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顕在化できる項目案〜21世紀に向けた歯科医療のあるべ姿〜 WF改良案

21世紀に向けた歯科医療のあるべき姿(野村総研)
  1. 歯科診療機能の分科
  2. 基本的に、口腔は全身の入り口であり、口腔を診る歯科は医科の中の一診療科であると見ることができる。この意味においては、歯科は本来、歯科からオーラルケア、口腔診療科へと改革していかねばならない診療機能と言えるものである。
    つまり、21世紀型の歯科診療機能としては、口腔予防科、歯科、口腔内科、口腔外科、歯列矯正科、小児歯科、老人歯科、福祉歯科、口腔診断科、東洋歯科、歯科エステ等が考慮され、これらの歯科診療機能の専門領域を深めていく必要がある。

  3. 医科との診療ケアミックス
  4. 人間健康管理の重要な役割を果たしていくためには、歯科は診療機能範囲を拡大することによって、全身を見る歯科技術・知見を全国の歯科医師は保有することになる。
    このために、歯科と一体化を図り、必要に応じて患者ケアミックス体制を整備していくことが重要となる。時には歯科がリーダーシップをとって診療に当たることも十分考えられる。

  5. 患者、地域、行政との共生の戦略
  6. 地域社会や、患者、行政とのグローバルな共生関係の形成を通じて、歯科医療の成果をわが国全体が共有することにより、偏狭な見方が抑制され、開かれた市場形成を通じて創造的な活動に導くことが可能となる。
    共生コミュニケーションの条件としては、次の事が重要である。

    • 患者とのビジネスコミュニケーションが成功している
    • 行政、地域社会との社会コミュニケーションが成功している
    • ビジネスアイデンティティと社会アイデンティティに一貫性がある

  7. 地域歯科保健医療システムの構築
  8. 21世紀に向けての歯科医療のあるべき姿は、全身医療の一診療科としての機能を全うすることにある。
    このためには、口腔を診ることによって全身の異常を正しく診断する高度歯科医療機能と、全国民が歯を逸失することのないように地域歯科保健を全国的に展開する機能を分化することが重要となる。
    つまり、地域歯科保健サービスを担当する口腔予防、福祉歯科、東洋歯科としての機能と口腔診断、口腔内科、口腔外科、救急歯科等の高度歯科機能を併せて整備する必要がある。
    この機能分化を行うと同時に、病院歯科と歯科診療所との病診連携を図らねばならない。
    歯科診療所、口腔保険センター、保健所、病院、日本歯科医師会、行政がネットワークを構築し、地域歯科医療情報システムを整備する必要がある。


2011.09.12 提供:野村総研

顕在化できる項目案
  • tooth wear、Att、Frt(エナメル質クラック) →自費性能ナノジルコニウムセラミックと数ミクロンファイバーセラミックによるCR充填

  • 咬合低位・閉塞性睡眠時無呼吸、進行防止 →ナイトガード・拡大矯正装置

  • 動揺歯 →T-Fix・骨増成

  • Pの予防・管理→衛生士による自費管理体制・オーラルケアトリートメントの確立

  • 歯科ドック →口臭、咬み合せ、口腔がん検診・動脈硬化検診、ドライマウス

  • 検査の充実 →唾液緩衝能、細菌同定・遺伝子テスト

  • 顎関節症 →床副子(レジン添加)・リハビリ運動指導

  • ホワイトニング →定期的メンテナンス

  • レジンダイレクトベニア→デジタル印象によるCAD/CAM作成

  • 3DS →オーラルケアトリートメントによる、除菌ケアとマウスピース

  • スポーツマウスガード →ソフトマウスピース

  • 咬合調整 →健康咬合位への調整・Hys処に関係、アブフラクション理論

  • Hys処 →マウスピース(硝酸カリウム長時間作用)

  • 入れ歯の清掃・洗浄 →定期ケアによる入れ歯洗濯
2011.09.12 提供:高橋英登氏