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歯周病の進行

 
幼児期や学童期の悪いケア習慣から始まる、歯肉炎。その炎症性起炎物質は多くは歯の間に挟まった炭水化物の食物繊維の腐敗による口腔内常在菌の増加に依ります。

歯肉炎を起こす起炎ケミカル物質を出すプラーク(歯垢)のバイオフィルムを除去して、二度と、バイオフィルム状に成長させないように、グッドタイミングでオーラルケアをしましょう。

隣接面ポケットのケアと食後のジャストケアが大事なポイントです。

歯肉炎の時点で、プラークを除去して、きれいな口腔内環境を維持すれば、炎症もコントロールされて、歯周炎に発展して根面露出になるのも予防できます。

プラークにしない、予防的プラークコントロールが本来のケアです。寝る前のケアでは、ばい菌が増えてプラーク・バイオフィルムができてしまいます。

歯周炎となって、ポケットが深くなり、ポケット内に歯石などできると、患者さん自身のブラッシングやフロッシングでのオーラルケアだけでは、治癒は難しくなり、歯医者さんでの積極的なクリーニング治療介入が必要となります。

患者さん自身で歯肉炎と歯周炎の鑑別は不可能ですし、お口の中で歯周炎は歯肉炎と混在し、気づかない歯の間で進行します。

それらは、サイレント病とも言われるように、症状がなく、自分では気づかないことがほとんどです。

定期的に歯科でクリーニングを受けていても、毎日の患者さん自身のオーラルケアのポイントが守られていなければ、歯周炎は治るどころか、進行して重症化します。

歯周炎は初期の軽いものであれば、浅い3,4 mmの歯肉ポケット内のプラーク歯石を機械的に研磨除去して治癒に向かいます。

しかし、重度の歯周炎になると麻酔して、歯肉を開き、明視しながら、根面から徹底的にプラーク歯石を取り除きます。

これは簡単なクリーニングとは違い、かなり深いポケットに行うので歯周外科オペとなり、歯肉は縫合もしますし、なくなった顎の骨を元に増やすために、
エムドゲインという骨化物質を使ったりします。

成功しても、30%くらいの患者さんでは、再発や、根面露出は治りません。

歯科で麻酔して歯肉縁下ポケット内クリーニングを受けても、毎日正しいオーラルケアで歯肉縁上のプラーク除去を行っていないと、4週間でポケット内の
細菌叢は元に戻っていき、歯周炎が始まり、再発し、重症化していきます。

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