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「温泉」の基準満たさず ラドンやラジウム鉱石
国民生活センターは２１日、「風呂に入れるだけでラドンやラジウム温泉になる」として売られている鉱石など１０商品について、使用しても「温泉」の基準を大きく下回る成分の含有量しか示さなかったとする商品テストの結果を公表した。
テスト対象は鉱石や、鉱石をセラミックボールに加工したものなど１０銘柄。浴槽の湯に入れ３０分間置いたが、いずれも温泉法で「温泉」と認められる基準を大きく下回るラドンやラジウムの濃度しか検出されなかった。
「温泉になる」といった表示は景品表示法に触れる恐れがある。６銘柄が「関節炎やリウマチなどへの効能・効果」をうたっているのは、薬事法上問題があるとし、同センターは消費者庁を通じて厚生労働省にも必要な対応を要望した。
２００４〜０９年度にセンターに寄せられた相談約３８０件のうち、８０％は訪問販売で購入。価格帯は３０万〜５０万円が約４０％と最も多かった。
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