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歯周病治療で免疫力アップ
口腔内細菌とウイルスが死滅 タンパク分解型除菌水


口腔内細菌とウイルスが死滅 タンパク分解型除菌水   

WFでは同じ除菌水を使いますが、殺菌力は一瞬なので垂れ流しで使います。そのため、テフロン配管の器具で、更に殺菌抗菌力が2時間程度続くようにCHX液を使います。

レーザーはCO2を微弱0,5Wの間欠波で組織の破壊をできるだけ少なく、炎症性肉芽組織だけを除去するので、予後は安定します。

夏場の体調不良と口腔ケアの関係 歯科レポート
歯周病治療で免疫力アップ

タウンニュース 掲載号:2013年8月8日号

山下修 院長

連日の猛暑、夏バテや食欲不振などで免疫力が低下し、体調不良を訴える人が多い夏の時期。もえぎ野にある山下歯科医院・山下修院長は「体調不良の要因の一つに口腔内の状態が関係している」と指摘する。

今回は、山下院長に「歯周病治療と免疫力アップ」について話を伺った。

歯周病など口腔感染症の予防や全身疾患のリスク軽減を考えた歯科治療に取り組む山下院長は、「ある調査では、歯周病治療後に(治療前の数値より)患者様の免疫力の数値が増加、もしくは適正値に戻ったというデータがあります。つまり、口腔内を清潔に保つことで、全身の健康維持に繋がります。免疫力が低下し、体調不良な上、口腔内が汚れていれば、病気になるリスクも大きくなる」と話す。

口の中に潜む、口腔内細菌が糖尿病、心疾患、誤嚥性肺炎など全身疾患に関係することが数多く報告されている。しっかりとした口腔ケアをすることで、肺炎の発症率を抑え、肺炎による死亡率を軽減することも可能だという。「特に免疫力が低下する高齢者は丁寧な口腔ケアが必要となってきます」と院長。


■「水」と「光」で治す

同院では、歯周病菌など口腔内細菌とウイルスを死滅させる「タンパク分解型除菌水=水」と2種類の「先進レーザー機器=光」を駆使した独自の歯周病治療(※保険外診療)を行う。

この治療方法は、除菌水で歯周病菌を死滅させ、出血するメスの代わりにレーザーを使いバイオフィルム(細菌の集落)や歯石を除去するもの。山下院長によると「一般的な歯周病治療は通院回数や時間がかかり、患者様の負担も比較的大きいが、この方法だと、ほぼ半日(3〜4時間)で歯周病治療を行うことができる」という。

山下院長は20年程前から、この除菌水などを用いた独自の歯科治療を行ってきた。「歯周病にかからずに、元気に通院する高齢の患者様も少なくありません。夏バテなどで体調が改善しない方は、いちど口腔内のチェックをすると良いでしょう。除菌水での口腔ケアで、歯の健康と自身の健康を取り戻してください」

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<参考>

タンパク分解型除菌水(POICウォーター)は、純度99.9%の塩と不純物を限界まで取り除いた超純水を電気分解させた電解水です。

〜 POIC(ポイック)とは 〜

Professional Oral Infection Control (専門的 口腔感染症予防)を意味します。

この電解水はほとんどの細菌・カビ・ウイルス(肝炎ウィルス、ノロウィルス、HIV、MRSA、インフルエンザウィルス、O-157、他)を30秒以内に除菌することが可能です。

産生される次亜塩素酸の作用により強力な殺菌力を発揮します。

次亜塩素酸は人体由来の免疫成分であり、人間の体内で白血球が、侵入してきた微生物(細菌・ウィルス)に対し、殺菌する過程で産生する成分ですので、小さいお子様からご年配の方まで安心してご使用いただけます。

当院では可能な限り臨床において殺菌水を使用しています。

•成分:次亜塩素酸(HCLO)
•生成:超純水と純度99%以上の食塩を混合した低濃度の水溶液を電気分解して作られます。
•PH値:9(弱アルカリ性)
•特性:高純度の次亜塩素酸を含む水溶液が生成される。希塩酸等の薬品を一切使用していませんので、生成時に塩素ガスも発生しません。そのため、500ppm以上の高濃度次亜塩素酸も生成できます。
•用途:現在、歯科医療用として歯周病の治療や院内感染予防などに使用されています。

■厚生労働省食品添加物認可

次亜塩素酸水は、平成14年厚生労働省より食品添加物として指定されています。また生成方法は「食塩水を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸を主成分とする水溶液であること」と定義されています。

〜 タンパク分解型除菌水(POIC水)の特徴 〜

•除菌作用がある
•タンパク分解作用がある(バイオフィルムの破壊)
•消臭力がある
•暖めるほど殺菌性が上がる
•人体には無害
•80ppm以下なら食品添加物扱いになる
•pHが中性に近いのでむし歯になる心配がない

〜 タンパク分解型除菌水(POIC水)で殺菌できるもの 〜

•ほとんどの細菌
•カビ
•ウイルス(B型・C型肝炎ウィルス・ノロウィルス・HIV・MRSA・インフルエンザウィルス・O-157、カンジタ菌など)

医科歯科通信記者 氏

2013年8月8日 提供:タウンニュース