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1996年「マイタウン らぶりぃあさお」掲載記事より。



1996年1月マイタウンらぶりぃあさお掲載
健康的な生活2
95年5月にブラジルで行われた予防歯科学会でのテーマの一番目は癌でした。口腔癌の主な原因は喫煙です。また、お酒は夏に発生確率を50倍も高めるのです。口腔内に発生した悪性細胞は知らない内に顔の筋肉や骨に進行し、手術を受けた場合でも、顔の相当の部分を切除しますから、社会復帰後の外見はあもちろん、発音や食事に関する機能不具合は想像を絶するものです。今世紀末、更に発生は増えるでしょう。また、喫煙は歯肉の血行不良を起こし、歯周病の悪化を招き、治りが悪くなります。自分で喫煙しなくても隣で吸われたら同じことです。食事する場所では隣の人に気使いそろそろ禁煙にすべきではないでしょうか。有名人、親戚、友達と、無念の途中死を増やさないために、そして、私たちができるだけ長く健康を維持し、発病を遅らせるためにも禁煙をおすすめします。

1996年2月マイタウンらぶりぃあさお掲載
健原的な生活3
高齢化に伴い、日常生活で、寝たきりの方でなくてもヘルパーの方や、家族の方に頼らなけれぱならない人が確実に増えてきています。私たちが、年とっても健康でいられ、他の方の手を煩わす機会を少なくするために、今からの生活をどのように過ごすかを考えていかなけれぱと思います。仕事や、やりたいことに追われて、忙しく毎日を終わらせていないで、もっとシンブルにゆとりのある生活で人生の最後の瞬間まで生きていくことができれぱよいのですが。終わり良ければ全て良し。そのためには正しい知識と実行力で、健康を逃がさないよう工夫してください。私たち医療従事者はそのお手伝いをします。でも、行動を起こし健康を逃さないようにするのは、あなた自身の決意が大切なのです。今日からでも遅くありません。検診・運動・禁煙です。

1996年3月マイタウンらぶりぃあさお掲載
白い歯を守るために1
歯の変色の原因には生まれつきのものと、虫歯やぷつけたりして色の変わったものがあります。生まれつきのものには、抗生物質による全歯にわたった変色と、エナメル質の形態異常によってできた部分的な変色があります。虫歯やぶつけて神経が死んでしまった歯は黒く変色してしまいます。このように変色している歯を白くするにはいろいろな方法があります。歯のまわりを一層削ってかぷせる方法、歯の表面のわずかな厚みだけ削って薄いセラミックを貼り付けるセラミックベニア法、歯を削らずに歯の中に薬を入れて中の象牙質を白くする漂白法、あるいは表面から薬を塗布する漂白法、などがあります。また、変色原因によって適した方法があるので担当の先生にご相談ください。

1996年4月マイタウンらぶりぃあさお掲載
白い歯を守るために2
最近一本千円もするような歯磨き粉が売っていますが、私たち歯医者からみても、とても高すぎると思います。これを使うことで歯が白くなったり、歯が強くなったりすることをうたっていますが、一番恐いのは研磨材が入っていることです。歯のエナメル質より弱い研磨材が入っていても、10年たてぱ歯のエナメル質が削れて根が露出したりして、しみてきます。いわゆる知覚過敏です。あなたの使っている歯磨き粉で10円玉を磨いてみると、あっという間に金属酸化膜が削れでピカピカになります。歯をきれいにするのに研磨材歯磨き粉ではなく、口の中の細菌の繁殖を防ぐ抗菌剤の入った液体の歯磨剤でいいと思います。6か月ごとに定期的に衛生士さんに口の中を掃除してもらうことが歯を白く保つだけでなく、健康を保つという意味で十切なことだと思います。

1996年5月マイタウンらぶりぃあさお掲載
白い歯を守るために3
行楽シーズンでお天気がいいのは気持ちがいいですね。しかし、水不足は深刻な悩みです。ふだんの生活から節水を心掛けたいものですが、歯磨きの時、あなたはどうしていますか?歯磨き粉で泡だらけの口をゆすぐのにムダな水を使っていませんか。水りムダだげぐなく、下水管に流れていった泡立った汚水は海を汚してしまうのでしょう。確かに些細なことですが、身近なことでできることから始めませんか。歯を磨くのに、重度の歯周病の方を除いて水で十分だと思います。歯唐き粉はいりません。歯ブラシを水で湿らせる程度でじっくり順番を決めて磨いてください。その後、歯ブラシでは届かない歯間部をフロス(糸ようじ)を通して、よくゆすぎましょう。そして白い歯を保つためには、6か月毎に歯科衛生士さんに歯石除去と曲と歯ぐきのクリーニングを受けることをおすすめします。

1996年6月マイタウンらぶりぃあさお掲載
白い歯を守るために4
たぱこを吸う人はもちろん、吸わない人でもお茶やコーヒーをよく飲む方で気になるのは、歯の表面のヤニや茶色の汚れ、歯の黄ぱみで、これはなかなか家庭では落とすことができませんし、研磨剤入りの磨き粉で毎日ゴシゴシやるのもいけません。エナメル質は磨り滅り、歯肉は退縮し根面露出を起こします。半年に一度クリニックでクリーニングを受けましょう。とても細かい塩の粒子を吹き付けることで、着色を落とし、本来の白さを戻せます。歯石も細菌の温床となり、歯周炎を引き起こすので、同時に衛生士さんに取ってもらって下さい。歯石は歯肉のポケットの中、歯の間など見えないところの根面にがっしりこびりついているので、ホームケアでは除去できないのです。クリーニング後一時的に歯がしみたりしますが、すぐに治ってきます。

1996年7月マイタウンらぶりぃあさお掲載
白い歯を守るために5
歯のエナメル質の97%以上がハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの結晶でできています。CMで流れる歯磨き粉の中に含まれている薬用アパタイトとは確かに親和性はあると思われます。しかし、再石灰化の作用よりも、研磨作用の強さが問題でしょう。この種のアパタイトを含む歯磨き粉には研磨剤の表示が明確でなく、使い続けるとエナメル質が削れ、歯肉の退縮と根面露出で知覚過敏症を引き起こすことになります。例えぱタバコのケースには吸いすぎに注意しましょうと書いてあります。でも、歯磨き粉の箱には、使いすぎに注意とは一言も書いてありません。知らない人にとっては問題だと思います。ぜひ使ってみたいという方は、歯科医院で衛生士さんよりブラッシングの方法を教わってからにすることをお勧めします。

1996年8月マイタウンらぶりぃあさお掲載
白い歯を守るために6
海外では過酸化物配合で漂白作用のある歯磨き粉が出回っていますが、日本では市販の歯唐き粉には配合が認められていません。怪我や虫歯や薬で変色してしまったもので神経のない歯は直接、中に漂白剤を入れ、白くすることができます。しかし、神経のある歯では、表面から作用させるので効果は劣り、後戻りが3ヶ月ぐらいです。過酸化水素による歯の漂白は、歯をもろくするとの発表もあります。エナメルの有機物を溶かしてしまうからのようで、酸の作用を受けやすくなり、虫歯になりやすいといえます。特に歯肉のポケットの所、エナメル質と根面セメント質の境目で虫歯になりやすいのです。漂白した歯は、一部溶解したところを再石灰化するためにフッ素塗布や徹底したオーラルルア/プラークコントロールが大事になってきます。

1996年9月マイタウンらぶりぃあさお掲載
白い歯を守るために7
「白い歯」のブームにのって輸入物で過酸化物配合の漂白作用のあるものを目にするようになりました。手軽に家で歯を白くできるのが売りのようですが、思った程白くもならず、副作用としての弊害もありますのであまり使ってほしくありません。元来、人の歯はアイボリーで、真っ白ではありません。アメリカの女優のジュリア・ロバーツに好感がもてるのは、歯が白いからではなく、顔の中での歯並びがきれいで健康的な口元だからだと思います。顔の表情を作る筋肉のうち、半数以上が口の回りの筋肉で、微妙な表情をつくることができます。歯並びが悪いと唇も変形して、口元がゆがんで不自然になります。また、虫歯を放っておいたり、入れ歯が合わなかったりして、片側だけで噛んでいても筋肉が左右アンバランスに発育して顔がゆがんでしまうことがあります。

1996年10月マイタウンらぶりぃあさお掲載
栄養のバランス
健康に気を使う人が増えてきたのか、忙しい人が増えてきたのか、ビスケツトや錠剤の形になった栄養補給の食品を朝食代わりやおやつの時に食べることが多くなりていませんか。これらはバランスのとれた食品だと書いてあることが多いですが、実際調べてみるとアンバランスのものが大半を占めるようです。中には4日分のビタミンを含む物があったり、タンパク質は1食分の3分の1以下という物もあるようです。脂溶性ビタミンを多く取り過ぎると、胎児に先天性異常などの障害を起こすこともあるといいます。またカルシウムの吸収には、マグネシウム、リンのバランスが大事で、このマグネシウムの比がかなり低い物が多いようです。マグネシウムが不足すると、神経疾患、心疾患、不整脈の誘因になるといいます。手軽な健廉食品だけに、表示を確かめながら選ぶ眼を養いたいものです。

1996年11月マイタウンらぶりぃあさお掲載
栄養のバランス

私たちは毎日いろいろな食べ物を食べています、形がわからなくなっている物や、何が入っているのかわからない物が多い中、少しでも意識して、健康な食べ物をバランスよく体に取り入れてほしいと思います。毎日食べる物のバランスをピラミッド形にしてあります。参考にしてください。

油脂、砂糖は極力少なめ

牛乳、チーズ、ヨーグルト 10%

肉、卵、魚 10%

野菜 20%

果物15%

パン、こはん、パスタ、麺類 45%

この安定バランスを守ることが健康の第1歩となります。


1996年12月マイタウンらぶりぃあさお掲載
タバコと歯周病
喫煙は、全身のいろいろな癌の最も重要な要因のひとつであり、日本での癌死亡の32%に関わっているといわれています。特に肺癌では71%と高くなっています。また、様々な病気と直接関連があることが明らかにされ、最近は歯周病がこのリストに加わりました。喫煙の口の中への影響は、若い世代に始まっています。しかも全身的な病気と違って発見しやすい部位に発生しますので、定期的な検診と早期の処置と禁煙などで、早めに治癒させることが可能です。歯周病にかかる方は、喫煙している人が多く、煙草を吸わない人に比べて、一般的に治りが悪くなっています。特徴としては、外見上歯肉の炎症はあまり強くありません。よくみがいている方でも、白覚症状がないまま、歯を支えている骨の吸収が大きく進んでおり、発見が遅れることになってしまいます。