新型ノロウイルス「シドニー2012」が大流行 
オーストラリアから世界中に広がる

 

 【ロンドン・ロイター=共同】英健康保護局(HPA)は9日、昨年秋以降に世界中で流行しているノロウイルスについて、オーストラリアで最初に見つかった「シドニー2012」と呼ばれる新しい変異型が英国をはじめ日本、フランス、ニュージーランドなど各国に広がったことを明らかにした。

 HPAによると、英国では今シーズンに入ってイングランドとウエールズで計4140人がノロウイルス感染が確認され、流行のペースは例年を63%も上回っている。検査の結果、その多くが新型のシドニー2012であることが判明した。ただ、症状は激しい嘔吐や下痢、発熱などほかのノロウイルスと大きな違いはないという。

 ノロウイルスは突然変異を繰り返しており、新しい変異型が常に出現している。このためさざまな種類のノロウイルスが同時に流行するのが一般的。しかし今シーズンはシドニー2012が徐々に優勢となり、ほかのウイルスの流行を圧倒したという。

2013年1月11日 提供:共同通信社