Lesson214


和田アキ子さん、COPD広報大使に


 歌手の和田アキ子さんが11日、日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーの製薬2社から、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)広報大使」に任命された。COPDは、主に喫煙習慣が原因で呼吸機能が低下していく病気で、和田さんはこの病気の早期発見、早期治療を訴えていく。

 都内で開かれた会見で和田さんは、「かつては1日に2箱半ほどたばこを吸っていたが、2008年にCOPDと診断された」と告白。「医師から『このままだと歌えなくなる』と聞いて一念発起し、きっぱりやめました」と話した。

 禁煙により、「メークのノリもいいし、声のはりも違うし、いいことずくめ」だという和田さんは、「芸能界から啓発を進めたい。まずはヘビースモーカーのさんま(明石家さんまさん)に電話して受診を勧めます」と、広報大使らしく抱負を述べていた。

 会見にはサプライズゲストとして、お笑いコンビ「スピードワゴン」の、井戸田潤さんと小沢一敬さんも登場。ともに喫煙者の2人が「肺年齢測定器」で計測したところ、井戸田さんが実年齢プラス15歳の53歳と、COPD予備軍に“認定”された。2人は「40歳以上で喫煙される方は、いますぐチェックして!」と声を上げていた。

(2011年5月11日 提供:読売新聞 )