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スパイラルモーションの特長と効果
2007.3.23

スパイラルモーションの特長と効果
 

スパイラルモーションとは、ブラシの毛先を「なると」や「のの字」のように回転させ大きくから小さくの円を描くように中心に向かって毛先の動きが絞りこまれていくようにする。
円を描く際に注意していただくことは、大きく円を描くのではなく、毛先の位置はほぼ動かさずに毛先を支点として小さな円を描くように絞りこむようにする。

そして、この動きの間の力はごく少なく圧力は「一定」に続ける。
圧力はブラシの毛先が曲がらないくらいの圧で、ブラシの毛先を指先に押し当ててみて指先が白くならないくらいの圧であり、よって圧はかなり弱めになります。

この条件のハブラシはソフト毛かウルトラソフト毛が適応です。
しっかり位置決めができて、ブラシの方向や角度が定まったら、毛先が入った感覚を保ちながらゆっくりと回転させ、なるとやのの字を描くように動かす。
最初はゆっくり、小さい輪の回転をしていき、毛先が入っった凹面から抜けないように動かして回転を絞り早くしていくと、毛先の部分のプラーク(汚れ)がどんどんはがれて、毛束の中に登って取れてきます。

患者様にわかりやすく説明するときは、フライパンや窓拭きの例え話を用いて説明するとよい。
例)フライパンを洗う時に、上下に動かすよりも円を描くように動かしたほうが汚れはよく落ちますよね!
窓拭きも同様に説明する。

一本の箸、棒を蜂蜜みたいなドロっとした液体に差し込んで動かしてみると大きく移動させても、棒の方には蜂蜜は絡んできませんが、しかしスピードを上げて、しかも小さい輪を描くようにして、それを渦巻きのように中心に動きを集約するようにしていくと、棒の面に蜂蜜がどんどん登ってきて絡んできます。
これがネバネバのプラークを掻きとる原理です。
ブラシの毛先をこの一本の棒と考えてみる。

2007.3.23 山平

スパイラルモーションの特長と効果
 
やわらかめの歯ブラシをつかって、効果的に汚れを落とす磨き方です。鳴門のウズシオのように歯ブラシの毛先をなるとマークの様に小さな円を描きながら絞り込んでいくように動かす磨き方です。まずは歯ブラシの毛先の位置ぎめを行う。位置決めが出来てから、しっかり適正な圧を加えた状態で、スパイラルの動きを行います。単に丸く円を描くのではなく、位置が決まった場所に、毛先が入った状態で、20秒間くらい、円運動を絞り込みながらを繰り返して、スパイラル(鳴門ウズシオ)磨きを行います。汚れが残りやすい歯と歯の間の隣接面や、歯と歯肉の間のポケット部分の汚れを残さずに落とすことが重要です。歯周病や虫歯を予防するためにはこれらの部分のお手入れがとても重要なポイントとなってきます。

毛先を歯頸部もしくは歯間部などの隙間にしっかりとあてる。その際の注意点としてはブラシの毛先がしなるほど強く押し当ててはいけません。歯ブラシの毛がまっすぐに立っているくらいの当て加減です。隙間に毛先がしっかりと入り込んでいることを確認した上でブラシを動かします。毛先の位置はほぼ動かさずに、毛先を支点として小さな円を描くようにのの字に振動させる。ひじは動かさずに手首をつかって動かす。動かしながらも常に
毛先が隣接面や歯頸部の隙間に入っているという感覚を保ちながら動かすことが重要なポイントです。隙間に毛先がはいっている感覚がない場合には動きが大きくなっているということになります。歯というのは1本1本がレンズのように丸みを帯びている形態をしています。それらが複数本並んでいるということは凹凸部分があるということになります。ブラシを大きく動かすと凹凸部分の凹部分に毛先が入っていかず、凸部分のにみあたっていることになります。それはすなわち歯と歯肉の間のポケットや歯間の隣接面には毛先が当たっていずに、歯面だけに当たっているということになり、磨けているところと、磨けていないところの斑がでてきます。常に隙間に入っている感覚は重要です。それはすなわちそこに歯ブラシの毛先があたっているということになります。汚れが残っているところというのは単にブラシの毛先が当たっていないだけのことです。ブラシの毛先が当たっていれば軽く円を描き絞り込んでいくだけで、何の力も要らずに汚れは落ちてくるのです。

スクラッビング法やバス法だとうっかり大きく横磨きになってしまいがちです。日常ではつい急いで歯磨きをしがちです。歯ブラシの動きが早くなると、ストローク磨き(スクラブや、バス法)だと、そのストロークが大きくなって、凹面には毛先に入らずに飛び越えて動きます。スパイラル(鳴門ウズシオ)磨きだと、円を絞り込む動作が、速く動かすことで、毛先の位置を固定するように働き、常に毛先が凹面に入ったまま360度の方向から、側面(隣接面)を擦ってくれるので、清掃効果がストローク磨きの数百倍になります。

ですから、今では、電動歯ブラシの多くは、回転型で、さらに、音波などの微振動形になっています。スパイラルの動きは、円を絞り込む動作を繰り返し、これを軽快なテンポで行うために、毛先の隣接面へのあたり方が、微振動形になります。

Krにはわかりやすく説明するには、窓ふきのときや、フライパンを洗うとき、業者の床磨きの機械などをたとえに出して、お話するとわかりやすいと思います。清掃効力が高くなり時間短縮になります。過度なブラシ圧による喫状欠損の防止、結果知覚過敏の防止、特に年配の方に多く見られる根面カリエスの防止になります。Pの進行により歯肉が退縮してくると歯の形態はより複雑となり、露出した根面のセメント質はエナメル質よりもやわらかいため、過度な圧力で傷つきやすく、Cにもなりやすいのです。そのためより歯質に負担をかけずに磨くことが大切となります。スパイラルモーションを習得できるようにしっかりと指導してあげるようにしましょう。
軽い力で磨く方法ですので、ブラシの劣化も少なく、ブラシを長持ちさせることにもなるのです。
2007.3.23 トーマス

スパイラルモーションの特長と効果
 

スパイラルモーションとは、ブラシの毛先を「なると」や「のの字」のように回転させ、大きく〜小さくの円を描くように中心に向かって毛先の動きが絞り込まれていくようにする。
円を描く際に注意していただく事は、大きく円を描くのではなく、毛先の位置はほぼ動かさずに毛先を支点として小さな円を描くように絞り込むようにする。
そして、この動きの間の力はごく少なくし圧力は一定にかけ続ける。
圧力は、ブラシの毛先が曲がらないくらいの圧で、ブラシの毛を指先に押し当ててみて指先が白くならないくらいの圧であり、よって圧はかなり弱めになります。
この条件の歯ブラシはソフト毛かウルトラソフト毛が適応です。最近のライオンのシステマや、サンスターのGUM、オーラルBなど、マイクロ毛や、テーパー毛もこの部類です。
単にソフトだと、ごしごし磨きになれて、つい力が入り、圧で毛が腰から曲がるので、腰折れを防ぐ形で、先だけソフト形態になっています。
シッカリ位置決めが出来て、ブラシの方向や角度が定まったら、毛先が入った感覚を保ちながら、ゆっくりと回転させ、なるとやのの字を描くように動かす。
最初は、ゆっくり、小さい輪の回転をしていき、毛先が入った凹面から抜けないように動かして、回転を絞り早くしていくと、毛先の部分のプラーク(汚れ)がどんどんはがれて、毛束の中に登って、取れます。
患者様にわかりやすく説明する時は、フライパンや窓拭きの例え話を用い、フライパンを洗う時は上下左右に動かすよりも、円を描くように動かした方が汚れはよく落ちますよね!窓拭きも同様に説明するとわかりやすく伝えることができます。
蜂蜜に一本棒を入れて蜂蜜を、とるときどうするか聞いてみること。それが毛先がねばねばプラークを掻き採る原理です。

・ スパイラルについて
ブラシの毛先をなるとの様に回転させ円を描くように動かすブラシの動かし方。患者様に説明する時は、フライパンや窓拭きのたとえをつかって話すとわかりやすい。フライパンを洗う時は上下左右に動かすよりも、円を描くように動かしたほうが汚れはよく落ちます。レンズ磨き、プロ用の床の掃除機窓拭きも同様の動きです。
円を描く際にも注意していただきたいことは、大きく円を描いてはいけません。毛先の位置はほぼ動かさずに毛先を支点として、小さな円を描くようにしてください。
圧について、練習してきましたか?
何か問題なこと、聞きたいことありますか?
今日は垂直圧にともなって、実際に歯の面に付着しているプラークを効果的に掻きとる方法について考えて見ましょう。

歯の面は一本を診ると、曲面で、レンズのように丸く膨らんで歯の間に入り込んでいます。
食片や、プラークが溜まり、唾液の洗浄作用を受けづらいのはこういう、入り込んだ凹面です。
頬粘膜や、舌、食片の流れで、凸面は毎回食事をしたりして噛む行為で、きれいになりますから、そこを目標に磨くのではありません。
やわらかい毛先ブラシで、しっかり位置決めで来て、ブラシの方向角度などが定まったら、ゆっくりと圧を加えていきます。毛先が歯の間、隣接面や、歯肉の境目、ポケットにしっかり入ってくるのを感じると思います。この毛先が入った感覚が重要なポイントです。

これをさらに押し付けて、圧を増すと、毛先は曲がり、はじかれて、ブラシ面の毛先の半分以上は磨きたいところから外れてしまい、効率が落ちるのが判ります。歯肉ポケットも痛く、出血したりします。
ですから、圧はかなり弱くて済む、やわらかい毛で、位置と圧が決まったら、毛先が入った感覚を保ちながら、ゆっくり回転輪を描くようにのの字に動かしてみてください。
動かした瞬間に入った感覚はなくなります。つまり、毛先が抜けて、移動したのです。
今までの、ストローク、振動バス法、スクラブ、ローリングといった、動きはすべてこの動きで一瞬しか、凹面に毛先は入らず、あとの大きなバリバリ磨きの凸面だけ磨いて磨けたと錯覚していたのです。重要なのは、動かしている間、どのくらいの時間毛先が凹面に届いているかです。
その届いている時間が多ければ、磨けている量が増えるわけです。

どうすると、せっかく入った毛先を抜かずにブラシを振動させることができるのでしょうか?
其の、答えは、一本の箸、棒を蜂蜜みたいな、ドロッとした液体に差し込んで動かしてみます。大きく移動させても、棒の方には、蜂蜜は絡んできません。
しかし、スピードを上げて、しかも、小さい輪を描くようにして、それを渦巻きのように中心に動きを集約するようにしていくと、棒の面に蜂蜜がどんどん登ってきて絡んできます。
ブラシの毛をこの一本の棒に見立ててみましょう。
最初は、ゆっくり、小さい輪の回転を、毛先が入った凹面から抜けないように動かして、回転を絞り、早くしていくと、毛先の部分のプラークはどんどんはがれて、毛束の中に登って歯面から取れます。

このスパイラル、らせん運動、なると毛さき磨きを習得すると、効果的にソフトブラシが使え、磨きの時間短縮と、歯の減りで知覚過敏にも,ならず、根面虫歯も予防でき、さらには、ソフトブラシでも12ヶ月も毛先が開いたりもせずに、使えます。
もし、一ヶ月で毛さきが開くなら、それはまだ圧がつよく、スパイラル運動ができていないので、ブラシの持ち方からミラー前で練習です。

2007.3.23 伊藤

スパイラルモーションの特長と効果
 
スパイラルについて
ブラシの毛先をなるとの様に回転させ円を描くように動かすブラシの動かし方。患者様に説明する時は、フライパンや窓拭きのたとえをつかって話すとわかりやすい。フライパンを洗う時は上下左右に動かすよりも、円を描くように動かしたほうが汚れはよく落ちます。レンズ磨き、プロ用の床の掃除機窓拭きも同様の動きです。
円を描く際にも注意していただきたいことは、大きく円を描いてはいけません。毛先の位置はほぼ動かさずに毛先を支点として、小さな円を描くようにしてください。
圧について、練習してきましたか?
何か問題なこと、聞きたいことありますか?
今日は垂直圧にともなって、実際に歯の面に付着しているプラークを効果的に掻きとる方法について考えて見ましょう。
歯の面は一本を診ると、曲面で、レンズのように丸く膨らんで歯の間に入り込んでいます。
食片や、プラークが溜まり、唾液の洗浄作用を受けづらいのはこういう、入り込んだ凹面です。
頬粘膜や、舌、食片の流れで、凸面は毎回食事をしたりして噛む行為で、きれいになりますから、そこを目標に磨くのではありません。
やわらかい毛先ブラシで、しっかり位置決めで来て、ブラシの方向角度などが定まったら、ゆっくりと圧を加えていきます。毛先が歯の間、隣接面や、歯肉の境目、ポケットにしっかり入ってくるのを感じると思います。この毛先が入った感覚が重要なポイントです。
これをさらに押し付けて、圧を枡と、毛先は曲がり、はじかれて、ブラシ面の毛先の半分以上は磨きたいところから外れてしまい、効率が落ちるのが判ります。歯肉ポケットも痛く、出血したりします。
ですから、圧はかなり弱くて済む、やわらかい毛で、位置と圧が決まったら、毛先が入った感覚を保ちながら、ゆっくり回転輪を」描くようにのの字に動かしてみてください。
動かした瞬間に入った感覚はなくなります。つまり、毛先が抜けて、移動したのです。
今までの、ストローク、振動バス法、スクラブ、ローリングといった、動きはすべてこの動きで一瞬しか、凹面に毛先は入らず、あとの大きなバリバリ磨きの凸面だけ磨いて
磨けたと錯覚していたのです。重要なのは、動かしている間、どのくらいの時間毛先が凹面に届いているかです。
其の届きの時間が多ければ、磨けている量が「増えるわけです。
どうすると、せっかく入った毛先を抜かずにブラシを振動させることができるのでしょうか?
其の、答えは、一本の箸、棒を蜂蜜みたいな、ドロッとした液体に差し込んで動かしてみます。大きく移動させても、棒の方には、蜂蜜は絡んできません。
しかし、スピードを上げて、しかも、小さい輪を描くようにして、それを渦巻きのように中心に動きを集約するようにしていくと、棒の面に蜂蜜がどんどん登ってきて絡んできます。
ブラシの毛をこの一本の棒に代え見ましょう。
最初は、ゆっくり、小さい輪の回転を、毛先が入った凹面から抜けないように動かして、回転を「絞り、早くしていくと、毛先の部分のプラークはどんどんはがれて、毛束の中に登って、取れます。
このスパイラル、らせん運動、なると毛さき磨きを習得すると、効果的にソフブラシが使え、磨きの時間短縮と、歯の減りで知覚過敏にも,ならず。根面虫歯も予防でき、さらには、ソフトブラシなのに、12ヶ月も毛先が開いたりもせずに、使えます。
もし、一ヶ月で毛さきが開くなら、それはまだ、圧がつよく、スパイラル運動ができていないので、ブラシの持ち方からミラー前で練習です。

スパイラルモーションについて

ブラシの毛先をなるとの様に回転させ円を描くように動かすブラシの動かし方。「渦巻き」「なると」とも言います。円を描くときに注意していただきたいことは、大きく円を描いてはいけません。毛先の位置はほぼ動かさずに毛先を支点として、小さな円を描くようにしてください。歯の面は一本を診ると、曲面で、レンズのように丸く膨らんで歯の間に入り込んでいます。食片やプラークが溜まり、唾液の洗浄で受けづらいのはこういう入り込んだ凹面です。やわらかい毛先でしっかり位置を決めて、ブラシの方向角度などが定まったらゆっくりと圧を加えていきます。毛先が歯の間、歯肉の境目、ポケットにしっかり入ってくるのを感じると思います。この毛先が入った感覚が重要なポイントです。軽い一定の回転を繰り返しながら徐々に回転の中心に毛先を絞り込んでいきます。この回転の絞込みが歯の面の粘着性のバイオフィルムを剥がす効果をアップします。歯ブラシの先全体での回転が絞り込まれていくと、その毛の一本一本の毛先が小さい回転運動に変わっていきます。それは、蜂蜜などに一本の棒を差し込み、グルグルと小さく回すと、蜂蜜が棒の表面にまとわり付く効果と同じでそれぞれの毛先の間にプラークが吸い上げられるように効果的に除去できます。
2007.3.23 水野

スパイラルモーションの特長と効果
 
<磨き方>
スパイラルモーション(ハブラシの毛先を歯の面に直角にあてて軽い圧力で押し付けながら、うずまき型に回転させます。)(掃くような大きな動きのゴシゴシはダメです)歯ブラシの毛先をきちんとあて軽く圧力をかけます。やわらかい毛ならば充分歯間の凹みに毛が入りますのでその毛先が離れないようにその場でスパイラルモーションをしましょう。
スパイラル(うずまき)の動きというのは
同じ場所での毛先の動きのことです。軽い一定の回転を繰り返しながら徐々に回転の中心に毛先を絞り込んで行きます。この回転の絞込みが歯の面の粘着性のバイオフィルムを剥がす効果をアップします。
ハブラシの先全体での回転が絞り込まれていくと、その毛の一本一本の毛先が小さい回転運動に変わって行きます。それは、蜂蜜などに一本の棒を差し込み、ぐるぐると、小さく回すと、
蜂蜜が棒の表面にまとわり付く効果と同じで、それぞれの毛先の間にプラークが吸い上げられるように
効果的に除去できるのです。
歯の面にスパイラルする時間は一箇所30秒が目安で、
このテクニックに適したハブラシは、毛の植毛部の長さが歯の2から3歯をカバーする大き目の物で、行います。コンパクトヘットは不向きです。
毛の硬さは超柔らかめか、軟らかい毛で
ネックは押し付ける力をコントロールしてくれる、よくしなる弾力性のあるネックが良いです。
<注意点>
・ 指導するときに歯ブラシ圧を教えるとき、弱い力ではなく「正しい力」で行いましょう。
・ 圧は重要です
・ 磨き癖を見る。磨き方にもその方の癖があります。
・ 圧、力の入れすぎは幣害があることを伝え、プラークは柔らかいネバネバの粘着質です。力を入れて行うと落とせないことを伝えます。(磨ける、これは使わない、磨くはダメ)
・みなさん磨くと言うと、ゴシゴシ音を立てながら行うと勘違いされる方もいらっしゃいます。音がでるのは良く出来ていない証拠です。マッサージをするように丁寧に行いましょう。
・ 歯ブラシは指先で持つペンシルグリップ。これが圧をコントロールする条件です。
・ 小さく動かす、毛先磨きを薦めます。(掃くような大きな動きのゴシゴシ磨きはダメ)
・ 位置をきめるポジショニングが重要です。(毛先が正しい圧力で磨きにくい所へとどいているか)
・ 手を抜かずにしっかりと、丁寧に。
軽くもちすぎて圧力も弱くなりすぎないように、手先がしっかりと歯頸部ポケットへ入っていることを確認し、圧力の程度を覚えてもらいます。
2007.3.23 畔地

スパイラルモーションの特長と効果
 
<スパイラルモーションについて>
 やわらかめの歯ブラシを使って効果的に汚れを落とす磨き方です。鳴門のウズシオのように歯ブラシの毛先をなるとマークの様に小さな円を描きながら絞り込んでいくように動かします。まずは歯ブラシの毛先の位置ぎめを行う。位置決めが出来てから、しっかり適正な圧を加えた状態でスパイラルの動きを行います。単に丸く円を描くのではなく位置が決まった場所に毛先が入った状態で円運動を絞り込みながらを繰り返して、スパイラル(鳴門ウズシオ)磨きを行います。汚れが残りやすい歯と歯の間の隣接面や歯と歯肉の間のポケット部分の汚れを残さずに落とすことが重要です。歯周病や虫歯を予防するためにはこれらの部分のお手入れがとても重要なポイントとなってきます。

毛先を歯頸部もしくは歯間部などの隙間にしっかりとあてる。その際の注意点としてはブラシの毛先がしなるほど強く押し当ててはいけません。歯ブラシの毛がまっすぐに立っているくらいの当て加減です。隙間に毛先がしっかりと入り込んでいることを確認した上でブラシを動かします。毛先の位置はほぼ動かさずに、毛先を支点として小さな円を描くように「の」の字に振動させる。ひじは動かさずに手首をつかって動かす。動かしながらも常に毛先が隣接面や歯頸部の隙間に入っているという感覚を保ちながら動かすことが重要なポイントです。隙間に毛先がはいっている感覚がない場合には動きが大きくなっているということになります。歯というのは1本1本がレンズのように丸みを帯びている形態をしています。それらが複数本並んでいるということは凹凸部分があるということになります。ブラシを大きく動かすと凹凸部分の凹部分に毛先が入っていかず、凸部分のにみあたっていることになります。それはすなわち歯と歯肉の間のポケットや歯間の隣接面には毛先が当たっていずに、歯面だけに当たっているということになり、磨けているところと、磨けていないところの斑がでてきます。常に隙間に入っている感覚は重要です。それはすなわちそこに歯ブラシの毛先があたっているということになります。汚れが残っているところというのは単にブラシの毛先が当たっていないだけのことです。ブラシの毛先が当たっていれば軽く円を描き絞り込んでいくだけで、何の力も要らずに汚れは落ちてきます。

スクラッビング法やバス法だとうっかり大きく横磨きになってしまいがちです。日常ではつい急いで歯磨きをしがちです。歯ブラシの動きが早くなると、ストローク磨き(スクラブや、バス法)だとストロークが大きくなって凹面には毛先に入らずに飛び越えて動きます。スパイラル(鳴門ウズシオ)磨きだと円を絞り込む動作が速く動かすことで毛先の位置を固定するように働きます。常に毛先が凹面に入ったまま360度の方向から、側面(隣接面)を擦ってくれるので清掃効果がストローク磨きの数百倍になります。
今では、電動歯ブラシの多くは回転型で、さらに音波などの微振動形になっています。
スパイラルの動きは円を絞り込む動作を繰り返し、これを軽快なテンポで行うために毛先の隣接面へのあたり方が微振動形になります。
Krにはわかりやすく説明するには窓ふきのときやフライパンを洗うとき、業者の床磨きの機械などをたとえに出してお話するとわかりやすいと思います。清掃効力が高くなり時間短縮になります。過度なブラシ圧による喫状欠損の防止、結果知覚過敏の防止、特に年配の方に多く見られる根面カリエスの防止になります。Pの進行により歯肉が退縮してくると歯の形態はより複雑となり、露出した根面のセメント質はエナメル質よりもやわらかいため過度な圧力で傷つきやすく虫歯にもなりやすいのです。そのためより歯質に負担をかけずに磨くことが大切となります。スパイラルモーションを習得できるようにしっかりと指導してあげることを心がける。
軽い力で磨く方法なのでブラシの劣化も少なく、ブラシを長持ちさせることにもなります。
2007.3.23 志田
 

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