ココロとカラダの健康セミナー 講師 窪山 佐和子 様

迫田 麻奈美

 酵素とは、生命維持に欠かせないたんぱく質です。
あらゆる生命活動の媒体となるたんぱく質が酵素ですが、普通のたんぱく質とは異なり生命力を内在したたんぱく質です。
呼吸や消化、手足の運動も酵素があってこそ。つまり酵素なしでは私たちは一瞬たりとも生きられないのです。当然、ダイエットに欠かせない脂肪燃焼や新陳代謝も、酵素がなければ成り立ちません。
もともと体内にある酵素ですが、加齢で失われるので代謝力がダウンし、食事で取り入れることでフォローできますが、熱に弱く生の食材からしか取れない性質があり、意識しないと酵素不足に陥ってしまいます。

酵素には2つの働きがあります。
ひとつは老廃物の排出や新陳代謝のために働く代謝酵素。
もうひとつが食べた物を消化させる消化酵素です。
食べ物が豊富な現代、ストレス過多の現代人は食べ過ぎたり、腸の能力がダウンすると、食べ物の消化作業が困難に。すると、代謝酵素が消化酵素として働いてしまい老廃物や脂肪が蓄積し太りやすい体質になってしまいます。

・腸ダイエット
食物繊維たっぷりの食事で腸内環境を整え、腸をマッサージして本来持つ消化、吸収力をサポート

・マクロビダイエット
雑穀や玄米を主食に、野菜や豆腐、海藻類、発酵食品を摂取する。

・ローフードダイエット
果物、野菜、スプラウトなどを加熱せずにとること、食物内の酵素やビタミン類を効率よく吸収。免疫力や代謝力がUPする

・朝ジュースダイエット
朝、旬の野菜や果物を使った手作りジュースを飲む。むくみ解消、便秘解消、美肌になるなど美容効果に効果あり。

・プチ断食
胃腸を休めるために、水分と塩分で過ごしたり、酵素入りのファスティングジュースを活用し、腸内のリセットと代謝を高める。
今流行りのダイエットのキーワードはすべて酵素です。
食物から酵素をたっぷりとって体内の酵素の活性化を高めるのです。

・酵素とダイエットの関係性は、酵素の活躍=代謝の促進。
酵素が効率よく働く体が理想の形なのです。
体内にある酵素は潜在酵素と呼ばれ、食べ物の消化に携わる消化酵素と細胞の代謝や老廃物の排出などに携わる代謝酵素に振り分けられます。しかしこれらは、消化酵素を使いすぎると代謝酵素が消化活動にまわってしまうという相関関係にあるのです。
酵素ゼロの食事や消化に負担のかかる食事ばかりしていると、ダイエットに肝心な代謝酵素が機能せず、脂肪が蓄積。逆に、代謝酵素が活発に働く体に導けば、脂肪がどんどん燃えるのです。

・酵素ダイエット上手にするコツ
消化に負担がかかる食べ過ぎやジャンクフードの摂取以外に、夜更かし、冷え性、ストレス過多などに対応するために酵素は浪費されてしまいます。
これまでの生活習慣の見直し、酵素のムダ使いを防ぎ酵素パワーを引き出すための必須条件。また、生のものから酵素をたっぷり摂る食生活にチャンジするのも有効。
すると、消化酵素の働きがスムーズになり、余った酵素が代謝酵素として働く為、やせやすい体質になります。
ほかにも、酵素が働きやすい時間帯を覚えたり腸をキレイにして酵素が働く環境を整えたりすることが、酵素ダイエットには有効です。

*体に良い油・悪い油
良い油
・オメガ3(主に青魚やくるみに含まれている)
血管を柔らかくして細胞代謝を正常化にする。魚に多く含まれるEPA・DHAが多く脳神経を活性化する働きがある。

・亜麻仁油
40度以上に加熱をしていない。
黒いビンで保管する。
毎日大さじ1〜2を摂取するのが理想。

・オリーブオイル
黒いビンで保管。一般的な油として使用してOK.

悪い油
・トランス脂肪酸
ジャンクフードに多く含まれており特にマックなどのフライドポテトは最悪。
・マーガリン
バターの代わりとして多くの食品に含まれているが体内で消化酵素が分解できないため蓄積され身体へ悪影響を与える。
マーガリンとバターを外に置いて実験してみたらバターは溶けていくがマーガリンは何時間放置しても全く溶けなかったみたいです。
・ショートニング
サクサクした食感のものに多く含まれている。マーガリン同様体内で分解できない。

*粗食とバランス
日本の酵素食品(味噌・納豆)は余計な成分がなく食品本来の栄養素をそのまま身体に取り入れることができる。
玄米は殻に農薬が付着しているものもあるので無農薬を選ぶことが望ましい。
牛乳も良くない。
ま・・・豆類
ご・・・ごま
わ・・・わかめ(海藻類)
や・・・野菜
さ・・・魚
し・・・しいたけ(きのこ類)
い・・・イモ類
これら7種類をバランスよく摂ることが理想です。

講義を聞いて、びっくりしました。
今まで何とも思わず食べていたものが、それほどまで体に悪いとは
思ってもみませんでした。
自分自身は年齢からか、最近和食を好むようになりましたが、
家族にもできる限り体に優しいものを食べさせようと思いました。

2011年10月11日 提供:ココロとカラダの健康セミナー 講師 窪山 佐和子 様