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歯科分野の先進医療技術に金属代替材料としての
グラスファイバー補強高強度コンポジットレジンブリッジの
治療技術が5つめの技術として加わった。

新規技術の保険導入
日本歯科医師会社会保険担当常務理事 堀 憲郎

医科に比べて歯科の新規技術の開発や保険導入は決して活発ではない。今後もさらなる活性化を図るべく、開発促進は勿論、導入の仕組みの研究等にも注目していく必要がある。

11月28日の中医協総会で歯科における新しい先進医療技術が認められた。
現在、歯科分野の先進医療技術は「X線CT診断装置及び手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術」、「歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法」「歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴」「有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査」の4つがあるが、今回「金属代替材料としてのグラスファイバー補強高強度コンポジットレジンブリッジの治療技術」が5つめの技術として加わった。
今回の技術は、金銀パラジウム合金の「代替材料」開発の先鞭をつける、という側面もあり、他の技術と併せて注視して参りたい。
新規技術の保険導入は、基本的に今回のような「保険外併用療養費」の中で先進技術(評価療養)として位置付けた後に行われるものと、学会等からの「医療技術評価提案」の中で行われる二つの流れがあるが、

2012年12月11日 提供:日本歯科医師会社会保険担当常務理事 堀 憲郎先生