Lesson161


全面禁煙ということを、
ちっくと考えてみんかい?
においが問題なんじゃない、
あんたの命の問題じゃが


全面禁煙議論と一緒に考えたい、自分のタバコ臭さと戦う術

 厚生労働省が2月25日、不特定多数の人が利用する施設を原則として全面禁煙とするよう、全国に通知。禁煙・分煙化が進む昨今、「以前よりタバコのニオイが気になるようになった」という人も多いのでは?

 一方で路上禁煙の広がりもあり、愛煙家は狭い喫煙スペースで、モクモクと煙を立てる毎日。肩を寄せ合いながら…という状況では、必然的にニオイも残りやすくなります。受動喫煙への対策は当然だけれど、これ以上白い目で見られたくない!

 というわけで、ニオイのスペシャリスト「臭気対策アドバイザー」の石川英一さんにお話を伺いました。そもそもタバコのニオイって、なぜあんなに残るんですか?

 「タバコのニオイは、『空気中に漂うニオイ』(約90%)と、『周囲のものに付着するニオイ』(約10%)に分類されます。やっかいなのが後者で、含まれる物質は2000種類以上。ベタベタとくっつくタール類とニコチンが中心なので、タバコを吸う限り、ニオイを全く残さないのは無理ですね」

 なるほど。では、服につくニオイを抑えるために、有効な対策とは?

 「ツルツルした表面の服を着ること。撥水性があり、煙粒子を引き寄せる静電気も発生しないスキーウェアがベストですが、普段から着るのは難しい(笑)。手っ取り早いのは、衣類用の防水スプレーを使うことですね。布製品用の消臭スプレーも、あらかじめ吹きつけておくと、ある程度ニオイの付着防止効果があるんですよ」

 例えば、タバコのニオイを打ち消してくれる香りはありませんか?

 「香りの相性により、特定のニオイを和らげることを『マッチング』と呼ぶのですが、タバコの場合は、『柑橘類の香り』が効果的。私はホテルでタバコ臭い部屋にあたった場合、オレンジの皮を置くようにしています。マッチングの好みは国により違いがあって、ヨーロッパではウッディーな香りが良いとされているようですね」

 石川さんのお話を総合すると、タバコのニオイを抑えるには、「事前に防水スプレー」「喫煙後に柑橘系の消臭スプレー」の両面作戦が効果的みたい。狭い喫煙所でも、これで安心!?
(橋川良寛/blueprint)

(2010年4月13日 提供:web R25 )