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被災現場での情報と取り組み


A.J.くんからのメッセージです。

 とりあえず私の方は、私のクイントの単行本出版記念パーティーの皆さんの参加費と翌日の講演料をすべてを義援金として寄付します。
 効果的に使っていただきたいので,どこに送るのが一番よいか教えていただけるとありがたいと思います。

 短期的復興は必ずやり遂げられると信じていますが,問題は相馬市やいわき市のようにこれから過疎化に間違いなく向かっていくであろう地域の長期にわたる救済です。 子供達は、おそらく放射能にわずかでも汚染されたあの土地には戻らないでしょう.
 学校がなくなります.また、農作物や魚はは放射能の量が少なくても, 放射能を浴びた食品としての風評被害で売る事が難しくなり失業します。
 つまり職を失い路頭に迷う方々が、10万人以上になると予測されます。
 働き口がなく高齢となると、今後の長期対策を見通したボランティアを考えて おかなければなりません。
 今は仮設住宅で何とか過ごせますが、どのように収入を確保するか, 働き口を斡旋するかがもうすぐ訪れる課題です.
 行政に頼るばかりでは脳がない、何か良いアイデアを考えださなければなりません。
 知恵を出しましょう.
 誰か良い案はないですか?

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 東日本巨大地震の発生から1週間が経ちました。懸念されたように、判明する犠牲者の数は日に日に増え続けています。しかも、福島第一原子力発電所の非常事態はいまだ予断を許さず、真冬並みの寒さに震える被災地への物資の輸送もまだ 不十分な状況です。

  そんな中を、被災者の救援と診療に、多くの医療従事者が奔走されています。
日経メディカル オンラインでは震災の直後から、そういった方々の被災地からの報告を紹介し続けています。

  「数百名規模の、おそらく今までで最大規模のDMATが活動しています。が、実際に救命可能な人は、皮肉なことに少ないです」。DMAT(Disaster Medical Assistance Team)の一員として仙台市に入った白石淳氏(東京医科歯科大学准教
授)のこの言葉が、一度巻き込まれると生存できる可能性が非常に低いという津波の恐ろしさを表現しています。

  言うまでもなく、今回の大地震の犠牲者の大半は津波によるものです。18日現在で死者・行方不明者が1万6000人を超えるという惨状は、強く胸を締め付けます。それでも、医療に関しては、継続的なケアが必要な慢性疾患患者にどう対応
していくかを検討しなければならない段階になりつつあります。

  白石氏の報告では、地震発生から2日後の3月13日には既に、新たに来る外傷はほぼいなくなる一方で、疾病が急増。災害のストレス、家族や親しい人を失った悲しみ、ライフラインの破壊による生活環境の悪化という要因に加え、家を失っ
た人の急病が増えています。車内生活者の肺塞栓症(エコノミー症候群)も、早くも発生しているようです。

  厚生労働省のまとめでも、3月16日の時点で被災地の医療活動はDMATから保健師などの活動にシフトしてきています。目下の優先課題は、水、食料、燃料、防寒用物資などの輸送ですが、日経メディカル オンラインでは今後も、被災地への継
続的な医療支援、現場における医療関係者の奮闘、行政や関連団体の動きについて、積極的に紹介していきたいと考えています。

  被災地で尽力されている医療従事者で、現地の状況についてお伝えいただける方、また、被災地での医療対応に役立つ情報ソースをご存知の方は、ぜひ編集部( nmo-s@nikkeibp.co.jp )まで情報をお寄せください。大変な時ですので、ご無理のない範囲でご協力いただければ幸いです。

(日経メディカル オンライン副編集長 石垣 恒一)

●現代住宅での石油ストーブの怖さ
【東北関東大震災 その1】一酸化炭素中毒 2011年03月12日 23:40


大地震がおきました。
八戸市立市民病院救命救急センターでは、
1)岩手県へ緊急DMAT出動
2)ドクターヘリ県内搬送
3)ドクターカー八戸市内出動
4)救急医全員集合で救急患者対応
5)入院患者の地震への緊急対応
6)入院患者の搬出作業開始
7)DMAT、他地域との通信確保
これらについては、後日。

発災の夜から数時間して日没。願いもむなしく、雪がふりはじめました。
どうして、ここ一週間は晴れていたのに。

町は、停電です。
太平洋にぽっかり浮かぶ、深海掘削船の「ちきゅう号」のマストに輝く電飾だけが、八戸市内で唯一の明かりでした。
オール電化、電気スイッチがある石油ストーブ、エアコン。どれも停電で、暖房が止まります。
気温が下がります。
寒い夜、余震の夜、津波の音、消防のサイレン。懐中電灯の小さな明かり。

海岸の家は、大被害。なくなった家も多数。
低い場所の家は泥が入りました。
車が転がっています。
船が建物に衝突。
流された人もいます。
行方不明も。

高台で、津波被害を免れた家では家族が不安な夜を過ごします。
避難所には、多くの市民がいます。
家ですごす人もいます。
寒い夜には、暖房が必要です。
古い石油ストーブを物置から出してきた人がいました。
反射式石油ストーブといって、木造の隙間がある、自然換気ができる日本で昔よく使われた形。
煙突なし、電気不要。
煙は、部屋に流れ、部屋の隙間から外へ出る。
一酸化炭素も同じ。
しかし、問題あり。
機密性の高い住居では、排気ができない。
一酸化炭素がたまる。
昔のストーブは、昔の家ならOK。
昔のストーブを、いまの機密性の高い家では危険。

発災14時46分。
その8時間後です。
まず、一家族3人が頭痛、吐き気、不快感を訴え、ぐったりして救急車で運ばれてきました。
八戸では意識障害の鑑別診断に必ず一酸化炭素中毒を入れます。
やはり一酸化炭素濃度が高い!
高気圧酸素療法を開始しました。

午前3時に、もうひと家族。

翌日朝、ある家族の父親が、死亡で発見されました。
他の家族は、頭痛、吐き気があります。
一酸化炭素中毒でした。

病院の酸素の在庫が少ないことが発表されました。
酸素タンクの補充が予定通りいきません。
高気圧酸素療法はできません。
酸素吸入で症状が改善しました。

2日目の夜さらに1名。

危険です。
閉め切った部屋で、古い石油ストーブ。

一酸化炭素中毒の最初の症状は、頭痛です。


被災の歯科医、避難所で活動=「できることしたい」―宮城

時事通信 3月21日(月)14時21分配信

  東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県南三陸町。自らも被災し、避難中の歯科医夫婦が県内の歯科医から往診車の提供を受け、避難所で治療を始めた。
  阿部公喜さん(53)と妻純子さん(56)は、海岸近くの歯科医院で診療中に被災。地震の直後、診療を中断し、すぐに避難した。医院も自宅も流され、今は町総合体育館の避難所にいる。
  県歯科医師会の呼び掛けで、同県栗原市の歯科医近藤公一郎さん(47)が、往診車を提供した。当面は薬や器具も足りず、応急措置しかできない状態だが、公喜さんは「着替えすらない状態。でも、自分にできることをしたい」と考えている。
  避難者らは満足に歯も磨けず、衛生状態が悪い。避難生活が長くなると、虫歯が炎症を起こしたり、うんだりする可能性が増す。また、高齢者は誤嚥性肺炎の危険もあり、口腔(こうくう)ケアは重要だ。今後、スタッフや道具がそろえば、夫婦で手分けして、他の避難所への往診も考えている。
  同県気仙沼市にある実家の歯科医院も被災した純子さんは「先は見えないが、一歩一歩がんばるしかない。最低限の薬と道具のめどが立って、少しだけ希望が見えてきた気がする」と語る。町の将来も、自分たちの未来も分からないが、夫婦二人三脚で先に進む決意だ。

東北地方太平洋沖地震に関して医療に特化した情報をご提供しています。
(3月19日12時現在。一部情報抜粋しております)

【支援要請 全14件】
支援要請、支援します一覧:https://www.m3.com/eqboard/eqboard.jsp?Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86&Eml=
0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221

◆灯油、水、ガソリン、人手(福島県いわき市)
原発からは37Kmで安全域ですが、風評被害のため援助物資が入って来ません。
病気を抱えたご老人100名が孤立しています。
このままでは餓死、凍死してしまいます。助けてください。
https://www.m3.com/eqboard/detail.jsp?eqboardId=400&Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86&Eml
=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221


◆食事、ガソリン、入院患者受入先(福島県いわき市)
入院患者の食事が提供できなければ、患者や老健の人たちは死んでしまいます。
現状の改善をするために、食糧やガソリンなどの物資供給と
入院患者10人+老人保健施設約100人の受け入れ先を求めています。
どうぞお助けください。
https://www.m3.com/eqboard/detail.jsp?eqboardId=397&Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86&Eml
=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221


◆CZ-Hi、エフツーライト(福島県喜多方市)
100人以上の経管栄養患者がいます。
一週間他社製品でしのぎますが、そのあとの目途がまったく立ちません
https://www.m3.com/eqboard/detail.jsp?eqboardId=389&Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86&Eml
=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221


◆救急外来の看護師 (宮城県仙台市)
救急外来の看護師が足りません、現在3人体制 。
研修医が2年目15人が卒業して、マンパワー不足です。
看護師も医師も疲れがでています。
可能であれば、よろしくお願いします。
https://www.m3.com/eqboard/detail.jsp?eqboardId=396&Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86&Eml
=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221



【病医院別情報 全146件】
病医院別情報一覧:https://www.m3.com/eqboard/hospitalBoardTop.jsp?Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86&
Eml=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221


◆震災以後も診療しています。夜間、休日も対応しています
・宮城県 石巻市:齋藤病院
水道、市ガスが止まっていて、器材の滅菌ができず、生化学検査ができません。
3月18日からは東北大学からの応援医師の派遣も始まり、常勤医の負担が多少軽減しました。
高カロリー輸液製剤、経腸栄養剤、血糖自己測定器が不足しています。
内服薬は安定的に入荷する見込みが立たず4日分の処方をしています。
https://www.m3.com/eqboard/hospitalBoardDetail.jsp?hospitalId=336075&Mg=8bea4a9658e2e1006a
527b392638ee86&Eml=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221


◆患者の受け入れ若干名なら可能です
・岩手県 盛岡市:国立病院機構 盛岡病院
内科系の患者、整形外科の患者で軽症から中等症で入院が必要な患者の受け入れ若干名ならば可能です。ただし人工呼吸器装着患者は現有がゼロになり、リースしなければならない状態なので困難です。
在宅酸素療法、NPPV使用中の患者の相談にのります。
https://www.m3.com/eqboard/hospitalBoardDetail.jsp?hospitalId=336335&Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86
&Eml=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221


◆昨日から診療再開しました
・宮城県 仙台市泉区:S・Sレディースクリニック
断水はまだ続いておりますが昨日から当クリニックは診療を再開し、思ったよりも妊婦さんたちが個々に頑張ってた様子をうかがい知り安堵しております。
幸いに不幸な転機をとった妊婦さんはまだいなかったようですが、そういった患者さんは基幹病院で診療を受けているのかもしれません。
https://www.m3.com/eqboard/hospitalBoardDetail.jsp?hospitalId=322593&Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86
&Eml=0ca349569e7066772a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221



【震災関連サイトリンク】
通行可能な道路、高速バス、飛行機の情報等あつめた交通情報を追加いたしました
http://www.m3.com/iryoIshin/article/133728/?Mg=8bea4a9658e2e1006a527b392638ee86&Eml=0ca349569e7066772
a57442d32d37efb&F=h&portalId=mailmag&mm=MS110319_221



【ポイント募金】
3月19日0時現在で4,547万円のご支援をいただいております。
引き続き皆様のご支援をお願いいたします。