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先進医療に「金属代替材料としての
グラスファイバー補強高強度コンポジット」

■先進医療に承認 メタルフリーのブリッジ 中医協総会

 中医協総会が11月28日、厚労省内で開催され、保険診療への導入を見据えた先進医療に「金属代替材料としてのグラスファイバー補強高強度コンポジットレジンブリッジの治療技術」が承認された。
本技術の適応症は、臼歯部1歯中間欠損に対し両隣在臼歯を支台歯とした3ユニットブリッジ。グラスファイバーを応用するため、金属アレルギーの患者への適応や生体に近似した機能を有するブリッジ治療が実現できる。また、市場価格の影響を受けず、材料の安定供給も確保される。
加えて、作業用の石膏模型上で直接作製できるため、作業時間の短縮につながる他、作製されたブリッジを患者に装着する際に形態や咬合などの調整が行いやすく、ブリッジの一部が摩耗や破折した場合でも撤去せずに、口腔内で即日に修理することが可能となる。また、咬合面に使用するレジンは、咬合力に耐え得る機械的強度を有しており、天然歯質に近似した硬さは、対合天然歯を摩耗させにくい。

2012年12月4日 提供:日本歯科医師会