グリコリック酸

グリコリック酸・ハンド&ボディローション
グリコリック酸ハンド&ボディローションは、皮膚上層部から死滅した細胞を安全に取り除いて、活き活き若々しい健康な肌、艶やかな肌に再生する働きがあります。荒れた肌やカサカサになってしまった肌、太陽で傷んだ肌の死んだ皮膚細胞をやさしく取り除きます。

手や足、体の気になる部分に続けてお使いいただくと、肌は健康的に輝き、ふんわり滑らかになってくるでしょう。PHバランス4.4、グリコリック・コンパウンド14%に調整しています。

■用法
気になる手や足などに、最初のうちは1日1回ぬってください。刺激を感じないようでしたら1日2回に増やしてお使いいただけます。※1日2回を超えてお使いにならないようにしてください。使用後、太陽に肌を露出するときは、SPF15以上の日焼け止め剤の使用をおすすめします。

■成分
グリコール酸、グリコール酸アンモニウム、セチルアルコール、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸ポリエチレングリコール100、C-12-15安息香酸アルキル、ミネラルオイル、ステアリルアルコール、ケイ酸アルミニウム・マグネシウム、キサンタンガム、メチルパラベン、エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム、プロピルパラベン

■注意
目、まぶた、他の粘膜につけないでください。目につけてしまった場合は、水でよく洗い流してください。本製品使用後にお使いになられるモイスチャライザーは、刺激性のない製品をお使いください。この製品はアルファヒドロキシ酸(AHA)を含んでいます。 敏感肌の方は、使用前に目立たない箇所でパッチテストを行うことをおすすめします。また、使用後は皮膚が日焼けをしやすくなることがあるため、日焼け止め剤の併用をおすすめします。
e-shopsより引用

60%グリコリックピーリングセット

◎グリコリックピーリング剤で一番濃度の高い60%グリコリックピーリング剤です。使用している酸は、AHAの中で分子が最も小さく肌に浸透しやすいグリコール酸です。グリコリック酸は、効果的に角質をはがし、肌の再生を促します。

◎定期的なお手入れによって、にきび、しみ、小じわなどのお肌の問題が改善されます。

◎この製品は、皮膚科医と共同で開発された商品で、PH値が家庭でお使いになる場合でも安全に設定されています。

◎1セットが、顔だけにお使いになった場合、約25回から35回分です。

◎30%、40%グリコリックピーリング剤で、お肌を慣らした方のみご使用できます。

<使用方法>
◎まず、お肌の汚れを落として完全に乾いた状態にします。(その際、石鹸は使わないでください。中和され効果が少なくなります。)確実にピーリング効果を出すには、お肌のPH値を整えることが大切です。このプロセスを省かないでください。

◎そのあと、pH Balanced Prepping Solutionでピーリングしたい箇所をふき取ってください。

◎完全にお肌が乾いた後、60% Glycolic Acid Rapid Exfoliatorをお肌に添付してください。

◎2、3分後、Post-peel Neutralizerを綿棒につけてピーリング剤を落としてください。その後、ぬるま湯でお肌に残っているピーリング剤を洗い流してください。

◎その後、PHローションでお肌の状態を整え、AHAやレチノール、ビタミンCなどの入っていない乳液、クリームで十分に保湿してください。保湿を十分にすることは、とても重要なことです。

バイオコムより引用

焼け焦げ食品中の発癌性複素環アミンのヒトへの曝露
高タンパク食品を過熱調理すると生成される複素環芳香族アミンは, 多くの試験系で非常に強い変異原性を示している. それら食餌性変異原物質の1つに, 2-アミノ-1-メチル-6-フェニルイミダゾ[4,5-b]ピリジン (PhIP) がある. これはラットにおいて乳腺腫瘍を誘発し, ヒトにおける食餌疫学研究では乳癌のリスクを高めるとされている.

著者らはレストラン4店の肉料理中の複素環アミン量を, 一連の固層抽出法および HPLC 法を用いて分析した. 12種類の肉料理 (ビーフステーキ, ポークチョップ等) 中9種類から数種類の複素環アミンが検出された. PhIP はその全てに含まれ, 検出された複素環アミンの中で最も高濃度であった. 特に, あるレストランの「ロンドン風網焼きビーフステーキ」("ウェルダン" で注文) 中の PhIP 濃度が最も高く, 肉 1 g あたり 182 ng (他の肉料理の多くは, この1/10以下) 含まれていた.

今回の調査および他のデータから, 家庭でもレストランでも, "ウェルダン" に調理された肉を食べると, 複素環アミンが摂取されることが明らかになった. しかし, 幾つかの調査によると, ビーフ, タマゴ, ポーク, ベーコン等
のいわゆるアメリカ食品の過熱調理では, 高量の変異原物質が認められたのに対し,同じ条件で調理した豆腐, 豆類, チーズなどでは無視できる程度で, 高タンパク食品でも違いが認められている.

PhIP は複数の代謝経路を持ち, 直接, 硫酸化あるいはグルクロン酸抱合され, それぞれ PhIP-4'-サルフェートあるいは PhIP-N2-グルクロナイドとなるか, チトクローム P450 により変異原活性を持つ中間体 N2-ヒドロキシ-PhIP となった後にグルクロン酸抱合されて, N2-ヒドロキシ-PhIP-N2-グルクロナイド (ヒト尿中に検出される主代謝物) あるいは N2-ヒドロキシ-PhIP-N3-グルクロナイドとなり, 解毒される. これらの反応に関わる酵素の体内での分布および個人による活性の違いは, PhIP の解毒率と反応の種類, そして最終的には突然変異/癌の標的組織の決定およびリスクの個人差に関わるものである.

また, 突然変異/癌の化学予防について検討するため, PhIP の代謝にブロッコリー中に含まれる物質 (イソチオシアネート等) が影響を及ぼすのかどうかを調べた. 6人のボランティアに予め3日間ブロッコリー等ナタネ科の野菜を食べないでいてもらい, その後チキン (平均186℃で25〜30分 "ウェルダン" にソテー. PhIP 含有量 10〜20mg) を食べてもらった. その後6時間の間に採取された尿中の代謝物を, 新たに開発した LC/MS/MS 法で分析した. 次に今度は3日間ブロッコリーを食べてもらった後, 同様の実験を行なった. その結果, 尿中には上記4種類の PhIP 代謝物 (サルフェートおよびグルクロナイド) が検出され, その量は1名を除き全例で, ブロッコリーを摂取した時の方が, 統計学的に多くなった. この結果は, ブロッコリーの成分が PhIP の代謝 (解毒)率を上昇させたことを示している.

現在著者らは, ラットの複素環アミンの代謝, 腫瘍原性をヒトに外挿してヒトへのリスクを推定することを試みている. 高用量の動物実験から低用量でのヒトの場合を推定するのは難しい. しかし, 複素環アミンはヒト乳癌のイニシエーションの調査における良いモデル化合物となり得ることを示すデータがある. 著者らはまた, 発癌性代謝物の測定技術を生かして, ヒトにおける化学予防薬 (特に乳癌関係) の研究も進めていく予定である.
Lawrence Livermore 国立研究所 分子・構造生物部門


グルクロン酸

グルクロン酸( GLUCRONIC ACID)
グルクロン酸(glucuronic acid)は炭素数6個のグルコースの骨格構造とC6位のカルボキシ基をもつ糖であり、代表的なウロン酸である。分子式は C6H10O7 で、分子量 194.1408 である。 光
学異性体のうち、天然には D体のみが知られる。共役塩基の陰イオン、グルクロン酸イオン (glucuronate ion) はグルクロネート (glucuronates) と呼ばれる塩を形成す
る。グルクロン酸の名称はギリシアのγλυκερ「甘い」に由来する。

グルクロン酸化
グルクロン酸は水に対し高度に可溶性の物質である。そのため動物体内において、グルクロン酸はしばしば体外への排出のために毒物と結合されたり、輸送しやすくするためにホルモンと結合されたりする。この過程はグルクロン酸化あるいはグルクロン酸抱合 (glucuronidation) として知られ、一連の誘導体はグルクロニド (glucuronid)、もしくはグルクロノシド (glucuronosid) と呼ばれる。

グルクロニダーゼ (glucuronidase) はグルクロン酸と他の化合物との間のグリコシド結合を加水分解する酵素である。

UDP-グルクロン酸
グルクロン酸化には中間体として UDP-グルクロン酸(ウリジン二リン酸(UDP) にグルクロン酸がグリコシド結合したもので、糖ヌクレオチドの一種)が使用される。UDP-グルクロン酸はすべての動物において肝臓で合成される。

毒物へのグルクロン酸の結合は UDP-グルクロン酸転移酵素
(UDP-glucuronyltransferase) によって触媒される。この酵素は心臓、腎臓、副腎、脾臓、胸腺、その他主要な体内器官で見つかる。

UDP-グルクロン酸はまた、多糖類へのグルクロン酸供給源であり、また、アスコルビン酸の生合成中間体でもある(霊長類およびモルモットは除く)。

ほか
薬剤の分子構造を設計するとき、体内で輸送され易くするためにグルクロン酸の構造を O-グリコシド結合により結びつける。

N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が結びついた二糖が単位となった多糖がヒアルロン酸である。

名前が混同しやすいが、グルコースの異なる炭素原子の酸化によって生じる直鎖状のカルボン酸であるグルコン酸とグルクロン酸は別物である。
ウイッキペディアより引用