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歯ぎしり 側方運動させると咬耗が一致する 、
歯科治療を成功させるためには?


歯科治療を成功させるためには?
先日、歯科技工士と懇談していて、炎症のコントロールのほか、力(咬合)のコントロールが必要という話となった。
ブラキスズム(歯ぎしり)は、睡眠中は大脳皮質が抑制されるために、筋の緊張が起こり、咬合のコントロールがされず以上な咬合力が発揮されると言われている。
では、なぜ異常は咬合力が発揮されるのか?
また、なぜ歯は削れているのか? が疑問となる。
昼間のストレスとも考えられる。
そして、無呼吸症候群もあるだろう。
窒息寸前までいけば、人間の本能として、苦しさのあまり強い歯ぎしりにもなるだろう。
あるいは見る夢にも関係しているかもしれない。
夢には怒りや恐怖、闘争の場面も現出するだろう。
側方運動させると咬耗が一致する。
結果として、歯牙の咬耗、知覚過敏、歯の位置異常、歯牙破折、修復物の破折説、脱離が咀嚼筋の損傷、顎関節の損傷なども起こる。
筋肉の緊張で偏頭痛、肩こりも起こる。
歯周病の進行、歯周組織の損傷、歯牙やインプラントの動揺も起こるだろう。
持続的な過重負担により最終的にはフィクスチャーの骨吸収は発生。
骨結合破懐の原因であるインプラント周囲炎も起こる。

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<考察>
睡眠時の異常な歯ぎしり。
多くの石膏模型を精査した結果、その原因は睡眠時の呼吸に関係するのではないか?
そのように考えた歯科医師、歯科技工士たちがいる。
歯科界には、このような考え方を否定する歯科医師が圧倒的に多いので、少数派であり、異端者的に受け止められている。
だが、歯の位置異常、歯の異常な咬耗については、これまで歯科の常識では説明できないように想われる。
(沼田利根
 

2011年11月24日 提供:今日の歯科ニュース