脳梗塞・心筋梗塞の疾病リスク、血液で予測
  

脳梗塞・心筋梗塞の疾病リスク、血液で予測−−宮の森記念病院

 札幌市中央区の医療法人讃生会「宮の森記念病院」(松橋尚生院長)は、脳梗塞(こうそく)と心筋梗塞の今後10年間のリスクを予測する血液検査「LOX―index」を始めた。

 同病院によると、脳梗塞や心筋梗塞は動脈硬化が自覚症状がないまま進行し、発症に至る。LOX―indexは動脈硬化の原因となる二つの物質を測り、将来の脳梗塞、心筋梗塞のリスクを判定する。原因物質は喫煙や過度の飲酒、ストレス、運動不足などで増加するとされ、リスクを知ることで病気の予防につなげることができるという。

 LOX―indexは、国立循環器病研究センター(大阪)が開発し、予防医療事業を行うNKメディコ(東京)が販売。道内では、同病院が10月に初めて導入した。検査費用は1万3000円(税別)で、健康診断や人間ドック、脳ドックとの組み合わせも可能。検査結果は10〜14日ほどで分かる。問い合わせは同病院(011・641・6641)。【板垣博之】

2013年12月5日 提供:毎日新聞社