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歯科の特殊性

 歯科医療費から東日本大震災を振り返ると、宮城県の歯科医療費は、2011年4月に前年同月比84%にまで落ち込んだ。5月からは100%に回復、自己負担の免除、義歯再製6ヵ月規制のなくなった7月以降104%、8月112%と増加、昨年2月には123%となった。同月の岩手は同110%、福島は113%で、宮城県が開業以来のバブルと言われた様子が医療費統計でもあとづけられる。被災1周年の3月は前年同月比で、宮城197%、岩手136%、福島159%。昨年7月でも宮城は112%。歯科以外の医科の入院・入院外医療費は、被災3県の2011年3月に落ち込んだが、被災後の増加は歯科ほど顕著ではない。歯科医療の特殊性が明らかである。

2013年3月11日 提供:ケーオーデンタル株式会社