ココロとカラダの健康セミナー 講師 窪山 佐和子 様

竹中

酵素が働かないと死を迎える。

体内酵素の生産量が激減した時に死が訪れる。
栄養素を分解し、腸壁から吸収できるように働くタンパク質のことを酵素という。
この酵素を使い切った時、代謝できなくなり死を迎えるらしい。

酵素をつくる能力は、一人一人遺伝子によって決まっており限界がある事がわかってきた。
一生のうちで作られる酵素のことを潜在酵素という。

潜在酵素は、大きく分けると2種類に分けられる。

@代謝酵素・・・*吸収された栄養を体中の細胞に届けて、有効に働く手助けをする。
(新陳代謝)
*毒素を汗や尿の中に排出する。(有害物の除去)
*からだの悪い部分を修復し、病気を治す。(自然治癒力)
*免疫力を高める。

A消化酵素・・・*デンプン  →ブドウ糖に分解(アミラーゼ)
*タンパク質 →アミノ酸に分解(プロテアーゼ)
*脂肪    →脂肪酸に分解(リパーゼ)

食べ物が豊富な現代に、ストレス過多の現代人は食べ過ぎたり、腸の能力がダウンすると、食べ物の消化作業が困難になり、代謝酵素が消化酵素として働いてしまい老廃物や脂肪が蓄積され、太りやすい体質になってしまう。
大切なのは、腹八分目の食事を意識すること、多くても少なくてもダメである。代謝酵素の十分な働きをし脳の活性化にもつながる。

摂取して良い油と悪い油

その前に、まずオメガとは。。。

オメガは、必須脂肪酸と知られ細胞膜の構成要素であり、脳の*ホメオスタシスと神経組織に重要な働きをする。

オメガは、ホルモンのバランス調整にとって重要で、身体を活発に維持するために欠かせない自然の成分である。

*ホメオスタシス・・・外部の環境の変化から体を守り、体内環境を維持しながら生存を確保しようとする働き。

オメガ脂肪酸は、オメガ3、オメガ6、オメガ9の3種類がある。

オメガ3・・・ALNA(αリノレン酸)
EPA(イコサペンタエン酸)
DHA(ドコサヘキサン酸)

オメガ3の基はALNA(αリノレン酸)で植物性食品に含まれている。

ALNAを摂れば、代謝経路を経て、EPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を作り出すことができる。

魚にEPAやDHAが含まれるのは、魚などの海中動物は、海草やプランクトンに含まれるALNaから植物関連を経路しながら、代謝によってEPA、DHAを作り出す。

オメガ6・・・コーン油、ゴマ油、マヨネーズなど一般的な植物油の主成分であるリノール酸や動物性の脂肪、アラキドン酸などがあります。リノール酸は体内でアラキド酸に変わります。

現代の日本人の食生活は、オメガ6系列の脂肪酸を過剰摂取している状態である。
コーン油や紅花湯、ひまわり油などに多く含まれているオメガ6は、現代の食生活では過剰に摂取されていますが、オメガ3が含まれている油は、十分な量を摂取していない。

動物性の脂肪は、牛や豚など人間よりも体温が高く、これらの脂肪が解ける温度が高いめ体温の低い人間が摂りすぎると血管や血液に悪影響を及ぼす。
1970年代にリノール酸は、動物性脂肪と比べて血中のコレステロール値を下げるということから、健康に良いとされていたが、近年では、長期にわたって多く摂取し続けると心疾患やガンなどが増えることがわかった。

紅花油(サンフラワー油)やコーン油、ひまわり油、綿実油を、健康に良さそうと思って使っているのでないでしょうか?これらの油は、安価ということもあり、加工食品やお惣菜、お菓子類に使われています。

つまり毎日の生活の中で、リノール酸を含むオメガ6系列の脂肪酸を異常に摂りすぎているのである。

リノール酸は、必須脂肪酸ではあるが、オメガ6とオメガ3の摂取量のアンバランスが様々な病気の原因だといわれている。

オメガ3−細胞膜を柔軟にし、炎症性の反応を鎮める
オメガ6−細胞膜を硬くし、炎症性の反応を引き起こす。

オメガ6の過剰摂取により、脂肪酸のバランスが崩れ炎症性の反応が強くでてしまい、発ガンや体内のガン成長に大きくかかわってくるということになる。

αリノレン酸はオメガ3です。
αリノレン酸は、体内でDHAやEPAに変化し、血液をサラサラにするようです。

リノール酸を過剰摂取するとアレルギを引き起こすといわれています。
αリノレン酸が抑制させることがあるので、オメガ6・オメガ3はバランスよく摂取する必要がある。

オメガ3のEPA(イコサペンタエン酸)は、4%程度しか代謝されず、オメガ6が代謝を阻害する。
最も効率よくオメガ3を摂るには、サプリメントの活用もよい。

魚油は日本人にとってオメガ3のよい供給源であった。
かつての日本食は、低脂肪だっただけでなく、オメガ3、オメガ6の摂取バランスが良く、世界的に見ても理想に近い脂肪の取り方をしていた。
しかし、食生活の欧米化で魚や野菜嫌いが増え、魚の消費量が減るにつれ肉料理が増えたことと、植物油の摂取が増えたことで、、オメガ3の脂肪酸を摂る量が減ってきた。
これを簡単に補うため、最近では、EPAやDHAを添加した食品やサプリメントが多く発売されている。
しかしこれらだけでなく、αリノレン酸の亜麻仁油を摂れば、体内でEPA/DHAに変わることが明らかになった。

亜麻仁油は、現代に足りないオメガ3の優れた供給源である。

オメガ3は、加熱すると酸化しやすいため、亜麻仁油などのオメガ3系の油は加熱せずに摂取する必要がある。
オメガ3の摂取量を上げるためには、青魚をしっかり摂取し、EPAのサプリメントを摂取することがよいであろう。

オメガ3系の油を比較的多く含む、シソ油(60%)、亜麻仁油(45%)はなかなか入手しづらい。(%が少ないものはいろいろある。)
代わりに、αリノレン酸を10%も含みリノール酸は20%と少ない、新なたね油(キャノーラ油)は、加熱料理には良いのではといわれている。
オリーブオイルも良い。

αリノレン酸が多く含まれている食べ物

かぼちゃ・ねぎ・ピーマン・トマト・ほうれん草・大豆・青魚・えごま・しそ・白菜・キャベツ・大根・味噌・果物・海藻類などが上げられる。

特に冬野菜に豊富に含まれている。

どんな油脂製品にどんな「脂肪酸」がたくさん入っているのか?

上の表にあるマーガリンは、コーン油、紅花油、大豆油、綿実油などが原料として使用されるが、含まれる脂肪酸はリノール酸である。

マーガリンには、リノール酸だけでなく、トランス脂肪酸も含まれている。

トランス脂肪酸は、ショートニングやマーガリン、ファットスプレットなど植物油(液体)に水素添加をした硬化油に含まれている。
化学式の分子構造がプラスチックと酷似している。
常温で解けないことからも、プラスチックオイルや腐らない脂とも言われている。
要するにプラスチックを体内に入れているのと同様である。

ショートニングは、お菓子やクッキーやファーストフードのフライ用に使われている。サクサク感がでて食感がよくなるため、よく使われている。
ファットスプレットは、水分の割合が多いため低カロリーでソフトな感食になる。

トランス脂肪酸は、悪玉コレステロール、動脈硬化、心臓疾患、ガン、免疫機能、 認知症、不妊、大腸炎やクローン病、アレルギーやアトピーと様々な疾患へと悪影響が報告されている。
2003年以降トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制・禁止する国が増えてきました。

日本ではまだそこまで、規制はないです。

H18〜19年に調査した表です。  
赤字は、1%以上の含有量を示している。↓

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_kihon/content.html

トランス脂肪酸は、あらゆるものに入っています。トランス脂肪酸を減らすことも大切だが、オメガ3とオメガ6をバランスよくすることがより重要である。

オメガ3、オメガ6と調べていくうちに、ショートニングやトランス脂肪酸など確かに摂取量が多いなと思いました。

理想はオメガ3とオメガ6のバランスは、1対1が理想で、1対1〜4が範囲であるようだ。
これから、気をつけて摂取したいと思います。

2011年10月11日 提供:ココロとカラダの健康セミナー 講師 窪山 佐和子 様