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親知らずの抜歯

歯科医がすすめる最新・親知らず治療

親知らずの治療に年齢制限はないらしい。「ただ、年をとると治療後に傷口が治りにくくなります。60〜70歳になって親知らずが痛むこともあるので、必要であれば20〜30代のうちに抜歯する方がいいでしょう」(大澤先生)

WFでは、親知らずが残っていることで、奥歯の7番のむし歯や歯周病が進行するリスクが高いので、早め、18歳から25歳までの、親不知の根が完成しない、小さい内に抜歯オペをすると、処置が軽くなり、周囲歯肉炎が無いうちに、抜歯することで、麻酔効果も確実になり、術後出血もなく、治癒もキレイに修復します。、骨吸収などが進んだ、30代以降に抜歯するのは、遅いのです。 

親知らずの治療に怖いイメージを持っている人、多いのでは?

実際のところ、いったいどんなことをするのだろうか?

気になる親知らず治療の最新事情について、「戸越銀座デンタルケアークリニック」院長の大澤広晃先生に話を聞いてみた。

そもそも、親知らずってやっぱり抜かなければならないの?

「親知らずを抜くべきかどうかは、親知らずがどれだけ歯茎の中に埋まっているかによって変わります。少しでも親知らずの頭が歯茎から出ている場合は、虫歯や歯周病のリスクが高まるので、たとえ痛くなかったとしても炎症が出る前に抜いた方がいいでしょう。ただ、歯茎の中に完全に埋まっている場合は症状が出るリスクが低いので、抜歯する必要がないことが多いです」

では、親知らずの一般的な治療方法とは?

「やはり抜歯が第一選択です。入院する必要もなく、使用する麻酔は、通常の虫歯の治療で使うものとさほど変わりません。通院回数は1〜3回。抜歯をして約1週間後に傷口のチェックを行い、問題がなければ終了です。もし、親知らずがまっすぐキレイに生えているなら、虫歯になっても、一般的な治療で残すことも可能ですよ」

さらに、最近では痛みを最小限に抑えたこんな方法もあるそう。

「"鎮静療法"という治療法です。通常の局所麻酔に加えて、点滴に眠くなる薬を使う方法で、うとうと眠くなっている間に処置が終わります。ですので、痛みを感じることはほとんどありません。もちろん安全性も高く、日帰りの処置も可能。ただ、この方法は保険外治療。また、すべての歯科医院で行われているわけではないので、病院に問い合わせをして確認しましょう」

WFでは、術前からの感染予防、痛みのコントロールを行い、痛くない、腫れたり、合併症のない抜歯オペを行っています。処置時間も最長20分、早いと、数分です。麻酔の注射も無痛です。また、当然、鎮静法も数種類を行っています。しかし、通常鎮静も要らないのがです。そういう、コミニュケーションを採り、安心な環境でオぺを行います。

とは言っても、やっぱり歯医者さんは怖いもの。忙しいなか通院するのも大変だし、親知らずが少しくらい痛くても、つい我慢してしまいそう...。長く放置しておくと、何か問題があるのでしょうか?

「現時点では問題がなくても、放っておくと患部が炎症をおこし、すぐに抜歯できないことがあります。虫歯でボロボロになってしまった場合は、抜歯が難しくなり治療に時間がかかることも。放っておくと事態を悪化させ、もっと痛い目に遭う可能性もあるので、少しでも早く診察を受けることをお勧めします」

ちなみに、昨今は"抜いた親知らず"の保存・代替使用について研究が進んでいるらしい。奥歯がダメになったとき、抜いた親知らずをその代わりに使うことができるようになるのだとか。現時点では一般には実用化されていないが、近い将来こうした目的で親知らずを抜く人が増えるかもしれない。(佐藤来未/Office Ti+)

(R25編集部)

医科歯科通信記者 氏

2013年7月9日 提供:web R25