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インプラント治療に保険適用 社保庁、立ち入り監査

藤枝市立総合病院:インプラント治療に保険適用 
社保庁 立ち入り監査 /静岡

インプラント治療の先端的研究で知られる藤枝市立総合病院(同市駿河台)が、公的医療保険の対象外の同治療の一部に保険を適用していたとして、今月1-9日に計3回、社会保険庁静岡社会保険事務局の立ち入り監査を受けていたことが分かった。同病院は「国と認識の違いがあった」と話している。

同病院は同分野で国内最先端レベルで、年100回以上を施術するほか、近隣医院の患者の手術も行っている。学会論文も多く執筆しており、著名人や県外からも多くの人が治療に訪れる。

だが同治療は保険対象外の「自由診療」で、数日間の入院も必要なため総額で数百万円の費用がかかることもあるという。特に金属部品を埋め込む土台の骨を移植する事前手術は高い技術と高額な費用が必要だが、同病院はこの部分に保険を適用していた。

一方、社保庁は昨年12月、この部分について是正するよう同病院に指導。同保険事務局は「前処置も含め、インプラントはすべて保険外」としている。同病院の宮城島俊雄歯科口腔(こうくう)外科部長は「前処置が必要な患者は骨が萎縮(いしゅく)しており病気の状態。健全な歯を抜くわけではなく病気治療の一部と見なしていた」とし、指導を受け自由診療に切り替えたと説明した。
【稲生陽】

最近は抜歯即時埋入などの症例が多く報告されていますが、この場合の抜歯は「保険適応外」と言うことですね。残念ながら即時の場合は 抜歯→自費に切り替えとはいかないようです。

(2007.3.13 毎日新聞)