緊急対策」を講じなければ大量に死亡者が出る可能性と当局は警告 
                    Miranda Hitti 
                     WebMD Medical News 
                    世界保健機構(WHO)は7日、「緊急対策」を講じなければ、今世紀には世界中で10億人がタバコ関連の原因により死亡する可能性があると警告した。 
                     WHOの報告書には次のようなタバコによる死亡に関する全体統計が掲載されている。 
                     * 20世紀にはタバコ関連の原因により1億人が死亡した。 
                      * 現在、年間540万人がタバコにより死亡する。 
                      * 喫煙すると、世界の8大死因(心疾患、脳卒中、癌など)のうち6つが起こりやすくなる。 
                     「現在生きている10億人を超える喫煙者のうち、約5億人はタバコにより死亡するであろう」と2008年WHO世界的タバコ流行に関する報告書(WHO Report on the Global Tobacco Epidemic,  
                      2008)に記されている。 
                     介入しなければ2030年までに毎年800万人以上の人がタバコによって死亡し、そのうち80%は発展途上国で発生するだろうとWHOは予測している。 
                     WHOは世界のタバコによる死亡を減少させるために6つの対策を提案している。 
                     * 喫煙のモニターおよび予防対策。 
                      * タバコの煙からの保護。 
                      * 禁煙するための援助。 
                      * タバコの危険に関する警告。 
                      * タバコの広告、販売促進、タバコ産業による助成金の禁止の強化。  
                     * タバコ税の値上げ。 
                       
                     World Health Organization, WHO Report on the Global Tobacco Epidemic, 2008. 
News release, World Health Organization 
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