア、背骨の湾曲、ぎっくり腰、さらに食いしばりで歯列の咬耗も進み、加えて歯列高さの減少で睡眠時無呼吸となり、高血圧や、多動性、うつ、認知症、心筋梗塞など動脈硬化による循環器疾患の発症へと続いていきます。
単に矯正で歯並びを治しても、それは口の中の形だけです。ゼツの機能力を安定させることで、矯正の後戻りも、多くの体の不調も顔つきまで変わります。
この時期は、夏休みや長期休暇を活用した虫歯治療や口腔環境の改善が出来る最適なタイミング。今こそ虫歯や歯周病になってから治療に行くという従来の習慣を改善し、「虫歯にならない為のケア」に切り替えていきたい。以前から「予防的ケア」の重要性を訴え、地域の口腔意識の向上に従事しているホワイトファミリー歯科=上麻生=の堤富紀子院長に、健康な歯を保つ考え方などを聞いた。
虫歯も歯周病もYホルダフロスによる
歯間隣接面ケアで予防が出来る―
最近はブラッシング指導などの「予防ケア」が、虫歯治療の補助的な扱いではなくなってきているが、堤院長は「大人や子どもを問わず、口腔衛生に対する意識の向上もあり、虫歯に罹る人は少なくなりました。その一方で異変に気づいてから歯科医院に駆け込む方はまだ多いです。症状を感じる時はすでに重症化しているケースが大半です」と話す。予防ケアの大切さが知られてきたとは言えるが、広く習慣化している欧米などと比べるとまだというのが日本の現状といえそうだ。
定期チェックがもたらす身体全体の健康
歯科医が目にする機会が多いのが、雑な治療や途中で通院を止めたことで頻発する、被せものの中での虫歯進行や歯科医が見逃した虫歯の悪化など。「ホワイトファミリーでは50年~、もしくは一生持つ耐久性を患者様と保つという、定期チェックを条件に10年保証を提供するなど、再発を防ぐ予防ケアが大事だと考えています。数年後に被せものを取り換えて、さらに虫歯治療を…といった悪循環より実は費用も優れています」。お手入れ指導から噛み合わせの修正など、プロの眼差しを定期的に盛り込む『歯科医とのコミュニケーション』が本当の予防歯科の秘訣と言えそうだ。
「口の中のばい菌は増加することで身体の中にまで侵入し、脳梗塞や心臓の疾患、アトピー等にも影響を及ぼしていることが分かっています。24時間持続して口を清潔に保つことで血液中のゴミがなくなります。身体を健康に保つ出発点として、口腔内を清潔にすることをこれからも発信していきたいですね」。
毎食後のフロスと就寝・起床時の歯磨き
堤院長が勧めるのは毎食後3分以内に歯間を綺麗にすること、就寝時と起床時の歯磨き。「トイレの際に毎回水洗するのと同じ感覚で汚れを取り除くフロスと、時間が経って増えたばい菌を落とすブラッシングの習慣づけを持ってもらうことが大切です」。
ぜひ考えて欲しい乳幼児期からの
「健口(けんこう)生活」
ホワイトファミリー歯科では乳幼児期からの口腔ケアと「噛むこと」の重要性も積極的に伝えている。
よく噛むことで夢や希望、発想力が育つ
1回の食事で噛む回数が3000回ほどだった江戸時代に比べ、食生活が豊かになった現代は約800回と激減。これによる影響は現代の発育にも出ているという。「噛むことは脳への刺激になっていて、創造力の発育にも大きな影響があると言われています。乳歯は前歯から生えてきますが、前歯は言語に加え、夢や希望といった『感情』『意欲』などを司る前頭葉と密接な関係にあります。噛むことは心や気持ちの発達に大きく作用していますので、意識的にお子さんに食べ方を伝えて欲しい」。
〝離乳食を食べさせる際もスプーンで押し込むのではなく、自分で捕食する感覚で〟〝手づかみで食べることも口に入る量を自ら知るトレーニングになる〟といった子育てのコツや情報を講演などで発信している同歯科。「今は何かと急いだ子育てになりがちですが、食べることは生きることの基本。きちんとした食べ方を子どもが学ぶことで、良い噛み方になり、奥歯を含めて全体的に自然な歯並びになります。それが実は良い口腔環境を作り出す第一歩なんです」。
日々の健康=「健口生活」
堤院長は「かなりおせっかいな歯医者だと思います」と笑うが、幼少期からの口腔ケアが将来の永い健康を保つ第一歩。「歯科医院は虫歯を治すところ」という感覚ではなく、虫歯や歯周病にならない(再発を防ぐ)ための定期チェックやサポートを受ける場所、身近な先生がいるところとして気軽に活用していく新たな考えが『健口生活』を送る上で大切な要因となりそうだ。
東京医科歯科大学がこのほど「成長期における咀嚼刺激の低下が、記憶・学習機能障害を引き起こす」という研究成果を発表しました。
研究では、粉末の飼料で育てたマウスは通常の飼料で育てたマウスと比べ、顎の骨や噛むための筋肉が弱く、記憶・学習機能も顕著に障害されることが示されました。これは、記憶や学習を司る海馬の神経細胞が減少していることによるものでした。
この結果は、成長期に咀嚼刺激が低下すると記憶・学習機能に影響する可能性が示唆されたということです。また、記憶・学習機能障害や認知症の予防に、咀嚼機能の維持や強化が有効であることを示しています。今後ヒトを対象とした研究を進め、そのメカニズムが解明されれば、認知症や記憶・学習機能障害の新たな治療法・予防法の確立につながると期待されます。
私は来院されるママさんたちに「よく噛むことで夢や希望、発想力が育つ」とお伝えしています。噛むことは脳への刺激になっていて、創造力の発育にも大きな影響があるということが科学的にも解明されてきました。噛むことは心や気持ちの発達に大きく影響していますので、意識的にお子さんに食べ方を伝えて欲しいと思っています。
今は何かと急いだ子育てになりがちですが、離乳食をスプーンで押し込んだりせずに(時には手づかみでも構わないので)、自分で捕食する感覚を教えることが大事です。自分の力で食べる習慣を子どもが学ぶことで、良い噛み方になり、奥歯を含めて全体的に自然な歯並びになります。それが優れた口腔環境を作り出す第一歩です。
6月4日から10日は厚生労働省や日本歯科医師会などが定める「歯と口の健康週間」。虫歯や歯周病になってから治療に行くという従来の習慣から「虫歯にならない為のケア」を表面的に伝える歯科が多くなっている。以前からその重要性を訴え、地域の口腔ケアに従事しているホワイトファミリー歯科=上麻生=の堤富紀子院長に、健康な歯を保つ考え方などを聞いた。
虫歯も歯周病もYホルダフロスによる
歯間隣接面ケアで予防が出来る―
最近はブラッシング指導などの「予防ケア」が、虫歯治療の補助的な扱いではなくなってきているが、堤院長は「大人や子どもを問わず、口腔衛生に対する意識の向上もあり、虫歯に罹る人は少なくなりました。その一方で異変に気づいてから歯科医院に駆け込む方はまだ多いです。症状を感じる時はすでに重症化しているケースが大半です」と話す。予防ケアの大切さが知られてきたとは言えるが、広く習慣化している欧米などと比べるとまだというのが日本の現状といえそうだ。
定期チェックがもたらす身体全体の健康
歯科医が目にする機会が多いのが、雑な治療や途中で通院を止めたことで頻発する、被せものの中での虫歯進行や歯科医が見逃した虫歯の悪化など。「ホワイトファミリーでは50年~、もしくは一生持つ耐久性を患者様と保つという、定期チェックを条件に10年保証を提供するなど、再発を防ぐ予防ケアが大事だと考えています。数年後に被せものを取り換えて、さらに虫歯治療を…といった悪循環より実は費用も優れています」。お手入れ指導から噛み合わせの修正など、プロの眼差しを定期的に盛り込む『歯科医とのコミュニケーション』が本当の予防歯科の秘訣と言えそうだ。
「口の中のばい菌は増加することで身体の中にまで侵入し、脳梗塞や心臓の疾患、アトピー等にも影響を及ぼしていることが分かっています。24時間持続して口を清潔に保つことで血液中のゴミがなくなります。身体を健康に保つ出発点として、口腔内を清潔にすることをこれからも発信していきたいですね」。
毎食後のフロスと就寝・起床時の歯磨き
堤院長が勧めるのは毎食後3分以内に歯間を綺麗にすること、就寝時と起床時の歯磨き。「トイレの際に毎回水洗するのと同じ感覚で汚れを取り除くフロスと、時間が経って増えたばい菌を落とすブラッシングの習慣づけを持ってもらうことが大切です」。
ぜひ考えて欲しい乳幼児期からの
「健口(けんこう)生活」
ホワイトファミリー歯科では乳幼児期からの口腔ケアと「噛むこと」の重要性も積極的に伝えている。
よく噛むことで夢や希望、発想力が育つ
1回の食事で噛む回数が3000回ほどだった江戸時代に比べ、食生活が豊かになった現代は約800回と激減。これによる影響は現代の発育にも出ているという。「噛むことは脳への刺激になっていて、創造力の発育にも大きな影響があると言われています。乳歯は前歯から生えてきますが、前歯は言語に加え、夢や希望といった『感情』『意欲』などを司る前頭葉と密接な関係にあります。噛むことは心や気持ちの発達に大きく作用していますので、意識的にお子さんに食べ方を伝えて欲しい」。
〝離乳食を食べさせる際もスプーンで押し込むのではなく、自分で捕食する感覚で〟〝手づかみで食べることも口に入る量を自ら知るトレーニングになる〟といった子育てのコツや情報を講演などで発信している同歯科。「今は何かと急いだ子育てになりがちですが、食べることは生きることの基本。きちんとした食べ方を子どもが学ぶことで、良い噛み方になり、奥歯を含めて全体的に自然な歯並びになります。それが実は良い口腔環境を作り出す第一歩なんです」。
日々の健康=「健口生活」
堤院長は「かなりおせっかいな歯医者だと思います」と笑うが、幼少期からの口腔ケアが将来の永い健康を保つ第一歩。「歯科医院は虫歯を治すところ」という感覚ではなく、虫歯や歯周病にならない(再発を防ぐ)ための定期チェックやサポートを受ける場所、身近な先生がいるところとして気軽に活用していく新たな考えが『健口生活』を送る上で大切な要因となりそうだ。
上下の歯を持続的に接触させてしまう癖をTCH(Tooth Contacting
Habit)と呼びます。一般的な「かみ締め」や「食いしばり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、歯が接触する程度でも持続すると筋の緊張や疲労が生じてきます。
普段、上下の歯は接触しておらず、会話や食事の際に接触する時間など含め、1日20分程度が正常だと言われています。歯の接触時間は長いほど筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担が増え、顎の疲労感や歯の違和感から顎関節症など様々な症状に影響があると考えられています。
現在、歯軋り対策としてマウスピースの装着や咬合調整が行われていますが、歯科医の視点は「使った方が改善しやすい」というものです。TCHの是正として、歯が接触していないかを意識的に注意することを繰り返すと良いといった意見を耳にしますが、それだけで癖を治せる人は少ないのではないでしょうか?
歯科医として推奨するのは、やはり改善マウスピースを使っていくこと。そして全身の状態も含め、総合的にチェックできるクリニックに診てもらいましょう。TCHの問題だけでなく、睡眠時無呼吸や酸蝕、知覚過敏などトータルで見ても、ナイトガードを定期チェックしながら使うのが良いと思います。すでにアメリカではナイトガードはスポーツガード以上に多くの中年、高年が利用しています。「TCHは癖に過ぎず、問題ない」とするのは間違いです。甘噛みが食いしばり、睡眠時の歯ぎしりに変化し、重症化して中高年以降の骨隆起や歯周病の進行などにつながります。
顎の疲労感など気になることがあれば、自分で直そうとせず、適切な歯科医にきちんと相談するという、まずはこちらの「癖」を付けることが大切です。
学童期の食生活で、食事をする時の姿勢の悪さや咬む回数の不足、遺伝的に顎の幅が狭い、犬歯の間の幅が狭い状態を放置しておくと、前歯の重なりや、前後に交差した噛み合わせになります。
また親知らずを抜かずに成長すると、親知らずの力で、前の奥歯(12歳臼歯や6歳臼歯)が前や内側に押されて、内傾斜を招きます。内傾斜した奥歯は噛むことで更に倒れ、噛み合わせが低くなり、下アゴの関節頭が頭蓋骨に当たって痛みや擦れ音が出て「顎関節症」になります。
これを防ぐのは上下の顎を拡大すること。前歯を正しく並べ、狭い顎を広げてV字から綺麗なUの字のアーチ歯列にしてあげることが大切です。奥歯も左右内傾斜を起こすことになるので、噛み合わせの高さも回復し、呼吸の問題も解決します。
医学の観点からも、子どもの咬合誘導と食育は繋がっています。「食べ方は生き方」という考えがあり、正しい食生活は健全な成長を促すことでもあります。歯科医として、「食育の大切さ」を今一度見直してもらえると嬉しいです。
虫歯や歯周病になる前の段階を意識した姿勢の歯科医院で、治療を受けなくて良いお口環境を考えてくれます。治療と並行して歯の磨き方指導で、二度と治療を受けなくて良い状態をメンテナンスだけで守ってくれる歯医者さんのことです。
日本人はカルシューム不足です。虫歯等を防ぐ唾液の再石灰化能力とか緩衝力を測ると、弱いのが解ります。歯と歯の間の隣接面は食べかすとばい菌がべったり残っているので、唾液に触れる事がなく、(特に奥歯は)「歯の接触点の虫歯」と「隣接面の歯周病」が進行しやすい環境です。食後はトイレで使った便器と同じで、すぐに洗浄しないと汚れはこびりつき、後からこすっても…ということです。
歯磨きクリーム替えたところで歯周病は治りません。自己流の磨きタイミングが危ないのです。食後30分は酸性のお口の中。30分後なら中性に戻るから、それから歯ブラシということが最近言われてきまますが、30分待っている間に、歯のカルシュームが溶け出すから、中性に戻っていくと考えた方がいいです。日本人の唾液の緩衝能は弱く、時間が経つと、どんどん、酸蝕が進行してしまいます。酸で溶け出す前に、中和するために、食後は3分以内のケアですそれも、歯ブラシではなく接触点を含める隣接面歯間です。
私たちは予防歯科の立場から、毎食後に歯の接触点を含める隣接面を優しくYホルダフロスでケアすることを勧めています(実は歯ブラシはメインではありません!)。菌群は秒単位で分裂増殖して食べかすを腐敗発酵させ、酸とネバネバを出します。「3分以内で早く」がベスト、寝る前では手遅れです。フロスは毎日、3回以上は使いましょう。
「55%、38%、7%」―、これは何の割合か分かりますか?
実は、人の第一印象を決める3つの割合です。①視覚(見た目)55%、②聴覚(声)38%、③言葉(話す内容)7%、以上の要素から、人は初対面の人の印象を決めていると言われています。私はそれだけではなくもう1つあると思っています。①②③すべてを含むのが口元ということで『歯の色が白いかどうか』ということがそれです。
ホワイトニングは女性が行っているイメージがありますが、昨今は男性にも求めらている風潮があります。歯並びも重要ですが、色が白いかどうかで印象は変わりますよね。見た目で10歳は若返ります。白く輝く歯は、若々しく健康的に見えますし、好印象にしてくれるに違いありません。
ホワイトファミリーでも特別レシピとして、安心頂けるホワイトニングメニューがあり、長い臨床経験でスキルを磨いた専門家が機能的な歯の清掃を行っており、男女問わず需要が増えています。
1年の計は元旦にあり。新年の目標として、信頼できる歯科衛生士さんと二人三脚で、白い歯にこだわってみてはどうでしょうか?
※定期コラムでは、治療だけでない、皆様が抱くお口の不安にお応えします。今年もどうぞよろしくお願いします。