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歯科医がストーカー

医療訴訟 事件簿

27歳歯科医の女逮捕−43歳男と「交換ストーカー」か

東京に住む43歳の男と、大阪に住む27歳の歯科医の女。
2人は、お互いの元交際相手らに、ゴキブリを送りつけるなどした疑いで逮捕された。
いわば「交換ストーカー」ともいえる今回の事件。 もともと面識のなかった2人を結びつけたのは、闇サイトだった。
11月、ストーカー規制法違反などの疑いで逮捕・起訴された青木一郎被告(43)。
青木被告は、元交際相手の女性の親族に対し、復縁を迫る手紙や、ゴキブリの死骸を送りつけるなどのストーカー行為をした疑いが持たれている。
今回のストーカー行為は、青木被告の単独行動ではなく、女性の歯科医や探偵など、複数の人物が関わっていたことがわかった。

新たに逮捕されたのは、歯科医の横路 万里奈容疑者(27)と、探偵の白石正彦容疑者(60)、そして、行政書士の藤田祐介容疑者(34)の3人。
白石・藤田両容疑者は、青木被告の依頼を受け、不正に元交際相手の妹の住所を調べ、横路容疑者がゴキブリの死骸などが入った封書などを送っていた。

さらに、今回の事件をきっかけに、もう1つ驚くべき事実が明らかになった。
青木被告と横路容疑者は、いわば「交換ストーカー」の関係にあった疑いがあるという。
横路容疑者が、青木被告の元交際相手の親族に、復縁を迫る手紙などを送り、青木被告は、横路容疑者の知人に、嫌がらせの手紙などを送っていたという。 この2人の接点は何だったのか。
近所づきあいがなかったという青木被告、横路容疑者と結びつけたのは、インターネットの闇サイトの中の「復讐掲示板サイト」だった。

復讐掲示板サイトは、誰かに嫌がらせをする際の協力者を募るために使われることが多く、2人は、そうした復讐掲示板サイトを通じて知り合い、横路容疑者は、ゴキブリの死骸の入った封書などを、青木被告の元交際相手の女性の親族に送りつけていたという。 横路容疑者を知る人は「本当に優しい。
真面目にずっと勉強してきた。
そういう何かあるというのはなかったし、悩んでいる姿もなかった」と話した。

警視庁の調べに対し、横路容疑者は、容疑を認めているが、白石・藤田両容疑者は、住所を不正に調べたことは認めているが、「ストーカーに利用される認識はなかった」などと、容疑を一部否認している。

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<参考>
●よころ歯科 副院長:横路 万里奈 (よころ まりな)
2010年3月 大阪歯科大学 卒業
2010年4月より 大阪歯科大学口腔外科
2010年4月より (医)森川歯科医院にて 研修
2011年4月 (医)永井歯科医院 勤務
2013年4月 (医)燕会 よころ歯科医院 勤務

●よころ歯科 院長:横路 武児 (よころ たけじ)
1978年 大阪歯科大学 卒業
1978年 名越歯科 勤務
1979年 横路歯科 勤務
1991年 医療法人 横路歯科医院 開設
2011年 医療法人 燕会 よころ歯科医院 開設
大阪府歯科医師会附属歯科衛生士専門学校 臨床指導医


2013年11月29日 提供:FNNフジニュース