欧米ではかなり前から、緩やかなアレルギー反応で、
小麦が問題になっていて、グルテンフリーの食品が多いのですが

 

「グルパール19S」原因か 
茶のしずく石鹸アレルギー じんましん、息苦しさ注意


加水分解グルテンの成分が皮膚から吸収されて、小麦のグルテンにアレルギー反応が出てる。石鹸の泡のもちもち感を出すために、加えた、加工成分グルテンが
一気に小麦アレルギーに昇華する???症状のある人で、1%から2%で、弱い反応の人30%くらいいる?470万個売れているのなら、かなりの人数です。
日本も海外での発症例があれば、官庁は規制や取り締まりを行ったり、リサーチをすべきなのに、放置でしたから、こういうことになります。行政の怠慢なんです。



  福岡県のせっけん製造販売会社「悠香(ゆうか)」の「茶のしずく石鹸」の旧製品で小麦アレルギーの発症者が相次いだ問題で、日本アレルギー学会の特別委員会は25日、せっけんに含まれる小麦由来成分「グルパール19S」がアレルギーの原因とみられるとの見方を示した。

  グルパール19Sは小麦のタンパク質を薬剤などで分解した成分で、保湿作用があり、毛髪のトリートメントなどに使われた。厚生労働省によると、茶のしずく石鹸など、同成分を含む35製品が自主回収されている。現在は製造されていない。

  厚労省で記者会見した同学会特別委員会委員長の松永佳世子(まつなが・かよこ)・藤田保健衛生大教授は「せっけんで顔がかゆくなる前にじんましんなどの症状が出る場合が多い。息苦しいなどの異常を感じたらすぐに医師に相談してほしい」と注意喚起した。

  特別委員会の委員らが所属する6病院でこれまでに計222人がアレルギーと確定診断された。まぶたの腫れが主な特徴で、血圧が低下する特に重い症状の人が30〜50%いた。

  悠香から特別委に対し4日現在で、診断書のあるアレルギー発症者が569人と、相談内容から症状があるとみられる人が1254人いるとの報告があったという。厚労省が10月17日までに同社から報告を受けた発症者は471人で、うち重症者は66人だった。

  松永教授らによると、茶のしずく石鹸で洗顔すると、グルパール19Sが顔の皮膚から吸収されて体内で異物と認識され、アレルギーの原因となる抗体が作られるため、小麦を食べて食物アレルギーを発症すると考えられるという。もとは小麦アレルギーのなかった人が皮膚から吸収した食べ物の成分でアレルギーを起こす珍しいケースだが、詳しい仕組みは不明。

  同学会は症状などを分析するため、近く患者を登録するホームページを開設する。

2011年11月28日 提供:共同通信社