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”電動歯ブラシ”の競争が加速:各社メーカー高機能を付加2014年5月


電動歯ブラシの使い方
@当て方 A移動の仕方 B使用時間制限 C磨き剤の選択
この4つのポイントが大切で、これが間違うと10年後には大変なことになっています。


”電動歯ブラシ”の競争が加速:各社メーカー高機能を付加2014年5月

 高性能の電動歯ブラシの競争が加速してきた。パナソニックは5月に歯周病の原因菌を除去する新製品を発売する。極細毛ブラシと細かい横磨きが特徴で、業界で初めて日本歯科医師会の推薦を受けた。海外勢の独ブラウンやオランダのフィリップスは、舌の汚れを落とす製品や好みの磨き方を選べる製品を投入。最近は男性にも歯の美白や口臭予防に関する意識が高まっており、各社が性能やデザインを競っている。

 パナソニックの新製品「ドルツ EW-DE43」(想定価格約1万7000円)は、1分間に約1万5000往復という高速振動で、細さ約0.02ミリの極細毛ブラシが歯茎に沿って動き、歯と歯茎の間の歯周ポケットの歯垢をはじき飛ばす。
歯周病は細菌の塊である歯垢が歯周ポケットに付着し、歯が抜けたりするほか、心臓病や脳卒中との関連も指摘されている。

 パナソニックの持ち歩ける電動歯ブラシ「ポケットドルツ」は、20〜30代の女性を中心に昼食後用として浸透し、2010年の発売から今年3月までに500万台を売り上げた。ただ、自宅用は中高年男性の購入が多いことから、歯周病予防をアピールしてシェア拡大を狙う。

 一方、ブラウンが昨年投入した「オーラルB プラチナ・ブラック7000」(約2万6000円)は黒を基調にした男性受けするデザインを採用。ブラシで舌の汚れを除去でき、口臭予防につながるという。

 フィリップスの「ソニッケアー フレックスケアープラチナ」(約2万〜約2万5000円)は高速水流で歯の汚れを落とす機能を搭載。振動の強さを9つのパターンから選べるなど初めて電動歯ブラシを使う人でも利用しやすくした。

 生活・美容家電は、日本メーカーだけでなく欧州メーカーのブランド力も日本国内で強く、テレビのように店頭での価格が下落することが少ない。中でも電動歯ブラシは「まだ手磨きユーザーが多く、潜在的な需要は大きい」(フィリップス)との見方で一致する。

 調査会社のGfKジャパンによると、電動歯ブラシの市場規模はポケットドルツのヒットで数年前に急拡大し、その後も高価格商品の人気もあって安定して推移しているという。

2014年4月28日 提供:奥村勝氏